とある吸血鬼と一方通行   作:reima1341

12 / 24
今作もご覧いただきありがとうございます!
今回は一方通行がフランのために動き回る話です。
執事として頑張る一方通行は仕事を終え、午後から代理脳装置の改造のため必要なものを集めるため幻想郷を走り回ります。

※作品品質向上のため評価や感想をたくさん御寄せいただけると幸いです。どうかよろしくお願いします。

それでは、本編スタートです!!


第十一話 代理脳装置

一方通行は目を覚ました。

 

一方通行「・・・寝ちまってたか。」

 

寝起きで眠い目をこすりながら時計を見る。時計の針は1時半頃を指していた。

 

一方通行(そンなには寝てなかったよォだな・・・)ムクリ

 

一方通行はベッドを離れ、自室のドアを開けた。

 

一方通行(ン?)

 

外側のドアノブに袋がかかっていたようだ。一方通行はそれを拾い上げる。袋の中身はお菓子だった。午前中フランと買い物に行った時のものだ。一方通行はあの時一緒に食べるという約束をしたのを思い出した。

 

一方通行(・・・)スッ

 

一方通行はポケットの中にお菓子をしまい込み部屋を後にした。

静かな廊下に杖の突く音だけが響いていた。

 

 

 

一方通行「開けろォ!」

 

門の前に立った一方通行は外側の門番に向かって声をかけた。

 

ガチャン!!ギィィィィィィ・・・

 

美鈴「お出かけですか?しかもおひとりで?」

 

一方通行「あァ、訪ねたい所があってなァ。」

 

美鈴「そうですか、確かにあなたもここに来て日が浅いですもんね。探索とかしたいでしょう。どうぞお通りください。」

 

一方通行「あァ」スタスタ

 

一方通行は門の外に出ると背中に2本の竜巻を発生させ、大空へと飛び立っていった。

 

美鈴(飛んでいくなら門を開けろとは言わないはず・・・パチュリー様の結界に気づいていますね・・・全くあの人は。)フフ

 

 

 

 

 

 

 

一方通行(永遠亭は・・・確かあっちだったなァ)ヒュォォォ

 

カシャッ!!

 

一方通行「あァ?」

 

???「いやぁ、やっと見つけましたよ!」

 

一方通行は後ろからしたシャッター音と女の声に驚き後ろに振り返る。

 

文「こんにちは!私は文々。新聞の清く正しい射命丸文です!」

 

そう名乗った新聞記者は再び一方通行の写真を撮った。

見た目は黒髪の女にしか見えないが背中の大きな烏のような黒い羽がそのイメージを壊している。

 

文「その白い髪、紅い眼。まさしくあなたですね?外来人でありながら紅霧異変を解決したという方は!いやーあの時は姿は見れたもののカメラに収められなくてですね!ようやく撮れましたよ!」

 

一方通行「・・・いきなり勝手に写真とりやがった上に勝手なことほざいてンじゃねェぞ三下がァ!!!!」

 

文「三下ですかぁ・・・・・・・・・・・・・・・あまり妖怪を舐めるなよ人間。ひき肉にするぞ・・・」

 

そういうと文は目にも止まらぬ速さで一方通行の後ろに回り込み首をつかむ・・・はずだった。

 

一方通行「あまり人間を舐めンなよォクソカラスゥ・・・羽根もぎ取って手羽先にすンぞォ・・・・・・・」ニタァ

 

一方通行はさらに文の後ろに回りこみ、首を握っていた。

 

文「・・・かっ・・・はぁ・・・(人間なのにこの握力・・・どうなってんの?)」グググ

 

パッ

 

文「ゲホッ!ゴホッ!」

 

一方通行は文の首から手を離した。

 

一方通行「今回はこの程度にしといてやる。・・・俺の写真は消しとけェ。」

 

そういって一方通行は永遠亭に向かおうとする。

 

一方通行「・・・オイ、クソカラスゥ」ピタッ

 

文「クソカラスって呼ばないでください!私には射命丸文という立派な名前があります!・・・で、なんですか?」

 

一方通行「機械に精通してる河童とやらを知ってるか?」

 

文「知ってると言ったら?」

 

一方通行「居場所を教えろォ。」

 

文「いいですけど交換条件があります。」

 

一方通行「だったら永琳に聞きに行ったほォがいい。」

 

