とある吸血鬼と一方通行   作:reima1341

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今作もご覧いただきありがとうございます!

今回は宴会になります。
最後に一方通行が珍しくデレます。

それでは、本編スタートです!


第十三話 宴

一方通行(結局寝ンのかよ・・・)

 

一方通行は嘆息する。さっきまで自分が座っていた木から無理やり下ろされ、地面に座らされたと思ったらすぐにこれだ。

彼の膝の上には小さな金髪の少女が寝ている。遊び疲れたのだろう。

能力使用モードも切り忘れている。

 

一方通行(ったく・・・バッテリー切れたらどォするつもりだ。)カチッ

 

一方通行はフランの首に手を伸ばし、電極を切った。

太陽光は一方通行が全て反射しているため、フランか焼け死ぬことは無い。

 

起こすか否か。

一方通行は面倒ごとは好きではない。この少女を抱き抱え、博麗神社に向かうのも面倒くさい。

 

一方通行(起こすか・・・)スッ

 

彼は少女を起こすため頬を叩こうと手を伸ばす。

すると・・・

 

フラン「んぅ・・・む・・・」ギュッ

 

フランは一方通行の手を握ると自分の顔にもっていく。

そして幸せそうに彼の手に頬ずりを始めた。

 

一方通行「・・・ったく、めんどくせェ」ハァ

 

一方通行は彼女を起こさないことに決める。

そして一方通行はもう少しだけ、森に留まることにした。

 

 

 

 

 

 

その頃、博麗神社では来たる宴の準備をしていた。

 

霊夢「んしょ、んしょ」ガラガラ

 

魔理沙「大変だな霊夢ー」

 

霊夢「そう思うならあんたも手伝いなさいよ!」

 

魔理沙「私は客だぜ?来てやってるだけありがたいと思え。あと茶くらいだせよな?」

 

霊夢「図々しいってレベルじゃないわよあんた・・・」

 

霊夢はあまりの厚かましさに心底呆れた。

 

霊夢「で、宴会の呼び込みどうだった?」

 

魔理沙「みんな来るらしいぜ?でもよ今回の異変の犯人たちは呼んでないぜ。呼ばなくていいのか?」

 

霊夢「外来人が伝えてくれてるわ。なんでも彼、あの館に住んでるらしいわよ。」

 

魔理沙「マジで!?仮にも人間だろ?それが妖怪の館に住むだなんてやべぇな・・・」

 

霊夢「ま、彼らは来るから大丈夫よ。」

 

アリス「こんにちは。準備はすすんでるかしら?」

 

魔理沙「おっ、アリスじゃないか。」

 

今神社に入ってきた彼女は魔法の森にすむ妖怪、アリス・マーガトロイド。彼女はもとは魔界出身だが訳あって地上に住んでいる。

度々魔法の森に迷い込んだ人を泊めてあげたりもしている人格者だ。

 

霊夢「アリス、来てくれたとこ悪いけど手伝ってくれるかしら?」

 

アリス「わかったわ。」

 

霊夢とアリスは宴会の準備を進めていく。

 

アリス「聞いたわよ。今日は外来人の人間ながら異変を起こした妖怪と博麗の巫女を圧倒した英雄が来るらしいわね。」

 

霊夢「一方通行ね。レミリアたちは来るだろうけど彼は来るかしら?」

 

アリス「アクセラレータ?変な名前ね。日本人ではないの?」

 

霊夢「日本人。そして名前は彼の能力名よ。本当の名前は忘れてしまったらしいわ。」

 

アリス「自分の名前すら忘れちゃうなんて・・・」

 

魔理沙「・・・あいつ、まともな育ち方してないぞ。」

 

霊夢「一方通行と会ったことあるの?」

 

魔理沙「そいつが白い髪で紅い目を持つやつなら間違いない。

あの野郎、私を圧倒した後すぐに何を聞いてきたと思う?」

 

アリス「お前何者だー!・・・とか?」

 

魔理沙「それも聞いてきたがあいつは誰の差し金で俺たちを狙った?・・・だぜ。」

 

アリス「普通じゃないわね。」

 

魔理沙「あぁ・・・常に命を狙われてたような口ぶりだったぜ。」

 

