因みにモカちゃんは去年引きました。去年、20連目でクリスマスモカとソラモヨウのモカちゃんが同時に出た時は驚きました。僕のデータは、モカちゃんと花音さんがよく出るんですよね(推しが出ないのは世の常。というか物欲センサー)。可愛いからオッケーなんですが。
大和さんのお願いってなんだろう.....機材いじりが好きとか言ってたけど、僕はそういうのは全く詳しくないんだよなぁ.......
「あ、白鷺さん、おはようございます。」
「大和さん、おはよう。ところで、お願いって何?」
「それが.....あまりいいものが思いつかなくて.....今はすごく充実してますし彩さんみたいに太ったって........じゃなかった、体型を気にしてる訳でもありませんし.....どうしたらいいんでしょうか?」
「いや、僕に言われてもなぁ.....」
「やはり機材のことを抜くと難しいですねぇ.....」
「気を遣わせてるのかな?それだったらごめんね。」
「あっ、いえいえ!!気にしないでください。どうしましょうか.....あっ!!」
「何か思いついたの?」
「ちょっと変わったことなんですけど...」
「別にいいよ。死んでとか以外は。」
「さすがにしませんよ.....一度学校に来て頂けませんか?」
「学校に?何で?」
「前にイヴさんが『ユーキさんは俳優の才能があります!!!』って言ってましたので、ちょっと見たいなぁと。」
「ああ、そういう.....いいよ。」
「じゃあ、羽丘に行きますか。道案内はします。」
「うん、お願い。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「あぁ.....なんて儚いんだ.....」
「え?薫?」
「あ、話してませんでしたね、実は薫さんと自分は演劇部に入ってるんですよ。」
「へぇ.....それで、あれは?」
「あれは薫さんが今度の文化祭でクラスでの演劇の練習をしているんですよ。」
「あれ、明らかに素だよね?あれが台本なの?」
「分かりません.....自分と薫さんは別のクラスですから.....」
「大和さんのクラスは何をするの?」
「学校で隠れんぼするみたいなんです.....日菜さんが『どうせなら、教室じゃなくて学校ごと使おうよー!!そっちの方が絶対にるんっ、て来るよ!!』ってことできまりました。」
「あの子、そんなに権限あるんだ.....ま前も学校休みにしてたし。」
「因みに、湊さん達のクラスはメイド喫茶やるみたいなんです。皆さんすごいノリノリでしたね。」
「じゃあそのクラスは近寄らないようにしよう.......」
「行かないんですか?」
「行かないも何も.....絶対騒がしいじゃん。僕、ライブ以外だとそういう所は苦手なんだよね.....」
「ああ、そういう.....じゃあ、自分のお願いというのは.....演技を見せて欲しいのと、各クラスの知ってる人のところに行って軽く応援してあげてください。」
「大和さん優しいなぁ.....ということは、僕は薫に何か言えばいいの?」
「そういうことですね。」
「薫、何してるの?」
「おや、兄さんじゃないか。今私は悲劇の主人公になっているんだ.....」
「悲劇?」
「ああ、今度演じる劇が、変わった台本でね。ある女性が重い病を持った男性に恋心を持って.....その恋が実る前に彼がこの世を旅立つという話なんだ。」
「へぇ、いわゆる感動系、か。薫は.....その女性役をやるの?」
「いや、私は男性の方を演じるのさ。」
「重い病持ってるのに儚いって.....元気だな。」
「まぁ、そういうものさ。どうせなら、兄さんが相手をしてくれないか?あのお姫様のお兄さんなんだ。これくらいなら上手く演じれるだろう?」
「性別逆転してないか.....じゃあさ、僕がその男性の役をするから、薫は主役やりなよ。そしたら言う側が分かるから、言われる側も自然と上手くできるんじゃないか?」
「なるほど.....それは素晴らしい提案だね、では、やろうか。」
演技中です。少しお待ちください。
「大和さん、どうだった?」
「白鷺さん、上手いですね。」
「ふふっ、さすがは兄さんだ。千聖が尊敬するだけある。」
「そうかな.....」
「じゃあ、次行きましょうか。こっちです。」
「大和さんは、クラスでどの役割にいるの?」
「自分は受付です。一応アイドルですので.....外に出て騒ぎが起きるのは苦手なんです.....」
「むしろ受付に人がたかる方が大丈夫じゃないような気がするんだけどな.......」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「あ、おにーさんじゃん!!どうしてここに?」
「自分が連れてきました。皆さんに応援を、ということで。」
「ああ.....麻弥ちゃん、ありがと!!じゃあ......麻弥ちゃん抱きしめてみて!!!」
........え?
