「ほぇ.....相変わらず殺風景だな。」
「千聖はどこにいるんだろう....」
僕達は今日千聖達に呼ばれて事務所に行っている。事務所の受付で名前を教えたら少し嫌な顔をされてパスを貰った。別に受付の人には喧嘩うってないんだけどね......
「ここじゃねぇか。パスパレって書いてるし。」
「だな.....お邪魔しま.....」
「あ、あわわ.......」
「あっ」
そう、普通に楽屋にノックをして開けたら.....ちょうどお着替え中の丸山さんと千聖がいた。\(^o^)/殺される。
「ど、どどどどどどうしよう!?」
「大丈夫よ、彩ちゃん、兄さんは動じないわよ。」
「どうした優.....うわっ!!」
「あなたはダメよ。4にたいの?」
「千聖ちゃん.....いきなり鉄拳制裁は良くないってば。」
「そうだよ、千聖。いくらなんでも鉄拳はだめだよ。ビンタにしないと。」
「それもそうね、ごめんなさい。」
「どっちでもダメージえぐいわ。」
千聖も元気になったね.....ココ最近疲れてそうだったから心配だったよ。
「と、とりあえず閉めてよ!!」
「あ、ごめんなさい。」
「千聖ちゃんはへ、平気なの?その、男の子に下着姿見られて。」
「そうね.....兄さんにはいいかしら。普段から見せてるし。」
「見られてるじゃないの!?」
「そんな変態じゃないわよ。ひまりちゃん相手に全然動じなかったのよ。」
「そ、それは凄いかも.....」
「そういえば今日、打ち合わせあったわね.....兄さんたち、同席するのかしら?」
「今日の打ち合わせ相手って.....あの怖い人だよね?」
「ええ、彩ちゃんには厳しい人ね。彩ちゃんがよく噛むから嫌な印象持ってるんじゃないかしら?」
「そ、そうなのかなぁ.....」
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「じゃ、練習始めるか。」
『おおーー!!』
「で、さっきからなんで俺たち睨まれてるんだ?」
「翔世の低さに.....驚いてるんじゃない。」サクサク
「そういうことか.....って!!お前気にしてることを.....」
「普段はプロの方々がレッスンをしているから意外だと思うからよ。それにこのメンバーは私と兄さんを除いてほぼ初対面だし。.....じゃあ分かれてやろうかしら?」
「今日は希望制でいいよね?僕千聖がいいです。」
それだけは絶対に譲れない。今の今まで.....僕は作者の手によって千聖との練習を入れられなかった.....今日こそは。
「ええ、一緒にやりましょう♪」
「じゃあ僕は.....ドラムの人、がいいかな。」
「え、自分ですか!?嬉しいです!!」
「俺は彩ちゃんだな。同じボーカルとして」
「は、はい。よろしくお願いします。」
「俺はあんただな。.....あれ?この前会ったギターの人に似てないか?」
「おねーちゃん知ってるの?じゃあ後で練習してる時のおねーちゃんのお話聞かせてよ!!」
「おう.....まぁ練習のことしか話せないけどな。」
「じゃあキーボードだけど.....イヴちゃん、やろうぜ。」
「はい!!共にブシドーを極めましょう!!」
「千聖、スラップが苦手なの?」
「ええ、まだちょっと失敗するのよ。」
「手を貸して.....人差し指はここで.....」
(これよ.....これをずっと待っていたの。できれば2人きりの空間の方が嬉しいけれど.....これも、悪くないわね。)
「千聖ちゃん、なんかすごく幸せそうな顔してますね。」
「まぁ優希のことが大好きだからな。」
「好きになったきっかけとかって何なんですか?」
「そこまでは知らないけど.....やっぱ優希が千聖を1人の女の子として見てくれたからじゃないか?千聖ちゃんって昔からずっと女優とか子役とかそういう感じで周りの人が接してきたから自分を見てくれた優希のことが大好きなんだろうな.....」
「そうなんですか.....私はむしろもっとアイドルとして見て欲しいなぁ....」
「どうしてだ?パスパレもだいぶ有名になったし、リーダーなら尚目立つじゃん。」
「それが道端でも全然気づかれないんですよ。」
「ど、ドンマイ....」
「流星さんはどんなドラムがすきですか?」
「僕は.....PearlのRFPシリーズかな。大和さんは?」
「自分はLudwigのREGACY MAHOGANYですね。でもドラムのメーカーやシリーズの話ができるのは嬉しいですね!!」
「うん....あんまり話す人いないしね。」
「こういうの、1回してみたかったんですよ!!いつもどうしても自分が一方的にお話してしまう形になってしまいますので.....」
「仕方ないよ、同種じゃないとそういう会話は通じないから。」
「ここ、こんな風にギュイーンってした方がいいかな?」
「アドリブを入れるのか?ならギュイーンよりかはギューンの方がいいんじゃないか?」
「こんな感じ?」
「よく擬音で通じたな.....そんな感じ。」
「曲1回しか聞いてないのによく分かったねー。」
「なんとなくだよ。こういうのはあれだ、ギタリストの勘みたいなもんだ。こんなこと言ってたら小物扱いされるけどな。」
「ショルダーキーボードって中々見ないけど、凄いな。」
「はい!!こっちの方がパフォーマンスにも参加しやすいんですよ!!」
「へぇ.....俺は使ったことないから分からねえな。」
「.....ちょっと来なさい。」
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事務所 会議室
「なぜ君たち事務所に来てるんだね!!」
「何故って....そりゃあこれからを担うバンドと練習しにきたんですけど、何か?」
「君たちはもうパスパレに近づかないでくれ!!迷惑だ!!」