霊夢「てかなんであんた一方通行に攻撃したの?」

 

魔理沙「いやー人里で見ない顔の兄妹を見かけてよぉ、つけてみたら見つかってなんかすんごい悪そうな顔してたし言動も危なかったからヤバいやつだと思って・・・」アハハ

 

霊夢「無傷で済んでよかったわね。私なんて鼻が折れて見るに堪えない顔だったんだから。」

 

アリス「霊夢まで圧倒するなんてね・・・何者なの?」

 

魔理沙「それこそ今日聞けばいい話じゃないか!」

 

霊夢「じゃあさっさと準備するわよ。魔理沙も手伝いなさい!」

 

魔理沙「うぃーす。」

 

 

 

 

 

 

紅魔館ー

 

レミリア「なかなか戻らないわね、フラン達・・・」

 

咲夜「宴会の時間まで後二時間ほどです。いかがいたしますか?」

 

レミリア「多分そのまま博麗神社に向かうつもりでしょう。フランはともかくあの一方通行よ。彼がいるなら大丈夫よ。」

 

咲夜「ですが、心配事が・・・」

 

レミリア「心配事って?」

 

咲夜「彼の性格です。もしかしたらバックレてしまうのでは?」

 

レミリア「それこそフランの出番よ。彼についていかせたのは何も電極のテストのためだけじゃないわ。あの子だったら無理やりにでも連れて行かせるでしょう。」

 

咲夜「お嬢様・・・もしや以前から宴会のことをご存じでしたか?」

 

レミリア「能力でね。たまたま見えただけよ。」

 

咲夜「そこから今日のことまで考えておられたのですか。流石ですね。」

 

レミリア「美鈴がフランに興味をもたせたらしいからね。効果は絶大のハズよ。」

 

咲夜「確かに・・・彼は行くしかありませんね。」フフ

 

レミリア「そうでしょう。」フフ

 

レミリアは紅茶を啜る。

 

レミリア「パチュリー達にも準備ができたか聞いて来て頂戴。」

 

咲夜「かしこまりました。」ガチャッ

 

レミリア「もう陽が落ちるわね・・・」ズズッ

 

 

 

 

 

一方通行(いつまで寝てンだァ、このクソガキ・・・)

 

もう陽が落ちてしまった。宴会の時間まであまり時間がない。

 

フラン「・・・みゅう・・・スー・・・」

 

一方通行(流石に起こすか・・・宴会に参加させなかったらあとが面倒ォだかンなァ・・・)

 

一方通行「オラ、起きろクソガキ。」ペチペチ

 

フラン「・・・ん・・・んんぅ・・・」プイッ

 

一方通行(そっぽ向きやがった・・・)

 

一方通行「起きねェとおいてくぞ。」ユサユサ

 

フラン「・・・むぅ・・・やぁ・・・」ガクガク

 

一方通行「・・・クソッタレが。」カチッ キュィィィィィィィィィィィィン!!

 

一方通行は電極を戦闘モードに切り替えると杖と日傘を脇に挟み、フランを抱きかかえた。

そして、博麗神社へ向けゆっくり飛び立った。

 

一方通行(真っ暗だ・・・夜ってこンな暗かったンだな・・・)

 

一方通行は幻想郷の夜に飛び立つのは初めてだ。

空からみた夜の幻想郷は学園都市にくらべてすごく暗かった。

人里に少し明かりが見えるくらいだ。

 

一方通行(学園都市は常に明るかったが『暗』かった。ここは暗いが『明』るい・・・)

 

彼はふと月を見上げる。

 

一方通行(俺が求めてたもンはこれだったのかもしれねェな・・・)

 

一方通行はさらにスピードを落とし、博麗神社へと向かった。

 

 

 

 

 

博麗神社ー

 

霊夢「もうすぐ始まりね。」

 

魔理沙「まぁ、私の手にかかれば準備なんて楽勝だぜ!」

 

アリス「あなた邪魔しかしてなかったじゃないの・・・」

 

文「あら、異変解決御三家の方々ではありませんか!」

 

魔理沙「早えーなおい。」

 

