戦姫絶唱シンフォギア 響くぜ!絶唱!!   作:海空来

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【番外編】絶唱しないし響かない Part3

①入学してしばらくした頃

切歌

「という訳デスが…」

調

「うん、ありだと思う」

 

切歌と調は何やら寮で相談中

 

調

「けど、変な目で見られたらいけないから、学校で言っちゃダメだよ」

切歌

「了解デース、じゃあ明日リクさんに一緒にお願いするデース」

 

───────次の日───────

 

S.O.N.G、シミュレータールームにて

 

翼、マリアを除く装者は訓練を終えて休憩していた

 

「今日も疲れたね〜」

クリス

「こりゃ帰ったらすぐ寝ちまいそうだ…ふわぁ…」

リク

「ライハとの特訓がこんな形で役立つなんてなぁ」

 

リクが改めて筋肉を確かめているとリクの前にきりしらが立った

 

切歌

「あの、リクさん」

リク

「ん?どうしたの切歌ちゃん、調ちゃん?」

 

リクが微笑みかけると、2人は頬を紅潮させた

 

調

「あの…その…私達」

切歌

「リクさんのこと…お兄ちゃんって呼んでもいいデスか!?」

「ふぇっ?」

クリス

「はぁぁぁっ?!」

リク

「えぇっ!?また、どうして?」

 

2人の話によると、2人とも兄弟というもの、特に兄に興味があったという

姉はマリアがそのような感じなので問題は無かったが、兄に関しては半ば諦めていた

ソラの事をそう思っていた時もあったそうだが、直接“お兄ちゃん”と呼ぶ事は叶わなかったとか

 

リク

「そっか…まぁ僕は問題はないよ」

クリス

「お前っ、そんな勝手に…」

 

クリスは許さないぞと言わんばかりに立ちあがるが、リクが抑える

 

リク

「まあまあ落ち着いて、別に彼氏になって欲しいってわけじゃないし…ソラに出来なかったことをさせてあげたいんだ」

クリス

「うぐ…それは…」

調

「学校ではもちろんリク先輩って呼びます、ちゃんと示しはつけますから」

切歌

「お願いしますデス!」

 

きりしらは深く腰を折った

クリスは溜息を吐きながら座る

 

クリス

「ったく仕方ねぇな…リクを誘惑するような事すんじゃねぇぞ」

調

「っ…ありがとうございます!クリス先輩!」

切歌

「ありがとなのデス、クリス先輩!」

クリス

「っ…ふふっ」

 

クリスは先輩と呼ばれた事に満足そうに微笑んだ

 

「クリスちゃんこんなに柔らかくなるんだ〜」

クリス

「っ!お前はいい加減後輩の前では先輩って呼びやがれ!」

いひゃい!いひゃいよクリフひゃーん!!!(いたい!いたいよクリスちゃーん!!!)

 

クリスが響の頬を引っ張る様子を見て苦笑するリクの前に改めて調が立つ

 

調

「じゃあ、よろしくお願いします、リク…お兄さん…///」

 

 

ドクンッ

 

僕は自分の体温が急上昇していくのがわかった

可愛い…//

僕が固まっているとさらなる一撃

 

切歌

「どうしたデスか?リクお兄ちゃん?」

リク

「ウッ…//」

 

僕は顔を逸らした

僕は結構不味いことを了承してしまったのかもしれない

ふと顔をあげるとそこには、顔を紅くし、しかめっ面のクリスの姿があった

 

クリス

「今どう思った?素直に言えば許してやる…」

リク

「えっと、可愛いと思いました…」

クリス

「私よりかっ?!」

リク

「いいえっ!」

クリス

「ならよしっ!」

 

クリスは安心したように溜息を吐く

 

クリス

「浮気すんじゃねぇぞ」

リク

「滅相もございません…」

 

これは長い戦いになりそうだ…

 

②入学してしばらくした頃

 

───放課後────

 

