とある吸血鬼と一方通行   作:reima1341

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今作もご覧いただきありがとうございます!
最近テスト期間ですので、投稿ペースが遅くなる可能性があります。
申し訳ありませんがご理解いただきますようよろしくお願いします。

さて、今回は一方通行の執事としての初めての仕事になります!
では、本編スタートです!


第十話 最初の仕事

「朝だぞぉ!おきろー!!」バーン!

 

元気に扉を開けた金髪の少女は寝ている白髪の少年に飛びつく。

 

一方通行「うっせェうっせェ・・・オマエ吸血鬼だろォが・・・だったら夜まで寝てろ・・・」

 

フラン「むー!今日はあくせられーたの為にお買い物行くって言ってたからせっかく早起きしたのにぃ。」

 

一方通行「そォか、よかったな・・・」ゴロン

 

フラン「だぁかぁらぁ!お・き・る・の!!」バサッ

 

フランは一方通行の掛布団を勢いよくはがした。

 

一方通行「クソガキィ!何しやがる!!」ムクッ

 

フラン「お買い物行くんだって!それに今日から仕事でしょ?」

 

フランのその言葉で一方通行はやっと脳を覚醒させた。

一方通行が起きたのを確認するとフランは一方通行の部屋を探索する。

 

フラン「・・・なんだろこの箱」パカッ

 

一方通行「クソガキィ、人の荷物勝手に開けてンじゃねェ!」

 

フラン「うわぁ・・・お金がいっぱい・・・それにあなたの服がいっぱい!なんで?ここに来た時には何も持ってきてなかったのに・・・」

 

フランは少し考える。

 

フラン「まさか・・・みんなが寝てる間に強盗でもしてきたの?フランはあなたをそんな子に育てた覚えはありませんよ?」

 

一方通行「勝手に開けた挙句勝手なこと抜かしてンじゃねェよ・・・この中には俺の銀行のキャッシュカードが入っていた。それに幻想郷にはこンな服は売ってねェはずだろォ。多分俺をここに連れてきたヤツがご丁寧に学園都市から持ってきてくれたンだろォよ」ハァ

 

フラン「それにしてもこんな大金・・・フランみたことない」

 

一方通行「オマエのお姉様もこンぐれェ持ってンだろ。」

 

フラン「服もたくさん入ってるから買い足す必要ないね!」

 

一方通行「あァ」

 

フラン「それじゃっ、ご飯食べにいこっか!」ピョン!

 

フランと一方通行は部屋を出て食堂に向かう。

扉を開けるとすでに咲夜が朝食を用意していた。

 

咲夜「おはようございます。妹様、一方通行。朝食の準備が整っております。どうぞお召し上がりください。」ペコッ

 

レミリア「おはよう、二人とも。」

 

美鈴「おはようございます!」

 

一方通行「・・・パチュリーと取り巻きがいねェじゃねェか」

 

美鈴「パチュリー様はまだ寝ておられます。小悪魔はパチュリー様の身の回りの準備を。」

 

一方通行「すげェ堕落した生活だな」

 

フラン「さっきのあなたからして人のこと言えないよ。」

 

レミリア「そろそろいただきましょうか。」

 

「「いただきます!」」

 

一方通行「・・・いただきます。」

 

美鈴「おや・・・」

 

咲夜「これは・・・」

 

レミリア「・・・フフ」

 

フラン「よくできましたぁ!!」ニカッ

 

咲夜「がはぁ!!」ブシャッ!

 

美鈴「あぁ!私の食事がぁぁぁ!!」

 

一方通行「・・・面倒はゴメンだかンなァ・・・」

 

一同は食事を進めていく。

 

レミリア「さて、今日の日程だけれど一方通行のための買い物ね。」

 

一方通行「それが昨日の晩俺をここに連れてきた野郎ォが学園都市から金と着替えもってきやがった。だから服は大丈夫だァ」

 

レミリア「でも、執事服は必要でしょ?」

 

一方通行「どォしても着なきゃダメか・・・?」

 

レミリア「ここで働く以上服装はきちっとしないとね。」

 

