Luwiztale   作:Luwis

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遅くなりました。
しかも文字数結構少ないです。

(○'v')<善処できますかねぇ……?


第2話

「あっ、Luwis!だれかいる!」

 

そういって一本の花を指差すFrisk。

かわええなぁ。

いやそんなこと言ってる場合じゃない。

 

 

彼は僕の姿を見ると驚いた表情を見せたが、

 

「やぁ!」

とすぐに挨拶をする。

 

 

あぁ、そういえば近づいたらイベント(花による一方的な)が始まるのか。

でもこのFriskは感情豊かっぽいし、大丈夫そう。

 

 

「ぼくはFlowey。お花のFloweyさ!」

 

 

「あ、どうも…こんにちは、Friskですっ!」

 

 

Friskが慌ててぺこりとお辞儀を返している。

 

 

「始めまして、Luwisです」

 

僕も挨拶を返した。

 

 

……今、こんにちはの時間なのかなぁ。

時計が欲しいところだ。

 

 

「ふむふむ…君達は地下世界の新入りだね?見たところ、すごく困っているみたいだね。」

 

 

「うん…どうすればいいのかわかんなくって。」

 

 

「そっか。それじゃあ、ここではぼくが先輩だから教えてあげるよ。」

 

 

あれ、会話のセリフがちょっとだけ変わってる。

ゲームのFriskは何を喋っているかなんて分からなかったからなぁ。

 

 

「それじゃあ準備はいい?いくよ!」

 

 

Floweyの言葉とともに、Friskと自分の体から赤い光が出てきた。

視界が白黒になったりはないみたいだ。

 

 

「そのハートが見える?それが君達のソウル。きみの心や体の表れさ!」

 

 

「へぇ…これが自分のソウルかぁ」

 

 

Friskは自分の赤色のソウルを不思議そうに見つめている。

 

 

僕のソウルも赤色だ。同じ決意のソウルなのかな?

 

 

「きみのソウルはまだ弱いけど、Lvを上げるとどんどん強くなっていくよ。」

 

 

この言葉には偽りはない。

Lvを上げれば上げるほど、主人公は強くなっていく。

ただ、自分はそんな道を歩みたくは無いし、歩ませたくもない。

 

 

「Lvってどういう意味なの?」

 

 

Friskが疑問を口にする。

 

 

「それはもちろん、Loveのことさ!」

 

 

やっぱり会話が自然だ。

 

 

……しかし、どこか違和感を感じた。

 

 

「二人とも、Loveが欲しいよね?心配しないで、ぼくが少しだけ君達に分けてあげるよ!」

 

 

そう言うとFloweyはウィンクをした。

何だろう。「キラッ☆」とでも聞こえて来そうな顔してるな。

 

 

…待てよ。

 

 

……今、『二人とも』って言ってた?

 

 

「ここから、Loveを落としてあげるからね…」

 

「小さくて白い…『友情の欠片』としてね。」

 

 

そういえばさっきも僕達のことを『君達』と呼んでいた。

 

 

自分の存在はFloweyにはちゃんと認識されている。

つまり自分はこのゲームのキャラクターになっている可能性が高い。

 

 

突然のイレギュラーには驚いただろうが、まさか僕がplayerだとは思ってもないだろう。

 

 

「準備は良いかい?」

 

 

「さあ動いて!できるだけたくさん集めてね!」

 

 

 

 

Friskは欠片を取ろうと手を伸ばそうとしている。

 

 

僕は小さなFriskを抱きしめるように庇った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突然、体が動かなくなった。

 

 

体が重くなり、視界が霞んでいく。

 

 

「Luwis……?Luwis!?」

 

良かった。

Friskは無事みたいだ。

 

 

 

不思議だ。

痛みも熱さも寒さも感じない。

こんな状況なのに、自分は汗一滴もかいていない。

本当に不思議だ。

 

 

 

Floweyの表情もよく見えない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただなんとなく、悲しそうな顔をしているように見えた。

 


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