今回は少し駄文になるかも.....
活動報告、感想のところでこういう回が欲しいという希望みたいなのを募集しています。何かあればコメント下さいね.....
「そういえば宇田川さんから貰ったチケット、明日だ。どうしようかなー。千聖には断られたし、パスパレメンバーは千聖曰く皆芸能人らしいから誘いにくいしな.....花音さんか、美竹さんたちのどっちかかな.....薫は忙しそうだし。」
以前薫に街中であったが、その時の女子の目線はすごかった.....何気なく喋ってたけど地味に殺意のあるのもあったし.....ライブハウスとかに2人で行ったら余計にやばそう。
「とりあえず美竹さんに電話してみるか.....」
ビロビロ
「あれ?白鷺さん?どうかしたの?」
「美竹さん、今日ライブ見に行くんだけど一緒に行かない?」
「ライブ....?ごめん、今日は皆と練習するから行けない。ところでどのバンドのライブ?」
「えっとね....Roselia。」
「湊さんのバンド.....」
「湊?もしかして友希那さんバンド組んでたの?」
「知らないの?Roseliaって結構有名だと思うけど。」
「うーん、僕最近のことには本当に疎くてさ.....」
「それ大丈夫なの?大学生とかってそういうのは逐一チェックしてると思ってたんだけど....」
「それは賑やかな人達だよ.....僕は大人しい方だから。」
「そうなんだ。」
「ごめんね、時間取って。じゃあね。」
「はい....今度あたし達のライブも見に来てください。湊さん達のバンドよりすごいと言わせてみせるから。」
「楽しみにしておくよ。じゃあね。」
「はぁ.....マジで誘う人がいない.....花音さんが最後の希望だよ.....」
「どうしたの?白鷺くん?」
「花音さん、今日ライブ見に行くんだけど一緒に行かない?」
「今日、ですか....ごめんね、今日はこころちゃんの家に行って次回のライブのパフォーマンスを考えないといけないんだ.....また今度の機会に誘ってね。」
「こっちこそ忙しい中ごめんね。」
終わった.....誰も来てくれないじゃん。これ受付で、「お連れの方はいますか?」とか聞かれて1人です、って答えなきゃいけないやつじゃん。恥ずかしい.....
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「どうしよう.....受付に行けない。」
僕は一応ライブ1時間前にライブハウスに来たが、案の定皆ペアで来ている。友希那さん達は人気があるんだなーと思うと同時に、あの曇りひとつない笑顔でペアチケットをくれた宇田川さんを少し恨む.....
「はぁ、あこちゃんを見に来たけど、六花が来れないって言ってたから.....ペアチケットなのに1人だよ.....どうしよう.....」
『あっ.......』
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「なんかごめんね...」
「いえ、お互い1人でしたし、丁度良かったですよ.....」
「ねぇ、Roseliaってどういうバンドなの?」
「え!?知らないんですか!?」
「そんなに有名なの?皆同じ反応するからさ.....」
「そうなんですか。Roseliaは実力派バンドとして有名ですよ。FWFにも出場してましたし。」
「FWF?懐かしいなぁ。」
「FWFは知っててRoseliaを知らないんですね.....」
「僕もFWFには出場経験があるからね。へぇ、RoseliaはFWF出たことあるんだ.....楽しみだな。そうだ、楽屋行ってみない?」
「さすがに準備してると思いますから、私は行きません。」
「それもそうだね.....でもこの席ってかなりいい場所だよ、正面だしね。」
「そのチケット、当てたんですか?」
「当てた?違うよ、貰ったんだよ。」
「誰からですか。」
「えっと.....宇田川さんと白金さんから貰ったんだ。」
「あこちゃん知ってるんだ.....」
「前にネカフェで出会ってね.....無駄話もあれだし、席行こっか。」
「はい。」
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「こんにちは、Roseliaです。」
『わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!』
「すげぇ人気.....ステージに立つのは慣れてるけど、見る側になるとまた違ったことを感じるね。」
「あの.....私に話してるんですか?」
「ううん、独り言だよ。.....もしかして僕のこと怪しんでる?」
「はい。ちょっと馴れ馴れしいなって思ってます。」
「それに関しては不快な思いをさせたかな。ごめんなさい。....ん?そのバッジって。」
「これですか?EXTRAっていうバンドのエムブレムが入ってるやつですよ。知ってます?」
「知ってるも何も....ってライブ始まったな。また後で、ね。」
それにしても、友希那さんも変わったな....前よりも声が良くなっている。周りのレベルも決して劣っていない。というか、僕の面識のある人じゃん。もしかして知らないうちに知り合ってたんだ.....
