諦観するのはもうやめた   作:万能型蛮族

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持っててよかったデビルサバイバー2資料集。
ブレイクレコード版も出してくれていいのよ?


(7)ジプス

 爆煙が風によって流れる。

 

「これは……」

 

 爆風や爆煙は前面に出た俺の少し前を

 避けて流れていく。

 

 ────間に合ったか。

 

 ☆

 

 響希達の場所から少し離れた

 車の残骸近く……ドゥベに近い地点。

 

 地面は亀裂や砕けた場所が

 大部分に及び、焼け焦げている場所もある。

 新田維緒が迫真琴を介抱した付近も

 例外では無かったが────

 イオとマコトを囲うように、

 以前と変わりなく亀裂も無い地面が保たれている。

 

 マコトの傍らには旗を持った金髪の乙女が立っていた。

 

「助かったよ、ジャンヌダルク」

 

 ────危ない所でした。

 ご無事で何よりです、マコト。

 

 英雄、ジャンヌダルク。

 オルレアンの聖女によって

 齎された守護の力(英雄の印)

 ドゥベの爆破から2人を守ったのだ。

 

「いや、それより────」

 

 響希達の方は無事だろうかと

 視線を向けると、無傷の響希達が見える。

 

(無傷……? どうやって

 あの爆発を耐えた……?)

 

 ────アレは……

 護りの盾、のようです。

 

 ジャンヌダルクが答える。

 

「あの瞬時に……ただの召喚アプリを

 手に入れた子供と侮っていたが……」

 

 ───マコト! 退却する! 

 原因は分からないがドゥベは行動を停止した!今のうちに! 

 

 響希の声。

 

「了解した、直ちに全員東京支局へ帰還する! 付いて来い!」

 

 車は残念だが、あそこまで壊れてしまった以上

 ここに置いていくしかない。

 響希達は急いでその場を後にした。

 

 ☆

 

 国会議事堂。

 その裏口から建物内に入り、

 エレベーターに乗り下へ降りる。

 

「にしても、国会議事堂が秘密組織の本拠地だなんて

 全然知らなかったなぁ……」

 

「当然だろう、我々はそもそもが

 気象庁に所属していると言うように処理されている。

 ジプスの存在は日本という国が秘匿しているのだから

 ……一般の人々が知る由もない」

 

 しきりにエレベーターの中を

 キョロキョロと見て驚くジョーに、

 威張るでも無くただ当然の事実を告げるように

 マコトはそう語る。

 

「な、なぁ……アンタの組織

 本当に大丈夫なのか……?

 俺たち何よりアンタに追いかけられたから

 不信感持ってるんだけど……」

 

「……すまない、言い訳臭くなるが

 今現在、アプリの悪用者の報告が後を絶たん。

 だから君達も悪用してないか確かめようとしたのだ……」

 

 それなら仕方ない。

 

「えぇ!? でもよ……」

 

「まぁ、パッと見でコイツが悪魔召喚者だ! 

 なんて分からないからね~、許してあげなよ、ダイチくん」

 

「と、言うかお前は何なんだ……

 久世の話には出てこなかったように思うが……」

 

 怪訝な目でマコトがジョーを見る。

 

「俺? 俺はね~ダイチくんの

 死に顔動画を見たんだ。

 それで急いで駆けつけたってワケ」

 

「は……? 俺の……死に……?」

 

 ……ダイチ、ジョーとの面識は? 

 

「え? いや、無い……と思う。

 というか会ってたら覚えてるだろ、こんな適当な人!」

 

「ヒドイなぁ……俺の方も

 ダイチくんと知り合いではないよ、

 会ったことも無い」

 

「って言うか……

 死に顔動画って何だよ!?」

 

 ────これだ。

 

 ダイチにダイチの死に顔動画を

 写した携帯を見せる。

 

「響希くん、それは……!」

 

 ────実物を見せた方が早い。

 それに、これからダイチに届く事もあるかもしれない。

 

「あ……そう、だね……」

 

 ジョーは置いておくとして、

 新田さん、ダイチ、俺のアプリ

 取得時期や状況は同じだ。

 俺や新田さんに動画が届くという事は

 ダイチにも届く事が有り得る……

 

「なんだよ、これ……俺が……」

 

「……それは未来だと俺は思うね。

 ……でも確定はしてない未来だとは思う。

 だから僕が来て、ダイチくんが助かった。

 死に顔動画の未来は多分、変えられるんだよ」

 

「そうだな……」

 

 この動画は俺達の生命線になる。

 携帯の充電は成る可く切らさないようにしよう。

 

 マコトへ視線を向けると、

 意図を理解してくれたのか一つ頷く。

 

「現在東京以外の都市でも

 地震の影響で停電が続いている。

 だがジプスの各支局では発電施設が設置されている。

 携帯の充電程度なら出来るだろう」

 

「お、おぉ……」

 

「でも、なんか申し訳ないな。

 他の人は停電で私達だけ……」

 

 申し訳なさげな新田さんに、

 ジョーが薄ら笑いを浮かべながら返す。

 

「んー、まぁジプスもタダで

 電気使わせてくれるわけじゃないと思うよ?」

 

「……その通りだ。

 ジプスの各支局長の上に立つ

 峰津院大和局長がそれを許さないだろう。

 あの人はその……実力主義でな」

 

 ……この状況だ、

 俺達は戦力として見られるだろう。

 

 エレベーターが到着し、扉が開く。

 

「……よく決断して選んでくれ。

 ここから先は機密機関……

 足を踏み入れたら一般人には戻れないと思ってくれていい。

 君達は、我々の保護下に入り、ジプスに所属する事を望むか?」

 

 決断の時が迫る。

 




半ばやけくそ気味に書き上げたやつです。
俺はこのすばTRPGのシナリオも書かなきゃならねぇんだ……!

大阪弁書けないけど許してくれますか

  • 許す
  • 謝っても許さない
  • 良いぞ、だがその代わりいいものを書け
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