心象風景
人それぞれの持つ、心を映し出した世界
風鳴翼にとってそれはステージだった
翼
「ステージ…私はもう一度、ここで…大好きな歌を歌うんだ……夢を諦めて、なるものか……っ?!」
よく見れば、そのステージの観客席にいたのはノイズ
望んで聞きに来た人など居ない
新たな驚異の前に、戦う為の歌を強いられた翼
すぐさま眼前に映ったのは自らの父、八紘の姿
八紘
「お前が私の娘であるものか─
どこまでも穢れた、風鳴の道具に過ぎん────」
幼少の頃、父からそのように突き放された翼
それでも認められたいと、その身を剱と鍛えた
常任には耐えられない重荷
でも不思議なもので、支えがあればなんとでもなってしまう
彼女にとってそれは天羽奏
奏という太陽の存在が、翼を羽ばたかせる活力だった
目の前に飛び込んできた奏の姿を翼は抱き締める
刹那、マネキン人形が崩れるように奏はボトッボトッと四肢を落とし刻まれてしまった
その身を剱と鍛え上げ、奏という支えと共に飛び立った
そんな翼が真っ先に切り裂いてしまったものこそ、奏の命
翼
「剱では……誰も抱きしめられない」
翼は悲観と苦渋と憤怒、そして何より、どうすればいいのかという迷いの篭もる嗚咽を吐き散らす
クリスの心象風景
それは教室
バルベルデを生きてきた彼女にとってそこは、当たり前という最も求めてきた平和な世界
嬉しくないはずがない
然し、バルベルデに居た時間が長過ぎた
その平和な世界にとって、自分こそ異物だ
居るべきでは無い
それでも後輩が出来た
無理だと思ってた彼氏との毎日も過ごせている
それでも……
クリス
「あたしが不甲斐なさで、アイツらがボロっカスになって……ッ!」
ボロボロになった街並み
その中で倒れる切歌、調、そしてリク
自分に関わった物はすべて壊れてしまう
独りぼっちが仲間とか、友達とか、先輩とか後輩なんて求めちゃいけないんだ
孤独こそお似合い、いや、孤独でなきゃいけない
そうじゃなきゃ残酷な世界がみんなを殺しちまって、本当に独りぼっちとなっちまう──
だが悔しいもので
一度経験してしまえばそれを逃したくないと思うのが人
手放したくない悔しさ、苦しさ、恐怖から逃れる為に狭間を走り逃げる
どこまでもどこまでも
その時だ、誰かが腕を掴んだ
そこには血反吐のようなオーラを巻き散らかす翼の姿があった
翼
「すまないな、雪音の手でも握ってないと…底無しの淵に呑み込まれてしまいそうなのだ…」
クリス
「おかげで、こっちもいい気付けになったみたいだ…」
2人は何とか気力だけで、IGNITEの発動を強制終了させた
然し、その疲弊はただなるものでは無い
そうだろう、心の闇を真正面から受け止めるというのは想像以上に過酷を要する
キャロル
「不発……?」
不満げにキャロルは言葉を漏らす
エルフナイン
「ボクの錬金術では、キャロルを止めることは出来ない…」
司令室にてモニターを見ていたエルフナインは肩を落とす
その肩に誰かの手が置かれた
未来
「大丈夫、可能性がすべて尽きたわけじゃないから」
そして未来が視線を向けた先には、目を覚ました響の姿があった
キャロル
「尽きたのか、それとも折れたのか─いずれにせよ立ち上がる力くらいはオレがくれてやる。」
キャロルはアルカジェムを天空に放り投げた
魔法陣が現れ、アルカノイズが現れる
アルカノイズは翼たちではなく、街に攻撃を繰り出し始めた
敢えて装者を狙うことで人々を守る彼らに発破をかける魂胆だ
その様子は、ロッソやブルの目にも映っていた
ロッソ
「不味い…」
ブル
「街が!」
翼
「天を衝く力を…ッ!!」
クリス
「ヤツに突き立てる牙を…ッ!!」
翼とクリスは死力を振り絞り立ち上がった
しかし、張り切る気力は湧きあがらせることができない