文「河童達の住んでるところは人間は立ち入り出来ませんよ?入ったが最後攻撃されます。」

 

一方通行「だったらオマエみてェに蹴散らすまでだァ。」

 

文「やめといた方がいいですよ?あなたもこれからここで住むんでしょう?なら、幻想郷の住人とは友好な関係を持っておかないと。」

 

一方通行「・・・チッ、条件を言えェ。」

 

文「あなたについて詳しく取材させてください!」

 

一方通行「・・・クソッタレがァ。」

 

文「案内しますので一緒に来てください!道中取材します!」

 

 

 

 

道中一方通行は文に様々なことを吐かされた。当然闇の部分については隠しておいたが。

 

文「なるほどなるほど・・・つまりこっちの能力とはまた別の能力というわけですか。ベクトル操作か・・・これは敵いませんね。」

 

一方通行「・・・オイなンか山が近づいてきたぞ。」

 

文「ああ、あれが私たちの住処、妖怪の山です。河童もここで暮らしてます。」

 

文は妖怪の山のふもとへ向かって降りて行った。一方通行も続く。

次第に木々の中に綺麗で透明度の高い川が流れていた。川には遊んでいる者が何人か見受けられる。

文は川岸に降り立ちその者たちに声をかける。

 

文「やあやあ河童の皆さん!清く正しい射命丸文です!にとりさんはいらっしゃいますか?」

 

河童「文か・・・なんで人間がここにいるの?」

 

文「この人が例の英雄ですよ。にとりさんにお世話になったらしいのでお礼に来たらしいです。」コソコソ

 

河童「えぇ!?あの人間が?」

 

文「少なくとも妖怪の山に危害は加えませんがあまり怒らせないほうが良いかと・・・」

 

河童「なんで?能力持ちったてしょせんただの人間じゃん。」

 

文「さっき手羽先にされかけられました・・・」

 

河童「・・・マジ?」

 

一方通行「・・・いつまでコソコソやってンだァ?俺はそのにとりとやらに会いてェンだが。」

 

文「だそうです。後はお願いできますか?」

 

河童「ええ!?私一人ですか!?」

 

文「大丈夫です。危害は加えませんから・・・多分。」バサッ

 

河童「多分ていった!多分ってなに!?おーい!!」

 

一方通行「そろそろいきてェンだが・・・」

 

河童「はいぃ!すぐにご案内いたしますぅ!!」

 

 

 

ガララララララララララ・・・・・・

 

「物資ならまにあってるよ。」

 

河童「いえ、客人ですよ。にとりさん。」

 

にとり「客人?」クルッ

 

一方通行「よォ、オマエが俺たちの電極を開発したンだってなァ。」

 

にとり「そのチョーカー・・・じゃあ君が?」

 

一方通行「あァ、そォだ。」

 

河童「あのぉ・・・わたしそろそろ・・・」

 

にとり「ああ、ありがとう。もう行っていいよ。」

 

河童「はい。」

 

そういうと河童はにとりの工場から出ていった。

 

にとり「さて、一方通行くん。今日は何の用かな?電極に何か不具合でも?」

 

一方通行「いや、そンなことはねェ。完璧な設計製作だァ。」

 

にとり「じゃぁどんな用事かな?」

 

一方通行「電極の設計図とパソコンを貸してほしい。」

 

にとり「どうしてかな?」

 

一方通行「俺の脳の代理を務めてるフランっていうガキがいるだろォ?あいつが俺の反射の能力を使えるようにしてやりてェンだよ。太陽のもとでも動けるよォになァ。」

 

にとり「彼女は吸血鬼で夜行性だろ?そんなことしなくても問題ないはずじゃない?」

 

一方通行「あのガキは俺に合わせて起きてこようとする。もォとっくに昼夜逆転してンだろォよ。」

 

にとり「事情は大体わかったけど君がフランの電極にそのプログラムをインストールするの?」

 

一方通行「そォだ、夜の間にやっておく。」

 

にとり「インストールするとき彼女は電極を切るんだよ?当然君の身体は動かなくなる。」

 

一方通行「左半身が動きゃァ問題ねェよ。」

 

にとり「わかったよ、終わったらしっかり返してね。リュックにまとめて入れておくから。拡張子はわかる?」ガサゴソ

 

一方通行「電極を解析すりゃァ問題ねェよ。」

 

