銀剣のステラナイツリプレイ「砂塵の王」   作:山本黒壱

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07 第弐章 ザベルとアズハールの場合

 アズハール:はい、アズハールが参りましたよ

 ザべル:大儀である

 ザべル:ではしちゅを……

 アズハール:御心のままに

 ザべル:ALLS

 <BCDice:ザべル>:StellarKnights : シチュエーション表A:時間(4) → 星の瞬く夜、

シチュエーション表B:場所(36) → おしゃれなレストラン 小道具:おいしいごはん、おしゃれな雰囲気、ゆったりと流れる時間

シチュエーション表C:話題(35) → 家族の話:生徒たちは寮生活が多い。離れて暮らす家族は、どんな人たちなのか。いつかご挨拶に行きたいと言い出したりしても良いだろう。

 アズハール:またレストラン!

 ザべル:む、連続ではちょっと芸がない!もう一回振ってみよう

 ザべル:ALLS

 <BCDice:ザべル>:StellarKnights : シチュエーション表A:時間(6) → 夜明け前の

シチュエーション表B:場所(54) → 学生寮の廊下 小道具:滅多に人とすれ違わない学生寮の廊下、窓の外には中庭が見える

シチュエーション表C:話題(55) → 願いの話:叶えたい願いがあるからこそ、ふたりは出会った。この戦いに勝利したら、どんな形で願いを叶えるのだろうか。

 アズハール:場所だけ変えます?

 ザべル:場所だけ変えよう…自室にしたいのですがよろしいか

 アズハール:はい、異存ありません

 アズハール:後はお題ですね

 アズハール:振りましょうか

 アズハール:TT

 <BCDice:アズハール>:StellarKnights : お題表(24) → 黒い感情

 アズハール:うふふ

 ザべル:お、ありがた……ひええ

 アズハール:では、これで行きましょう

 ザべル:「…………」ベッドの中でぼうと天井を見上げている

 アズハール:どうしよう、一緒に寝てることにします?

 ザべル:いや、ひとつ考えがある。寝る前一緒だったけどアズハールさん途中でおきて部屋をあけていた感じで

 アズハール:はい。では燭台を持って戻ってきたところでしょうか

 ザべル:そういう感じに

 アズハール:「……あら。王子、起こしてしまいましたか?」

 ザべル:「…………」声をかけられて初めて反応し

 ザべル:「アズハール」無機質な声

 アズハール:「はい、ここに」

 ザべル:ぼうりょく ふるっても いいかな!

 ザべル:(ダメだったら言ってね

 TND:わくわく

 黒壱:よいよ

 ザべル:良し

 黒壱:どんどんきたまえ

 アズハール:燭台を置いて、そのゆらぎで褐色の肌に濃い陰影が落ちる

 ザべル:「近くへ」体を起こしてベッドに腰かける。一糸まとわぬ姿。

 アズハール:「……はい」何が起こるかを察しながらも、特に感慨無くベッドに近づく

 ザべル:手の届くところにアズハールが来た途端

 ザべル:ばしん、と音がするほど強くアズハールの頬を叩きます。拳で。

 アズハール:ばたり、と床に倒れ伏して、ゆっくりと身体を起こす

 TND:グーできた

 アズハール:つぅ、と唇から流れる血を、指先で拭う

 ザべル:起こしかけた頭を、上から素足で踏みつけて床に押し付けます

 アズハール:「あっ……」小さく声が漏れる

 TND:踏んだー!