ロッソとブルが行けば何とかなるかもしれないが、彼らの前には因縁の巨人と4体の怪獣が立ちはだかる
キャロル
「歌えないのなら、分解される者共の悲鳴をそこで聞けッ!」
アルカノイズは街を次々粉塵爆発し、被害を拡大していく
オーブダーク
「これでお前たちもおしまいだぁ!」
オーブダークはその大剣を振り上げた
その時だ
ジード
「レッキングバーストぉぉぉぉ!!」
赤黒い稲妻を纏った光波熱戦がオーブダークの大剣を天空に弾き飛ばした
ロッソとブルが後ろを振り返るとジードプリミティブの姿があった
ジード
「遅くなりました!」
オーブダーク
「来たな、悪のウルトラマン…ブェリアルの息子ぉ…」
ブル
「リク、大丈夫なのか?」
ジード
「うん、三人も本部の方に送ってきた」
ジードはガッツポーズを見せる
オーブダークは相変わらずめんどくさそうに手を振る
そしてアルカノイズの方へはミサイルが発射された
その上には改修されたガングニールを纏った響が乗っている
響
「うおおおぉぉおおおおぉぉおおおおッ!!」
ミサイルサーフィンを乗りこなし、勢いの乗った拳を打ち出す
たまらずノイズは爆発を連鎖させていく
更には響の乗るもの以外にも発射されたミサイルがほかのアルカノイズを爆破していく
キャロル
「ようやく揃うか」
響
「翼さん、クリスちゃん!もう一度イグナイトモジュール、やってみましょう!」
響はもう一度賭けに出ようと提案する
しかし翼とクリスは弱気だ
耐えては見せたものの乗りこえられなかった力
しかし、響は伝える
響
「未来が教えてくれたんですッ!自分がシンフォギアの力に救われたって。
この力が本当に誰かを救う力なら、身に纏ったわたしたちだって救ってくれるはずッ!!」
誰かを守れる力なら、それは自分自身すら守ってくれる
そう信じて突き進むのが響の答えだった
響
「だから、強く信じるんですッ!ダインスレイフの呪いを破るのは…」
翼
「いつも一緒だった天羽々斬…」
クリス
「あたしを変えてくれたイチイバル…」
響
「そしてガングニール!!」
その言葉を聞き、リクもベリアルのカプセルを外して握りしめる
リク
「そうだ。
ベリアルが、父さんがくれたこの力も、僕を縛る呪いなんかじゃない。
この力は、僕がみんなを守り、僕自身を守る力なんだ。
だから、父さんと…父さんの
刹那、オーブダークの斬撃がジードに向かって飛んでいく
すかさずロッソとブルが間に割って入り、斬撃を叩き落とした
ロッソ
「ジードっ!」
ブル
「なにぼーッとしてんだよ!」
ジード
「ごめん!もう少しだけ時間を稼いでくれませんか!」
ロッソとブルは顔を見合わせた
ロッソ
「わかった!」
ブル
「稼いでやるから、ドカンと頼むぜ!」
リクはベリアル、そしてウルトラの父のウルトラカプセルを取り出した
そして響たちは胸のコンバーターを外す
響
「信じよう、胸の歌を、シンフォギアをッ!!」
クリス
「このバカに乗せられたみたいでカッコつかないが」
翼
「もう1度行くぞッ!!」
4人の覚悟が決まった
そして、声が響き渡る
響
「イグナイトモジュール…」
リク
「ジーッとしてても…」
響・クリス・翼
「「「抜剣!!!」」」
リク
「ドーにもならねぇ!!!」
【~♪優勢2】
三人の手を離れたコンバーターはそれぞれの持ち主の胸を刺し穿つ
直後、どう猛な闇が三人を塗りつぶそうと、襲い掛かる
彼女たちは必死に自分を保つ
そして彼も
融合!
スイッチを入れると、まずはウルトラマンベリアルが現れた
ベリアル
「ヌェアッ!!!」
それを確認し、リクはカプセルを腰の左側の装填ナックルに填める
アイゴー!
更にカプセルを起動しウルトラの父が現れる
ウルトラの父
「ジェアアッ!」
それも装填ナックルに填めると、ジードライザーのトリガーを入れる
HERE WE GO!