にとり「はい、これ。」

 

一方通行「すまねェなァ。」スッ

 

にとり「改造に必要なパーツも入れておいたからね。設計図はパソコンに入ってるから。」

 

一方通行「あァ、わかった。」

 

一方通行は工場の出口へ向かう。

 

にとり「もしよかったら私がやろうか?」

 

一方通行「必要ねェ。自分でやる。」

 

にとり「さすが、人間離れした脳の持ち主は違うね。」

 

一方通行「ハッ。」スタスタ ガララララララララ

 

文「随分かわいいリュックですね。」

 

一方通行「あァ?なンだカラスか。」

 

文「いい加減名前で呼んでもらえませんかね?」

 

一方通行「ンで、何のよォだ?」

 

文「あなたにこれを。」スッ

 

一方通行「なンだァ?通行手形ァ?」

 

文「白狼天狗にもらってきました。これでいつでも妖怪の山を行き来できます。」

 

一方通行「要するにオマエがついてなくても入れるってェことかァ。」

 

文「そういうことです!それじゃあ私は仕事があるので、それじゃあ!」バサバサ

 

一方通行(もォ一か所よってくかァ・・・)ピッ キュイイイイイイイイイイイイイイイイイン!!

 

一方通行はスイッチを入れると竜巻を発生させ、ある場所へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

一方通行(こンなに見つかりやすいとはなァ・・・)スタッ ピッ

 

一方通行は博麗神社と書かれた鳥居の前に降り立った。

彼は杖を突いて神社の建物へ向かった。

 

霊夢「あら、一方通行じゃない。杖なんか突いてどうしたのよ?」ブチッブチッ

 

一方通行「・・・何やってンだ?」

 

霊夢「みてわからないの?食料調達よ。」

 

一方通行「雑草食ってンのか・・・」

 

霊夢「仕方ないじゃない!収入が賽銭しかないんだから!」

 

一方通行「異変解決の報酬とかでねェのかァ?」

 

霊夢「出るわけないでしょうが!無理やり押し付けられてんのよ!」

 

一方通行「・・・チッ」ジャラジャラ

 

霊夢「そんなに!?」

 

一方通行「この前の詫びだァ・・・とっとけェ。」

 

霊夢「それこそ私が謝るべきよ。あの時仮にも幻想郷の一部を消し飛ばそうとしたんだから。とめてくれて感謝するわ。」

 

一方通行「感謝される筋合いはねェよ。俺は俺のやりたいよォにやっただけだァ。」

 

霊夢「あの子は今どうなってる?金髪の子よ。」

 

一方通行「フランか、今では普通のクソガキだァ。」

 

霊夢「じゃあ危険分子はないのね。」

 

一方通行「テメェらみたいのが危険危険とほざくから、あんなガキを作り出しちまうんだァ。」

 

霊夢「あの子に結構肩入れしてるのね・・・どうしてあなたはそんなにあの子に?」

 

一方通行「どォでもいいだろォンなこたァ・・・」

 

霊夢「・・・言いたくないのなら無理には聞かないわ。あっそうだ!あなたたちが完治したのなら宴会しないとね!」

 

一方通行「あァ・・・?宴会だァ?」

 

霊夢「この幻想郷では異変を解決したのちに主犯も含め、宴会をするの。」

 

一方通行「異変の主犯も含めェ?ンなこと他の住民どもが快く思わねェンじゃねえのかァ?」

 

霊夢「この宴会には和解の意味も込められてるの。快く思わない者なんていないわ。たしかあなた紅魔館にいるんだったわよね?早速明日の夕方行うわ。レミリア達も呼んでおいてね。」

 

一方通行「俺はパスだァ、ガラじゃねェ。それに俺は異変の犯人ってワケでもねェしなァ・・・」

 

霊夢「あなたは今回の異変解決の立役者なのよ?参加しないといけない理由はちゃんとあるわ。」

 

一方通行「俺は悪党ォだァ、宴会をメチャメチャにぶっ壊すかもしれねェぞ?それに俺は未成年だ。酒は飲めねェ。」

 

霊夢「ここは幻想郷よ外の世界のルールは適用されない。それに悪党悪党言ってるけどあなた結局悪いことしてなくない?」

 

一方通行「・・・チッ。」スタスタ

 

霊夢「あら、もう行くの?」

 

一方通行「あァ、帰ってやらなきゃいけねェことがあるかンなァ。」ピッ キュイイイイイイイイイイイイイイイイイン!!

