メインストーリーを主軸として進みます。
戦闘に関しては耐性のみを考慮しLv差は
そこまで関係無いものとして扱います。
「悪魔召喚アプリ、起動」
自分でも驚くくらい、
この『悪魔召喚アプリ』の使い方を理解していた。
今まで何故使えなかったのかと不思議に思う程に。
「ヒビキお前、急に何を───」
俺が喚ぶのは────
「───来い、 神獣ビャッコ」
携帯の画面を中心として、
幾何学的な青い方陣が展開される。
それは扉のようであり、
正しく扉と言うべきものだ。
方陣から
『神獣』白虎は、こちらが命令を下すまでも無く
「きゃ───」
真正面から大きな白い虎が
駆けてくるという事態に新田維緒は頭を抱えて蹲るが、
白虎は新田維緒を飛び越し、
丸太のような剛腕を振るう。
────グギッ……!?
頭部目掛けて薙ぎ払われた白虎の腕に、
棍棒を振り上げたままのコボルトは反応出来ず、
そのまま肩から上が消失する。
呆気ない、と言わんばかりにフンスッと鼻息を吐いた白虎は、
己を召喚した存在へと、視線を向ける。
っ……!
思わず、圧倒される。
その見定めるかのような青い瞳には確かに理性の光があった。
同時に、殺気を孕んだ威圧感も放たれている。
沈黙が場を支配した。
ヒビキは何も言わず、白い虎の瞳を見つめる。
新田維緒も、ダイチも動けない。
───ガウ。
白い虎が一声だけ鳴いて、
ヒビキもそれに頷きを返した。
再び青い方陣を展開し、
白虎はその中に帰っていく。
重圧から開放された2人が、同時に息を吐く。
「ななな、なんだよ今の……!」
「白い虎が、いきなり……」
混乱している二人には悪いが、
二人にも同じような事をして貰わなければならない。
生き残る為には……これも直感的に理解していた。
二人とも、携帯はある?
「け、携帯? あるけど……」
「わ、私もある……」
携帯のアプリを確認して欲しい。
見覚えのないアプリを見つけたら、起動してくれ。
「な、なんでいきなり……」
必要な事なんだ。
「わ、分かった……っと、
これか? 起動─────」
「私も見つけた、起動──────」
二つの青い方陣が展開される。
現れたのは
思った通りだ。
見極めるかのように厳しい視線を向けている。
「な、なんだよコイツ……」
白虎にも見られた動き、
多分あれは契約者として相応しいかを見られている。
ここで契約者らしい行動をしなければ……
────殺される。
新田さんは──────
「あ、あの……」
新田維緒に向かって微笑んでいる。
基準は分からないが、新田維緒は認められたらしい。
問題はダイチか。
明確な殺意をダイチへと向けていた。
不味いな。
「ひ、ヒビキ、俺どうすれば……」
戦うしかない。
「たっ、戦うったって
俺らは普通の高校生なんだぞ!?
こんな怪物に勝てるわけ─────」
さっきまではそうだった。
今は違う。
「何を言って……」
新田さん。
「う、うん……お願い、ハトホル!」
おもむろに両掌をハヌマーンに向け、
───!
直撃寸前で、ハヌマーンが飛び退く。
やはり容易くやられてはくれないか。
ハトホルとハヌマーンは本格的に戦闘を開始したが……
チラリと携帯を見る。ハトホルは物理攻撃に弱い。
見た所ハヌマーンは物理攻撃を主体としている。
1体1となれば、そう長くは続かないだろう。
携帯を操作する。
弄るのはアプリの個人設定。
コマンドをセット。
俺は戦闘をしているハトホルと
ハヌマーンの方向に背を向ける。
新田さん。
合図したらハトホルを下げてくれ。
考えがある。
「え、でも……」
頼む。初対面で言うことでも無いけど、信じてくれ。
「う、うん……分かった」
時を待つ。
ハトホルがようやく飛び回るように動くハヌマーンに、
新田さん、今だ。
「戻って! ハトホル!」
ハトホルが完全に戻るのも確認せずに
俺は
特に踏ん張りもしていなかった
俺の身体は
反動で容易に吹き飛ばされ───
吹き飛ぶ中無理やり身体の方向を変え、
数回、
ハヌマーンは回避しようとするが、
時はすでに遅く、直撃する。
ハヌマーンが膝を付く。
────どうにか上手くいったか。
ダイチ。
「な、なんだよぅ……」
トドメを。
「お、俺ぇ!?
そんなの、ヒビキが───」
早く。
ハヌマーンは未だ力尽きた訳では無い。
ここで俺が仕留めてもいいが、
それでハヌマーンがダイチを認めるかと言うと、微妙だ。
何せ対話ではなく戦闘を仕掛けたんだ、
武を示さなければ納得はしないだろう。
「わ、わかった……!」
掌をハヌマーンへと構える。
「わ、悪く思うなよ!」
よろけながらも立ち上がろうとする
ハヌマーンに命中した。
ピロリン♪
ダイチの携帯から着信音。
「────御膳立てされていたのは
気に食わぬが、従ってやろう。
今後とも、宜しく……
これ、ハヌマーンから……?」
多分、そうだろう。
「と、と言うかこれ!なんなんだよ!
意味分かんねぇよ! 急に化け物と戦わされたり……」
……俺にも、分からない。
この場の誰にも、
このアプリが何なのかは分からないだろう。
俺達は生き残る為に、これを使ったに過ぎない。
俺達が出来るのはこれを悪用しない事くらいだ。
上へ上がろう。
そして、休める所を探して……
そこで、ゆっくり─────
世界が、傾いて─────
意識はそこで暗転した。
白虎はアニメ版に添いました。
それと同時にイオやダイチも
縁を上げていくと解放される仲魔を
初期悪魔として手に入れる……と言った形に。
スキルについては人間同士で同種のものを
取得できない理由がゲーム内でも
説明されてなかったので
(恐らくゲームバランス調整)
同じスキルを取得しても
問題ないようにしました。
ここらへんは後で変えるかも。
大阪弁書けないけど許してくれますか
-
許す
-
謝っても許さない
-
良いぞ、だがその代わりいいものを書け