後日、翼とマリアの帰国後、リク達はマリアのS.O.N.Gへの転属を促した功労者、愛染マコトに会うため司令室へ向かっていた
リク
「愛染さんってどんな人なの?」
マリア
「う~ん、そうね…ハイテンションで不思議な人だけど、悪い人じゃないって感じかしら」
翼
「正直な話をしてしまえば、私は少し苦手だ…どことなく底知れないものを感じた…」
翼はぶるっと身震いした
クリス
「先輩がそこまで言うたぁ穏やかじゃねぇな、多少警戒してたほうがいいかもしんねぇ」
響
「う~ん、よくは分かんないですけど、そういうものなんですか?」
警戒するクリスに困惑の響
どんな顔をすればいいかわからぬまま、指令室のドアを開けた
弦十郎
「お、来たか、紹介しよう彼が──」
その声を合図に、奥に座っていた白いスーツの男が機敏に立ち上がった
愛染
「私こそ、愛と善意の伝道師…愛染マコトです!」
突然の濃ゆいキャラの登場にマリア、弦十郎を除く全員が困惑し固まっている
愛染
「あれっ、ノーリアクション?!」
調
「あ、ごめんなさい…」
切歌
「ちょっと突然のことで、反応に困ったデス」
ド正直に切歌は答えてしまうが、愛染はというと…
愛染
「うんうん、素直なのは良いことだよ」
セレナ
「ふふっ、何だかおもしろい人ですね」
愛染の柔和な雰囲気に段々と、打ち解け始めたタイミングで本題へと入る
弦十郎
「彼はS.O.N.Gを設立する際に資金援助を施してくれた、陰の功労者なんだ」
クリス
「げっ、ほんとに功労者じゃねぇかよ」
マリア
「この人は最近発展を始めた企業、アイゼンテックの社長さんなのよ」
翼
「資金が潤沢なのはそういうわけか…」
愛染はえっへんと言わんばかりに胸を張っている
響
「すごい人なんですねぇ!」
愛染
「うんうん、すごい人なんですー」
リク
「それで今回はどうして?」
愛染は咳ばらいをすると、淡々と話し始めた
愛染
「アイゼンテックは独自の捜査ルートで今回の事件について調べてみた結果、敵はかつて栄えたテクノロジー、錬金術を武器に戦う自動人形だということが判明している。
そして、今回君たちが相手した以外にももう一人オートスコアラーは暗躍していたことが確認できた!」
リク
「もう一人、どうしてそれが…」
愛染
「マリア君が確認したエージェントの衰弱体、あれと同じものが付近で確認されてぇ~いるっ!」
調
「あんなのがまだいるなんて…」
切歌
「何人いてもアタシ達が──」
腕を構える切歌だったが、セレナがその腕を掴む
セレナ
「暁さん!」
切歌はバツが悪そうに腕を下す
愛染
「まぁあくまで分かっているのはここまでだから、あとはあの捕まえているエルフナインとやらに聞かないとだね」
愛染は時計を見ると、そろそろだというようにドアに向かう
愛染
「おっと、会社に戻らなければ…!むっ、長居は
慌ただしく出ていく愛染に声を掛けられる者はいなかった
その後、エルフナインの尋問へ移り、響が相対したキャロルこそが親玉で、この世界の解剖を目論んでいること
それを知り、エルフナインは逃げてきたこと
オートスコアラーはまだ二体いて、一体がガリィ、もう一体がミカと呼ばれること
あのノイズは錬金術で作り出されたアルカノイズと呼ばれる種類であること
錬金術に対抗するために聖遺物、魔剣ダインスレイフのかけらを持ってきたこと
そして、エルフナイン自体は性別の無いホムンクルスであることが判明したのだった
その夜、リクは一人考えていた
リク
「(相手は一瞬のすきも見せずに、僕のギガファイナライザーを狙いに来ていた…おそらく、ウルティメイトファイナルやウルティメイトガングニールに変身させないため…)」
さらには片手でロイヤルエンドを防ぐ防御力、ジードプルーフでさえも受け止められる可能性すらある
だが、ゼロはいない
救援に来るウルトラマンというのも音沙汰がない
リク
「僕は、どうすればいいんだ…」
リクはそのまま眠りにつくしかなかった
後日、響は未来、弓美、詩織、創世達と帰路についていたが、その道中に立ちふさがる影
響
「キャロルちゃんの仲間、だよね?」
ガリィ
「そして、あなたの敵…」
ガリィはいかにも人形ですといった動きで首をひねり、木陰から響たちを視界にとらえる
響
「違うよ!私はただ、人助けがしたいんだ!」
響が答えると、ガリィは心底いやそうな顔で舌打ち一つ
その手に構えた石のようなものを放り投げると、響たちを取り囲むようにアルカノイズが現れた
ガリィ
「あなたみたいに面倒なのを戦わせる方法はよぉく知ってるの…頭の中のお花畑を踏みにじってあげる♪」
ガリィが指を鳴らすとアルカノイズは一歩ずつ、5人に向かって歩き始めた
創世
「こいつ性格悪!」
弓美
「アタシらの状況もよくないって!」
詩織
「このままじゃ…」
響はやらねばやられると、ペンダントを取り出し歌おうとするが、、、
響
「───っ!」
響の口からは何も出てこない
何度も繰り返すが、むせ返すだけだった
未来
「響…?」
響
「歌えない…聖詠が、胸に浮かばない…ガングニールが応えてくれないんだ!」
リク・クリス
「ウルトラ、シンフォニーナビ!」
リク
「今回紹介するのは!」
クリス
「コイツだ!」
エボリューションカプセル
「ハッ!」
レム
「ウルトラマンジード、ウルティメイトファイナル
身長51メートル、体重4万2千トン、必殺技、クレセントファイナルジード、ジードが皆の願いを繋ぎ、絆を紡いだ究極形態です」
リク・クリス
「次回も見てくれよな!」
リク
「ノイズに襲われ、響がシンフォギアを纏えないピンチ、助けに入った僕も絶体絶命の危機。
響、君は今までなんのために戦ってきたんだ!?
次回、戦姫絶唱シンフォギアGX、響くぜ絶唱」
【微かな希望、砕かれて】
???
「見たか!俺の超ファインプレー!!」