 

霊夢「その首についてるの何?それに杖なしで・・・」

 

一方通行「どォでもいいだろォが・・・じゃァな。」ドォン!!

 

一方通行は紅魔館へ向かって飛んで行った。

 

魔理沙「よぉ!霊夢!!」

 

霊夢「あら魔理沙じゃない。」

 

魔理沙「今誰かが飛んでったけど誰か来てたのか?」

 

霊夢「例の彼よ、お賽銭を入れてってくれたわ。」

 

魔理沙「あの『英雄』か?あいつが?なんで?」

 

霊夢「この前のお詫びだそうよ。彼、素直じゃないけど。」

 

魔理沙「んで?いくら入れてくれたんだ?」

 

霊夢「結構入れてくれてたわよ・・・」ノゾキ

 

霊夢「・・・!!」

 

魔理沙「どうした?」

 

霊夢「10万・・・」

 

魔理沙「え?」

 

霊夢「10万円くらい入ってる・・・」

 

魔理沙「嘘だろオイ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

一方通行「・・・」スタッ ピッ

 

美鈴「zzz...zzz...]

 

一方通行「・・・オイ。」

 

美鈴「zzz...zzz...]

 

一方通行「開けろォ・・・」

 

美鈴「zzz...むにゃ...」

 

一方通行「・・・」スッ 

 

一方通行は美鈴の額に手を置く。

 

美鈴「あばばばばばばばばばばばばばばばばばばば」ビリビリビリビリビリビリビリビリ!!

 

一方通行は美鈴の生体電気を軽く暴走させた。

 

一方通行「目ェ覚めたかァ?」

 

美鈴「あ、一方通行さん!?おかえりですか!?」

 

一方通行「あァ、開けてくれェ。」

 

美鈴「かしこまりました!ちょっと待っててくださいね!」

 

美鈴「ふん!」ギギギギギギギギギィィィ・・・・・

 

紅魔館の門が開いた。

 

一方通行「・・・」スタスタ

 

美鈴「あぁそうだ。さっき妹様が探してましたよー」

 

一方通行「・・・」スタスタ ガチャ

 

一方通行はまっすぐ部屋に戻りリュックを下した。

 

一方通行「さァて・・・」カチャッ

 

winndowsXp

 

一方通行(winndowsXpだァ?古すぎンだろォ・・・)カタカタ

 

一方通行はログインし、ファイルを探す。

 

一方通行(代理脳装置・・・これかァ。)カチッ

 

一方通行はデスクトップにある代理脳装置の設計図を見る。

 

一方通行(構造は大して変わンねェかァ・・・)

 

リュックを開け、改造に必要な部品等取り出す。

 

一方通行(色ンなもンが入ってンなァ・・・)

 

にとりは一方通行のやろうとしていることがわかってるのだろうか・・・

 

一方通行(とりあえず、プログラムを作る。プログラムの方は簡単だァ・・・俺の運動神経をフランに代理してもらっているよォに俺の演算部分のみをフランが使えるよォにすればいい。フランの電極には現在、送信機能のみついてる。そして俺には受信機能のみ。面倒ォなのは電極自体に送信機能と受信機能をつけたさなきゃァならねェ・・・あの河童には一人でできると言っちまったが、正直キツイなァ・・・)

 

コンコン

 

レミリア「入るわよ。」ガチャ

 

一方通行「なンのよォだ?」

 

レミリア「あなた、昼から出かけてたそうね。フランが探し回っていたわよ。」

 

一方通行「その割には静かだがァ?」

 

レミリア「疲れて寝ちゃったわ。・・・で、何やってるの?」

 

一方通行「代理脳装置の改造プログラムだァ。」

 

レミリア「あなたとフランについてるやつね。改造って一体どうするの?」

 

一方通行「俺とあのガキの電極にはそれぞれ受信機能、送信機能しかついてねェ。それに送信機能、受信機能をつける。」

 

レミリア「そうすればあなたの脳の能力が使えるようになるわけね。しかしどの部分をフランに使わせるの?」

 

一方通行「演算機能だァ。あのガキは太陽のもとで不自由なく遊びたいと願っていた。それをかなえるだけだァ。」

 

レミリア「それは違うかもね。」

 

