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あの色んな意味で印象に残ったクラス代表決定戦が終わり、週の開けた月曜日。この日は大体の生徒が暗い顔をしている。
その中に1人、周り以上に暗い「この世の終わり」的な顔をしている生徒が居る。そう。先日行われたクラス代表決定戦で、一夏に盛大に負けてしまったセシリア・オルコットである。
因みに周り以上に暗い顔をしている理由は、あれだけの大事を言っておいて、それらしい成績を残せなかったと言うことと、あの演説(笑)を国の方々に報告されたらと言う恐怖からである。
(良くて代表候補生の資格剥奪と専用機の没収。悪くて戦争……)
考えれば考えるほどに、顔が真っ青になっていく。もう既に、病人の様に青白い。これが自らの力を傲り、他人を見下した人間の末路なのかもしれない。
「全員居るな。織斑起きろ」
オルコットが青くなっていると、教室の入り口が開き、千冬と真耶が入ってきた。
「まずは連絡だ。クラス代表はオルコットに決まった」
千冬のこの一言で、クラス中がざわついた。全員嘘だろ!?と言うか顔をしている。
「な、何故わたくしなんですか!?」
「決まっているだろ。これが織斑の賭けの内容だからだ」
「俺は面倒な事はやらない主義なんだよ」
この言葉に、オルコットは安堵し、取り敢えず先日の不手際をクラスの全員に謝った。まあ、その事は別に問題にならなかったのだが、クラスの大半の女子が嘆いていた「スイーツ無料パスが貰えない」と。試合そっちのけでスイーツ無料パスかよと言いたくなる。
「一時間目はISの基本的な操作訓練を行う。着替えてからグラウンドに集合だ」
全員着替え始めた。一夏は着替える必要が無いが、制服だと動きづらいので、更衣室にいき、ジャージに着替えようとしたが、教室を出ると、箒に呼び止められた。
「おい!一夏!!」
「何だよ。うるせーな」
「そんなことはどうでも良い!何だ先日の試合の戦い方は!?何故拳銃を使った!?何故刀を使わないのだ!?あんな卑怯な戦いかたをするなんて!」
かなりどうでも良いことだった。そもそも何で拳銃を使ってはダメなんだ?この時代飛び道具積んでる機体は沢山ある。その機体全てに刀で戦えと?バカなのか?
「どう戦おうと俺の勝手だろ。何でお前に決められなきゃなんないんだよ。つーか何で刀なんだよ?この時代に。時代錯誤も良いところだ」
「千冬さんだって現役時代は刀1本で戦っていたのだぞ!お前もそうするべきだろ!!それに剣術なら昔私の道場で習っていただろ!!」
「ふざけんな。俺は俺だ。何で他の真似をしなくちゃなんないんだよ。いい加減にしろ。つーか剣術なんか習った覚えはねーよ」
話を聞く必要が無くなったので、更衣室に向かった。
「これよりISの基本的な飛行操作を実践してもらう。織斑、オルコット。試しにやってみろ」
「織斑先生。俺の専用機飛べない」
「もう1つの方があるだろ。今回はそっちを使え」
千冬にもう1つの方を使えと言われていたが、あいにく今日はデルタギアしか持ってきていない。
「バジンにでも取ってきて貰え。それでも操作は出来るだろ」
「あ~。はいはい」
デルタフォンを取り出し、どこかに連絡をした。(※本作ではデルタフォンでもバジンの遠隔操作が可能となっております。ただし、声帯認識システムに登録されている声のみ可能です)
数分後、人型のロボットが荷物を持って飛んできた。手にはデルタギアが入っているのと変わらない大きさのアタッシュケースと、トランクボックスみたいなのがある。それを一夏に投げ渡すと、いつも待機している場所に戻っていった。
「まだ用事があったが……まぁいいか。織斑、早く変身してみろ」
千冬の指示で、アタッシュケースの中にあるものを取り出し、ベルトを腰に巻き、トランクボックスのくぼみに、携帯電話をさし込み、キーボードに番号を入力した。
『555 enter』
『Awakening』
電子音の後、赤い光に一夏が包まれると、そこにはデルタとは違う、赤い体に黒いラインが入っている姿になった。