「.....近づくな?どういうことですか?」
「あの子達のことを上辺だけでしか知らない君たちに近づけたくないんだ!!」
「おいおい、聞いたか。当て振りを指示したやつが今更何言ってんだよ。」
一方パスパレは
「や、やばいよ千聖ちゃん!!」
「というかなんで私たち盗み聞きしてるの.....?」
「だってー、普通の先生じゃつまらないしるんって来ないんだよねー。だから気にする必要ないよ。」
「それになんかやばそうな雰囲気がしますね.....」
「これが修羅場というやつですね!!」
「合ってはいるけれど....嫌な予感がするわ。」
「.....なるほど。上辺だけ、と。」
「その通りだ。ここにいられても迷惑だ、さっさと帰れ。」
「.....ではそうでないと証明すればいいのですね。」
『あっ.....』
「あちゃ.....やっちまったな。」
「ドンマイ、社長さん。」
「おれたちはこれを28時間途中間食ありでぶっ続けで聞いたから頑張れよ。」
「いいでしょう.....では僕が白鷺千聖講座を開いてあげましょう。今から20時間くらい.....本当に本当に短縮して千聖の可愛さを教えます。これでひとつでも知らないことがあれば黙ってくださいね。いいですね?」
「そんなことする必要は『いいですね?』はい.....」
「今の千聖ちゃんにちょっと似てる.....」
「兄さん何始めるつもりよ!?」
「ちょっと千聖ちゃん、しーっ。これはるんっ♪てするよ!!」
「ち、千聖ちゃん講座.....凄そう。」
「お兄さんの愛が詰まっていますね。」
「イヴちゃんもさらっと勉強しようとしなくてもいいわよ.....」
「でも、千聖さんのことは気になります!!」
「でも20時間って.....他の人もなんか覚えありそうなかんじだけど。」
「あれはね.....EXTRAのメンバーが合宿をしたときがあったのよ。それで皆で妹について語った時があったみたいで.....他のメンバーは3時間くらいで折り合いを付けたらしいのだけれど、兄さんだけ止まらず28時間くらい話してたみたいなのよ。私も聞いた時は耳を疑ったのよ?でも皆やべぇって言ってて.....」
「因みに聞いた人はどうなったのですか?」
「終わった途端全員寝たらしいわよ。」
「なにそれ、るんっ♪ってする!!」
「では行きますよ....千聖のパスパレとして3回目のライブにおいて、千聖がベースで何回かミスを、正確にいうとテンポを少し乱してしまいました。その時は日菜ちゃんと大和さんがミスをカバーしましたが、ではそのミスした回数を答えられますか?これがライブ映像です。」
「.....分からない。」
「そうですか、正解は3回です。」
「では次に行きましょう.....先程上辺と言いましたので申し上げておきますが、千聖の内面を知っていますか?あなた方は千聖をパスパレにおいてどういう風に見えていますか?」
「それは、勿論パスパレの暴走を止める先輩的存在で.....」
「本気で言ってますか.....あなた達が千聖をそういう風にしか見てないならやばいですよ。確かにメンバーを牽制するのがメンバーとしての役割かもしれませんが、それだけじゃありませんよ。僕は見たことはないですけど、千聖はよくメンバーの相談を聞いているんですよ。それに本人がライブ中にいきなりアレンジを入れたりした時もありましたし、パスパレの騒動があった時に千聖は丸山さんの姿勢に感銘したから残ったのであって仕事だから残ったわけじゃないですよ?これ....雨の中チケット配ったこれ、知ってますか?それにファンレターもちゃんと大事に持ってますし返事もちゃんとしてるんですよ。」
「......」
「なんでそこまで知ってるのよ!?」
「あれじゃないですか、千聖さんが優希さんを知ってるように優希さんも千聖さんのことを知ってるんじゃないんですか?」
「そういことかしら.....」
「じゃあ試しに千聖ちゃん、優希で知ってる事言って。」
「そうね.....昨日兄さんが髪を触った回数が4回、兄さんが一番はりきってる時間帯は、朝の2時とかかしら.....」
「こ、細かいですね.....」
「それくらいは当然じゃないの.....?」
「うーん....そうなのかな?あたしもおねーちゃん大好きだけどおねーちゃんが髪をいじった回数とかまでは分からないかな。」
「そ、そうなの。」
「分かった!!分かったから勘弁してくれ!!」
「いえ、千聖の魅力は知って頂かないと。」
「じゃ、俺たちは失礼するか。.....て彩ちゃんたちいたんだ。」
「あ、これは.....」
「優希はいつもあんな感じだから気にする必要はないぜ。じゃあ帰るか。」
「え!?練習しないんですか!?」
「まぁ.....さすがに俺らもプロには勝てないだろうし、明日から文化祭だから色々調整する必要もあるしな。」
「そうね、今日はありがとうございました。」
「千聖ちゃん、明日楽しみにしてるぜ。」
どうでもいい(下手したら間違ってるかもしれない)豆知識③
バンドリのアプリにおけるアルバムの数が1番数が多いのは(現時点)蘭ちゃんと美咲ちゃんです。そして各バンドのリーダーの中(香澄ちゃん、ひまりちゃん、彩ちゃん、友希那さん、こころちゃん)で1番アルバムの数が少ないのは友希那さんです。
不定期更新リクエスト
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優希くんと千聖ちゃん
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EXTRAと千聖ちゃん、友希那ちゃん
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