咲夜「では午前九時より出発いたします。それまでに準備をお済ませください」

 

フラン「はーい!」

 

一方通行「フランも行くのか?」

 

レミリア「行きたいっていうからね・・・当然私も行くわよ。人里がどんなところか興味あるしね。」

 

一方通行「今度は日傘忘れンなよ。」

 

レミリア「あれは咲夜が持ってっただけよ・・・」

 

咲夜「・・・申し訳ございませんでした・・・」

 

美鈴「まあまあ・・・」

 

一方通行「先に部屋に戻ンぞ」スクッ

 

フラン「フランも!」

 

レミリア「それじゃあ九時前にロビーね。」

 

一方通行「・・・」

 

フラン「はーい!」

 

ガチャっ・・・バタン・・・

 

一方通行(外出の時に傘が必要なンは面倒だろォ・・・夜、電極に細工してみるか・・・)スタスタ

 

フラン「何かんがえてるの?」スタスタ

 

一方通行「なンでもねェ」スタスタ

 

フラン「おしえてよー」

 

一方通行「明日になったら分かる・・・てかオマエの部屋はあっちだろォが、なンでついてくる」スタスタ

 

フラン「フランもう準備終わってたんだよ!暇だからあくせられーたのお手伝いするの!・・・あー!でも、うるさいからあっち行けってのは無しね!」

 

一方通行「あァそォかよ」ガチャッ

 

フラン「あっ!待ってー!!」

 

一方通行は部屋に入るとベッドに横になった。

 

フラン「もぉーまた寝るの?準備は大丈夫なの ?」

 

一方通行「準備なンているかよ。財布だけ持ってきゃァいいンだろォが」ゴロン

 

一方通行はダルそうに寝返りをうつ。

 

一方通行「オマエ、ついてくるとか言ったが金は持ってンのか?」

 

フラン「ううん、もってないよ?」

 

一方通行「何しに行くンだよ・・・」ゴソゴソ

 

一方通行は財布から五千円を取り出した。

 

一方通行「ほらよ、自分で考えて使え。」

 

フラン「でもフランお金の使い方わかんないよ?」

 

一方通行「とりあえず五千円だ。その額で何が買えるか自分で学べェ」

 

フラン「うん!わかった!!」

 

一方通行「オマエ数学・・・いや算数はできンのか?」

 

一方通行はふと思ったことをきいてみる。

 

フラン「出来ない!!」ニカッ

 

素晴らしい笑顔だった。

 

 

 

 

準備を済ませた一方通行達はロビーに集合した。

 

レミリア「集まったわね。」

 

咲夜「では、参りましょうか。」

 

フラン「わーい!」

 

一方通行「はァ・・・」

 

レミリア「一方通行、ため息なんてどうしたの?」

 

一方通行「オマエは大事な妹に生涯学習もさせてこなかったンだな。」

 

レミリア「うっ・・・だって教え方わかんないんだもん。」

 

一方通行「他の奴らに頼みゃァよかったじゃねェか・・・」

 

レミリア「妖精メイドは論外だし、他のみんなは忙しいのよ!」

 

一方通行「その結果おバカなクソガキの誕生ってわけか。」

 

レミリア「くっ・・・なんで急にそんなこと」

 

一方通行「あのガキに小遣いを与えた。数くらい数えられると信じてェが数学に関してはまったく教養がないらしい。」

 

レミリア「・・・あなた、確か演算で能力使うんだったわよね?」

 

一方通行「だったらなンだ?」

 

レミリア「フランに勉強教えてくれない?」ニコッ

 

一行は玄関口の扉を開け、紅魔館の外に出る。

 

一方通行「やなこった。誰がそンな面倒ォなこと・・・」

 

レミリア「じゃあ紅魔館の主として執事に命令します。フランの教育をなさい。」

 

一方通行「・・・チッ、職権乱用しやがってェ」

 

紅魔館の庭を抜け門へ到達する。

 

レミリア「開けてちょうだい。」

 

レミリアが一言発すると門番の美鈴が外から門を開けた。

 

美鈴「お出かけですか?」

 

