白鷺家のお兄さん   作:面心立方格子

23 / 98
今週が忙しすぎて、ゲームあんまりしていないのに月~金までの合計睡眠時間が11時間くらいでした。そのせいか、もうひとつの方の小説の誤字が本当に酷かったです.....主人公の名前間違えるなよ.....


保護者?会議

「というわけで、保護者会議を開始します。」

 

「わぁーー!!!」

 

「.....ボクは帰って寝たいんだけど サクサク」

 

「これはなんなんだね.....?」

 

「まあまあ、ちょっとした歓談ですよ。」

 

 

そう、僕達は今保護者?会議を開いている。これは僕達が始めた「妹について語ろうの会」をちょっと変えたものである。元々は僕達が妹への愛やストーリーを語るところであったが、友希那ちゃんのお父さんが入ってから少し変わった。

そして今回のメンバーは、

 

白鷺千聖の兄、白鷺優希

 

白金燐子の兄、白金蒼生

 

松原花音の兄、松原流星

 

美竹蘭のお父さん

 

湊友希那のお父さん

 

となっている。だいぶ濃いメンツだな.....

 

「この会も随分久しぶりだね。おかげで話したいことがたくさんだよ。」

 

「湊さん、お久しぶりです!!元気でしたか?」

 

「もちろん、蒼生くんも相変わらずだね。」

 

「.......寝たい。」

 

「ところでこの会合はなんなんですか?」

 

「まぁ、私たち妹や娘を持つもの達でちょっとした情報交換とか色々するんですよ。特にうちの娘はあんまりそういうことを話しませんから少し心配なんですよ。」

 

「それはうちも同じです。華道のことは話しますが、あんまりプライベートは話してくれませんから.....幼なじみの子達がいるということは安心ですがね。」

 

「じゃあ始めましょうか.....誰から話します?」

 

「.....ボクからでいいかな?この前さ.....沖縄の大学でちょっとした心理学のアンケートとった時にさ.....なんか女性にツーショット求められて、しかも肩に腕を回した状態でって言われてさ.....」

 

「お前本当に肉食系の人に絡まれるよな。」

 

「ほんと、勘弁して欲しいよ.....それでさ、先日その写真が大学の同じ学科の人から送られきて.....それを花音に見られたんだ。」

 

「あっ(察し)」

 

「おかげでしばらくは口を聞いてくれないんだって.....ボクどうしよう.....花音に会って話すの楽しみだったのにさ.....」

 

「それはよくあるよな.....僕なんかそれが日常茶飯事だし。」

 

「優希と一緒にしないでよ.....優希の場合は自分からいってるじゃん。」

 

「そうか?たまたまだと思うけどな.....」

 

「千聖ちゃんって、お前への独占欲だけは凄いからな.....気をつけろよ、ヤンデレとかになったら怖いからな.....」

 

「それはないでしょ.....僕は千聖一筋だし。」

 

「でもいいよなー、そんなやりとりがあって。燐子なんかなんか知らないけど話してくれないんだよ。」

 

「それは蒼生のチャラチャラした性格とか雰囲気かダメなんじゃないか?」

 

「そうかなー?昔は蒼兄って言ってよく話しかけてくれたんだけどなぁ.....」

 

「じゃあその無反応の時のやりとりってどんな感じ?」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「なぁ燐子、これ北海道のおみやげ、熊のぬいぐるみだ。ごめんな、俺女心とか無いからどういうのがいいか分かんなかったんだ.....」

 

「(か、可愛い.....今度トップ画にしようかな.....)」

 

「どうかな.......燐子?」

 

「(蒼兄ってモテるから.....あっちでナンパとかしたりされたりしてないよね....?」

 

「あの.....」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「うーん」

 

「それは妹さんの性格からした行動じゃないかな?別に嫌われてるとは思えないけど.....」

 

「え!?本当か!?」

 

「蒼生から聞いた限りで判断すればね。というか蒼生ってそういうお土産買うんだ.....意外。」

 

「愛する妹の為だからな。それくらいなんてことない。」

 

「さて.....真打が残ったね。優希は何かあった.....?」

 

「僕か.....最近一番驚いたのは.....千聖がお風呂に誘ってきたことかな.....」

 

「.......は?」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「兄さん、今から風呂なのだけれど一緒に入りましょう?」

 

「.....え?何かの台本?」

 

「違うわよ。今から一緒にお風呂入りましょ♪背中流してね。」

 

「千聖.....そういうことやってると外で出るから辞めとけよ。」

 

「あら?私が今までプライベートのことがばれたことあったかしら?」

 

「ない.....けど。」

 

「なら良いじゃない?他の人に身体を洗って貰った方がいいかなと思ったのよ。(妹でもいいのだけれど.....やっぱり兄さんね。兄さんを間近で.....ありのままの兄さんを見られる.....私も見られるけどそれは些末なこと。むしろ兄さんがそういうのに耐性があるのかも知りたいしね.....)」

 

「.......千聖と風呂に入れるのは嬉しいけど.....異性、しかも大学生とはいるという響きが危ないし.....外で万が一出た場合のことを考えて辞めておくよ。何より僕が落ち着いてお風呂に入れないよ.....」

