白鷺家のお兄さん   作:面心立方格子

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誤字報告、評価ありがとうございます!!もうちょっと語彙力をどうにかしないと.....話がマンネリ化しそうで怖いです。


合同練習withRoselia

「今日はお招きにあずかり光栄です。Roseliaの皆さん。」

 

「気持ち悪いからその挨拶はやめてもらえるかしら?」

 

「ええ.....これは場を和まそうとした余興でね。」

 

「そんなものはいらないわ。」

 

「アッハイ」

 

「あはは.....」

 

僕達は今日、Roseliaと合同練習になっているため来た。豪が場を和まそうと2時間くらい必死に考えた貴族屋敷にいそうな他人行儀な執事という細すぎて伝わらないモノマネみたいなネタは見事に滑ったのである。.......だからやめとけって言ったのに。

 

「今の、なんかテレビでありそうじゃない?りんりん。」

 

「うん.....こういうネタ意外と面白いよね。」

 

「燐子、こいつに気を使う必要は皆無だからな。」

 

「おい蒼生、お前ライブで女装させるぞー?」

 

「勘弁してくれよぉ....」

 

「いつもこんな感じだから.....ごめんね。うるさくて。」

 

「いえ.....私はいいのだけれど.....」

 

「はい、バンドとして仲が良いのは良い演奏には必要ですし。」

 

「で、今日はどんな練習にするの?」

 

「今日私たちは各自練習することにしたわ。貴重な機会だもの。」

 

「じゃあ、くじ引きで決めようぜ!!」

 

「そうだな、今日はどの楽器でやろうかな.....」

 

「さすがに他バンドの人もいるんだし.....今日くらいはメインの楽器でやろうよ.......」サクサク

 

「流星、ここ食べるの禁止だと思うけど。」

 

「あ、.....まずい。」

 

「こっそり隠すな。まぁ流星の案が最もか。いいぜ.....ギターは誰だ?」

 

「私です。氷川紗夜といいます。」

 

「氷川さんか、俺は花園翔世、よろしくな!!」

 

「はい、よろしくお願いします。」

 

「じゃあ.....友希那ちゃん、お願いします!!」

 

「あなたがどれくらい成長したか.....見るわ。」

 

「立場があそこだけ逆なんだよなぁ.....」

 

「ということは俺はこの子か。俺は白金蒼生、燐子がいつもお世話になってるな。」

 

「へー、燐子と全然似てない。アタシは今井リサ、よろしくね!!」

 

「じゃあ白金さんと僕か。よろしくね。」

 

「はい.....あの、蒼兄もいるから.....今日は燐子って呼んでください、紛らわしいので。」

 

「うん、分かった。」

 

「ババーンって感じでいこう!!」

 

「.......ついていけないかも。」

 

こうして.....合ってるのか合ってないのか分からない合同練習が始まった。少なくとも数組は正反対なんだよなぁ.......因みに紅蓮は羽丘で機材の調整やバンド祭関連の資料の整理を手伝っているらしい。本人曰く、「有咲の写真を見ながら働くと幸せなんだ!!」らしい。確かにあいつだけは練習中に魂が抜けたように「有咲.....有咲.....」ってよく言ってたな。でも練習家で出来るっていいよな。

 

 

 

「じゃあ少しだけ時間をくれ。セトリの楽曲覚えるから!!」

 

「.....ええ!?今覚えられるの!?」

 

「リサ、信じられないかもしれないけどたまにEXTRAはファンサービスでファンが言った曲をいきなりやり出すこともあったのよ。それに比べたら多分2時間あげれば確実に覚えてくるわ。」

 

「ええ.....化け物じゃん。」

 

「うっ.....じゃあ一緒にやりながら覚えるよ。」

 

「先輩、それはそれで凄いわよ。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「チューナーを使わないんですか?」

 

「ああ、俺たち貧乏バンドだったからチューニングとかは耳で判断してやってたんだ。その時の癖か、今でもやらないんだ。」

 

「最近はアプリでもありますからそれを使えばいいのでは.......」

 

「アプリであるの?すげぇな最近の社会。」

 

 

 

 

「燐子さんすごい上手、これいちいち合同練習しなくてもいいんじゃ.....」

 

「あの....本番にソロの部分があって.....」

 

「ここだよね?なら.....1回一緒に弾いてみる?合わせるから。」

 

「は、はい.....」

 

 

 

