ティアの添い寝はキリトじゃなくジェネシスにやってほしいと言う思いがあるからやりました。
微エロ注意です。
……おう。ジェネシスだ。
突然だが俺は今非常〜〜〜に困ってる。
なんでかって?
「………ふふ///」
俺のベッドでティアが俺に抱きついてるからだよ。
なんで俺とティアが同じベッドで寝てるのか……時は数十分前に戻るぜ。
あと一つ言っとくがーーエロ展開とか無いからな!期待すんなよ!!
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その日も特に何事も無く平和に終わり、オリジンの世界はすっかり暗闇に包まれた。
いつも通りジェネシス、ティア、ゼロの三人は晩餐を済ませ、その後の他愛もない談笑を終えると眠気がやってきたため、彼らは就寝準備に入る。
夕食の皿を片付け、各々寝巻きに着替えるとそれぞれの寝室へと向かう。
いつもなら、ここでおやすみの挨拶を交わし部屋に入るのだが……今日は少し違った。
「あの、マスター……」
ティアがジェネシスを呼び止めたのだ。
「……なんだよ?」
ジェネシスがティアの方を振り返り尋ねると、ティアは頬を赤く染めながらこう言った。
「……今夜は、一緒に寝ていいですか?」
「…………は?」
あまりに突拍子も無い発言にジェネシスの思考は一瞬停止した。
「いやいや、急に何だよ?」
「別に。ただ何となく、今夜は同じベッドで寝たいな…と」
ティアは目を逸らし、人差し指同士をツンツンと突きながら言った。
ジェネシスは少しため息をつき、少々思案した後
「……ったく、しょうがなぇなあ。いいよ、特に断る理由もねぇしな」
少しふてぶてしくも許可した。
その瞬間ティアの顔はパアッと明るく輝き
「ありがとうございます!
……それじゃあ早速、お邪魔しますね」
と、ジェネシスの寝室へと入ろうとする。
するとそれをみていたゼロが
「あぁ〜っ!!姉ちゃんずるいです!!兄貴、私も一緒に寝たいです!!!」
自分の寝室のドアから離れジェネシスに飛びついた。
その瞬間、ティアがゼロの頭を掴んで引っぺがした。
「お前は一人で寝てろ」
「ちょっと痛い痛い痛い!!何で?!いいじゃ無いですか!一緒に三人で寝ましょうよ!!」
「三人がベッドに入るわけなだろうが。お前は今度一緒に寝てもらえ」
「む……」
ティアの言葉でゼロは頬を膨らませ、
「……わかりました。兄貴、次ははちゃんと私と寝てくださいよ?」
そう言ってゼロは渋々と自分の部屋に入っていった。
「……お前、何勝手な事言っちゃってんの」
ジェネシスがジト目でティアを見ながら言う。
「いいじゃないですか。貴方はそんな事で嫌がる人ではないでしょう?それより、早く行きましょう」
ティアはジェネシスの手を取り彼の寝室へと入って行った。
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「………///」
「………っ」
無言。
お互いが顔を合わせて並んで横になる。
気まずい雰囲気が部屋を包む。
ふと、ティアが口を開いた。
「……あの…この部屋、少し寒くないですか?」
「そうか?俺は別に適温だと思うが」
「私は肌寒いです……薄着だからかもしれませんね」
「あ、あぁ……確かに……」
ジェネシスはティアの全身を見回す。
改めて見て、ジェネシスはしばし視線を釘付けにされた。
普段着でも中々のものだったが、今ティアが着ているキャミソールは彼女の身体の線をより強調していた。
先日眠っていたティアを負ぶさった時背中に感じた彼女のそれは普段より大きく見え、その谷間はIの字。ちなみに、女性の胸は寄せるとY字になるらしく、本当に大きい場合谷間はI字になるらしい。これが意味するのは、ティアの胸は……
「……ジロジロ見てます?」
ティアがジト目でジェネシスを見ながら言い、ジェネシスの意識は引き戻された。
「え?ああ、いや……話の流れ上……」
ジェネシスは慌てて視線をティアから逸らした。