一方通行「あァ?」

 

レミリア「あなたが昼に活動するからじゃない?あの子はどこでもあなたについていこうとする。それはあなたがフランにとってかなり大きい存在になってるからよ。あの子、あなたを親のように思ってるのかもね。」

 

一方通行「兄妹じゃなくか?」

 

レミリア「だって、周りから見たらあなたが保護者にしか見えないもの。」

 

一方通行「・・・・・・・・・ンで、なんのよォだ?」

 

レミリア「別に用というほどでもないわ。あなたが帰ってきたというから見に来ただけ。」

 

一方通行「それなら頼みがある。パチュリーを連れてきてくれ。」

 

レミリア「あなた執事のくせして主をパシリに使うのね・・・クスッ、わかったわ。呼んでくるから待ってなさい。」

 

一方通行「・・・助かる。」

 

レミリア「えらく素直じゃない。」バタン

 

一方通行(プログラムは完成したァ。あとは電極を改造するだけだ。今のうちに受信パーツと送信パーツを作っておくか。)カチャカチャ

 

 

 

 

 

 

 

レミリア(・・・全く何やってるのかしらね私は。でも、一方通行があんなにフランのことを想ってくれてるなんてね。フランも彼を好いているようだし・・・ちょっと妬いちゃうわ。)スタスタ

 

咲夜「あら、お嬢様。どこへ行かれるのですか?」

 

レミリア「ちょっとパチュリーを呼びにね。」

 

咲夜「では、私が・・・」

 

レミリア「いいわよ、私が頼まれたことだし。」

 

咲夜「誰にですか?」

 

レミリア「一方通行にね。」

 

咲夜「一方通行ですか!?あいつ執事の分際で・・・!」

 

レミリア「かまわないわ、なんせフランのためですもの。」

 

咲夜「一方通行が妹様に?」

 

レミリア「ええ、なんでも太陽のもとでも不自由なく活動できるようになるとか。」

 

咲夜「それで、パチュリー様に?」

 

レミリア「そうよ、あなたは仕事に戻りなさい。」

 

咲夜「かしこまりました。」

 

レミリアはそのまま図書館へ向かった。

 

レミリア「パチェ、いるかしら?」

 

こあ「お嬢様?なぜここに?」

 

レミリア「ちょっとパチェに用があってね。」

 

こあ「そこにおかけください。ただいま連れてまいります。」

 

レミリア「ええ、助かるわ。」ストン

 

しばらくしてパチュリーがやってきた。

 

パチュリー「どうしたの?レミィ、私に用って。」

 

レミリア「ちょっと一緒に来てもらえないかしら?一方通行がパチェの力を借りたいって。」

 

パチュリー「彼が?人の手を進んで借りようとしないタイプの人間だと思ってたのだけれど・・・」

 

レミリア「いいから来て頂戴。」

 

パチュリー「あなたがここまでするということは、フランに関係することね。」スタスタ

 

レミリア「そうよ、太陽のもとでも出歩けるようにしてくれるらしいの。」スタスタ

 

パチュリー「それで私を?あいにく私は魔法には精通しているけど機械はさっぱりよ?」

 

レミリア「それでも呼んだんだから何か意図があるに決まっているわ。」

 

パチュリー「わかったわ、とりあえず行きましょう。」

 

 

 

 

 

ガチャッ

 

レミリア「連れてきたわよ。」

 

一方通行「わりィな・・・」カチャカチャ

 

パチュリー「私に用って?」

 

一方通行「レミリアから大方聞いてると思うが、この電極を改造してフランに俺の反射の能力を宿らせる。そうすりゃァ太陽のもとでも遊べンだろォ。」カチャカチャ

 

パチュリー「で、そのパーツを電極に組み込むってことね。」

 

一方通行「そォだ、これを組み込ンでそこにあるパソコンでプログラムをインストールする。・・・だが、問題があってなァ。このパーツを組み込むとき俺とフランの電極を外さなきゃなンねェ。」カチャカチャ

 

パチュリー「つまり、外している間あなたは右手が使えないと。」

 

一方通行「だからオマエに作業を頼みたい。」カチャカチャ

 

パチュリー「私、機械に疎いわよ?」

 

一方通行「俺が指示を出す。その通りにやりゃァ問題ねェハズだァ。」カチャカチャ

 