「あこのドラム、どうかな!?」

 

「すごい上手だと思うよ.....ただ、スティックを上に投げる演出、いるかな?」

 

「あぅ.....これはのっちゃって....」

 

「別に責めてないよ。投げ方が不自然だから教えてあげようかなって思って.....さっきの狙ってやってるの丸わかりだから....それならいらないかなって。」

 

「え!?そっちなんですか!?」

 

「まぁRoseliaはそういうことしないと思うから自然な投げ方教えとくから.....」

 

 

 

 

「.....なぁ、爪見せてくれ。」

 

「え?」

 

「結構割れてるじゃん。本番大丈夫なのか....?」

 

「あはは.....いつものことだよ。」

 

「大事にしないとダメだぞ。本番で発揮出来なきゃいけないからな。」

 

「よく見てるねー。」

 

「ベーシストだからな、そういうところには自然と目がいくんだ。」

 

「そういう蒼生さんは....ボロボロだね。」

 

「そうか?これは単に昨日テーブルの角に指ぶつけたからだよ。」

 

「足以外でそんな現象出るんだ.....」

 

(蒼兄.....今井さんの手をつかんだ.....手を出してる.......)

 

「.....燐子さん?」

 

「......ちょっとお話してきます。」

 

 

ん?燐子、どうし.....痛い痛い!!耳引っ張るな!!

 

すみません、少しお話があるので.....失礼します。

 

ええ、なるべく早めに済ませてちょうだい。

 

 

 

「これで大丈夫なんですか.....」

 

「それが意外と上手く機能してんだよ。俺もあいつらの影響受けた側だけどさ、あいつらの雰囲気の中でやったら.....必死にやってるのに楽しいんだ、時間を忘れて。それにふざけてるように見えるかもしれないけど緊張してる糸を解こうとしてんだよ。実際、あのギャルみたいな人は蒼生見て少しびびってるのか知らないけど控えめになってたし。」

 

「.....私たちとは違いますね。」

 

「まぁな、俺たちはRoseliaみたいな高レベルな音楽とは思われないからな。ただ、俺たちの音は俺たちの世界に引きずり込むのが特徴って思うぜ。前にライブの時に楽器持ってくる人もいて一緒に演奏したんだせ。」

 

「そんな人いるんですね.......」

 

「まあな。じゃあさっきの部分からもっかいやるか。B7コード苦手なのか?」

 

「はい、確実とはまだ言えません。」

 

「じゃあ教えるよ。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2時間後

 

「一旦休憩にしましょ。」

 

「友希那ちゃん、優希いるんだし膝枕してもらえば?」

 

「そうね、随分と久しぶりね。」

 

「あれやるの.....」

 

そう、友希那さんは何故か知らないけど親しくなってから僕の膝枕を事ある毎に要求してきた。まぁ別に悪くはないんだけどね。ただたまに「ふふっ、先輩の顔が近くにあるわ.....」って幼児退行する時があるからしてあげるべきか悩む。.....結局やることになるんだけどさ。

 

「皆、クッキー食べる?」

 

「.....クッキー!?食べたい.....」

 

「わーい、リサ姉のクッキー!!」

 

「はい、どうぞ。」

 

「ありがとう.....ギャル神様。」

 

「ここって食べるのありなの?」

 

「勿論外で食べるよ。ここ熱気がたまりやすいからさ。」

 

「それもそうだね.....」

 

「先輩はここにいてちょうだい。」

 

「.....動けないからね。」

 

「すぅ.....」

 

「寝るの!?」

 

皆リサさんのクッキーを食べる為に外に出た。...紗夜さんは残ってるけど。

 

「紗夜さん、一旦休憩にしたら?」

 

「いえ、一旦区切りのいいところまではやらせてください。」

 

「う、うん.......」

 

 

3分後

 

 

「優希さんも大変ですね。」

 

「そう?」

 

「はい、とても個性豊かなメンバーで.....正直なところ、日菜が何人もいるように感じました。特にあの花園さんを見ると。」

 

「え?翔世って超努力家だよ?」

 

「はい.....それは分かるんですが、音が日菜と少し似ているんです。」

 

「そういう.....」

 

「.........」

 

 

(ん?なんか気まずいな.....前の事があったからかな?)