「どうしたら、温かくなれるでしょうか?」
ティアがジェネシスを見つめながら尋ねた。
「服着ろよ」
「……それ以外で」
「は?何でだよ」
「ほかに寝間着が無いので」
ティアの言葉でジェネシスは少し思案した後、
「んじゃ布団被れ」
「それ以外で」
「んだよそりゃ……なら、身体を寄せ合うとかか?」
「それで行きましょう」
「何でこれは拒否しねぇんだよ……」
ジェネシスが呆れていると、ティアがジェネシスに抱きついた。
「……おい、お前これがしたかっただけだろ」
「……そんなことはありません」
ジェネシスが呆れて言うが、ティアは頬を赤く染めながら目を逸らした。
「……温かい///」
ティアは嬉しそうな笑みを浮かべながら呟いた。
「…そりゃこんだけ密着してりゃあな」
「こうしていると、凄く落ち着きます……」
ティアは目を細めてうっとりとした表情で言う。
「(っ!……ティアのヤロウ、グイグイ身体を押し付けてきやがる……!!)」
ジェネシスに抱きつく力が徐々に強められ、二人の体はより密着する。
先日は背中に感じた柔らかい感触が今度はジェネシスの厚い胸板に押し付けられる。
流石のジェネシスも、これには流石に動揺を隠せない。
前回は背中だった為、それほど動じることは無かった。しかし今回はその感触の上に視覚まで追加される。
ティアの豊満な胸はジェネシスの胸板によって押しつぶされ、その柔らかさが目を通じてこれでもかと伝えられる。
「(やべえ、このままじゃ……
(理性が)潰れる!
(性欲が)流れる!
(精液が)溢れ出る!!
ロボット・イン・グリス!!
ブウゥルルルァアアアアァァ!!
って事になっちまう!!)」
ジェネシスは必死に理性を保とうとした。
だが彼の抵抗を嘲笑うかのように、ティアは更に腕の力を強めていく。
それによって、ティアの体温、匂いがジェネシスの五感を刺激し、理性を蝕んでいく。
すると、
「スゥ〜〜〜……ふふっ。凄く、いい匂いがします……」
「(なああぁにをやっとんじゃこいつはあああぁぁーーー!!!)」
あろう事か、ティアがジェネシスの匂いを思い切り嗅いだのだ。
もうジェネシスの理性は崩壊寸前。このままでは本当にティアを襲ってしまう。
温まる事が目的のはずなのに、ジェネシスは緊張と焦りでかなり暑くなってしまっていた。
ジェネシスは堪らず叫んだ。
「お、おいティア!もういいだろ、もう十分温まっただろ!!」
「まだまだ……もっと温まらないとダメです。
もっと……貴方の体温を分けてください」
「なっ?!!(こいつは何でこんな挑発してきやがんだ〜?!!いいの?このままじゃ本当に襲っちまうけどいいのかティア?!!)」
最早限界だった。ジェネシスの右手は徐々にティアの方へと無意識に伸びていく。
その手を止める為の理性はもうほぼ残っていない。
「(くそ!このままじゃ本当に……何とか五感をシャットアウト出来れば……
ん?五感をシャットアウト…?
これだ!!)」
瞬間、ジェネシスに天啓が舞い降りた。
そもそもここは仮想世界。今感じている女性特有の柔らかさ、匂いと言った感覚はアミュスフィアを通じて送られる電気信号。
そう、つまり………ログアウトして仕舞えば良いのだ。
「あっ、そうだ!俺確かリアルでやらなきゃいけねぇ用事があったわ!」
「え?ちょっとま」
「悪い、埋め合わせはするからまたな!おやすみ!!」
ティアの制止する声を無視し、ジェネシスはティアの方に伸びていた右手を降り、メニュー欄からログアウトボタンを押す。
その瞬間、ティアに包まれていたジェネシスが青白い光に包まれて消滅した。
「……むぅ。マスターのいけず」
むくれたティアの呟きが部屋に木霊した。
お読みいただきありがとうございます。
ティアに抱きつかれるジェネシス……羨ましい!
でも書いてて思います……ジェネティア尊い。
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