パチュリー「それじゃあ、そこに居るレミィでも務まったんじゃない?」

 

一方通行「オマエは魔法を扱うぐれェだし結構器用かと思ってなァ。」カチャカチャ

 

パチュリー「わかったわ、協力しましょう。」

 

一方通行「わりィな・・・助かる。」

 

パチュリー「えらく素直じゃない。」

 

レミリア「さっき私もそれ思った。」

 

一方通行「どォでもいいだろォが・・・よし。」

 

一方通行はパーツを全て完成させた。

 

一方通行「それじゃあ、フランが寝たころに電極の改造を行う。頼んだぞ。」

 

レミリア「でもどうするの?フランの電極取っちゃったらあなた動けないじゃない。」

 

パチュリー「簡単なことよ。フランを一方通行の部屋で寝かせればいいのよ。」

 

レミリア「なるほど。」ポン

 

一方通行「なんでンなことォ・・・」

 

パチュリー「簡単じゃない、効率がいいから。ちゃんとフランを誘っときなさいよ。」

 

一方通行「チッ・・・なンで俺が・・・」

 

レミリア「仕方ないわね。私がフランを誘導するわ。」ハァ

 

一方通行「レミリア・・・」パァ

 

レミ・パチェ(急に顔が明るくなったわね・・・)

 

パチュリー「じゃあそういうことだから。また後で。」

 

一方通行「あァ。」

 

レミリア「また夕食時にね。」

 

ガチャッ・・・バタン・・・

 

一方通行(・・・宴会のこと言うの忘れてたな・・・飯ン時でいいか・・・)

 

一方通行(最近コーヒー飲んでねェ・・・)

 

 

 

 

フラン「・・・ハッ!」ムクリ

 

フランは唐突に目を覚まし、起き上がった。

 

フラン「おかえり!あくせられーた!」

 

シーン・・・・

 

フラン「あれ?一瞬あくせられーたが近くにいたような気がしたんだけどな・・・」

 

咲夜「お目覚めですか?妹様。」

 

フラン「わわっ!!びっくりした!いつの間に?」

 

咲夜「さっきからここで妹様の寝顔でおnゲフンゲフン!一方通行が帰ってきたことをご報告に。」

 

フラン「あくせられーたが帰ってきたの!?」

 

咲夜「左様でございます。」

 

フラン「探しにいってくる!!」ダダッ

 

咲夜「妹様!!(ヤッてたの気づかれなくてよかった・・・)」

 

フランは自室を飛び出し一方通行を探す。するとレミリアとパチュリーを見つけた。

 

フラン「お姉様!パチュリー!あくせられーたがどこにいるかわかる?」

 

レミリア「起きたのねフラン。一方通行なら自分のへやn「ありがと!お姉様!!」ダダッ

 

パチュリー「忙しい子ね・・・」フフッ

 

レミリア「全くもう・・・」クスッ

 

やっと帰ってきた!!あの人が!!やっと一緒にお菓子食べれる!!

フランは廊下を猛ダッシュで走り、一方通行の部屋へ向かった。

 

バタン!!!!

 

フラン「おかえり!!どこ行ってたの?」

 

一方通行「うるっせェなァ・・・もっと静かにできねェのかァ・・・」

 

フラン「相変わらずダラダラしてるね」

 

一方通行「馬鹿言うなァ、今日は働き詰めだァ・・・ったく」

 

フラン「お菓子食べよ?約束したよね?」

 

一方通行「これか・・・」ガサッ

 

フラン「扉に掛けたの持っててくれたんだね!うれしい!!」

 

一方通行(集中した後だァ・・・甘ェもンも悪くねェだろ・・・)

 

一方通行「甘いもんにはコーヒーが合う。コーヒーも飲みてェ。」

 

フラン「わかった!咲夜に頼んでコーヒーもらってくるね!」

 

一方通行「頼む。」

 

フランはコーヒーを持ってすぐに帰ってきた。おそらく咲夜が扉で盗み聞きしていたのだろう。

 

一方通行(あの変態メイドがァ・・・)

 

フラン「おまたせ!コーヒーのブラックだよ!」コトン

 

一方通行「二つ?オマエも飲むのか?」

 

フラン「うん!あなたいっつもコーヒーコーヒー言ってるからおいしいのかなって。」

 

一方通行「オマエにはまだ早い。」

 