霊夢「どうせ紅魔館組に取材でしょ?」

 

文「大当たりです!一方通行さんにはお話を聞くことができましたが、吸血鬼のお嬢さん方には聞けてないですからね!」

 

魔理沙「あいつに取材できたのか!?ぶっ飛ばされそうな気がするんだが・・・」

 

文「もちろん手羽先にされそうになりましたよ。」

 

霊夢「ほらやっぱり。」

 

アリス「でも、ちゃんと文の取材受けるなんて意外と優しいのかも?」

 

文「いえいえ、最後まで抵抗されましたよ。首根っこ掴まれて普通に死ぬところでした。」

 

魔理沙「じゃあどうやって取材受けさせたんだ?」

 

文「どうやら彼は妖怪の山に用事があったようでして、道を教える代わりにってわけです。」

 

霊夢「なるほど、交換条件ね。」

 

アリス「あなたも汚い手を使うわねー」

 

文「失礼な!この清く正しい射命丸文の取材方法が汚いと!?ギブアンドテイクですよ!ギブアンドテイク!!」ズイッ

 

アリス「わ、わかったからはなれなさい・・・」ヒキッ

 

文「分かってくださりましたか!それではスタンバイするので後ほど」

 

魔理沙「相変わらず忙しいやつだな。」

 

霊夢「あんたが言えたことでもないでしょ。」

 

アリス「だね。」

 

魔理沙「な、なっ、なんだとぉ!」

 

霊夢「ほら、そうこうやってるうちに集まってきたわよ。・・・あれは、レミリアたちも来たようね。」

 

魔理沙「あいつが吸血鬼・・・ガキにしか見えん。」

 

アリス「でもどこかの誰かと違って佇まいが大人ね。」

 

魔理沙「・・・アリス、覚えてろよ。」

 

アリス「まぁ、怖い怖い。(棒)」

 

魔理沙「(#^ω^)」ピキピキ

 

レミリア「博麗の巫女、博麗霊夢。今夜は招待いただき感謝するわ。」

 

霊夢「よく来たわね。みんな揃ってる?」

 

レミリア「それがフランと一方通行がいないの。先に来てないかしら?」

 

霊夢「こっちも来てないわ。」

 

魔理沙「やっぱりバックれたんじゃね?」

 

アリス「こら!魔理沙!!」

 

レミリア「そちらの者たちは?」

 

霊夢「あぁ、こいつらは・・・」

 

魔理沙「普通の魔法使い、霧雨魔理沙だぜ!よろしくな!」

 

アリス「アリス・マーガトロイド。人形使いをやってるわ。よろしく。」

 

レミリア「紅魔館の主にして誇り高き吸血鬼。レミリア・スカーレットよ。以後お見知り置きを。」スッ

 

レミリアはスカートの端を掴み丁寧に挨拶をした。

その後、その他の面々も挨拶を済ませ、話題は一方通行に戻っていた。

 

霊夢「魔理沙の言ったとおり、一方通行はやっぱり来ないのかしら?」

 

レミリア「その辺は心配いらないわ。彼は必ず来る。いや、来ざるを得ないといったところかしら。」

 

魔理沙「そりゃまたなんで?」

 

レミリア「私の妹が一緒にいるのよ。連れてこなかったら後が怖いから、彼は必ず連れてくるわ。」

 

霊夢「あー・・・納得したわ。」

 

魔理・アリ「?」

 

レミリア「まぁ、来ればわかるわよ。」フフ

 

霊夢「とりあえずあそこに座ってて。みんなに紹介するから。」

 

レミリア「感謝するわ。博麗霊夢。」

 

霊夢「霊夢でいいわよ。私もレミリアって呼ぶから。」

 

レミリア「ふふっ、ではそうさせてもらうわ、霊夢。」スタスタ

 

アリス「結構集まってきたわね。」

 

霊夢「後は一方通行とフランね。」

 

魔理沙「あのレミリアってやつが姉だったんだな。私はてっきりそのアクセラレータってやつの妹かと・・・」

 

霊夢「まぁ確かに似てるとこあるわよね。紅い目とか。」

 

アリス「ますます会ってみたくなったわ。」

 