 

「紗夜さんって嫌いな食べ物とかあるの?」

 

「はい.....人参が少し苦手で.....」

 

「じゃあカレーとか食べる時どうするの?特に修学旅行とかってなんか知らないけどカレーが定番のように出てくるし.....」

 

「去年は....なんとか食べました。」

 

「頑張ったね。」

 

「はい.....湊さん、気持ち良さそうですね。」

 

「久しぶりだからね、リラックスしちゃったんじゃないかな?」

 

「そうなんですか.....私もお邪魔、してもいい.....ですか.....?」

 

「友希那さんを起こさないようにならいいよ。」

 

「はい.....では.....」

 

あら、紗夜さんまで。紗夜さんは僕の肩に頭を預ける感じでもたれてきた。というか.....目に隈がある。まだそんなに濃くはないけど.....疲れてるのかな?

 

「すぅ.....」

 

夜更かししてる.....ショートスリーパーじゃないのに夜更かししたら翌日あんまり思うように動けないよ。本気なのはいいけどこうやって体に出てしまうと危ないよね.....さらっと腕を抱き枕代わりにしないで.....余計に動けなくなるから。.....髪がさらっと首に当たってくすぐったいな.....我慢しないと。

 

「......千聖もよく化粧で誤魔化してるところあるけど.....2人とも無理しちゃダメだよ。最近の女の子は頑張り屋が多いんだな。.....凄いよ。」

 

......というか水飲みたいけど、膝に友希那さん、肩に紗夜さんがいるから動けない。.......お願い、誰か戻ってきて。

 

 

それから20分くらい誰も戻ってこなかった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

夕方 ファミレス

 

「皆休憩長かったけどどうしたの?」

 

「外で個別に質問答えてたら過ぎててな。」

 

「そういう.....」

 

「相変わらず優希はいいように使われてたなw」

 

「皆疲れてるみたいだし....少しくらいいいかなって。」

 

「そうやってるとまた千聖ちゃんから色々言われるぞ。」

 

「そ、そうかな.....別にやましくはないとおもうけど.....」

 

 

 

 

 

「友希那、紗夜、どうして顔赤くしてるの?」

 

(リサ達がいるとはいえ.....リラックスし過ぎた。反省ね。)

 

(優希さんの匂い、雰囲気.....落ち着いたわ.....でも、今井さん達に見られてたかもしれないのは.....恥ずかしいわね。)

 

「でも紗夜さん達が『あこちゃん、しーっ。』むぐぅ.....」

 

「その話はもう終わりにしましょう。で、今日の練習、どうだったかしら?」

 

「流星さん凄かったです!!もう、ドーンって感じで!!」

 

「アタシも蒼生さんに色々教えてもらったよ♪チャラそうだから不安だったけど丁寧に教えてくれたし。」

 

「白鷺さんは.....一緒に弾いてくれたりアレンジを教えてくれたり.....」

 

「豪さんは相変わらず英語を読むのに苦労していたわ。でも.....歌の技術は上がっていたわ。」

 

「花園さんはすごく丁寧でした。躓きやすい部分や部分部分でココは意外とミスが起きやすいと正確に教えていただきました。」

 

「今回知った部分を改めて実践してみましょう。特に燐子や紗夜はある程度アドバイスを貰ったから1度音を合わせて曲に合うかはやるわよ。」

 

「勿論です。」

 

「はい....」

 

「そういえば今日、アタシ達聞いてばっかで優希達の演奏聞けなかったなー。」

 

「それあこも気になったよ!!絶対バーンって感じだと思うし!!」

 

「....それは本番までのお楽しみよ。先輩達の表現力が高まるのは本番前であれはあくまで上手く弾くことを重視した感じよ。、だから本番までは我慢しなさい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ところで優希、この写真なんだけどさ.....」

 

「.......お前いつ撮ったんだよ!?」

 

そこにはさっきの友希那さんと紗夜さんと休憩していた写真があった。というかあの状況でどうやって撮ったんだ.....

 

「安心しろって、これは千聖ちゃんには今は公表しないから。」

 

「今は.....?」

 

「今度事務所行く時あるだろ?そんときにやろうぜ!!」

 

「お前は僕を殺す気か.....」




次次回から文化祭本番になります。ここで少しご報告を。この文化祭編が終わったら新しく出たMorfonicaに登場してもらおうかなと思います。バンドリメンバー自体は構わず出てもらいますが区切りをつけさせてもらいます。ご了承ください

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  • EXTRAと千聖ちゃん、友希那ちゃん
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