フラン「うん!お買い物行くんだー!」

 

咲夜「寝たら・・・分かってるでしょうね。」

 

美鈴「は、はい!分かっております!この紅美鈴命に代えても紅魔館をお守りします!!」

 

レミリア「じゃあ行くわよ。」

 

レミリア達は歩いて人里へと向かった。

フランは道中咲く花や動物、建物などなんにでも興味を示し、はしゃいでいた。初めて見るものに対しては特に。

咲夜は意識を保つのに必死だった。

 

フラン「わぁー・・・」

 

一方通行「・・・なンかァ、江戸時代みてェな街並みだなァ。」

 

レミリア「そうねmgmg日本の文化というのはなかなかどうしてmgmg」モグモグ

 

一方通行「・・・みたらし団子がそンなにうめェか」

 

レミリア「それはもう!最高だわ。」

 

一方通行「オイ、買い物にきたンじゃなかったのか?」

 

レミリア「私は咲夜とここに居るわ。あなたとフランは買い物してきなさい。」

 

一方通行「服はどォすンだ?」

 

レミリア「紳士としてふさわしいものならなんでもいいわ。」

 

一方通行「ちっ、テキトーいいやがる。」スタスタ

 

フラン「待ってよー!あくせられーた!」タタタ

 

咲夜「いいのですか?お嬢様。」

 

レミリア「構わないわ、フランも楽しんでいるし。それよりもっと日本のお菓子というものを食べたいわ。」

 

咲夜「お供致します。」

 

 

 

 

フラン「手ぇつなご?」

 

一方通行「断る。なンでそンな面倒なこと・・・」

 

フラン「傘閉じちゃうよ?」

 

一方通行「チッ・・・クソガキがァ」

 

フラン「えへへ♪」ギュ

 

フランは一方通行の手を握り傘を閉じた。

 

一方通行「どォいうつもりだァ?」

 

フラン「反射で太陽の光から守ってくれるんでしょ?」

 

一方通行「・・・ハァ」

 

フラン「人里はすごいにぎわってるね。」

 

魔理沙「・・・ん?(あんな奴ら幻想郷にいたか?それに銀髪の少年に金髪の子供?親子か?にしては年が離れすぎだろ・・・だったら兄妹?)」スタスタ

 

一方通行(あの魔女みてェなヤツなンか俺たちのことずっと見てくンなァ・・・一応スイッチ入れておくか・・・)ピッ!キュィィィィィィィィィン!!

 

フラン「!ビビッときた!!あくせられーた、なんかあったの?」

 

一方通行「・・・念のためだ。あの仕立て屋にいくぞ。」スタスタ

 

フラン「うん!」タタタ

 

仕立て屋

 

店員「いらっしゃいませー!」

 

フラン「この人の執事服が欲しいの!」

 

一方通行「はしゃぐンじゃねェ」

 

店員「かしこまりました。ではあちらにスーツ類がございます。どうぞゆっくりお選びください!」

 

フラン「フランがみたげる!」

 

一方通行「その必要はねェ。こンなもンでいいだろ。」ヒョィッ

 

フラン「そんな適当じゃダメだよ!ちゃんと選ばなきゃ!」

 

一方通行「じゃァオマエがえらべェ」

 

フラン「いいの!?」

 

一方通行「面倒くせェかンなァ(ついてきてやがンなァ)」

 

魔理沙(付いてきちまったぜ!・・・しっかしスーツなんか見て何に使うんだ?)