装填ナックルを外しジードライザーで読み込むと、心臓の鼓動のような音と共に、二重螺旋が紫色と緑色を彩る
刹那、赤黒い衝動がリクを包み込む
何度やってもやり込めないエネルギー
リクは死に物狂いに耐え続ける
そんな彼らの耳に声が響いてくる
マリア
「呪いなど斬り裂け!」
切歌
「撃ち抜くんデス!」
セレナ
「そんな闇なんか吹き飛ばしちゃってください!」
調
「恐れずに砕けばきっと!」
かつて敵として立ちはだかったからこそ、そして助けてもらったからこそ彼らの強さを信じられる
マリアどころか、消耗しているはずの切歌、セレナ、調まで彼らを信じ、司令室にいる
そして未来は固唾を飲んでそれを見守る
そしてリクにも負けられない意地、そして思いがあった
リク
「父さんっ…貴方のこの力は、目的を果たすために持たせただけの物かもしれない…っ
けど、その力をどう使うかは僕自身が決める…
つまり、僕にとっては父さんの力も希望の力なんだ…!
頼む、ウルトラの父、そして父さん…っ!僕に力を貸してくれっ…!」
フュージョンライズ!
まるで仕方ないなというように、否、リクの思いに応えるようにジードライザーが叫ぶ
オーブダーク
「いつまで待たせる気だぁ!」
ロッソとブルの猛攻をかいくぐり、オーブダークが闇を纏うジードに大剣を振り下ろす
直後、ジードは目を激しく発光させ闇を吹き飛ばした
その余波でオーブダークも吹き飛んだ
ロッソ
「成功したか!」
リク
「奮うぜ!剛腕!!」
リクはジードライザーを構えると再びトリガーを引いて叫ぶ
その時は近い
響
「未来が教えてくれたんだ……ッ!力の意味を、背負う覚悟を」
ならそれに応える方法は一つ
響
「だから、この衝動に、塗りつぶされて…」
響・クリス・翼
「「「なるものかッッ!!!」」」
リク
「ジィィーードッ!!!!」
ウルトラマン、ベリアル!
ウルトラの、父!
ウルトラマンジード!!
ダンディットトゥルース!!
ベリアルの目が浮かび上がり、
紫の稲妻の中を突き抜けるとウルトラアレイが後ろで回り始める
そして光の国を思い起こさせるエネルギーを潜ると、その二つのエネルギーが螺旋状に広がる中を飛び出して、新たなウルトラマンジードが誕生する
その姿は見るものすべてを驚かせた
その体は筋骨隆々、耳から生えた巨大な角はまるで悪魔のよう
体色も黒と赤がまるで父親のベリアルを彷彿とさせる
そして、その手に握られるウルトラアレイのような武器は鉤爪のような3本の棘が両端についている
これこそ、リクの中のベリアルの力を
[ダンディットトゥルース]
そして装者達もその闇を力とする
赤黒い瘴気を身にまとい、ギアを黒く変化させて見せた
[イグナイトモジュール]
今、装者とウルトラマンが己の新たな力を顕現して見せた
翼
「始まる歌─」
クリス
「始まる鼓動─」
響
「響き鳴り渡れ希望の音─」
RADIANT FORCE
三人の思いが一つになるときギアが選ぶ心の歌
しかし、イグナイトモジュールの影響か、メロディはハードな音になっている
藤尭
「モジュール稼働ッ!セーフティダウンまでのカウント、開始しますッ!!」
暴走を開始するまで残り999秒
そして、キャロルは新たにノイズを呼び出す
その数、3000
しかし、今更ノイズであった
すぐさま3人は目にもとまらぬ速さでノイズの殲滅に入る
そしてジードも
ジード
「ウオォォォオォォl!!!」
今までのジードにない叫びをあげると、まずはグラレーン(ミカ)をその拳で数百メートル吹き飛ばして見せた
ミカ
「うぎゅ!痛いんだゾ…!」
ガリィ
「へぇ、ならこれならどぅお?」
ラゴラス(ガリィ)は今までにないくらいの勢いで冷凍ガスを吹きかける
ジードは腕で防いで見せるが数秒もしないうちに全身が氷漬けになってしまった
ガリィ
「ふっ、どーせこんなもん…」
余裕ぶるラゴラスの顔をジードがぶん殴る