チルノ「あくせられーた!!どこにいるー!このちるのさまがやっつけにきたぞー!!」

 

大妖精「やめなよチルノちゃん!」

 

魔理沙「ちび共も集まってきたようだな。」ケラケラ

 

萃香「霊夢ーまだ始めないのー?」

 

霊夢「もう少し待ちなさい。」

 

ワイワイガヤガヤ・・・

 

一方通行「ンだァ?このどンちゃン騒ぎはァ・・・」ザッザッ

 

霊夢「あ!一方通行!!」

 

魔理沙「やっぱりあいつだったか。」

 

アリス(なんかカッコイイ///)

 

レミリア「フラン!?何があったの?」

 

一方通行「なンもねェよ、ただ遊び疲れて寝てるだけだ。」

 

霊夢「あらあら、幸せそうな顔して。」

 

魔理沙「子供らしいな。」

 

アリス「お姉ちゃんとは対照的ね。」

 

一方通行「オマエは?」

 

アリス「あっ、あ、あ、アリス・マーガトロイドよ。よろしく///」

 

一方通行「一方通行『アクセラレータ』だ。(なンだコイツ・・・変なヤツだな)」

 

魔理沙「みんなー!!全員揃ったぜ!!」

 

オオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!

 

一方通行「チッ・・・うるせェなァ。」

 

霊夢「えー、今回の異変を通してこれからこの幻想郷に住むことになった新しい住人を紹介したいと思います。まずは・・・」

 

レミリア「レミリア・スカーレットよ。霧の湖にある紅魔館の主にして誇り高き吸血鬼。この前は迷惑をかけたわね。そのお詫びとして・・・咲夜。」

 

咲夜「ここに」スッ

 

レミリア「私たち紅魔館はこのワインを皆さんに贈ります。どうぞ楽しんでちょうだい。」ワインカカゲ

 

わあああああああああ!!

 

レミリア「続いて私の家族を紹介するわ。まず、私の右に立ってるメイド。」

 

咲夜「十六夜咲夜でございます。どうぞよろしくお願い致します。」

 

ザワザワ・・・

キレイナヒト···

ドウギョウシャノニオイガ···

 

レミリア「そしてこのチャイナ。」

 

美鈴「紅美鈴です。紅魔館の門番をしています。よろしくお願いします!(え?チャイナ?)」

 

チチデカイ···

ウラヤマシイ···イヤネタマシイ···

 

美鈴(なんか一部から殺気が・・・)

 

レミリア「次はそこの紫ニート。」

 

パチュリー「誰がニートよ!・・・パチュリー・ノーレッジよ。紅魔館にある魔導書図書館の司書をしてるわ。動かない図書館なんて言われるけどちゃんとご飯とか食べに図書館から出てるわよ。」

 

ケッキョクニートジャナイ···

ジタクケイビイン···ココニモドウギョウシャガ···

マドウショトショカン?チョットカリニイクカ···

 

レミリア「そこの彼に抱かれて寝てるのは私の妹、フランドール・スカーレットよ。あの子は知らないことが多いからみんな教えてあげてね」

 

ナニアノコ···カッカワイスギルッ

ホショクタイショウガ···

ケッコンシヨ···

 

レミリア「以上が私たち紅魔館組よ。仲良くしてちょうだいね。」

 

こあ「あれ?私は?」

 

霊夢「それじゃああなたの番ね。一方通行。」

 

一方通行「チッ・・・一方通行『アクセラレータ』だ。」

 

ナンカコワクナイ?

カタギジャナイヨアノヒト

 

霊夢「言葉が足りないわよ。一方通行。」

 

一方通行「なンで俺がこンなこと・・・」

 

霊夢「ここで暮らすうえで交友関係は大事よ?」

 

一方通行「クソッタレが・・・」

 

一方通行は少し考えてから口を開いた。

 

一方通行「俺は学園都市ってところから来た超能力者(LEVEL5)だ。その中でも最強の第一位だった。以上だ。」

 

ヤッパリアイソワルイ

ナレテナイダケジャナイノ?

