諦観するのはもうやめた   作:万能型蛮族

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書く気は無かったんですけど
試しに書いたらくっそ筆が進んだので投稿します。
会話とかおかしくても1時間で仕上げたやつなので許して


if & イベント
(if-1)妖精の灯火


 10/31。ハロウィン。

 人々は怪物等の仮装を身にまとい、

 子供達はお菓子を貰える楽しい1日。

 

 日本のイベント好きが高じた

 この行事の影響は、響希達にも───

 

 ☆

 

 平和を取り戻して初めてのハロウィン。

 久世響希はなにか出来ないかと

 頭を悩ませ考えていた。

 

 そもそも悪魔の存在が身近な仲間達が

 生半可な仮装で驚くとは思えない。

 どうせやるならインパクトを───

 ……そうだ。

 

 響希の視線の先には、携帯があった。

 

 ☆

 

 ジプス東京支局。

 志島大地は響希を遊びに誘おうと、

 支局内を探し回っていた。

 

「おーい、響希……って居ないのか」

 

 久世響希と書かれた部屋にも

 響希は見当たらない。

 外出しているのかもしれない。

 

「響希くん、一緒に出掛け───

 ……って志島くん?」

 

 新田維緒も響希の部屋に現れた。

 

「あれ? 新田さんも響希を探しに?」

 

「うん、ちょっと仮装に

 必要な物を一緒に見たいなーって。

 でも……出掛けてるみたいだね」

 

「そうなんだよ……ったく、

 アイツたまにふらっと

 居なくなるんだよなぁ……

 いつも何してんだろ」

 

「ははは……分かるなぁそれ。

 響希君って愛想は悪くないんだけど、

 何処か一線引いてる、

 みたいな所あるよね」

 

「そうそう、コミュ障とも違くて

 マイペースと言うかなんというか────」

 

 響希の部屋の前で談笑をしていると、

 重い足音が聴こえてくる。

 足音はどんどん

 こちらへ迫って来ている。

 

「なんだ……? この足音?」

 

「なんだろうね……

 でもどこかで聴いたような……」

 

 自然と携帯を手に取る2人。

 足音の主が姿を現す。

 

 白い毛並みの虎、

 久世響希の相棒の神獣白虎だった。

 

「白虎……? なんで響希はこいつを

 出したまんまなんだ……?」

 

 首を傾げるダイチ。

 

「よしよし……白虎くん、

 響希くんがどこに行ったか分かる?」

 

 イオが白虎を撫でながら尋ねる。

 こう見えて白虎は高い知能を持つ。

 響希の相棒の白虎ならば響希の行方を

 知ってるという考えでの質問だったが────

 

 ─────ガウ

 

 白虎の視線は響希の部屋の

 中へ注がれている。

 

「へ? でも中には誰も……」

 

「待って、志島君。志島君が来た時、

 部屋の鍵って元から開いてた?」

 

「え? うん……開いてたけど……」

 

「それがおかしいよ。

 だって、響希君が部屋の中に居ないのに

 鍵は開いてるんだよ? 

 それって────」

 

「部屋の中に響希が居る……?」

 

 ジプスの部屋の鍵は特殊で、

 室内に人物がいる場合は鍵を解除し、

 室内から人物が居ない場合は

 自動で閉まる仕組みだ。

 就寝時は照明と連動し、

 部屋の光度を認識して

 自動で鍵をかけるようになっている。

 

 響希の部屋の照明は点いている。

 つまり、部屋の主は

 この部屋にいるという事だ。

 

 ───バレたか。

 

 久世響希の声が、

 部屋の中から発せられる。

 しかし依然姿を見せない。

 

「おいおい響希、

 もうドッキリは終わりだろ? 

 出てきて一緒に出かけようぜ」

 

「うん、久しぶりに

 みんなで出かけよう?」

 

 ……残念だが、ドッキリは

 まだ終わってないよ。

 

 その沈んだ声と共に、

 天井から南瓜頭で魔法使いのような

 服を着た悪魔が現れる。

 

「ジャックランタン……!?」

 

「なんでここに……!?」

 

 思わず悪魔を呼び出そうとする2人。

 

 ……ドッキリ大成功、だな

 

 眼前のジャックランタンから、

 響希の声が聴こえてくる。

 

「……うぇぇえええええ!?」

 

「響希くん……なの……?」

 

 残念ながら。

 ちょっと仮装ついでに

 俺とジャックランタンを

 邪教の館(悪魔合体)したら、

 元に戻んなくなっちゃった。

 

「お前……天然かよ……」

 

「ど、どうするの? 