 

フラン「こんなのどう?」ヒョィ

 

一方通行「いいンじゃねェか?」

 

フラン「ちょっと着てみてよ」

 

一方通行「いや、いい。オマエが選らンだンだァ、間違いねェだろォ。」

 

フラン「そんなこと///」

 

一方通行(チョロいな)

 

フラン「お金払いに行こ!」

 

一方通行「あァ。」

 

店員「六万五千円になります。」

 

一方通行「・・・」スッ

 

フラン「お~」キラキラ

 

店員「ちょうどいただきますね。ありがとうございました!」

 

魔理沙(おっ、買い終えたか)

 

一方通行「フランよォ、オマエ一人で買い物できるか?」

 

フラン「やってみたーい!」

 

一方通行「あそこに駄菓子屋がある。あそこで好きなもン買ってみろォ。ちゃンと買えたか後で見てやる。」

 

フラン「はーい!」トテテ

 

一方通行(・・・さて)スタスタ

 

魔理沙(別れた!子供の方は駄菓子屋かー・・・なら追うのは)スタスタ

 

一方通行(かかったか・・・)

 

一方通行は人里の人気のない路地裏に入る。もちろん魔理沙も続いていく。

 

一方通行「さっきからついてきている魔女さンよォ・・・そろそろ俺になンの用か聞かせてほしいなァ!!」ダァン!!

 

魔理沙「おわっ!!」ズザザザザザ

 

一方通行は地面を蹴り能力で魔理沙を自分の足元に引き寄せた。

 

一方通行「さっきから俺とあのガキをつけてたな?なンの目的だァ?」

 

魔理沙「・・・お前を倒すためだと言ったら?」

 

一方通行「血みどろ確定ェ。」

 

魔理沙「こんな危険人物放ってはおけないぜ!お前たち外来人だな?」

 

一方通行「それがどォした?」

 

魔理沙「外来人は大体異変を起こすって相場が決まってらぁ!異変を起こされる前に倒す!」

 

一方通行「いいだろォ・・・俺にケンカ吹っ掛けたことォ、公開させてやる・・・」ニタァ

 

魔理沙「先手必勝!!いきなり最大火力!!恋府『マスタースパーク』!!!!」ドォルルルルルルルルルルルルルル!!!!

 

魔理沙は極太レーザーを発射し、一方通行を一撃で撃破しようと接近する。

 

一方通行(真正面からの一直線攻撃・・・馬鹿か?コイツは・・・)

 

一方通行はスイッチを切り、左手を前に突き出した。

 

ギュィン!!!!

 

マスタースパークは軌道を変え空へと消えていった。

 

一方通行(解析完了ォ)

 

魔理沙「何っ!?」

 

一方通行「どォだ?これでもまだやるかァ?」

 

魔理沙「なめんな!!」

 

魔理沙はマスタースパークの最終系ファイナルスパークを発動させた。

 

一方通行「バカの一つ覚えだなァ」ギュイン

 

今度はファイナルスパークを多少分散させて魔理沙に向けて反射した。

 

魔理沙「うわっ!!!!」

 

ズガガガガガガガガガァァァァァァンンンン!!!!

 

一方通行「どォだァ?自分の技ン味はァ?」

 

魔理沙「ぐぅ・・・かはっ・・・」

 

一方通行「終いだァ・・・寝てる分には何もしねェが、起き上がってくンならオマエを血みどろにしてやる。」

 

魔理沙「まさか・・・お前は・・・」

 

一方通行「オマエの意識を残しておいたのには理由がある。話せ、誰の差し金で俺たちを付けた?」

 

魔理沙「誰の差し金でもねぇよ。興味あったからついてきただけだ・・・」

 

一方通行「信じられねェなァ・・・楽しい楽しい拷問をしてもいいンだぜェ?」

 

魔理沙「ホントに・・・なんも隠してないって」

 

一方通行「まァいい、二つ目だ。オマエはなにもンだァ?」

 

魔理沙「霧雨魔理沙。普通の魔法使いだ。たまに霊夢と一緒に異変解決してる・・・」

 

一方通行「霊夢だと?・・・オマエ霊夢の知り合いか?」

 

魔理沙「霊夢を知ってんのか?大親友だぜ。」

 

一方通行「肩を並べて親友っていうにはオマエにはたりねェもンが多すぎる。そンなンじゃァ俺はおろかあの巫女にも届かねェ。」

 

魔理沙「・・・くっ」

 

一方通行「今回俺はたまたま悪党だったからよかったが、これがカタギだったらどォする?オマエはただのクソッタレの小悪党ォだァ・・・

それこそ異変の犯人とかいうヤツになっちまうンじゃねェかァ?」

 