アトデキイテミヨ

 

霊夢「これが今回の異変を解決した立役者よ。彼も幻想郷で暮らすらしいからよろしくね。」

 

萃香「霊夢ーもういいだろぉ?」

 

霊夢「そうね・・・それでは!一方通行と紅魔館組を歓迎して、乾杯!!!!」

 

乾杯!!!!うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!

 

フラン「・・・うるさいなぁ」パチッ

 

レミリア「あら、起きたのね。」

 

フラン「お姉様・・・ハッ!ここはどこ!?」

 

レミリア「宴会会場よ。あなた遊び疲れて寝てしまったんだってね。一方通行が抱きかかえてきたわよ。」

 

フラン「あくせられーた・・・ちゃんと連れてきてくれたんだね。」ゴシゴシ

 

霊夢「あら、目を覚ましたのね。」

 

フラン「あ、霊夢」

 

アリス「この子がフランドール・スカーレット?」

 

フラン「長いからフランって呼んでね!お姉ちゃん!!」

 

アリス(か、可愛い!!)

 

一方通行「起きて早々やかましいヤツだな。」

 

魔理沙「まあまあ、いいじゃねえか!」

 

フラン「魔女のお姉ちゃんはだあれ?」

 

魔理沙「私は霧雨魔理沙。普通の魔法使いだぜ!よろしくな、フラン!」

 

フラン「よろしくね!まりさ!」

 

アリス「私はアリスよ。アリス・マーガトロイド。人形作りをしているわ。よろしくね。」

 

フラン「ありすお姉ちゃんお人形さん作れるの?」キラキラ

 

アリス「ええ、作れるわ。今度作ってあげましょうか?」

 

フラン「うん!ありがとう!!」ニカッ

 

レミリア「よかったわね、フラン。」

 

フラン「うん!フランすっごくうれしい!!」

 

レミリア(嗚呼、全くこの子は・・・)ホロリ

 

萃香「どうした?もう酔っちまったか?」

 

レミリア「ええ、ちょっとばかし酔ってしまったわ。」

 

アリス「ほら、この唐揚げ食べる?一方通行もいかがかしら?」

 

フラン「食べる食べる!」

 

一方通行「自分でとるからいい。」

 

アリス「そんなこと言わずに、ほら!」スッ

 

一方通行「勝手においてんじゃねェ!」

 

霊夢「あら、早速打ち解けてるじゃない。」

 

一方通行「打ち解けてなンかいねェ!!」

 

フラン「あなたもせっかくの宴会なんだからもっと素直になろ?」

 

魔理沙「そうだぜ!フランの言うとおりだ!」

 

一方通行「あァ・・うっせェうっせェ。」

 

萃香「なんだ?お前まだシラフか?宴会なんだぞ、飲め飲め!」

 

一方通行「ふざけたこと抜かしてンじゃねェ!!第一俺は未成年だ!酒なンて飲めるかァ!!コーヒー持ってこい!コーヒー!!」

 

萃香「ごちゃごちゃ言ってないでほら!」グイッ

 

一方通行「オイバカやめろォ!!(なンだ!?コイツの力ァ・・・!強すぎて引きはがせねェ)」グググ

 

萃香「おらぁ!!」グッ

 

一方通行「ムグッ・・・ングング・・・」ゴクゴク

 

一方通行アルコールメーター

 

Empty ← Full

 

一方通行(クソッ・・・!マジィ・・・)ゴクゴク

Empty ↖ Full

 

萃香「もっといけいけー!」

 

Empty ↑ Full   

 

霊夢「いい飲みっぷりねぇー」

 

Empty ↗ Full 

 

一方通行(やべェ・・・もォ・・・)ゴクゴク

 

Empty → Full

 

一方通行「」チーン!マンタンニナリマシタ

 

一方通行「」プハッ

 

フラン「・・・大丈夫?」

 

萃香「おっ、エンジンかかったか?」

 

一方通行「・・・・・・ギャハッ・・・」

 

霊夢「え?」

 

一方通行「ギャアハハハハッ!!ギャァァァァハハハッハハハァ!!!!」

 

魔理沙「なんかやばくないか?」

 

一方通行「やべェよォ!!最高ォに飛ンじまったよォ!!クソ野郎ォ!!!!」

 