ジードはその凄まじい筋肉に少し力を入れただけで、氷を弾き飛ばしたのだ
ラゴラスはビルを崩しながら為す術なく吹き飛ばされていく
レイア
「ファラ、派手に行くぞ」
ファラ
「えぇ、参ります」
ミーモス(レイア)は肩の棘をブーメランとして飛ばした
それと同じタイミングでメルバ(ファラ)が空へ羽ばたく
ジードは棘に気をとられ、メルバに気付かない
ある程度まで飛翔したメルバはその羽を思いきり振るい、かまいたちを起こした
これに飲み込まれればジードはズタズタに切り刻まれてしまう
しかし、ジードは風の流れが変わるのを感じた
ブーメランの一つを掴んで見せて、他のブーメランを叩き落した
そして、メルバを見つけると思い切りブーメランを投げつける
そのブーメランの回転は、なんと竜巻を巻き起こし、かまいたちを打ち消した
更にはその竜巻に飲まれ、制御を失ったメルバはミーモスの上へと落下してしまった
ブル
「す、すげぇ」
ロッソ
「あれだけの怪獣を一度に相手するなんて…」
そのころ、三人もノイズをあらかた殲滅し終えてしまった
怪獣たちのあっけない敗北もあり、キャロルとオーブダークは叫ぶ
キャロル
「ヘソ下あたりがむず痒いッ!」
オーブダーク
「調子に乗るなよ、ぅ悪のウルトラマンが!」
いよいよ大ボスの出陣だ
─シンフォギア─
キャロルはその手から弦のようなワイヤーを繰り出す
三人は間一髪それを避けた
そして決戦に臨む
司令室の未来は知っている
決して響が覚悟を決めたとしても、誰かを傷つけ、自分が傷つく痛みに隠れて泣いていることを
未来には何かをできるだけの力はない
でも、彼女の笑顔を、その裏にある涙も、拳に包んだ優しさも、すべて抱きしめて見せると誓う
だから彼女は叫ぶ
その思いを
未来
「負けるなぁぁぁあああぁああッッ!!!」
その思いに呼応するように響はキャロルのワイヤーを掴んでみせた
そう。
弦十郎
「稲妻をくらぇぇぇぇl!!!」
響は自分のすべてを相手にぶつける
それに続くように翼、クリスもキャロルに波状攻撃を仕掛ける
防ぎきれなかったキャロルはビル壁にたたきつけられてしまう
翼
「飛べよッ!」
クリス
「この奇跡にッ!!」
響
「光あれェェェェェェエェェェェエェェェッッ!!!」
響は思いを背に受け、追い打ちの一撃を食らわせて見せた
煤煙が晴れると、元の姿に戻ったキャロルの姿があった
調
「勝ったの…?」
切歌
「デスデス、デースッ!」
マリア
「なら後はっ…」
セレナ
「ウルトラマン!」
─ウルトラマン─【~♪フュージョンライズ】
オーブダークは円盤を回し、黄色のエレメントを選択し地面に大剣を突き立てる
オーブダーク
「オーブダークロックカリバァー!」
巻きあがる巨大な岩石が、ジードを襲うがいとも容易く腕で弾いて、逆にオーブダークにぶつけ返す
オーブダーク
「あいてぇ!?」
怯むオーブダークにジードが歩を進める
ジード
「許さない…ガイさんの、ウルトラマンオーブの姿を使って悪いことをするなんて…」
オーブダーク
「は、えっ、ちょなに」
ジード
「絶対に許さない!」
ジードはオーブダークに向けて、怒りの剛腕を奮う
呆気なくオーブダークが吹き飛ばされていった
更に追撃しようとするジードにロッソとブルが駆け寄る
ブル
「アイツは俺達の世界で悪さしてた奴だ、俺達にもやらせてくれよ」
ロッソ
「それにアイツ、ジードの仲間の偽物でもあるんだろ?本物の力を見せてやろうぜ」
インナースペースでカツミはオーブリングNEOを取り出した
リクは多少驚きつつ、頷いた
ジード
「分かりました、一緒に決めましょう!」
ロッソはブルの左隣に並びなおし、オーブリングNEOを起動する
ジードはブルの右隣でその武器に雷のエネルギーを込め始めた
それを見てオーブダークは狼狽え始めた
オーブダーク
「おい、お前たち、力を貸さんか!」
しかし…
ガリィ
「は?なんであんたなんかに」
ファラ