「ひ、日菜さん!?」
「僕は別にいいんだけど.....大和さん大丈夫.....?」
「ちょ、ちょっと待ってください!!何でですか!?」
「えー、だって麻弥ちゃん大人しいし.....麻弥ちゃんのそういうトキメキしたところ見てみたいんだよねぇ......あすなろ抱きとか。」
「えええ!?」
「ここ殺風景だしさ.....おにーさんとかが何かしたら多分この停滞感止められるんだよねぇ.....」
「....分かりました。白鷺さん、お願いします!!」
「ええ.....まぁいいか。こう.....やるのかな?」
『きゃーーーーー!!!!』
「待って、あの人かっこよすぎじゃない!?もうやる気出てきた!!」
「ああいうの見たら疲れが飛ぶ.....よし、さっさとやっちゃおう!!」
「私もしてもらえないかな.....?」
「ね!!!上手くいったでしょ!!」
「し、白鷺さん....耳に吐息が.....」
「あ、ごめん.....お疲れ。肩、重くなかった?」
「そこは大丈夫です.....あぁ、そこ本当に今凝ってるんですよ。」
「そうかな?これ柔らかいけどな.....ドラムやってるからかな?」
「もう慣れてるのでそれはないと思うんですが.....何かと道具を運んだ時にこうなるんですよね.....」
「お疲れ.....」
「あ、あともう数分揉んでくれませんか?気持ちよかったので。」
「いいよ.....千聖以来だな、誰かの肩を揉むの。」
「千聖さんにお願いされたんですか?」
「まぁ、そうかな。今から少し前のことなんだけどさ.....」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『今日は重い道具を持ったから、少し肩が凝ったわ。それに少し眠いわね.....』
『お疲れ。何持ったの?』
『パンパンのリュックよ.....肩、ほぐしてくれない?』
『うん、いいよ。おいで。』
『ああ、気持ちいいわね。その勢いで膝枕もお願いね♪』
『はいはい。なんか甘えん坊だな.....』
『次からは自発的に揉んでね♪こういうのを察せないとダメよ。特に兄さんの場合は告白を練習だと勘違いしたこともあったし.....』
『あれはたまたまだよ.....ほら、膝枕。』
『ふふっ、兄さんが近くにいるわ♪』
『どうしたの?普段より甘えて。』
『久々に兄さんに甘えたいなぁって.....ダメかしら?』
『別にいいよ.....僕が特別な用事がない限りはおいで。』
『ええ。お願いするわね。』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ということがあって.....」
「へぇ....そんな千聖さん想像出来ませんね.....」
「ええー!!千聖ちゃん見てみたい!!今度家に泊まりに行くね!!お姉ちゃんも一緒で!!!」
「氷川さんも.....どうして?」
「お姉ちゃん、おにーさんに練習相手になって欲しいんだって。」
「僕はメインはギターじゃないんだけどな.....」
「そうなのー?まぁいいや。今度イヴちゃん見てあげてね!!」
「若宮さん、キーボードなんだ.....どおりで指が綺麗だったのか。うん、いいよ。事務所が拒否らなきゃね。」
「大丈夫!!あたしが説得するから!!」
「あはは.....では、次のクラス行きますか。」
「他のクラス、誰がいるの?」
「今井さんと湊さんがいます。おそらく店の装飾してるかと。」
「ああ.....行こうか。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ここです、結構進んでますね.....」
「大和さんって、メイド服とか着たことあるの?仕事上でだけどね。」
「自分は無いですね.....千聖さんは着たことあるんですか?」
「ないんだよね.....見てみたいんだけどさ。」
ザワザワ
「ん?何か騒がしい.....」
「あれ?優希じゃん。どうしてここに?」
「えっと.....自分が連れてきました。準備頑張ってる人に応援してあげて欲しいっていうことで。」
「麻弥は優しいね♪それで、見てみたい....?アタシのメイド服。」
「今は遠慮しておくよ。自信があるなら文化祭行った時に見るから.....」