萃香「お!いいテンションじゃないか。こっち来いよ。」

 

そういうと一方通行は鬼たちの元へ連れていかれた。

一方通行は平時や冷静な状態では淡白で無関心的な言動が多いが、戦闘中に感情が昂ると凶暴な言動や残虐な戦い方をしたり、敵を痛めつける際に快楽を感じるような危うい面も見せる。表情も淡々とした無愛想な物やしかめっ面が多く、嗜虐的な笑み以外では笑顔はあまり見られない。

だが、酒を飲んだことによって戦闘以外でも感情が昂ってしまった。正直危険極まりないが・・・

 

霊夢「鬼たちが何とかしてくれるでしょ。」

 

フラン「ホント!?」

 

魔理沙「鬼たちと一緒になって暴れ始める可能性は?」

 

アリス「確かに。」

 

霊夢・フラ「あっ・・・」

 

オマエニンゲンノクセシテヤルジャナイカ

ギャアハハハハハハハハハハッ!!

 

アリス「彼ら同士で潰しあってるわね。」

 

魔理沙「あれならしばらく大丈夫だろう。」

 

霊夢「フラン、あそこに妖精たちがいるわ。話しかけてごらんなさいな。友達になれるかもよ。」

 

フラン「ホントに!?フランにお友達が?」

 

霊夢「そうよ、できるかもよ。」

 

フラン「でも、ちょっと恥ずかしい。」

 

アリス「勇気を出していってらっしゃい。きっと仲良くなれるわ。」

 

フラン「・・・うん!フランいってくる!」タタタ

 

魔理沙「頑張れよー!」

 

霊夢「・・・友達・・・できるといいわね」ズズッ

 

魔理沙「あいつならできるさ、それよりも・・・」

 

勇儀「その程度か?人間。」

 

一方通行「くかっ、くかき・・・くかきけこかかきくけききこかかきくここくけけこきくかくけけこかくきけこくくけくかかきくけけこかきくけかくかきけこかかきくけききこかかきくここくけけこきくかくけけこかくきけこくくけくかかきくけけこかきくけかくかきけこかかきくけききこかかきくここくけけこきくかくけけこかくきけこくくけくかかきくけけこかきくけかかかかかかかかァァァァァァァァァァ!!!!!」

 

魔理沙「あいつ頭大丈夫か!?」

 

アリス「なんかヤバそうよ!」

 

霊夢「なんか空気が・・・」

 

一方通行「圧縮!圧縮ゥ!!空気を圧縮ゥ!!いいぜェ愉快なこと思いついたァ!!」ヒュォォォォォ!!

 

勇儀「なかなかやるじゃないか人間!」

 

鬼達「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

魔理沙「ヤバい!ここら一帯吹き飛ぶぞ!!」

 

アリス「やばいやばい!」

 

霊夢「やめなさい!わたしの神社がああああああああ!!!!」

 

フラン「おふざけがすぎるよ!あくせられーた!」カチッ

 

一方通行「くはっ・・・」ドサッ

 

勇儀「なんだ!?一方通行が急に倒れて・・・!」

 

ザワザワ・・・

 

一方通行「クソガキィ!!何しやがる!!」

 

フラン「ていっ!!」ブンッ

 

一方通行「ガハッ・・・」バキッ! チーン・・・

 

萃香「一方通行が一瞬でやられた!何者だ!?あの子!!」

 

鬼「さっき寝ていたレミリアとかいう吸血鬼の妹じゃないか?」

 

鬼「確か・・・フランドール・スカーレットとかいう。」

 

勇儀「是非とも手合わせ願いたいね。」

 

霊夢「助かった・・・フランありがとぉ~。」

 

魔理沙「やるな・・・フラン。」

 

アリス「みて、一方通行が引きずられてくわよ。」

 

フラン「もう・・・だらしないんだから。」

 

一方通行「」ズルズル

 

レミリア「あらあら」フフッ

 

咲夜「あの一方通行が・・・」

 

ミテ、アクセラレータガヒキズラレテル。

イガイトコワイヒトデモナイノカモ。

 

霊夢「あっ、こっち来た。」

 

フラン「あのね、この人を休ませられるところある?」

 