「マスターより撤退せよと連絡がありましたので…」
ミカ
「これにてドロンなんだゾ」
レイア
「地味に退散」
4人はテレポートジェムを使い、さっさと退散してしまった
オーブダーク
「あ、おい!酷くないかね!?せっかく助けに来てやったというのに!」
地団駄を踏むオーブダークだがこんなことをしている場合ではない
急ぎオーブダークカリバーの円盤をフル回転させ、エネルギーをフルチャージする
ロッソ
「これで今度こそ…」
ブル
「終わりだぁぁぁl!!」
ジード
「罪の報いを受けるんだ!」
オーブダーク
「えぇい黙れ!オーブダーク、エクセレントカリバぁー!!」
刀身から凄まじいエネルギーを3人に向けて解き放つ
3人も自分たちの光線をぶつけ返す
ロッソ・ブル
「トリプルオリジウム光線ッッ!!!」
ジード
「ブレイザーバニシングッ!!」
水色の巨大な光線、そして赤い稲妻の光線がオーブダークの光線とぶつかり火花を散らす
しばらく拮抗こそしていたが、だんだんとオーブダークのエネルギーが抑え込まれていく
ロッソ
「これが…」
ブル
「俺達のっ!」
ジード
「光だぁぁぁぁッッ!!」
そのかけ声と共に、光線がオーブダークを撃ち抜いた
断末魔の叫び声と共に、オーブダークは大爆発しウルトラマンも勝利を掴んでみせた
藤尭
「ぃやったぁ!」
櫻井
「さすが私の息子ね」
珍しく藤尭も声を張り上げた
ジード
「ぐぅっ⁉」
突然ジードは胸を抑えるとフュージョンライズを解除する
おそらく、イグナイトモジュールと一緒でかなり体に負荷のかかる形態なのだろう
ロッソとブルも変身を解除して、リクに駆け寄る
カツミ
「リク君!」
イサミ
「大丈夫か!?」
リク
「カツミさん、イサミ君、大丈夫。ありがとう…」
リクは何とか立ち上がると、響たちの方を見る
響はフィーネの時のようにキャロルと対話を試みようとしていた
響
「キャロルちゃん、どうして世界をバラバラにしようなんて…」
キャロル
「忘れたよ、理由なんて…『想い出』を焼却、戦う力と変えたときに」
怒りが収まらない、いや、もはやどうでもいいと言わんばかりの声色で吐き捨てる
キャロル
「その呪われた旋律で誰かを救えるなどと思いあがるな──」
キャロルは直後、歯を噛みしめた
すると力が抜けたように彼女は倒れ、緑の炎で焼却されていく
錬金術にも特殊工作員がフィクションで使う毒薬のようなものがあるのか
そんな考えに至る間もなく、響は悲しみの雄たけびを上げる
クリス
「アイツの言ってることは間違ってる、だって呪われた運命をその身に背負いながら、世界を守ったやつがいるんだから…」
クリスは自分に言い聞かせるように呟くと、リクの方へ視線を向けた
彼はそれに気づくと、優しく微笑んで見せた
クリス
「あのバカも、分かってるはずだ…」
その予感は的中していた
響はひとしきり泣いた後、空を向いて誓った
響
「呪われた旋律…誰も救えない…
そんなことない……そんな風にはしないよ、キャロルちゃん――」
だが、そんな彼らの物語が、思いもよらない方へ動き始めていること
誰も知る由もなかった─────
リク
「ウルトラカプセルナビ!今回のカプセルは、コレだ!」
ブル
「ハァッ!」
レム
「ウルトラマンブル、身長51メートル、体重4万3千トン。
O‐50で誕生した戦士の力を、湊勇海がウルトラマンギンガのクリスタルで解き放って変身した姿です。
光線の攻撃範囲は広く、援護射撃、もしくはとどめにうってつけの戦士です」
リク
「次回も見てくれよな!」
次回予告
リク
「ウルトラマンロッソにブル、新たな戦士に加えて新しい力。
今の僕たちに怖いものなんか…
え?特訓?ってなんで水着!?
そんな僕たちのもとへ再びオートスコアラーが現れる
今こそ、新たな力を使いこなすときです!マリアさん、セレナちゃん!
次回、戦姫絶唱シンフォギアGX 響くぜ!絶唱!!」
【私の中の輝き、君らしく】
変えるぜ!運命!!