森の中に囲まれた…それこそ妖精が住んでいそうな古いお城
それが旧調査兵団本部を見た時の感想だ。
俺はあの『巨人』と呼ばれていた奴らから身を守るために頑張って剣を振るっていたら
エルヴィンと言う男に調査兵団に誘われた。
その時俺はこの男を『団長』と重なって見えてしまい即OKを出してしまった。
今俺はその判断をした自分自身にウボォーの『超破壊拳(ビッグバンインパクト)』をくらわせて
やりたい。
因みにウボォーとは俺の所属していた『幻影旅団』随一の肉体の強さを誇っており戦車さえ
破壊するバズーカも「流石にイテェな…」で済ませられるほどの頑丈な肉体を誇っている。
俺的には自分の能力が一番安定していると思っているがコイツの『超破壊拳(ビッグバン
インパクト)』ー拳にオーラを込めてだけの右ストレートーは全力でぶっ放せば深いクレーターを
作り出せる程の威力を持っている。
それに比べたらあの巨人たちの攻撃は完全に『月と鼈』状態だ。
だがそれは『前の体であれば』と言う前提条件が付く。
この体も鍛えられてはいるがお世辞にも強いとは言えない。
ノブナガが連れて来たあの坊主どもにだって勝てやしないだろう。
自力でこの程度だから念を使ったってあんまり効果もないだろうし、まずこの体は念すら使えない
状態だ。
その程度の体で戦えと言われても『なんてムリゲー』と言う感慨しか浮かばない。
実際『巨人』共を狩っていた時もやけに体力消費が早くたった数十体で息切れしていた程度だ。
まぁこの体は目だけは良かったのでどうにか生き延びることが出来た。
ただし『目がいい』と言ってもノブナガの通常の居合を見切ることは絶対にできないであろう。
アイツの能力である『絶対孤立の居合抜き(オケハザマ)』だとなおさらである。
因みに『絶対孤立の居合抜き(オケハザマ)』とは自身のオーラを体全体に染み渡らせ細胞を
まんべんなく強化し縦一閃の居合で相手をたたき切る能力である。
しかしそれだけが能力だと思うなかれ、これは相手が切れなかった場合オーラの総量の半減そして
肉体の損傷がペナルティとして加算されるがその代わりアイツの得意技である居合を極限まで
早め、そして鋭くしてくれる。
それに切ったところはあまりの素早さに切られたことを自覚せずそれどころか刀に含まれている
微量のオーラが細胞の許容できる量ではないため細胞が破裂しそこから壊死していくと言う
何ともまぁ絵に書いたような恐ろしい能力である。
おっと話がそれた。
まぁ言いたいことはこの体であれば遠征なんてものに行けば必ず死ぬと言うことだ。
なので今は肉体強化のための筋トレが日課となってきている。
そんなところに望んできてしまった俺は完全に道化である。
まぁそうだとしてもここで買われているだけの家畜になんかにはなり下がりたくはないので
そこだけは喜んでいいのだろうか?
今俺は馬の背に揺れられ旧本部へと向かっている。
馬なんて久しぶりに乗るのでちゃんと乗れるか心配だったが体が覚えてくれていたようで何とか
乗れている。
俺の上司は人類最強と言われている『リヴァイ兵士長』と呼ばれているチビだ。
この前本人の前で入ったら危うく目ん玉を潰されているところだった。
これからは目の前では言わないことにしようと誓っている。
他のメンバーとしてはペトラ・ラル 、オルオ・ボザド 、エルド・ジン 、グンタ・シュルツ
の4名である。
体を見れば簡単にわかるがこいつらは結構鍛え抜かれておりあの念を覚える前の坊主どもでも
結構苦戦を強いられるだろう。
この豪華なメンバーはたった一人のガキ『エレン・イェーガー 』を守るために集められたとの
こと…
俺的にはコイツの名前は結構馴染み深かかったモノと同一だったためこの班に参加を希望したが
はっきり言って失望した…と同時に興味もわいた。
失望した理由は単純にコイツの実力面を見て…興味がわいたのはコイツが才能の塊だからである。
ここにいる奴らは旅団と変わらないほど個性的で愉快な面々であるがやはりと言うべきか旅団
の方が居心地がいい。
そんな奴らが織りなすこれからの『戦闘喜劇(ストーリー)』はどんなものとなるのか…
これからのお楽しみとなるわけだが…
「何でつかないんだよ…もしかしなくても昔の人ってバカなのか?」
そろそろケツが限界だぞ…
「おい、エレン」
「何ですか?兵長」
彼が自分のお尻の心配をしているときエレンとリヴァイは彼について話していた。
「お前はアイツの事を知ってるか?」
「はい、一応同じ104期生だったので…それがどうかしたんですか?」
「いや、俺の勘違いかもしれないが…アイツの実技の成績はどうだったんだ?」
「良くもなく、悪くもなく…周りからは器用貧乏と言う評価でした」
「おかしい…」
「へ?それはどういう…」
リヴァイはこの前の彼の戦闘を思い出していた。
彼の立体機動術はまだまだだったがブレードの扱いはとても素晴らしく『器用貧乏』なんて言う
言葉では表せないそう言う鋭さを持っていた斬撃を彼は繰り出していた。
しかし、その立体機動術も使うごとに洗練されていき最後の巨人を狩った時にはそれこそ
あそこにいるぺトラたちを上回る程の無駄のない動きだった。
「こりゃあ…要注意だな…」
「大丈夫ですよ!アイツ…『エド・カーヴァンクル』はそう言う男じゃありませんって」
「おい、エレン…知ってるか?」
「何をです?」
「アイツは助けた市民に名前を名乗る際『アル・カーヴァンクル』と名乗っていたそうだ」
「それって…もしかして!?」
「あぁ、そいつは奴の死んだ弟の名であり…
ウォール・マリア、ウォール・ローゼ、ウォール・シーナ最凶の殺人鬼の名だ」
注意! ノブナガの能力は自分で考えたものです、彼の能力はまだ出ていないのでドヤ顔で
「ノブナガの能力はね~…」みたいな感じに言うのはやめましょう