ISと無気力な救世主 リメイク   作:憲彦

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短いです


未来の兄(笑)

無人機の襲撃後、壊れたアリーナのシールドと壁の修繕、大量に出来たクレーターの処理、その他諸々の影響でクラス対抗戦が中止となった。

 

「外出届け?どこに行くんだ?」

 

「スマートブレイン。あの後からコイツの調子が悪くてな」

 

千冬に外出届けを提出し、ファイズギアを見せながら行き先を伝えた。どうやらあの無人機の襲撃でファイズギアが不調になっているようだ。

 

まあ、あの攻撃をアクセルフォームで受けた上に、強制解除されたのにまたすぐに変身したのだ。当然と言えば当然だ。

 

「そうか。まあ良いだろう。今日中には帰ってこいよ」

 

「分かってるよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バイクを走らせ数時間。現在一夏はデカいビルの前に居る。そこがスマートブレイン。ファイズギアの開発元だ。ついでにその他のギアも開発している。

 

「またですか……織斑くん、アクセルフォームは防御が低いと何度言えば分かるんですか?ファイズアクセル渡した時と訓練中にも伝えた筈ですよね」

 

「しかたねーだろ。あん時はそうするしか無かったんだから」

 

「ブラスター使えば良いですよね。ブラスターの方が早く片付きましたよね」

 

一夏の行動に呆れているこの男。スマートブレインの社長の村上だ。因みに今回の様に突然訪れて修理を依頼するのは今回が初めてではない。数えるのが鬱陶しくなるくらいある。

 

「はぁ……分かりました。修理ができ次第IS学園に送ります。修理代は……まぁ今回は良いでしょう」

 

「あぁ、頼んだ」

 

それを伝え、ファイズギアを机の上に置き、社長室を出ていった。一夏の今日の予定はこれだけなので、スマートブレイン社の中をブラブラと歩き回っている。すると、1人の男に声をかけられた。

 

「ん?一夏か」

 

「ウェットティッ……草加か」

 

「おいコラ今なんて言おうとした。まぁ良い。このあと暇か?」

 

「あぁ。予定は無いが」

 

「なら少し買い物に付き合ってくれ」

 

「買い物って、どうせ姉貴へのプレゼントだろ。あんたからのプレゼントだったらなんでも喜ぶだろ」

 

会話の流れからも分かるように、草加と千冬は現在交際中だ。今年で3年ぐらいかな?とっとと結婚しろよ。

 

「まぁそう言うな。ちょっとの時間で終わる」

 

「前もそう言って2時間ぐらい付き合わされたよな」

 

何だかんだ言っているが、結局買い物に付き合ってしまった。現在は高級宝石店にアタッシュケースを持った2人が並んで立っている。

 

「何でそんな物を持ってきたんだ?」

 

「お前と買い物に行くとロクな事が無いからな」

 

実は草加もかなりの不幸体質なのだ。大体一夏と2人で出かけると、35%の確率で強盗にあったり、50%の確率で何かを無くす。2人で過ごすと不幸体質が強化されるのだ。全く嬉しくない相乗効果である。

 

「んで?今日は何を買うんだ?婚約用の指輪か?」

 

「それはまだ早いだろ。今回はネックレスにでもしておくか……」

 

なんで数年間交際してて婚約もしないんだよ。そろそろ痺れを切らして相手から言ってくるよ。千冬だから。

 

「ん~……」

 

「早く決めろよ。もう1時間も悩んでるだろ。いい加減にしろ」

 

「待ってくれ。もう少しだ」

 

「さっきも同じこと言ってただろ。つーか石ころなんかどれも同じだろ」

 

やっぱりかなりの時間付き合わされている。一夏からすればどれも同じ様に見えるが、買う人から見ると違う様だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~それから2時間後~

 

「おい、マジでいい加減にしろ」

 

「ん?もうこんな時間か。もう行くか」

 

「結局買わないのかよ。」

 

「いや。もう買っている」

 

(クソッ!殴りてぇぇえ!!)

 

デルタギアの入っているアタッシュケースでぶん殴りたいと思った。結局、この日一夏は、草加によって3時間無駄にしたのであった。

 

「これ。渡しておいてくれ」

 

「自分で渡せよ」

 

「最近仕事が立て込んでてね。抜けられそうに無いんだよ」

 

断れずに受け取ってしまった。途中、何度か海に放り投げようとしたが、姉への届け物なので我慢していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「意外と早かったな。ファイズギアはどうなった?」

 

「修理ができ次第IS学園に送るだと。後これ」

 

「ん?なんだこれは?」

 

「草加からだ。渡すように言われた」

 

「そ、そうか。感謝する」

 

千冬の照れる顔を見て、早く結婚しろよ。と思いながら自室に戻り寝た。夕食もとらずにだ。そう言えば、今回は大きな不運はおきなかったな。




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