 史さんは今名古屋だよ?」

 

 ジプス名古屋支局に勤める、

 各方面の研究部門に才能を発揮する、

 天才科学者、菅野史。

 彼女ならこの事態を

 解決出来ると思われるが、

 平和になった今、彼女は

 名古屋支局に戻っている。

 

「あの人なぁ……絶対史さんの方からは

 来ないよなぁ……あの性格だし……」

 

 ……ターミナルも今は停止してるし、

 再起動できるのもフミだけだしね。

 

 瞬間移動装置ターミナル。

 嘗て東京、名古屋、大阪の

 ジプスに所属する仲間達を

 頻繁に運んだジプスの最先端技術の塊。

 これも騒動の終幕と同時に

 機能を一時停止させている。

 

「いやどーすんのこれ、

 手詰まりじゃん!」

 

 ……どうしよう? 

 

「無計画! 響希の馬鹿! アホ!」

 

「ははは……でも意外と時間が

 経ったら戻るかもよ? 」

 

 まぁ、戻る算段は付けてる。

 イオ、ティターニアに常世の祈りか

 アムリタ付けてるよね? 

 

「え、うん……あっ、なるほど!」

 

 うん、そういうこと。

 

「……えっ? えっ? どういう事? 

 お、俺にも教えてくれよ!」

 

「ふふふ……どうする? 

 響希君、早速元に戻る?」

 

 それでもいいけど……

 マコトを驚かせてからかな。

 

「ふふっ、分かった。

 じゃあ早速行こっか」

 

「あのぅ……? 

 ヒビキサン? ニッタサン? 

 さすがのボクちゃんでも

 傷つくと言うか……」

 

 まぁ、戻る時になれば分かるさ。

 

 ☆

 

「っ……ふぅ……」

 

 椅子の背もたれに体重をかけ、

 目の周りを少し解す。

 

 現在大阪本局に峰津院大和が居る為、

 迫真琴の仕事は書類仕事と

 支局の防衛指揮が主になる。

 

 防衛は新田や志島と響希が居るから

 ある程度の緊急事態には

 対応できるとして……

 書類仕事ばかりは

 彼等にはさせられない。

 

 彼等はあくまで協力者。

 ジプス本来の仕事は局員がやるべきだ。

 

「なんて、オトメやフミが

 聞いたら笑われるな……」

 

 自嘲気味に笑うと

 軽くノック音がしたのに気付く。

 

「開いている、入っていいぞ」

 

 数秒待っても扉は開かない。

 局員の誰かの悪戯か……? 

 

 扉を開いて、

 外を確認しても誰も居ない。

 聞き間違えたか……?

 書類仕事で少し疲れているようだ。

 

 振り返り、机に戻ろうとすると、

 眼窩に火を灯した南瓜頭が。

 

「っ! ───ジャックランタン!?」

 

 咄嗟に距離を取り、携帯を構える。

 

 ──お菓子くれなきゃ

 イタズラするホ〜! 

 

「何をふざけた事、を……?」

 

 気付いたか。

 流石に声を出すとバレるな。

 

「響希!? なんだその姿は!」

 

 仮装で邪教の館(悪魔合体)

 使ったらこうなった。

 

「……私はお前が聡明なのか

 馬鹿なのかたまに分からなくなる……

 人間には戻れるのか?」

 

 アムリタとか使えばね。

 さっき確認済み。

 

「なるほど……で、私に用事か?」

 

 いや、マコトの驚く顔が見たかったから

 これからイオに戻してもらうよ

 

「なっ……おまっ、何を言っ……!!!」

 

 HAPPY HALLOWEEN、マコト。

 

 




ネタバレを最小限に抑えれたの凄くないですか?
主人公、本編と違うけど本編が殺伐し過ぎなだけで本来はこういう性格です。

大阪弁書けないけど許してくれますか

  • 許す
  • 謝っても許さない
  • 良いぞ、だがその代わりいいものを書け
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