戦姫絶唱シンフォギア 響くぜ!絶唱!!   作:海空来

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作者

大変遅くなってしまって申し訳ありません
色々と詰め込み過ぎた為、遅くなってしまいました
あとリアルが忙しく、上手く執筆するのが難しくなってきています
最後まで書くのは約束しますので申し訳無いですがまたお待ちください…


第4話 微かな希望、砕かれて【後編】

リク

「ウルトラマンダイナ!?もしかして、貴方がゼロが言ってた…!」

 

リクの表情がパァーっと明るくなるが、アスカは申し訳なさそうに手を振る

 

アスカ

「わりぃ、それは俺じゃないんだが…詳しくは落ち着いてから話す。それより彼女、大丈夫なのか?」

マリア

「心配ありがとう、でも平気よ…」

 

マリアは握っていたガングニールを見つめる

元々紅く輝くペンダントだが、血涙のせいでいやに呪われたものに見えてしまう

 

マリア

「(もしも、私がガングニールを手放していなければ…いや、それは私の未練、机上の空論だ…)」

 

マリアはふらつきながらも、響達の元に行く

 

マリア

「みんな、怪我は無い?」

創世

「はい、けど、マリアさんが…」

マリア

「私はそこまでヤワじゃないわ、あと…君のガングニール..」

「私のガングニールです!」

 

マリアが手渡そうとしたペンダントを響はその手から奪いとる

 

「この力は誰かを助けるための力!私が貰った!私のガングニールなんです!!」

 

その言葉にマリアはかつて、なぜキャロルと対峙したときに戦わなかったのか問いただした時、響が絞り出すように口にした言葉を思い出した

 

『この力で誰かを傷つけることが…凄く嫌なんです…』

 

マリアは腹こそたてたが、力を渡した自分がどうこう言える問題ではない

しかし、今の響は自分の力から逃げ出そうともしている

 

マリア

「──そうだ、ガングニールはお前の力だ、だから…目を背けるな!」

 

マリアは気付くと、響に詰め寄っていた

 

「目を…背けるな…」

 

響は俯くことしか出来なかった

 

 

 

 

 

 

【S.O.N.G本部司令室】

 

リク

「救援に来るはずの2人とはぐれた!?」

アスカ

「あぁ…この世界に来てるのは確かなんだ」

クリス

「おいお前、ふざけてんのか?!こっちがどれだけまずい状況か!」

 

クリスが声を荒げるが、翼がそれを制す

 

「様子からすると、襲撃…ですね」

 

アスカは頷いて説明を始めた

掻い摘んで話すとこうだ

 

・アスカは2人のウルトラマンと共にこの宇宙に現れた

・地球に降り立つ直前、ベゼルブの大軍に襲われ交戦になり、二人と離れ離れになりながらも撃退、自身は南極に降り立つ

・おそらく2人は日本に降り立ったとみて日本に飛来、程なくしてあの場面に遭遇したと言う

 

切歌

「デぇぇ…大丈夫なのデスか?」

アスカ

「なんだかんだ言いつつもウルトラマンだ、そう簡単にはくたばらねぇぜ」

 

刹那、アスカは耳に手を当てる

しばらくすると少し慌てた様子で話し始めた

 

アスカ

「悪い、戻らないと行けなくなった。仲間がピンチなんだ」

 

そういうことであれば仕方ないと、弦十郎は頷く

アスカはリーフラッシャーを取り出すがリクが呼び止める

 

リク

「待って!その2人って誰なんですか!?」

 

それを聞くとアスカは口元を緩める

 

アスカ

「大丈夫、お前も知ってる奴だ」

 

そう伝えると、アスカは再びリーフラッシャーを掲げた

瞬間、彼は光に包まれて基地を飛び出した

その光は、宇宙の彼方へと消えていく

 

リク

「知ってる奴って言われても…」

 

確かにリクと一緒に戦った戦士はそこまで多くない

だが、知ってるということであればカプセルの戦士達も候補に入る

リクは結局不安を抱えたままだった

 

──────────────

 

後日、S.O.N.G.にて対策会議が始まった

 

弦十郎

「ギガファイナライザーを奪われた今、リクくんが使えるフュージョンライズ形態は5つのみ、更にロイヤルエンドすら防いでしまう防御力を持つ相手だ。無闇ににジードマルチレイヤーも使えないだろう」