リク

「今日は特訓無かったよね」

クリス

「だな、今日はどっか一緒に行くか?」

 

最初こそ恥じらいを持ち続けていた彼女は、ある程度リクであれば素直に誘えるようになっていた

リクがどこに行こうか悩んでいると…

 

切歌

「リクお兄ちゃ〜ん♪」

リク

「ぬわっと!?切歌ちゃん危ないよ…」

 

切歌が突然リクに後ろから抱き着いたのだ

調、そしてセレナもすぐに追いかけてきた

 

調

「ごめんなさい、切ちゃんがすぐ走って行っちゃって」

セレナ

「おふたりから聞きましたよ!私も兄さんって呼んで良いですか?!」

リク

「せ、セレナちゃんも?別に…いいけど…」

切歌

「3人姉妹デース!」

 

はしゃぐ切歌に対してクリスの手刀が叩き込まれた

 

切歌

「あいたっ…」

クリス

「お前らなぁ〜…!示し付けんじゃねかったのかよ!」

 

調

「ごめんなさい…」

 

調は申し訳なさそうに頭を下げる

 

リク

「この人数で遊ぶとなると何処がいいのかな…」

 

リクは頭を悩ませたが、セレナが手を上げる

 

セレナ

「はーい!私!カラオケ行ってみたいです!」

クリス

「カラオケ?」

リク

「…確かに僕達らしいかもね、だったら響や未来も誘ってみよっか」

 

クリスは“折角2人きりで出かけられると思ったのに”という思いを飲み込みつつリクが端末を操作するのを眺めた

 

リク

「あちゃあ…」

クリス

「どうかしたのか?」

リク

「響が補習受けてるから先に行っててってさ」

クリス

「だったら仕方ねぇな」

 

クリスはフッと笑うと切歌と調の肩を掴んだ

 

クリス

「あん時の決着、まだつけてなかったよな」

切歌

「そうデスね〜…」

調

「リベンジバトル、先輩といえど、負けません」

クリス

「望むところだっ!」

 

 

 

③入学してしばらくした頃

 

どうにかギリギリ、響達も合流することができ、みんなで大部屋に入った一行

 

「あは〜こーんな広い部屋初めてだよ!」

未来

「いつも2人でしか来ないもんね〜」

 

そして、リベンジバトルに入った切歌と調はと言うと…

 

切歌

「ほとんどが700円超え…ご馳走デース……」

調

「今まで考えられないようなものばかり、チーズをそのまま揚げるなんて…」

リク

「違うとこで感動してる…」

 

ちゃんと曲を選んでいるのはクリスとセレナくらいだった

 

セレナ

「へぇ〜…曲をこちらで選ぶんですね」

クリス

「お前らも早く選べ!連曲になっちまうぞ?!」

 

そして、トップバッターはもちろん

 

セレナ

「私です!」

リク

「頑張って〜!」

切歌

「リラックスするデース!」

 

【〜♪ポーカーフェイス】

 

セレナの歌った曲はとても可愛らしい曲であった

 

 

そして歌い終わり

 

セレナ

「ふぅ、ちょっと恥ずかしいですね」

調

「可愛かった、セレナ」

「セレナちゃんもこの曲みたいな恋ができるといいね〜♪」

クリス

「お、次の予約入ってる…次は…」

 

【〜♪現着ッ!電光刑事バン】

 

未来

「これ秋桜祭りで板場さん達が歌ってたのだよね」

切歌

「誰が歌うデスか?」

 

すっとマイクをとったのは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リク

「君から届いた110番、緊急出動〜!」

 

「リク君!?」

クリス

「そういや見てたとか言ってたな…」

 

そんなリクの歌いっぷりは、さすがドンシャインオタクということもありヒーローソングが肌に合ってるようで堂々かつ繊細な歌だった

 

リク

「夢が消えた、街角に〜…愛が消えた、暗闇に〜

潜む、悪を倒すため現着ッ!バババーン!電光刑事バ〜ン!」

 