 

「.....仕方ないわね。そう言われたら折れるしかないじゃない.....なら今度、私の髪を櫛でといてね。それならいいかしら?」

 

「それくらいならいいよ。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ってことがあったんだ。」

 

「あれ?お前と千聖ちゃんっていつも何かしらあったはずだけど.....千聖ちゃん、いつの間にか肉食系になってないか?」

 

「でも.....優希も堕ちてないんだし.....結果オーライだね。」

 

「甘えてくれるのは本当に嬉しいんだけどさ.....最近はアウトギリギリもしくはアウトなことが多いんだよね。」

 

「まぁいいじゃん、嫌われてるわけじゃないしさ。」

 

「そうだね.....でもちょっとしたことは多いでしょ?」

 

「まぁね.....湊さんはどうですか?」

 

「私の番か。まずは君たちにはお礼を言わなきゃいけないかな。2人は知らないかもしれないがあれから友希那はバンドを組んでね、少しずつ変わったんだよ。私たちが作った曲を演奏した時は驚いたしね、色々私のことで友希那には苦しい思いさせたからね.....その間、君たちが色々してくれたのは本当に感謝しかないよ。」

 

「へー、友希那ちゃんバンド結成したんだ。流星知ってた?」

 

「ううん、だってボク達その頃色んな地方いってライブしてたじゃん。だからここら辺の事情は知らないよ。でもまぁ.....あの優希にべったりだった友希那ちゃんも成長したねぇ.....」

 

「ほんとな。優希、お前いい仕事したじゃん。」

 

「僕は何もしてないよ.....。でもこの前友希那さんのバンドメンバーと会ったけど、皆凄かったよ。ライブ行ってさ、ライブも見る側も面白いなって学んだよ。」

 

「そういや、俺たちってあんまり見る側になったことないよな。」

 

「そりゃあボクたちはやる側だったしさ。それにチケットとか買うお金が無かったしね。」

 

「ならこれ、どうですか?娘から渡して欲しいと頼まれまして.....」

 

「これは.....美竹さんのバンド?」

 

「というか、3枚あるんですね?何でですか?」

 

「娘からは『白鷺さんに渡して。もし白鷺さんのバンドメンバーがいたらその人たちにも来て欲しいから』と言われまして。なので3枚持ってきました。」

 

「美竹さんは行かないんですか?」

 

「生憎その日は公開華道教室という日本文化に触れようという趣旨のイベントがありまして。娘には荷が重いだろうから私が参加しました。」

 

「ははっ、それは娘さんのライブがあるからというのもあったんじゃないですか?」

 

「湊さんの言う通りでもあります。娘とは色々ありましたし.....今はバンドを応援してますよ。」

 

「この前はうちの娘のバンドと対バンして頂きありがとうございました。」

 

「それはこちらこそ.....私たちは何も関わっていませんがね、はは。」

 

「なぁ.....これ何て読むんだ、アフター.....?」

 

「そうだった.....蒼生って英語が極端に苦手だったんだ。でもそれ中学レベルだぞ。」

 

「アフターグロウだよ。日本語で夕焼け。」

 

「夕焼け.....?なんか思い出でもあるのか?」

 

「僕が知ってるわけないでしょ.....」

 

「それもそうか.....」

 

「娘たちのバンドは幼なじみで結成しているようで、私は幼いころの彼女たちも知っていますしね。あの子たちが成長したと考えるとなんというか.....思うところがありますな。」

 

「それはそうですね。そういえば優希くん。」

 

「はい、なんですか?」

 

「いつ娘と結婚する予定なんだい?」

 

「.......は?」

 

「出たよ。」

 

「うん.....始まったね。友希那ちゃんのあれ。」

 

「あの.....何度も言いますがそれは友希那さんの妄想で.....」

 

「そうかな?友希那はもう君と結婚する気でいるけどね。私は勿論OKだよ。君みたいな人に娘は任したいしね。何より友希那を最初に見つけて手を差し伸べたのは優希くんだしね。」

 

「あのだから.....それは嬉しいんですけど買い被りで多分何かの間違いですよ。」

 

「まぁ.....あの子ならそう言うだろうな。」

 

「友希那ちゃんの優希へのアタックはある意味恒例行事だしね.....まぁボクは見てて楽しかったけど。」

 

「お前らなぁ.....止めろよ。」

 

「まぁいいか。またゆっくり考えてくれ。友希那もきっとアタックするだろうし。」

 

「.....考えておきます。」

 

「さて.....そろそろ終わりにしますか。また今度集まって話したりなかった分を話しますか。」

 

「そうだね.....たまにはこんな時間も良いですな。」

 

「ええ、私もそう思いますよ。あ、そうだ。よければ連絡先交換しませんか?私たち大人同士で色々話せそうですし。」

 

「そうですな。えっとこれですね.....」

 




さて.....そろそろ来るかな、クリスマス復刻。 今のイベントのひまりちゃんも可愛いですね。

感想、ご意見、誤字脱字報告、リクエスト、あればお願いします!

不定期更新リクエスト

  • 優希くんと千聖ちゃん
  • EXTRAと千聖ちゃん、友希那ちゃん
  • 他の妹との交流

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。