魔理沙「・・・お前もしかして紅霧異変の英雄か?」

 

一方通行「あァ?」

 

魔理沙「この強さ・・・間違いないと思うんだが・・・」

 

一方通行「さァな・・・俺はただの悪党ォだ・・・クソッタレ。」スタスタ

 

路地裏から出た一方通行は駄菓子屋に向かう。

 

フラン「あー!あくせられーた!!」

 

一方通行「ちゃンと買えたかァ?」

 

フラン「みてみてー!」スッ

 

フランの両手には駄菓子がいっぱいあった。おまけにポケットにもあふれんばかりのお菓子が詰め込まれている。初めての買い物が大成功してフランはご満悦の様子だ。

 

一方通行「ちゃンとできてンなァ。初めてにしては上出来じゃなェかァ」

 

フラン「えへへ・・・あなたにも分けてあげる!」

 

一方通行「持って帰って食べるぞ」

 

フラン「うん!」

 

 

 

 

レミリア「あら、終わったの?」

 

咲夜「」チーン

 

一方通行「なンでコイツは死ンでンだァ?」

 

レミリア「お団子102個辺りからこうなってたわ。」

 

一方通行「どンだけ食うンだよ・・・」

 

レミリア「人間の限界を見てみたかったの。結構入ってびっくりしたわ。」

 

フラン「うわぁ・・・口にいっぱい棒がささってるよ・・・」

 

一方通行「エグイ事すンなァ」

 

レミリア「一方通行の買い物が終わったことだし、そろそろ帰りますか・・・」スクッ

 

一方通行「コイツはどォすンだァ?」

 

レミリア「ほっといていいわよ、そのうち起きるわ。」

 

フラン「ちょっとかわいそう・・・」

 

 

 

 

 

 

一方通行たちは咲夜をおいて紅魔館へと帰った。

帰るなり一方通行は買ってきた執事服をフランに着せられ、遊ばれていた。

 

フラン「すごいすごい!よく似合ってるよあくせられーた!」

 

一方通行「あァそォかよ・・・ったく」

 

レミリア「普通に様になってるわよ。」

 

一方通行「・・・」

 

レミリア「では、早速仕事をお願いしていいかしら?」

 

一方通行「なンだ?」

 

レミリア「館の掃除をお願いするわ。」

 

一方通行「このバカデカい屋敷をかァ?俺一人で?」

 

レミリア「仕方ないじゃない咲夜おいてきちゃったし。」

 

フラン「がんばれー!」

 

一方通行「クソがァ・・・」ピッ!キュィィィィィィィィィンンンン!!!!

 

一方通行はスイッチを入れると部屋を飛び出した。

能力を使って掃除をするつもりだ。

 

一方通行の三分クリーニング

 

1、風を紅魔館全体へ吹かせ、ゴミを外へ飛ばします。

 

2、湖の水を使い、紅魔館を水没させます。

 

3、最後に水を全て湖に戻して終了。

 

 

一方通行「まァこンなもンかァ・・・」カチッ

 

一方通行は掃除を終え、レミリア達のいる部屋にはいった。

 

一方通行「終わったぞォ」ガチャ

 

レミリア「あなたがガサツで神経質なのは知っていたけど・・・ここまでひどいとは思わなかったわ。」

 

フラン「サボりはいけないよ!」

 

一方通行「じゃァ廊下見て来いよ。文句はそれから言えェ。」ポスッ

 

フラン「ちょっと見てくるね!」ガチャ

 

フラン「」アゼン

 

レミリア「どうしたの?」

 

フラン「綺麗・・・」

 

レミリア「嘘おっしゃい、こんなに早く終わるわけ・・・」アゼン

 

一方通行「どォだ?まだ文句あるかァ?クソガキども。」

 

レミ・フラ「「滅相もございません。」」

 

レミリア「それにしてもこんな早く・・・どうやったの?」

 

フラン「フランも知りたーい!」

 

一方通行「簡単な話だァ、まず風のベクトルを操ってゴミを外に出す。」

 

フラン「うんうん」

 

