とある吸血鬼と一方通行   作:reima1341

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今作も見ていただきありがとうございます!!
今回はついに本格的に異変解決に乗り出すお話です。
では、本編開始です。


第一章 紅霧異変
第三話 紅霧異変


一方通行は額から血を流して倒れた。

 

しかし霊夢の攻撃は一方通行をそこまで痛めつける威力ではなかったのだ。

 

つまり彼はこの戦闘で負ったダメージでこうなった訳ではない。

研究者に受けた傷。それが開いたのだ。彼は本来五日は絶対安静にしなくてはならなかったのだ。しかし目覚めて数分で出歩き、能力を使ったのだ。彼の能力は脳で演算をしてベクトルを操作する。演算をしてる最中は彼の脳内の血流は普段の二倍近く早く動いてるのだ。今までの戦闘では全力の二割程度で抑えて戦闘していたため、何とかなっていたが、今回大妖精を助けるために本気で能力を使ってしまったのだ。

 

結果、脳の血管が破れてしまい出血してしまったのだ。幸い脳内部からは出血しなかったため、表面の傷さえ塞げば大事には至らない。

 

だから、すぐに一方通行は意識を取り戻した。

 

一方通行「・・・ン・・・・アァ?・・・」パチッ

 

大妖精「よかった・・・!目を覚ました!」ホッ

 

大妖精「霊夢さーん!外来人さんが目を覚ましたあ!!」

 

一方通行「・・・俺の名前は・・・外来人なンかじゃねェ・・・」

 

霊夢「目覚めたのね!?・・・ごめんなさい私が放った弾幕が・・・」

 

一方通行「・・・元はオマエが俺を沈める為に攻撃したもんだろ」

 

霊夢「で・・でも・・・なんで異変を起こした張本人が身を張って大妖精を守ったの?」

 

一方通行「簡単なことだァ・・・カタギには手を出さねェ。それが『悪党の美学』ってもンだろうがァ・・・。あと、俺はこの異変とやらは起こしていない。」

 

霊夢「え?でもあなたここで大暴れしてたじゃない・・・」

 

一方通行「売られたケンカを買っただけだァ。オマエみたいになァ」

 

霊夢「じゃあ私、勘違いであなたに攻撃してたわけ?」

 

一方通行「そォだ。ただ聞きてェことがあったから尋ねようとしてただけだァ」

 

霊夢「ごめんなさい・・・私てっきり・・・なんてお詫びすれば・・・」

 

一方通行「そォだなァ・・・じゃあ俺の質問に答えろォ。それで許してやる。」

 

霊夢「わかったわ。そんなことでは埋め合わせできるとは思ってないけど。」

 

一方通行「まず、ここはどこだ?学園都市ではねェしそもそも日本なのかァ?さっき会ったガキどもは幻想郷だとか言ってたが・・・そんな地名は聞いた事がねェ」

 

霊夢「そうよ。ここは幻想郷。日本の人里離れた山奥の辺境の地存在するわ。ここには妖怪などの人外のものが多く住んでいるけど、僅かながら人間も住んでいるわ。」

 

一方通行「妖怪だァ?さっきのガキどももそォだってのか?それにいくら山奥とはいえ人口衛星の目をかいくぐることなンてできるわけねェだろォ」

 

霊夢「人口衛星?って何か分からないから置いといて、幻想郷は博麗大結界によって外界と隔離されているから、外からここの存在を確認することはできないし、入ることもかなわないわ。」

 

一方通行「じゃァなンで俺はここに入ることができた?」

 

霊夢「もちろん例外もあるわ。幻想郷には外の世界で忘れられ『幻想になった』ものが集まるの。つまり外の世界で減少した生き物がここに来たり、外の世界で消えつつある道具などが幻想郷に現れることもあるの。」

 

一方通行「俺は忘れられることはねェハズだァ。俺は第一位だからなァ」

 

霊夢「だったら『アイツ』しかいないわね。」

 

一方通行「『アイツ』だァ?」

 

霊夢「『境界を操る程度の能力』を持つ妖怪よ。多分アイツはなんかの意図があってあなたを連れてきたんでしょうねぇ。」

 

一方通行「つまりはその妖怪をぶっ潰せば俺は帰れるってェことだな?」

 

霊夢「多分無理よ。アイツは普段めったに姿を現さないし、おまけにあなたじゃ勝てないわ。」

 

一方通行「上等じゃァねェェェかァ・・・」ニタリ

 

霊夢「私が悪い状況で申し訳ないんだけど私、これから異変を解決しなくちゃならないわ。いつまでも空が紅いままじゃ、気分が悪いからね。」

 

一方通行「やっぱりここの空は元々青だったのかァ?」

 

霊夢「そうよ、悪いけどそろそろ行かせてもらうわね。戻ったらちゃんとお話しましょう。それじゃあね。」ヒュン!