「更に装者の方も人員が減ってしまっている。今、万全の剣を持つのは立花のみ…しかし…」

 

切歌、調は戦うことは出来るものの、リンカーが完成していないため危険すぎる

セレナ、マリアはアガートラームの修理が完了していない

クリス、翼のギアは現在アルカノイズの対策機構を備えたうえでの修理中

響はギアを纏うことができなくなった

つまりまともに戦うことができるのはリクだけだ

そこで、リクの戦力をどうにか上げること、ギアの改修と強化について話し合うことになった

まずはリクの強化だ

 

弦十郎

「なんでもいい、我こそはという案はあるか?」

 

しかし、皆の手は上がらない

 

「やはり、朝倉自身の身体を強化するしかないのでしょうか」

調

「でももう、リクお兄ちゃんは十分頑張ってる」

マリア

「そうね、闇雲に訓練してもそこの二人じゃあるまいし、強くなれるとは限らないわ」

 

マリアは弦十郎と響を一瞥して応えた

弦十郎は気づかず、響は困惑の顔を見せる

 

切歌

「ならジードライザーを改造しちゃうデス!」

「そっか!名案かも!」

セレナ

「そうですね!早速!」

 

セレナは立ち上がろうとするが、すぐ座る

 

セレナ

「誰が改造をおこなえるんですか…」

響・切歌

「「あっ…」」

 

可能性があるとすれば櫻井了子だが、今はギアの修理とリンカー作成にかかりきりだ

これ以上負荷もかけられないしすぐには取り掛かれない

もはや何も無いのか?

 

クリス

「なぁ…」

 

するとクリスが口を開いた

 

弦十郎

「どうした?」

クリス

「確かめたいことがある、あん時一緒に戦ったウルトラマンの画像全部出せるか?」

マリア

「ガイさん、ウルトラマンオーブの?」

 

弦十郎は藤尭にやってくれとアイコンタクトを送る

少しキーボードが操作され、様々な姿のオーブの画像が空中に表示された

 

クリス

「こいつはいい…これも…これもこんなに要らねぇ…」

 

クリスは表示された画像のいくつかをシュッシュっと横に避けていく

 

リク

「クリス…何を?」

クリス

「よし、出来た!」

 

そこには計8枚、シンフォニーザババを覗いたオーブ8形態の全身がよく見える画像が残った

 

クリス

「おまえらコレ見て思うことねーか?」

 

皆はしばらく画像を睨む

 

「かっこいい!」

クリス

「バカっ違ぇだろ」

セレナ

「うーん…ガイさんは沢山形態を持ってるって事ですか?」

 

クリスは指を鳴らした

 

クリス

「そうだ、こいつはリクよりも3つ多く形態を持ってる。あたしはこいつがリクのカプセルに相当するもんをかなり持ってんのかと思ってたんだが…どうやらそうじゃなさそうなんだよな」

「と言うと?」

 

クリスは再び画像を避ける

そこにはライトニングアタッカー、オーブトリニティ、ハリケーンスラッシュ、エメリウムスラッガーの4枚が残った

 

クリス

「同じ質問だ、この4枚…なにか思わないか?」

 

マリア

「この形態、まるで鎧みたいな体よね…」

調

「うん、硬そう」

切歌

「これとこれだけ武器持ってるデース!」

 

クリスはそうじゃねぇんだよなァといわんばかりの顔を見せるが翼の一言に顔を明るくする

 

「この青い形態が目まで変わってまるでゼロのようだな」

クリス

「そうだそれだよ先輩!」

「お、おうっ?」

 

突然の興奮に翼は困惑するがクリスは続ける

 

クリス

「でも思い出してくれ、あたしらがアイツにゼロの力を使ってるって言ったのはこいつだったか?」

調

「ちがう…この槍持ってるのだった」

クリス

「そうだ、その上でこいつら見てみろよ」

 

エメリウムスラッガー、ハリケーンスラッシュの顔をアップにする

 

「こうして見ると頭に剣があるのそっくりだね!」

「ゼロスラッガーだ、ということはまさか!」

 

翼はオーブトリニティとライトニングアタッカーの顔をアップにした

 

