しかも文字数結構少ないです。
(○'v')<善処できますかねぇ……?
「あっ、Luwis!だれかいる!」
そういって一本の花を指差すFrisk。
かわええなぁ。
いやそんなこと言ってる場合じゃない。
彼は僕の姿を見ると驚いた表情を見せたが、
「やぁ!」
とすぐに挨拶をする。
あぁ、そういえば近づいたらイベント(花による一方的な)が始まるのか。
でもこのFriskは感情豊かっぽいし、大丈夫そう。
「ぼくはFlowey。お花のFloweyさ!」
「あ、どうも…こんにちは、Friskですっ!」
Friskが慌ててぺこりとお辞儀を返している。
「始めまして、Luwisです」
僕も挨拶を返した。
……今、こんにちはの時間なのかなぁ。
時計が欲しいところだ。
「ふむふむ…君達は地下世界の新入りだね?見たところ、すごく困っているみたいだね。」
「うん…どうすればいいのかわかんなくって。」
「そっか。それじゃあ、ここではぼくが先輩だから教えてあげるよ。」
あれ、会話のセリフがちょっとだけ変わってる。
ゲームのFriskは何を喋っているかなんて分からなかったからなぁ。
「それじゃあ準備はいい?いくよ!」
Floweyの言葉とともに、Friskと自分の体から赤い光が出てきた。
視界が白黒になったりはないみたいだ。
「そのハートが見える?それが君達のソウル。きみの心や体の表れさ!」
「へぇ…これが自分のソウルかぁ」
Friskは自分の赤色のソウルを不思議そうに見つめている。
僕のソウルも赤色だ。同じ決意のソウルなのかな?
「きみのソウルはまだ弱いけど、Lvを上げるとどんどん強くなっていくよ。」
この言葉には偽りはない。
Lvを上げれば上げるほど、主人公は強くなっていく。
ただ、自分はそんな道を歩みたくは無いし、歩ませたくもない。
「Lvってどういう意味なの?」
Friskが疑問を口にする。
「それはもちろん、Loveのことさ!」
やっぱり会話が自然だ。
……しかし、どこか違和感を感じた。
「二人とも、Loveが欲しいよね?心配しないで、ぼくが少しだけ君達に分けてあげるよ!」
そう言うとFloweyはウィンクをした。
何だろう。「キラッ☆」とでも聞こえて来そうな顔してるな。
…待てよ。
……今、『二人とも』って言ってた?
「ここから、Loveを落としてあげるからね…」
「小さくて白い…『友情の欠片』としてね。」
そういえばさっきも僕達のことを『君達』と呼んでいた。
自分の存在はFloweyにはちゃんと認識されている。
つまり自分はこのゲームのキャラクターになっている可能性が高い。
突然のイレギュラーには驚いただろうが、まさか僕がplayerだとは思ってもないだろう。
「準備は良いかい?」
「さあ動いて!できるだけたくさん集めてね!」
Friskは欠片を取ろうと手を伸ばそうとしている。
僕は小さなFriskを抱きしめるように庇った。
突然、体が動かなくなった。
体が重くなり、視界が霞んでいく。
「Luwis……?Luwis!?」
良かった。
Friskは無事みたいだ。
不思議だ。
痛みも熱さも寒さも感じない。
こんな状況なのに、自分は汗一滴もかいていない。
本当に不思議だ。
Floweyの表情もよく見えない。
ただなんとなく、悲しそうな顔をしているように見えた。