フラン「むぅ~そんなことないもん!」ゴクッ

 

一方通行「バカ!そンなに一気に飲みゃァ・・・」

 

フラン「うぇぇ・・・にっが~い・・・」ウルウル

 

一方通行「だからやめとけっつたろォ・・・」

 

フラン「・・・でも大丈夫!!お菓子でお口直し!」パクッ

 

一方通行「・・・(うめェ)」ゴクッ

 

フラン「あなたも食べて?ほら、あーん。」スッ

 

一方通行「・・・」

 

フラン「あーん。」

 

一方通行「・・・」

 

フラン「・・・」ウワメヅカイ

 

一方通行「・・・チッ」パクッ

 

フラン「どう?おいしい?」

 

一方通行「悪くねェ。」

 

フランとの小さなお茶会は一方通行にとって悪くなかった。ゆっくり過ぎていった時間も終わりの時を迎える。

 

コンコン

 

咲夜「失礼いたします。夕食のお時間となりました。食堂へいらしてください。」

 

一方通行「いくぞ、フラン。」

 

フラン「うん!」

 

キィ・・・バタン・・・

 

 

 

 

 

ガチャッ

 

咲夜「妹様と一方通行をお連れしました。」

 

レミリア「ご苦労様。それじゃあいただきますか。」

 

「「いただきます!」」

 

フラン「ん!おいしい!」パクッ

 

レミリア「ねえ、フラン?」

 

フラン「なあに?お姉様。」

 

レミリア「あなた、できることなら太陽のもとでも遊びたい?」

 

フラン「うん!もちろんだよ!だってあくせられーたにどこでもついていけるんだもん!」

 

一方通行「なンでついてくる前提なンだ。」

 

レミリア「それでね、フラン。今日は一方通行の部屋で寝てごらんなさい。」

 

フラン「どうして?」

 

レミリア「いいことが起きるはずよ。」

 

フラン「あくせられーた!今日はあなたの部屋で寝ていい?」

 

一方通行「・・・騒ぐんじゃねェぞ、クソガキ。」

 

フラン「やったー!!」

 

パチュリー「よかったわねフラン。」

 

こあ・美鈴「?」

 

咲夜「」ギリギリギリギリギリ

 

一同は食事を進めていく。

 

レミリア「ごちそうさま。じゃあ私は先にシャワー浴びてくるわね。」

 

フラン「気になってたんだけどさぁ、あくせられーたの時はゆぶねに浸かったのにどうしてみんなはつからないの?」

 

レミリア「それは洋式と日本式との違いよ。まあ、試しに湯船に浸かってみるのもいいわね。」

 

一方通行「風呂にはでけェ浴槽があった。なぜだァ?」

 

レミリア「それは先代当主が風呂マニアでね。特に日本式にハマってたみたい。」

 

一方通行「だからあるのかァ・・・」

 

レミリア「じゃあ、行ってくるわね。」ガチャ

 

 

 

 

 

 

三時間後ー

 

フラン「すぅー・・・すぅー・・・」

 

一方通行「寝たか・・・」ムクリ

 

一方通行は自分のベッドにフランを寝かせ添い寝していた。フランは幸せそうに一方通行の服をつかみかわいい寝息をたてていた。

一方通行はフランの手をやさしく引き離すと起き上がり扉を開けた。

 

レミリア「寝た?」

 

一方通行「あァ、ぐっすりだ。」

 

パチュリー「かわいいものね。」

 

一方通行「・・・始めるぞ。」

 

フラン「・・・ん(あくせられーた?)」

 

フランは今のやりとりで目を覚ましたがレミリアとパチュリーが入ってきたことで寝たふりをした。

 

一方通行「レミリア、そこの箱をとってくれ。」

 

レミリア「はい、これね。」スッ

 

パチュリーはパソコンを持ってきた。一方通行はそれを操作しプログラムインストールモードを呼び出す。

 

一方通行「それじゃァ電極を外すぞォ。」

 

フラン(なんで!?そんなことしたらあくせられーたが・・・!)