一方通行「次に湖の水を使って紅魔館を水没させる。」

 

レミリア「ん?(今ヤバいこと聞いた気がするけど気のせいよね)」

 

一方通行「後、脱水すれば終わりだァ。」

 

レミリア「なるほど(気のせいだったようね)」

 

フラン「あなたの能力って便利だね!フランもその能力使えたら太陽なんて怖くないのに・・・」

 

レミリア「仕方ないじゃない、能力は生まれ持ってのものなんだから。」

 

一方通行「もォ仕事は終わりかァ?」

 

レミリア「いいえ、悪いけどあなたには昼食を作ってもらうわ。」

 

フラン「あくせられーたのお料理!?食べてみた~い!!」

 

一方通行「ふざけンなァ!俺ァ自炊なンてしたことねェぞォ!!」

 

レミリア「あなたは執事よ。主の命に従いなさい。」

 

フラン「フランは家庭的あくせられーたを期待してたんだけどなぁ・・・」キラキラ

 

一方通行「チッ・・・」スタスタ ガチャ

 

レミリア「どこへ行くの?」

 

一方通行「厨房だ・・・どンな物でも文句言うなよ・・・」キィー バタン

 

 

 

一方通行(クソがァ・・・なンで俺がこンなこと・・・)スタスタ

 

パチュリー「あら、一方通行じゃない。執事服なんて着てどうしたの?なかなか似合ってるわよ。」

 

一方通行「見ての通り働いてンだァ。」

 

パチュリー「面倒くさいから深くは聞かないわ。あなたも聞いてほしくないようだし。」

 

一方通行「チッ・・・」スタスタ

 

パチュリー「頑張ってね。」

 

一方通行(所々妖精メイドどもが居やがるがちっとも働いてねェじゃなェか・・・)スタスタ

 

さぼりまくっている妖精メイドを見ながら一方通行は厨房へと着いた。

 

ガチャッ

 

一方通行(来たのはいいがどォすりゃァいいンだ?どっかに料理本でもありゃァなンとかなりそォだが・・・)ガサゴソ

 

一方通行は棚をあさり、本を見つける。

 

一方通行(料理本の横にロリもンのエロ本あったぞ・・・あのメイド長ォとンだエロメイドじゃァねェか・・・)

 

彼は咲夜に呆れながらレシピ本を開ける。

 

一方通行(ハンバーグ?まァこンなもンでいいだろォ・・・後は冷蔵庫に肉が入ってるかだがァ・・・)

 

バカッ・・・

 

一方通行(あンじゃねェかァ)

 

一方通行(基本となるハンバーグの材料は『合びき肉、玉ねぎ、パン粉、牛乳、おろしにんにく』で、ここに塩や胡椒といった基礎調味料を加えて作りますゥ?材料はァ・・・そろってンなァ。)

 

一方通行は調味料の置き場所がわからず苦労したが、なんとか見つけて材料をそろえた。

 

一方通行(フライパンにサラダ油大さじ1を入れて強めの中火で熱し、みじン切りの玉ねぎを加えて時おり混ぜながら炒める・・・色が軽くついてきたら弱めの中火に火を落としていく。)トントン ジュワーッ

 

一方通行(ボウルに合びき肉を入れ、混ぜる前に材料を順にすべて加える。・・・混ぜンのめんどくせェなァ・・・いいこと思いついたァ。)

 

一方通行は重力と空気のベクトルを操り、ハンバーグのタネを浮かせ、圧縮していく。

 

一方通行「圧縮、圧縮ゥ!空気を圧縮ゥ!!いいぜェ!いいかンじだぜェ!!」ググググググググググ

 

そして一気にハンバーグのタネを分けて空気を抜き、形を整えた。後は焼くだけだ。

 

一方通行「フライパンなンて必要ォねェ!!直接焼いてやるぜェ!!」

 

彼は火を操作し絶妙な加減でしっかりハンバーグの中まで火を通した。

 

一方通行(あとはソースだな・・・)

 

一方通行は調味料を合わせる前に残った脂の分量を確認し、肉から出た脂や肉汁を活用してソースを作っていく。

 