曲が終わるとリクはすっとマイクを置いた

 

リク

「これをコスプレして板場さん達歌ったんだよね…凄いな」

クリス

「お前もなかなかだったぞ、カッコよかった」

未来

「ヒーローものの歌が合ってるのかもね、さすがヒーロー」

調

「でもリクお兄ちゃん、ちょっと音量気にして欲しかった…」

 

この曲、間で叫ぶ所があるのだがリクはいつものようにシャウトをかけてしまったのでかなりの音量になってしまったのだ

 

リク

「あぁ、ごめんね…」

セレナ

「私はライブみたいで楽しかったです!」

 

とまぁ、こんな具合

響、未来、と続き、きりしらは再び、ORBITAL BEATを歌い切って見せた

 

調

「次はクリス先輩」

切歌

「何でも来いデスよっ!」

クリス

「よぉし、言ったな?」

 

クリスはそう言うと、マイクを握る

 

流れた曲名は

【〜♪キボウノカケラ】

最近ヒットしたナンバーだ

 

「あれ、これ一応デュエット曲だよね」

未来

「うん、男性パートと女性パートに別れてる…」

セレナ

「もしかして…」

 

ふと皆が静かだった一人の方を向くと、彼は微笑みながらマイクを握っていた

 

リク

「ふっふーん♪」

切歌

「リクお兄ちゃん!?」

クリス

「ソロで挑むたぁ言ってねぇだろ?」

調

「なんとびっくり…」

 

そして歌が始まる

 

クリス

「夕焼けに、照らされて、夢中で語り合う〜♪」

リク

「目指してる、あの場所は、もうすぐだと信じて〜」

 

クリス・リク

「誰だって、それぞれ、抱えてるもの胸にあって

逃げ出したくなるような事も、時にあって

だから仲間と、支え合ってくんだ〜♪」

 

打ち合わせでもしたかのように、二人の息はピッタリだった

そして、サビに入る

 

リク・クリス

「行こう!最高の明日を掴むために〜

道なき道をもっと自由に〜

一人きりでは、出会えなかった、温もりが、今〜

強く強く手を 引いてくれる〜♪」

 

そして2人はフルコーラスを歌いきって見せた

その余韻の最中、自然と拍手が沸き起こった

 

調

「これは完全敗北、悔しいけど」

セレナ

「お二人とも、素晴らしいです!」

「カップルならではの呼吸だねッ!」

未来

「もう響茶化さない、でもほんとに良かったよ」

切歌

「さっすがお兄ちゃんデース!」

 

クリスもリクもそれを聞くと照れくさそうに頭を掻いた

 

その後、彼女達は2時間ほどカラオケを続け解散したとか

 

 

 

④入学してしばらくした頃

 

一方その頃、ロンドンでは…

 

「でもそうね、もしも裏切ればっ〜、切り刻みますっ!恨みの刃でぇ〜!」

 

マリア

「この剣…どれだけ演歌知ってるの…」

 

とは言えないマリアが翼と共にカラオケをしていたとかしていないとか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




【次回予告】
マリア
「私全然出なかったわね…」
調
「話に矛盾が出ないようにすると書くのが凄く難しかったんだって…」

「さて、そんな次回だが」
切歌
「わりと本編の流れであったり、しないフォギアだったりとやってきた作者が、これはやらねばと思い出したシンフォギア要素を書くらしいデスよ!」
クリス
「そんな要素あったか?」
未来
「ほらあれだよ、ゴニョゴニョ」
クリス
「はぁぁ!?あれはあたしらっつーかほぼ役者本人のっ!」
セレナ
「細かいことは無しです!」

「次回!戦姫絶唱シンフォギアG!響くぜ!絶唱!番外編!」





























クリス以外
「もしもBlu-rayの予告があったとしたら!」
クリス
「お前らだけ揃えんなぁ!」
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