 

一方通行「・・・くっ・・・あっ・・・」ドサッ

 

レミリア「大丈夫?」スッ

 

一方通行「・・・すまねェ。」パシッ

 

レミリアは椅子に一方通行を座らせる。

 

一方通行「俺の電極も外すぞ」スッ カチャッ

 

パチュリー「で、どうするの?」

 

一方通行「このパーツをそれぞれの電極に取り付けろォ。この設計図を見ればわかる。」

 

パチュリー「わかったわ。」カチャカチャ

 

レミリア「このくらいなら私もできるわ。あなたのは任せて。」カチャカチャ

 

一方通行「わかった。」

 

パチュリー「できたわ。」

 

レミリア「私もよ。」

 

パチュリー「で、次は?」

 

一方通行「このコードをパソコンへつなげェ。それから電極にもだァ。」スッ

 

パチュリー「こうね。」カチッ カチッ

 

一方通行「これで、全ての材料は揃った。インストールを始める。」カタッ

 

レミリア「これで・・・フランは太陽のもとでも自由に遊べるのよね・・・」

 

一方通行「あァ、これでアイツは完全に自由だァ。あのガキは今まで身も心も不自由だったァ。だが俺は、俺が生きてる間だけでもコイツを不自由なく生きさせてやりてェ。だからァ、今こうしてやってンだろォがァ。」

 

フラン(あくせられーた・・・あの時の事覚えてたんだ・・・それで・・・)ジワッ

 

フランは一方通行が以前発していた独り言を覚えていた。そしてフランのためにそれを実行している。

 

フラン「ウグッ・・・エグッ・・・(あくせられーた・・・なんで・・・そんなにやさしいの?・・・どうして?・・・どうして?)」ポロッポロッ

 

パチュリー「ゲージみたいなのが溜まったわよ。完了ですって。」

 

一方通行「次だ、俺の電極に送信機能をインストールする。」

 

パチュリー「これでいいのよね。」カチッ

 

一方通行「・・・」カタッ

 

一方通行はエンターキーを押した。

 

パチュリー「これで終わりね。」

 

レミリア「あなたには私の尻拭いばかりさせてるわ・・・なんとお礼を言っていいやら・・・」

 

一方通行「尻拭いってなンだァ?俺はフランの願いを叶えただけだがァ。」

 

レミリア「私は495年もあの子の自由を奪ってきた張本人よ。わたしが奪ってきた分あなたはフランを幸せにしようとしてくれている・・・だからよ。」

 

一方通行「俺は昔、俺の命一つじゃァ贖いきれねェ程の罪を犯した。それでも停滞することは許されねェ。前へ進み続けなけりゃァならねェンだ。たとえ今更だったとしてもだなァ・・・オマエは、まだ間に合うだろォがァ・・・」

 

レミリア「・・・一方通行。」ジワッ

 

パチュリー「・・・終わったみたいよ。」カチッ

 

一方通行「それをフランに着けておけェ。」

 

パチュリー「わかったわ。」カチャッ

 

パチュリーは電極をフランにつけた。

 

一方通行「これで最大3時間は太陽の光を反射できるはずだァ。公式は後で教えておく。」

 

レミリア「本当にありがとう・・・どう埋め合わせすれば・・・」

 

一方通行「・・・ならコーヒーをくれ。」

 

レミリア「わかったわ。行ってくるわね。」

 

パチュリー「私は戻ってもいいかしら?本を整理したいの。」

 

一方通行「かまわねェぞ、今日は助かった。」

 

パチュリー「はいはい、おやすみなさい。」ガチャッ

 

一方通行は静かな部屋にたたずんでいた。

 

一方通行「・・・なァ、フランよォ・・・オマエには罪を贖おうとする優しい姉がいる・・・しかし、俺はここにきていよいよ罪を償うことができなくなっちまったァ・・・俺はァ・・・」

 

フラン(あくせられーた・・・もしかして、)

 

ガチャッ

 

レミリア「コーヒー持ってきたわよ。」

 

一方通行「あァ。」スッ

 

レミリア「今日はお疲れ様。じゃっおやすみなさい。」ガチャ バタン

 

一方通行「・・・」ズズズ

 

暗く、静かな部屋に一方通行がコーヒーをすする音だけが響いている。




最後までご覧いただきありがとうございました!!

なんだか長くなってしまいましたね。
ですがこれによりフランが傘なしで自由になれたので良かったです。
次回は一方通行の家探し?を行います。ぜひご覧ください!

次回 第十二話 物件探し
                  
                            次回もお楽しみに!!

台本形式以外の書き方にしてほしいか

  • してほしい
  • 変えなくていい
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。