セレナ

「あ、頭のクリスタルがそっくり!」

マリア

「耳のヘッドホンみたいなのも…違いはもみあげみたいなのがないくらいね」

クリス

「つまりだ、あいつは沢山力を持ってるんじゃなくて、いくつか組み合わせがあんじゃねーのか?」

切歌

「なるほどデス!…それで?」

 

その場にいた面々は滑ってしまった

だがリクは理解した

 

リク

「そっか!僕のカプセルも…!」

クリス

「そう!お前のまだ見ない組み合わせがあるかもしんねーってことだ!」

 

続いてシンフォギア

これについては既に策があるようだが、了子の表情は暗かった

 

了子

「エルフナインちゃんの立案は、間違ってないけどかなり危険なプロジェクトよ」

 

そして映された画面には[IGNITE]

 

リク

「えっと、イグナイト…?」

エルフナイン

「はい、ご存じの通りシンフォギアにはいくつかの決戦機能が搭載されています」

「絶唱と…」

クリス

「エクスドライブモード…それに」

「私とリク君の、シンフォニーフュージョン…」

マリア

「とは言え、絶唱は相打ち覚悟の最後の切り札。局面も限られるわ」

切歌

「その時はエクスドライブがあるデス!」

 

切歌はガッツポーズをとるが、調はその手をなだめる

 

調

「でも発動にはたくさんなんて程じゃない量のフォニックゲインが必要」

リク

「シンフォニーフュージョンもギガファイナライザーがないと使えないうえに…」

セレナ

「私たちの行った、ギガファイナライザーの無いシンフォニーフュージョンにもフォニックゲインが必要…」

 

しかし、エルフナインは淡々とつづけた

 

エルフナイン

「シンフォギアには、もう一つ決戦機能があることをお忘れですか」

 

全員が驚いた眼を向ける

シンフォニーフュージョンすら上げたのにそれ以外に何かあるのか

 

了子

「ただの一人、響ちゃんだけが発現させた形態……()()

「櫻井女史!立花の暴走を決戦機能とするのですか!?」

 

クリスはエルフナインの胸倉を掴む

 

クリス

「とんちきな事考えてないだろうな!?」

リク

「クリス、落ち着いて」

 

リクはクリスをエルフナインから引きはがした

エルフナインは咳払いをして話始める

 

エルフナイン

「暴走を制御することで、純粋な戦闘力へと変換錬成し、キャロルへの対抗手段とする。それが、PROJECT IGNITEの目指すところです」

 

皆が黙りこくる中、弦十郎が口を開く

 

弦十郎

「これに対して響君、リク君はどう思う」

 

響は少し考え応えた

 

「私はみんなを信じます。皆ならあの衝動も乗り越えられると思うから」

 

しかし、リクは…

 

リク

「僕は何とも言えません…実のところ暴走を自分で止められたことがなくて…」

 

そう、リクは暴走した時、自分の力で抑え込むことができた例はない

ベリアルの罠にハマった時は、仲間の声掛けにより戻ることができた

沖縄で怒りに身を任せてしまった時は、時間制限により自然に解けた

その後も響と共に暴走が自然と解けた、もしくはシャイニングゼロレクターにより強制的に治められたか。

その為、リクは明確な答えを述べることは出来なかった…

 

 

 

──────────────

 

 

 

 

 

 




リク
「ウルトラカプセルナビ!今回のカプセルは、コレだ!」

ダイナ
「デァァァッ!」

レム
「ウルトラマンダイナ、身長55メートル、体重4万5千トン。宇宙を旅している伝説の英雄と謳われるウルトラマンです」
リク
「次回も見てくれよな!」

次回予告
リク
「様々なカプセルを組み合わせる僕に最悪の報せ。
最後のオートスコアラーによって遂にガングニールまでもが破壊されてしまった。
更に、その修復を妨害するためか錬金術師達による発電施設への攻撃が始まった
無断出撃してしまう切歌、調も危険にさらされてしまう絶望の中で…希望の二重奏、そして炎と海が現れる
き、君達は…!
次回、戦姫絶唱シンフォギアGX響くぜ絶唱!」

【Edge Works、Ready to Beat】

リク
「ジーッとしてても!」
???
「「染め上げろ!」」
リク
「混じっちゃった…」
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