投稿するか迷いましたが、書いた分だけ出します。
とある動画を見て思いついたネタ作品です!
今回はかなり短め。
この宇宙の片隅には様々な生物を生み出した奇跡の惑星、地球が存在している。そして、その周りでは無数の星が数えきれない程の年月、途絶える事なくまばゆい光を放ち続けている。この光景は、これからも長い年月変わることがないだろうと思われていた。
しかし、この日はいつもと違っていたのであるッ!!
この地球に一つの隕石が向かっていたのだ。だが! この隕石は他の隕石とは明らかに違う!
言葉では言い表す事の出来ない奇妙な存在感を放っていたのだッ!!
近づいてよく見てみると、人の顔のような模様が物体の表面上に存在しており、なんと信じられない事に生命活動を行っているではないかッ!
何なのだこれは!? まるで記憶の奥底に眠っていた
そうだ! 我々はこの存在を知っているッ!!
いやッ! このギリシャ彫刻のような美しさを基本形とする生命体を知っているッ!
かつて幾人もの波紋使いを葬り去り、最終的には弱点である太陽すらもわが物としたこの生命体を!
あらゆる生物を超越する生命体へと進化を遂げ、とある物語の主人公でさえも生きる事を諦めさせた存在を!
その名はカーズ!!
かつて石仮面と深い因縁を持つ一人の波紋使いによって、宇宙空間に放逐された存在が...... 永遠に宇宙空間をさまよう宿命にあったと思われる存在が長い年月を経て————今地球に向かって来ようとしているのであるッ!!
もし、あの有名な解説王がこの光景を眺めていたら「おお、神様……」と絶望にうちひしがれていたであろうッ! その光景を我々は今見ているッ!
それは地球に近づくにつれ速さを増していた。地球の大気圏を突き抜ける頃には音速の五十倍以上の速度、それに加え10万度という超高熱により少しずつ表面が気化しつつも向かってきている! アジアの島国、日本に!
まばゆい光を放ちながら、轟音と共にそれは落ちた。いや、落ちてしまったのだ……
落ちた周辺には巨大なクレーターが出来、生命力に満ち溢れた草木は見る影もなく獄炎のごとく燃えている。
もし、周りに人間がいたら目を合わせられないような惨劇に見舞われていたであろう。
しかし、今はその惨状はどうでもいい事なのだッ! 注目するべき所はそこではない! クレーターの中心に存在するものだッ!!
時間の経過とともに、鉱物であったと思われるそれは、脈打つように鼓動を始める。表面も物質特有の光沢は鳴りを潜め、少しずつ人間みたいな血色へと変わっていく。高熱と衝撃によって欠損していた箇所もすでに治っている。信じられないッ!!
やがて、何もない平原を一人の男が長い髪をなびかせながら、太陽を背に立ち尽くす。
男は周りを一瞥し、少しの間を開けて言葉を発する。
「 RRRRRRRYYYEEEEEEEE!!」
カーズは、空気震える程ハイテンションに叫んだのであった! はたから見れば 「……頭おかしいやつがいる……」と思われるような叫びを誰もいない平原のど真ん中で!
しかし、今のカーズには関係ない。再び生を謳歌できる喜びに震えているこの男にはッ!!
やがて喜びをかみしめ終えたカーズは、かつて自分を宇宙へと放逐した一人の男を思い浮かべて言った。あらゆる感情を込めて言い放ったのだッ!!
「JOJO! このカーズが地球に戻ってきたぞ!! 待っておれ貴様だけは必ずケジメとして殺してやるぞ!!」
だが、まだこの時カーズは知らなかったのであるッ!!
この世界にはジョジョはおろか、波紋戦士や柱の男によって作り出された吸血鬼でさえも存在しないということに……
そして、自らが想像もしない出来事に遭遇することになるとは……
今一人の男、いや生命体によって多くの人間の運命の歯車が狂い始めたのである! これが功となすかはまだ誰にもわからない。
次回の投稿は明日か明後日となります。
次話からは、この後書きの欄にQ&A形式での物語の補足や作者の余談を書くので、よろしければぜひ見て下さい。