 

霊夢は霧の中へ飛んで行った。

一方通行は特にすることもないのでどうしようかと考えていた。

 

一方通行(暇だしィ、あの巫女を追いかけてみっかなァ?)スクッ

 

一方通行は背中に四本の竜巻を発生させ、霊夢が飛んで行った方向へ飛んで行った。

 

大妖精「私、空気・・・」ポツーン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢は空を飛んでいた。異変の元凶のもとへ。

 

霊夢(紅い霧はこの湖の中央から出ている。だったらそこに今回の異変の犯人がいるハズね・・・)ヒュオオオオオオオ

 

霊夢「・・・何・・・アレ?」(前来た時にはこんなものなかった・・・)

 

霊夢の目の前には赤いレンガでできた不気味で巨大な館が異様な雰囲気でたたずんでいる。

その建物の時計台付近から紅い霧が出ている。

 

霊夢(・・・間違いないわね)

 

霊夢はその館の門前に降り立った。門には門番が厳格な雰囲気を醸し出して見張って・・・いない。

 

霊夢(寝てるし・・・)ナニコイツ

 

霊夢は門番を無視して館に入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢が館に侵入したころ一方通行は館の上空にいた。

 

一方通行(なんだァ?この趣味のわりィ建物はァ・・・)スタッ

 

一方通行は館の門前に降り立った。

霊夢の時は門番は寝ていた・・・しかし今回は起きていた。頭にナイフが刺さっているが・・・

 

美鈴「『紅魔館』へようこそ。私はこの館の門番紅美鈴と申します。申し訳ないですが、ここを通すことはできません。ケガをしたくなかったら素直に帰ることをおすすめしますが・・・」

 

一方通行は美鈴を無視して館に入ろうとする。

 

美鈴「忠告はしましたよ。」スッ

 

美鈴は拳を構えて気を溜めると一瞬で一方通行に殴りかかる。

 

ギュイン!!!!バキバキバキバキ!!!!!

 

美鈴の拳が一方通行に触れた瞬間美鈴の腕がバキバキに折れた。

 

美鈴「ギャアアァァァァァッァァァァァァァァァァァァァァl!!!!」

 

美鈴「」ドサッ

 

美鈴は痛みと出血のショックで気絶してしまった。

一方通行はそのまま進もうとするが・・・

 

一方通行(チッ・・・めンどくせェ)クルッ スタスタ

 

彼は振り返り、美鈴へと歩み寄る。そして彼女の傷口に手を触れ、能力を使った。

周囲に零れた血液をベクトル操作で彼女の体内に戻し、動脈をつないだ。

すると、彼女の傷がすぐに塞がり始めた。

 

一方通行(どォなってンだァ?妖怪の回復力はァ・・・)

 

改めて一方通行は館の中へ入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢は館の中で妖精メイドを次々に倒していた。

 

霊夢(広すぎるでしょ、この館。外見よりも圧倒的に広い。

まあテキトーに進んでれば何とかなるでしょ。)

 

霊夢は大きな扉の前にたどり着いた。

彼女はためらいなく重い扉を開けて中へはいっていく。

そこは広い空間で本棚がたくさんあり図書館みたいだった。

図書館内を進んでいるうちに空飛ぶ赤髪の女を撃墜した気がしたが、多分気のせいだろう。

 

小悪魔「」チーン

 

霊夢(結構進んだけどなかなか奥までたどり着かないわね。なんか魔力も感じるし・・・

魔法使いがいるのかしら?しかも相当の使い手・・・魔理沙以上ね。)

 

???「あなたね、例の侵入者ってのいうのは。」フッ

 

テレポートでもしたのかそいつは突然霊夢の背後に現れた。

 

霊夢「ッ!」ブン

 

霊夢は慌てて大幣を振るがその攻撃が敵に当たることはない。

振り返った霊夢が見たものは、一見紫色の寝間着を着たニートだ。

片手に分厚い本を持ち空中を浮いている。

彼女からあふれ出す魔力からして大魔法使いの域に達しているだろう。

 

パチュリー「私はこの図書館の管理者・・・司書っていったところかしらね。パチュリー・ノーレッジよ。

よろしく。まあ、覚えていても意味ないだろうけど・・・だって・・・あなたは生きてここを出れないもの。」パサッ

 

パチュリーは本を開く。霊夢は即座にそれが魔導書だと気づき距離をとる。

するとパチュリーの周りに炎の玉が複数現れた。

 

霊夢「あなたが紅い霧を発生させてるの?迷惑だからさっさと消しなさいよ。私はさっさとあの霧をなくして日向ぼっこしたいの。」

 

パチュリー「残念だけどわたしが発生させているわけではないわ。消すことはできないこともないけど、この館の主人は太陽の光が苦手なの。だから無理ね。」

 

霊夢「ならアンタを早く倒してそのご主人様のもとへ行かなきゃいけないわね・・・覚悟しなさい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方通行は紅魔館のロビーにいた。

目の前には大きな階段が二つあり、それぞれ一つの入り口につながっている。

そして左右にも扉が存在していた。

 

一方通行(御大層な館だなァ・・・この館の持ち主は相当の金持ちみてェだ・・・)

 

一方通行は先へ進もうとする。そして階段へと足をかけようとしたとき一方通行は部屋の入口に戻っていた。一方通行はたいして驚かなかった。学園都市にも似たような能力を持ったやつはいたからだ。

 

一方通行「瞬間移動(テレポーター)ってところかァ?」

 

???「・・・少し違いますわ。」

 

部屋の奥から女の声が聞こえた。

 

???「私の能力は『時を操る程度の能力』です。」フッ

 

途端に後ろから声が聞こえた。

そしてその声の主は一方通行の耳元で囁く。

 

???「・・・紅魔館へようこそ。・・・たっぷりおもてなしをさせていただきますわ・・・」

 

一方通行の口には笑みが浮かんでいた。




最後まで読んでいただきありがとうございました。
紅魔館メンバーはほとんど姿を現しましたね。
美鈴は一瞬で一方さんにやられ、こあさんにいたっては普通の妖精メイドみたく倒されてしまいましたね。フランを早く出したいがゆえに少し走り気味になっていますが気を付けたいと思います。

次回・第四話 『ベクトル 対 時間』『霊力 対 魔法』
 
                            次回もお楽しみに!

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