結構苦手なので戦闘前に一旦切ります。
再びビックマン前にやってきた。
14:30分丁度、心做しか全員
焦っているようにも思える。
「さ〜てと……。
今度こそ時間だけど……
和久井くん今度こそ来てるかな?」
「来ててくれよ〜……
ここで捕まえられなきゃ、
もうチャンスねーもんよ……!」
「……ん? もしかしてアレかいな!」
ヒナコが指さす先には、
確かに数時間前に見た背中がある。
「へ……? おわわっ、いた!?」
「ん……? よぉ、東京モン。
……何や、その女?」
和久井啓太はダイチの声に振り返り、こちらを見る。相変わらず機嫌が悪そうにこちらを睨みつけている。その目が訝しげにヒナコを睨んでいた。
ジプスに入りたいらしい。
悪魔使いだから問題は無いだろうと。
「……アホウ。そないな気軽に
入れるもんちゃうぞ、ジプスは」
「やっと見つけたぞ和久井啓太ぁ!
お前、どこにいたんだよ!?」
「……あぁん?
そんなん、お前に関係ないやろ。
ほっとけや」
ダイチにイラつきながらも、
ある意味余裕そうだ。
どうやら死に顔動画が届くのは
本人には本当に知らされないらしい。
焦ったようにダイチがまくし立てる。
「それがほっとけねーの!
お前、やばい事になってんのぉ!
こっちの苦労も知れっつーの……!」
「……?
キャンキャンうるさいのう。
やかましいわ、アホウ」
ケイタは威圧しても引き下がらない
ダイチの様子に疑問を覚えたのか、
不思議そうな表情をする。
「あ、あほぅ!?
コイツ、可愛くないわ〜……!
はぁ……ま、とりあえず一安心だわ。
いいか、さっきNicaeaから……」
「……うわぁああっ!
悪魔や……!
みんな、早よ逃げえっ!」
ダイチが詳しい説明をしようとすると、
数人の人が流れ込むように
ビックマン前に逃げてくる。
「……! 話は後や。
お前らはここで待っとれ」
小柄であるが故にケイタは
その俊敏性を活かして、
滑り込むように逃げる人々の流れに
真っ向から突っ込んでいく。
「……!? わ、和久井くん……!」
「おいおいおいっ!
何だよコレ、どうすりゃいい!?」
不味いな……多分だが
ケイタはこれで死んだんだ。
「あ……階段……!」
和久井啓太の自信は恐らく
自分の絶対的な強さにある。
そうでも無いなら悪魔が溢れる
この状況で単独行動して、更に
集合場所にまでやってくるなんて、
かなりの強さが無ければ不可能に近い。
然し、和久井啓太は死んだ。
だがそれは悪魔が原因ではなく、
階段から転げ落ちたことによってだ。
悪魔自体はそのまま戦っていても
倒せたのだろうが、戦いながら
立地を確認することを怠った彼は、
階段から落ちてそのまま死亡した。
恐らく、和久井啓太の向かう先には
あの階段がある。
「……! ホンマや、ヤバいやんか!」
「……だぁ〜!
まだピンチが去ったワケじゃない!?
これからがピンチなのかよ!
仕方ねぇ……行こうぜ、響希……!
じゃないと、アイツ死んじゃう!」
あぁ、ここまでやらせたんだ、
絶対に助けるぞ!
「せや……!
ウチが、ウチらが絶対に助けたるで!」
全員でケイタを追う。
☆
弱い人間は好かん。
「ヒィッ……! あ、悪魔……!」
「だ、誰か……助けて……!」
すぐ助けを呼ぶ。
自分で出来へんから。
「出来るようにせぇへんかったから、
やろうが……!」
弱い人間は好かん。
然し、弱い人間を助けるのは、
強い人間や。ここで逃げたら、
そいつは弱い人間や。
だから、助ける為に走る。
「来い、ベルセルク……!」
走りながら見えるだけでも、
一人で倒すには厳しい。
だから、相棒を呼ぶ。
────オォォァァァ!!!
獣の皮を被った戦士が
雄叫びを上げる。
「……邪魔や! サッサと失せろ!」
悪魔に怯えるヤツらに
声を掛けてやる。
変に巻き添えになって
死なれても、気分が悪い。
「え……? で、でもアンタは……」
「フン……ほっとけや。
あの悪魔は俺の獲物や。
サッサと行けや、アホウ」
「わ、分かったわ……。
ありがとう……!」
────逃がすか……!
悪魔が逃げるヤツらを追おうと、
横を通り抜けようと近付いてくる。
「────追わせると思うか?
言ったやろう、ジブン達は全員、
俺の獲物や!」
手始めに一発、
悪魔の顔面を殴り飛ばす。
☆
「はぁ……はぁ……
やっと追いついたわ……
ちょお……アンタ!
何を1人で突っ走っとんねん!
自分の立場、分かっとるんか!?」
息を切らしながらケイタと悪魔が
戦う階段前に辿り着いたヒナコは、
息を切らしながらケイタに文句を垂れる。
悪魔の一体を殴り飛ばしたケイタが、
更に迫る悪魔を蹴り飛ばしながら
面倒くさそうに答える。
「……あぁん?
何しに来たんや、お前。
待っとれ言うたやろが」
「……アカン、ウチも戦う!
ウチかて悪魔を使えるんや……!」
決然とした態度でヒナコは
携帯を構え、ペリを召喚する。
「チッ……知らんぞ、アホ女」
「ひゅ〜……!
何とか追いついたね。
こりゃ手助けしないと」
「あっぶねぇ……!
何だよ、もう!
一安心だと思ったのに!」
ケイタとヒナコに追いついたはいいが、
俺達の目の前で悪魔が更に数体増え始める。
「……! 悪魔が……増えた……?」
「……いちいち騒ぐな。
あれは『瘴気』言うらしい。
ジプスの連中がそう呼んでたわ」
突然現れた悪魔の足元をよく見ると、
確かに紫色の煙の様なモノが
そこにだけ渦を巻くように漂っている。
風が吹いても他の場所に流れないのを見ると、
やはりただの煙ではないらしい。
更に紫色の煙へ目を凝らすと、
瘴気の中に携帯電話の姿が見えた。
瘴気の原因は携帯電話……?
継続して召喚し続けてるのを見ると、
召喚アプリが暴走してるのか……?
「だったら携帯を壊せば
止まるはずやで、きっと!」
壊さないとキリが無いしな……
全員、余裕があればでいい。
瘴気の中の携帯を破壊するんだ。
「……ま、俺は構わんけどな。
悪魔と戦えるなら好都合や……!」
「俺らが困るんだっての……!」
そう話しているうちにも、
悪魔はこちらに押し寄せてくる。
そこのお前!
瘴気1つにつき推測される
悪魔使いの死体は1つだぜ!
デビルサバイバー未プレイ者用に解説コーナーした方がいい?
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必要
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要らん