「次で最後の曲です。聞いてください、Ringing Bloom」
それにしてもファンも凄い熱狂してるし、僕達のライブとはまた違った面白さがあっていいな。.....見る側も案外楽しい。
「どうですか?Roseliaが人気な理由が分かりましたか?」
「うん、よく分かったよ。そういえば自己紹介がまだだったね。僕は白鷺優希、.....EXTRAのキーボードだよ。」
「.....え?冗談ですよね?だってYUさんはもっと雰囲気が荒かったですし。」
「あのイメージが残ってるんだ.....じゃあRoseliaの待機部屋行こうか。その間に準備してくるよ。」
「?」
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「止まってください、関係者以外立ち入り禁止です。」
「.....これでいいかな?」
「それは.....どうぞ、お通りください。」
「何したんですか.....?」
「後で分かるよ。」
「やっほ、友希那さん達、ライブ良かったよ。」
「あれ?優希じゃん。その隣の子は.....」
「私、戸山香澄の妹の戸山明日香です。」
「あ、来てくれたんだ!!どうだった!?あこ達!?」
「うん、すごく良かったよ。」
「見る側も意外と楽しいね。」
「そう.....先輩、気休めはいらないわ。素直な感想をちょうだい。」
「え?本音なんだけどな.......キーボードの子は誰?」
「あ、私.....です.....」
「白金さんか、最後の曲、アドリブで少し変えただろ?あれ、改善する余地はある。アプリアプリ.....えっと.....さっきは多分こことここを合わせただろ.....でも曲調からしたら、もう一音くらい下げたこっちの方がいいんじゃないかな....?」
「あっ.....本当ですね。ありがとうございます。」
「さてと.....戸山さん、だったかな。僕がEXTRAのメンバーである証拠はこれで充分かな?」
「そ、それ!!YUさんのブレスレット!!」
「そそ。分かってくれた.....?」
「ご、ごめんなさい!!さっきまで失礼な態度取ってしまって。」
「大丈夫だよ、気にしてないし。」
「それにしても、先輩。私たちのライブに来たのは初めてね。どう?私は成長できていたかしら?」
「.....まあ、ね。前と声が変わってて嬉しかったよ。」ナデナデ
「ふふっ........///」
「湊さんって、あんな感じなんですか?」
「あこも驚いてるよ。だって友希那さんのこんなところ初めて見たもん!!」
「貴重.....です。」
「湊さん、この後反省会もあるのですから、そういうのは控えてください。」
「氷川さんはすごいね、あの音、すごく努力してるって伝わってきたよ。翔世もそんな感じだったなぁ.....」
「ありがとうございます。」
「優希ってバンドやってたんだよね?」
「うん、ハロウィンの時に大々的に言われちゃったけど。僕はキーボードだったよ。」
「そうね、先輩達のバンドは凄かったわ.....はっきり言って今の私たちでも対バンをすれば完敗するわ。」
「そんな大したことないよ。買い被りだよ。時間取ってごめんね。じゃあ僕はこの辺で。」
「わ、私も!!」
「そう、先輩、なでなでの続きはまた今度しなさい。」
「そっちかよ.....」
「あの.....今日家に来てくれませんか?色々お話を聞きたいので。」
「うーん、初対面の人の家に行くのもあれだしなぁ.....ちょっと待ってね。」
YU『千聖、今日少し帰るの遅くなるよ。』
千聖『あら?まさか、また、女の子に誘われたのかしら?いいご身分ね。』
.....怖いよ、文面だけでも冷や汗出そうだよ。(^ω^#)みたいな感じが浮かぶよ。というか僕は千聖大好きなんだから、そんな浮気性なことはしないよ.....こういうこと言ってるから怪しまれるのかな.....?
YU『まあ、ね。戸山明日香さんらしいんだけど.....』
千聖『明日香ちゃんね、ならいいわ。けど、最近兄さん、私にあんまり何もしてくれてないわよね。』
YU『遠回しに要求しないでくれよ.....高いものは無理だぞ。』
千聖『今度、パスパレの練習に来てちょうだい。それでいいわ。』
YU『分かった、それで手を打とう。』
「それじゃ行こっか。」
「はい!!」
さっきと雰囲気がガラッと変わったな。妹っぽいオーラ出てるけど、こっちの方が似合いそうだな.....
イベント初日に千聖さんゲットしましたけど、やっぱり可愛いですね。うん、可愛い。特訓後の雰囲気が少し花音さんに似てるようなと思ったのは僕だけでしょうか.....?
不定期更新リクエスト
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優希くんと千聖ちゃん
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EXTRAと千聖ちゃん、友希那ちゃん
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