サムによってカイラル通信が都市間に繋がった。
また、各地のプレッパーズ達にも繋がったことで、多種多様な現在過去未来の情報が共有化されていった。
そんな中、カイラルネットワークを通じて過去に存在した娯楽のコンテンツに憧れ、人々が欲するようになるのは必然的だったと言えるだろう。
この話は、必然的に生まれた文化の再起。
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"プレッパーズ「配信者」"
カイラル通信によってリアルタイムに情景を映し出せるようになり、
まるでその場にいるような体験をすることが可能となった。
そんな中で流行り始めたのが"配信"だ。
たくさんの"視聴者"がホログラムで出力され、リアルタイムで配信者を見る。
"配信"はデスストランディングが発生する前のインターネット社会においてメジャーなジャンルの1つだった。
誰もが気軽に配信ができて、評価のアウトプットも素早く可視化しやすい。
だから、夢中になる人は多かったがそれ故に縛られる人間も多かった・・・
「えー、みなさん見てますか?どうも!DOOMSで帰還者のネイリンです!」
「早速ですが、今日の企画は・・・ハンターに捕まってみた!です」
配信者の1人、ネイリン。
[人類の反撃!]サムの血をパワーグラブに染み込ませてBTを成敗してみた
の"配信"で一躍有名になり、シティの人々の希望の象徴となったプレッパーズだ。
元はシティに住んでいた住人だったが、その危険で過激すぎる行動により,
"分離過激派の連中は自分たちの行動を自覚して行っているが、ネイリンは自覚していない分タチが悪い"
と、ストランド大統領にシティから強制退去させられてしまったという経由がある。
ちなみに、ハートマンがネイリンの大ファンでパトロンもしているらしい
(曰く、企画内容がBTの研究に大いに役立つ)
サムやフェネラルも"配送依頼"として無理やり配信に参加させられているとか何とか。
「皆さん、BTに捕まってヴォイドアウトのおこる経由は知ってますよね?」
「まず、ゲイザーと呼ばれる浮いている人型のBTに見つかると、ハンターと呼ばれる無数の手を呼び、地面に引き込まれてキャッチャーのところに連れて行かれます。そこでキャッチャーによって体内に取り込まれてヴォイドアウトが起こります」
では、
ハンターに引き込まれなかったらどうなるか?
例えば、振り解いて一定の範囲を超えるとハンターは諦めて地面に還ります
「というわけで今回はこちら!」
「超特製カイラルワイヤーロープとフルハーネス安全帯を準備しました!
ハートマンさんありがとう!ブリッジスをよろしく!」
「手順は簡単です」
「ゲイザーが湧く範囲外、約50メートル離れた東西にポールを立てます」
「ワイヤーロープをつけます」
「それに僕が安全帯を付けます」
「座礁地帯で雨が降るまで待ちます」
「さて、早速やっていきましょう!天気予報では間もなく雨が降り始めます!」
・・・
・・・・
・・・・・
「雨が降り始めました!」
「おーい!ここだよー!ここだよー!」
「おぉ、オドラデグが反応し始めました!」
「近い!BTに近づけば近づくほど寒気が増すのは恐怖かと思ったんですが、どうやらあの世?水の中を想起させているかもしれないらしいですね」
「あっ!ハンターが出てきました!」
「おっと・・・・!」
「ハンター氏、地面に僕を引き込めない!」
「みなさん見えます?今、10人くらいのハンターが群がって引き込もうとしてるんですが全く引き込めていません!」
「頑張れ!頑張れハンター!」
「お前の力はそんなもんかよ!」
「皆さんも応援してあげてください!あといいね下さい!」
「うおーっ!がんばれっー!」
・・・
・・・・
・・・・・
「数分経過しましたが、ハンターは依然として僕を引き込もうとしています」
「今回のこの企画ですが、ハートマン氏はBTに意思があるかどうかを検証したいらしいです。もし意思や思考能力があるとすれば、ハンターは増援を呼んだり、キャッチャーを逆に連れてくるはずです。」
「しかしながら今のところその兆候は見えません」
「上位個体のキャッチャーに関しては、攻撃をしてくること、ダメージを受けたら一時撤退する事などから知能があることはわかっています」
「ゲイザーとハンターは知能や思考するだけの能力が無いのかもしれません。
もう少し待ってみましょう。」
・・・
・・・・
・・・・・
「30分経過しました・・・まだハンターは僕を引き込もうと頑張っています」
「そろそろ僕も疲れてきたなぁ・・・あまりにもつまらなさすぎて視聴者さんすげー減ってるし、、雨もそろそろ止む・・・」
「ハートマンさんも十分にデータが取れたとのことなので、今日の配信はこの辺で終わりですかね?」
「じゃあ、最後に次回予告!」
「次回は・・・」
「トラックの荷物を全部ダミーケースにして、ミュールの基地に突っ込んでみた!」