「な!?」
「やっぱり何度見ても慣れんな。ブラスターフォームは。派手過ぎる」
オルコットは自分が戦ったのとは別の機体を使っていることに驚き、千冬はブラスターフォームを見ると毎度思う感想をこぼした。
「両者展開できた所で、早速飛んでみろ」
「はい!」
千冬の言葉に、オルコットはハッキリと返事をして飛んでいった。一夏は
『5246 enter』
『Faiz Blaster Take Off』
コードを入力していた。電子音の後、背中に付いているマルチユニット、フォトン・フィールド・フローターからのジェット噴射により、一夏も空中に飛んだ。後から飛んだにも関わらず、オルコットを追い抜き、かなり高い位置まで飛んでいく。
「よし。次は急降下と完全停止だ。目標は地上より10センチだ」
位置的に一夏よりも低い場所に居るオルコットから始めた。
「12センチか。まあ、良いだろ。次、織斑」
空中である程度停止場所の確認を行い、フルスピード降下していった。そして、目測をつけた場所で急停止をかける。
「ジャスト10センチか。良くやった。だが、あのスピードでの降下はよせ。周りが驚く」
千冬の言うと通り、先程の一夏を見ていた生徒たちは、心臓の辺りを手で押さえている。コイツら大丈夫か?と言うのが一夏の感想である。
「次は武装の展開だ。まずは遠距離武器」
『103 enter』
『Blaster mode』
電子音と共に、ボックスのアンダーパートが上方向に180°展開・接合させ、巨大な銃に早変わりした。
「まあ、お前のは時間がかかるのは仕方無いな。次、オルコット」
「はい」
左手を肩の高さまで上げ、真横に突き出す。すると、一瞬爆発的に光に、手の中にはスナイパーライフルが握られていた。銃には既にマガジンが接続され、オルコットが視線を送るだけでセーフティーが外れた。
「流石代表候補生と言う所か。だが、そのポーズは止めろ。真横に向かって展開して誰を撃ち抜くつもりだ」
因みに、一夏はオルコットの右側に立っているので大丈夫だが、左側に立っていたら確実にフォトンバスターを躊躇なく撃っていただろう。
「次は接近用の武器を展開しろ」
『143 enter』
『Blade mode』
フォトンバスター時の砲身部分が分解され、刀身が生成され、巨大な剣が完成された。因みに砲身部分はボックス内のサーバーに格納されている。一夏はナンバーの入力等があるので、そこそこ時間がかかるが、それ以上にオルコットは時間がかかっていた。
「くっ……」
「まだか?」
「ああ、もう!インターセプター!」
やけくそに叫び、漸く展開することが出来た。
「遅い。実戦ではすぐにバーベキューになるぞ」
「実戦では間合いに入られないので問題ありません!!」
「拳銃一丁しか武装の無いデルタに、一瞬で間合いを詰められた上にビットすら展開することが出来なかったのはどこの誰だ?」
この言葉に、オルコットは黙ることしか出来なかった。実際やれた事と言えば試合開始直後の狙撃くらい。後は一夏のワンサイドゲームで終わった。手も足も出ずに。千冬から練習するように注意を受け、他の生徒も武器展開の練習へと移った。
『教えて!憲八先生~!』
ペンネーム『クロロンヌ』さんからです。
今まで生きてきた中で『あ、これ死んだ。』と思った瞬間はありましたか?
そこまで大袈裟じゃないですけど、高校時代の話です。俺のいた学校、一泊二日でスキーの授業をするために蔵王山に行くのですが、そこであった出来事です。山の天気は滅茶苦茶変わりやすいので、吹雪の中を滑っていたのですが、ゴーグルしてても先は見えないしゆっくり滑ってても傾斜があるのでスピードがでる状態で、どこに人がいるかも分かりませんでした。周りに自分の学校の生徒がいなくなったとき、「あ、やらかした」とは思いました。まぁ、実際には見えなくなってただけで、近くにいたんですけどね笑
次回もお楽しみに!感想や評価、お気に入り登録もよろしくお願いします!!
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