 ザべル:「アズハール。私は、いつ、其方に」ぎりぎり、と足に体重をかけます

 ザべル:「傍を離れていい、と言ったか?」

 アズハール:「…………」表情のない目で見上げて、わずか、笑みが浮かぶ。

 TND:なにわろてんねん

 アズハール:「はい、いいえ。お側を離れたこと、申し訳ありません」

 ザべル:「言っていないな。うむ」

 アズハール:「はい。わたくしめの独断ですわ」

 ザべル:「そうか」言って

 ザべル:「思いあがるな」

 ザべル:思い切り、頭を蹴り飛ばします

 アズハール:「っあ…………」

 アズハール:「もうしわけ、ありません、王子……」

 ザべル:蹴り飛ばしたアズハールに近寄り、しゃがみこんで

 TND:まどか組はしみじみし、ほのを組はハラハラし、ザベル組はゾクゾクする

 ザべル:「其方は私の、私だけのモノだろう?それが、私の意にそわないことをするだと?」

 ザべル:「大概にしろ」

 ザべル:黒く澱んだ瞳に怒りを宿して。

 アズハール:髪を掴まれて持ち上げられます

 アズハール:哀れ催すほどに震えた表情で、しかし、瞳だけは陶然とした光がのぞく

 アズハール:「嗚呼、嗚呼。おゆるしください、お許しくださいませ」

 アズハール:「いかようにもお打ち下さい、アズハールは罪を犯しました」

 アズハール:「でも、どうか、どうか命だけは……」

 アズハール:哀願しながら、瞳が嗤う

 ザべル:「ふ……口ばかりよく回る」ぎたり、と壊れた笑みを浮かべ

 ザべル:「いっそ口での弁解ができぬよう、その舌を削いでしまうか?」

 ザべル:「それとも私から離れられぬよう足を折るか?ふふ、くく、ひ」

 アズハール:「嗚呼、嗚呼! お慈悲を……! そうなっては王子をお慰めする言葉も申せません。王子のお側を付き従うことも出来ません……!」

 アズハール:「嗚呼、王子……!」

 アズハール:首を掴まれて息も絶え絶え

 ザべル:「黙れ黙れ、ふふ、このまま絞め殺せば二度と、ひ、きひ」

 アズハール:その手が、そっとザベルの頬を撫でる

 ザべル:「ひ……」頬に、手が振れる

 アズハール:今にも絶命しそうなほど、舌をのぞかせ苦鳴を上げながら、それでも指先は慈愛をこめて頬に触れる

 アズハール:「おう、じ……」

 ザべル:「………あ、あ?……ああっ!?」きょときょとと瞬きした後、慌てて手を離し尻もちを搗く

 アズハール:首を放されて、けほ、けほ、と咳き込む

 ザべル:「あ、ああアズハール、大事ないか!?わ、私は、何をして」蒼白。瞳は濁ったまま

 アズハール:「ハァ、ハァ………ええ、ええ。大事ありませんよ……」

 ザべル:「す、すま、すまない、すまないっ……こんな、其方に、こんな……」ガタガタ震えて、涙すら浮かべている

 TND:濃密すぎるプレイ

 ザべル:駄目なDV夫みたいになってきた

 TND:みたいじゃないからセーフ

 アズハール:ゆっくりと身体を起こし、そっと震える王子を抱きしめる

 ザべル:「ひっ!」恐怖、女に嫌われるのではないかという、悲鳴。

 アズハール:「いいえ、いいえ。ザベル様は謝ることなどございませんわ。アズハールはザベル様の所有物なのですから」

 ザべル:「し、しかっ、しかし……わ、私は、其方を……き、きらわれっ……ひとり、ぼっちに……」

 アズハール:「打つも、嬲るも、御心のままになさいませ。わたくしがザベル様を嫌うことなど、ありえませんわ」

 ザべル:「いやだ、いやだ、いやだ、ひとりぼっちはいやだぁ…!き、きら、きらいにならないで、あずはーる、おねがい」

 ザべル:ガタガタ震えながら

 ザべル:母親に縋りつく幼子のように

 アズハール:「はい、はい。アズハールは此処におります。ずっと、此処におりますよ」

 アズハール:にっこりと、三日月のように嗤う

 ザべル:「あずはーる…ほんとう、か?ほんとうに?とうさまやかあさまのように、いなくならない?」壊れた瞳を揺らしながら

 アズハール:(お父上に、似て来ましたね)

 アズハール:かつての宮廷を思い出す

 アズハール:宮廷は地獄であった。王子付きの女官であるアズハールにとって、その立場を羨む人間の多いこと。そして、その美貌に邪な想いを抱く者のおおいこと

 アズハール:汚され、傷つけられ、それでもなお、彼女が立ち上がれるのは、この幼馴染の主君あってこそだ

 アズハール:女は痣となった首筋を愛おしげに撫でながら、王子に慈愛を囁く

 アズハール:「わたくしは、ザベル様と共にあります。たとえ世界が幾度滅びても。世界を幾度滅ぼしても。ずっと、ずっと」

 ザべル:「そ、そうか、ほんとうか、ほんとう、だな? ああ、ああ、よかった、あああ」ずびずびと涙と鼻水をすすりながら情けなく女に縋りつく。

 アズハール:「はい。はい。本当ですよ。うふふふふ」

 アズハール:「うふふふふふふふふふふ」

 ザべル:宮廷では、ずっと彼女を守ってきた。自らの想いを遂げられないことを理解していた故に、尽くせる手はすべて尽くしてきた。

 ザべル:アズハールの気づいていないところでも気づいているところでも、王子は常に上位者であって、庇護者であった。

 ザべル:──過去の、話である。

 アズハール:そう、過去。

 アズハール:いまや、上位者であり、庇護者であるのは、どちらであるのか──

 ザべル:「ね、ねえ、アズハール、あは、ふふ、ねえ、なら、なら」安心した故か、それともまた何か別の理由からか

 アズハール:「はい、はい。何でしょう。王子?」

 ザべル:「まだ、おきるには早いだろう?なら、ほら、一緒に」顔を赤らめながらベッドに手を引く

 ザべル:肝心なところでフェードアウト殺法だ

 アズハール:にっこりと笑みを深めて。「はい、御心のままに」

 アズハール:母のように穏やかに、娼婦のように妖艶に

 TND:ロアテラもここまでやれとは言ってないぞ

 TND:人間ってこわいですね

 黒壱:こわいですね

 ザべル:いやーにんげんこわいわー

 アズハール:夜は、更けていく──

 ザべル:「あハ」壊れた心を愛と欲とで歪に固め直されて、それでも彼は幸せだった。

 ザべル:すくなくとも、その瞬間は。

 ザべル:って具合で終わりか

 黒壱:お疲れ様デでした

 ザべル:おつかれさまでしたこれから幕間だよ

 TND:やっぱり人間は滅ぼさないとだめだな

 黒壱:さて、次は変身バンクですな

 TND:おー

 ザべル:ですな、チームザベルはまたあとで

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