霊夢「なら、境内裏に・・・」

 

フラン「ありがと!!」グイグイ

 

一方通行「」ズルズル

 

アリス「白目向いてたわよ。一方通行。」

 

魔理沙「あんなに強くてもフランには勝てなかったな。」ハハハ

 

 

 

 

 

フラン「全く、お酒なんか飲むから・・・」

 

一方通行「zzz・・・」

 

フラン「・・・フラン友達ができたんだよ。チルノと大ちゃんとルーちゃん、みすちー。みすちーはね、お食事やさんやってるんだって。こんど一緒に行こうね。」

 

フランは寝ている一方通行に今日の成果を嬉しそうに語る。

 

フラン「・・・コーヒーもらってくるね。」トテテ

 

しばらくして一方通行は目を覚ました。

 

一方通行「・・・ッ・・・!頭いてェ・・・」ムクッ

 

一方通行(一気に大量の酒飲まされちまったからなァ・・・クソッタレ。)

 

一方通行は能力を使い、アルコールを分解しようとする。

 

一方通行(ダメだァ・・・頭痛くて演算できねェ・・・)バタン

 

彼は再び横になった。

 

一方通行(コーヒー飲みてェ・・・)ズキズキ

 

フラン「あっ!起きた!」テテテ

 

一方通行「・・・あァ?」

 

フラン「コーヒーもってきたよ!ふふっ、究極の選択だよ!右手と左手、どっちのコーヒーがいい?」ハイッ

 

一方通行「オマエにしちゃァ気が利くじゃねェか。・・・てか、なンだァそりゃ、どっちも同じじゃねェか。右手のをよこせ。」

 

フラン「はいどうぞ!」

 

一方通行「つーか、もう一つはどォすンだ?」

 

フラン「これはフランの分だよ!」

 

一方通行「・・・前に飲んでマズイって言ってただろォが。飲めンのかオマエ?」

 

フラン「もちろんっ!前ので慣れたから一気に飲み干しちゃうよ!」

 

フランはコーヒーカップを掲げて自信満々に飲み始める。

 

フラン「ごくっごくっ・・・・・!・・・げほっ、げほっ!うう、やっぱり苦い・・・・・・。」

 

一方通行「・・・ナニやってンだァオマエ?やっぱり飲めねェンだろ。」

 

フラン「思ってたより苦かった・・・・・やっぱり大人の味だぁ~。苦くて・・・飲みきれない・・・」

 

一方通行「チッ、もォ飲まねェならよこせ。」

 

フラン「ううん、大丈夫・・・!持ってきたのはフランなんだから、最後まで責任取って自分で何とかできるもん!」

 

フランはそう言うと一気にコーヒーを飲み始めた。

 

フラン「ごくっごくっ・・・・・!ほ、ほら、飲みきったでしょ!げほっ・・・・・・うぇ~・・・みゅ~・・・お口の中、苦ぁ~・・・」

 

一方通行「・・・なァ、オマエ。なンでまた急にコーヒーなンて飲もうと思ったンだァ?」

 

フラン「うーんとね・・・あなたと一緒が良かったの。あなたと同じものを食べて、同じものを飲みたかったの。そうすれば苦いコーヒーだってもっとおいしくなるかなって。」

 

彼は一気にコーヒーを飲みほした。

 

一方通行「・・・・・・チッ、クソガキが。オイ、もういっぺん貰ってこい。」

 

フラン「え、なんで?そんなにたくさん飲むの?」

 

一方通行「今日はコーヒーの気分じゃねェンだよ。いいから別のもの持ってこい。」

 

フラン「それって、もしかして・・・フランのため・・・?」

 

フランの問いかけに一方通行は黙ってそっぽを向く。

 

フラン「・・・ふふっ、わかった!じゃあ、今度は甘いの二つもらってくるね!」タタタ

 

フランは嬉しそうににぎやかな宴会会場へと走っていった。

その風景を見ながら一方通行は静かに微笑んだ。




最後までご覧いただきありがとうございました!

フランちゃん、さいごまでかわいかったですね。
次回は妹様を出そうと思っています!

次回、第十四話 妹達

                            次回もお楽しみに!!

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