「でも、優希さん騒がしいの苦手って.....」
「(さすがにあんなにキラキラした目で見られて無理とか言えないよ.....恐らく僕をからかってるんだろうけどさ.....)」
「(白鷺さんって.....押しに弱いんですね.....)」
「そっかー。そうだね!!友希那も着るし!!楽しみにしててね!!」
「友希那さんも着るんだ.....というかよく認めたね。」
「最初は拒否してたんだけどさぁ....友希那に優希のことちらつかせたら1発で了承してくれたんだ。」
「え?なぜに.....」
「さぁ、でも『先輩が来るなら成長した私を見せたい。』とか言ってたけどね。」
「ああ、あれか。」
「ん?あれ?」
「あれっていうのは.....」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『友希那ちゃんって、文化祭とか行かないのか?』
『興味がないわ。不参加よ。そういう時間があるなら練習するわ。』
『だってよ、優希。なんか言ってやれよ!!』
『え?豪が言えよ.....』
『ダメだ。友希那ちゃんは、お前のいうことしか聞いてくれないからさ。』
『それは豪が勢い強すぎる状態で友希那ちゃんに話したからだろ?少し抑えたら良かったのに.....』
『だー!!うっせ!!いいから頼む!!このままだと友希那ちゃんバンド組む可能性減っていくぞ!!!』
『分かったよ.......友希那さん?』
『何かしら?先輩。』
『えっとさ。学校の催しはさ.....本番行かなくても準備くらい行ったらどうかな?』
『先輩.....私はそれは時間の無駄だと思ってるの。』
『それはそういう見方しかしてないからね。視点を変えてみるんだよ。そういう一般的な物の中に歌を作るヒントが案外隠れてるものだよ。だからさ.....最初から否定するのもいいけど、行って価値を見出してくるのもいいんじゃないかな?』
『それも.....そうかしら。分かったわ、少しずつ頑張ってみるわ。』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「って言った時があったんだ。」
「あー、どおりで友希那が真面目に来てたんだ。」
「へぇ.....白鷺さんすごいですね.....」
「まぁ、僕は一応アドバイスしただけだからね。それが友希那さんに当てはまっただけだよ。」
「あ、あの!!!」
「うん?どうしたの?」
「これ.....食べて下さい!!プレゼントです!!」
「これは....クッキー?」
「あ、それクラスで出す食べ物のひとつなんだ。作ったのは、アタシだよ♪」
「そうなんだ.....大和さん、あげるよ。」
「ええっ!?自分はいいですよ!!白鷺さんが食べてください!!」
「いや、僕はどの道本番ここ来るし.....そもそもこうやって回ってきてるのも大和さんが皆を思ってのことだから、ここは今日のMVPにあげるよ。なんか貰い物あげるみたいな感じであれだけどさ.....今井さん、別にいいかな?」
「うん、いいよー。本番食べて驚かせたいし、それに麻弥に何もないのもあれだしね♪」
「うう.....じゃあ有難く....おいしいです!!」
「でしょ!!麻弥受付だったよね?また作って持っていくよ!!」
「本当ですか!!ありがとうございます!!」
「それにしても優希も気が利くねぇ.....」
「帰りまた何か奢ってあげるけどさ.....僕遊びにいくこと殆どないからバイトしてもお金の使い道がないんだよね.....千聖へのプレゼントとか、それくらいしか。だからこれくらいの出費があった方がいいかなって。」
「ちゃんとお兄さんしてるんだね。」
「まあね。千聖の誇れるお兄さんでいたいからね。」
「多分さっきのやつは、千聖的にもポイント高いんじゃない?」
「あはは.....そうだといいな.....」
前に別の作品でやったんですが、会話文に隙間を作ってみました。こっちの方が読みやすいですか?空白があるから想像以上に長く感じる.......
タグ増やしました。それはそれとして、誤字脱字あったら報告お願いします!!
不定期更新リクエスト
-
優希くんと千聖ちゃん
-
EXTRAと千聖ちゃん、友希那ちゃん
-
他の妹との交流