一方通行(ケチャップ…大さじ6、ウスターソース…大さじ2と1、醤油…大さじ2・・・)トポトポ ジュワーッ

 

ソースをハンバーグにかけ、周りにトマトとゆで済みブロッコリーを盛り付ける。

そして、コーンスープも作った。(インスタントだが)

 

一方通行(料理程度でテンション上がっちまったァ・・・なにやってンだ・・・俺。)ハァ

 

一方通行は廊下でしゃべっていた妖精メイドたちを恐喝し、無理やり料理を運ばせた。

 

ガチャッ

 

一方通行「お待たせいたしました。本日の昼食ですってかァ?」

 

レミリア「あら、できたの?」

 

パチュリー「一方通行の料理なんて正直不安しかないけど・・・」

 

こあ「でもすっごく興味あります!」

 

美鈴「お腹すきましたぁ」

 

フラン「見せて見せて!」

 

咲夜「いい匂いがするわね。」

 

一方通行「あァ?いつ帰ってきた?」

 

咲夜「さっきよ?気が付いたらおいてかれててびっくりしたわ。」

 

一方通行「残念だがァ、オマエの分はねェ。」

 

咲夜「そんな!?」

 

一方通行「・・・嘘だァ」ケケ

 

咲夜「ムキー!!」

 

一方通行「オラ、配膳しやがれクソガキども。」

 

一方通行は妖精メイドに配膳させ、自分も席に着いた。

 

レミリア「・・・驚いた。あなた、どうやって妖精メイドたちを?」

 

一方通行「ちょっとお願いしただけだァ。」チラッ

 

妖精メイド達「」ビクッ

 

レミリア「ふーん、すごいわね・・・あら、美味しそう。」

 

フラン「すっごく綺麗!」

 

パチュリー「見た目は良くて味が最悪というパターンかしら・・・」

 

こあ「さすがにひどいですよ!パチュリー様!」

 

美鈴「これは・・・美味そうですね」ジュルリ

 

咲夜「一方通行、あなた料理の経験があるの?」

 

一方通行「ねェよ。レシピ通り作っただけだァ。」

 

レミリア「それにしても綺麗にできてるわ。」

 

フラン「そろそろ、食べたいよ!お姉様!!」

 

レミリア「そうね。ではいただきましょうか。」

 

「「いただきます!」」

 

パクッ

 

フラン「んん!?」

 

咲夜「これは・・・」

 

パチュリー「以外・・・美味いわね・・・」

 

レミリア「味付けもいいし、中まで完璧に火が通っているわ。」

 

こあ「ソースも最高です!」

 

一方通行「あァそォかよ・・・(いい出来栄えだなァ)」

 

咲夜「でも、初めて作った料理がこんなに上手なんて・・・」

 

フラン「また能力使ったの?」

 

一方通行「そォだ。」

 

パチュリー「なんでそう思ったの?」

 

フラン「あくせられーたの能力は便利だもん!もしかしたらと思ってね!」

 

レミリア「それにコーンスープをつけるとはなかなかセンスがいいわね。」

 

一方通行「学園都市のレストランがそォだったかンなァ。」

 

咲夜「一方通行、ご苦労様。後は私に任せて今日は休みなさいな。掃除をしなくていいだけでも相当楽になったわ。ありがとう。」

 

一方通行「お嬢様の命令だかンなァ。」

 

レミリア「最初にしては・・・じゃなくてすごく戦力になるわ。今日はありがとね。」

 

一方通行「あァ、俺は部屋に戻る。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方通行は自室に戻ると部屋のベッドに横になった。

 

一方通行(いままで働いたことなかったかンなァ。体力的じゃなく精神的にもキツイわァ・・・)

 

そんなことを考えていたら彼は寝てしまった。

 




最後までご覧いただきありがとうございました!

一方通行は今回初仕事で掃除と料理をしただけで眠ってしまうほど疲れていますね!
彼にとっては慣れないこと、らしくないことは疲れることなのでしょう。

さて次回 第十一話 代理脳装置
                            次回もお楽しみに!!

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