「こんにちは、俺たちはEXTRAでーっす!!」
会場がザワついている.....そりゃそうか。さっきまで混合バンドがむっちゃかっこよく演奏して盛り上がってる時にステージに出てきたのがおかしな格好の集団(うち女装一名)だったらそりゃざわつくよ。
「え、あの人たち本当に演奏出来るの?」
「もしかしてバンドの時間終わったんじゃない?」
まぁ.....普通そうだよね。
「あはは!!何あれ変なの!!ねぇ彩ちゃん!!」
「ちょっと日菜ちゃんダメだって.....というかあの人たち凄いよね。あんな格好で堂々と前に出るなんて。」
「彩ちゃんも収録で個性爆発してるけどね。」
「うっ.....それは別かな。」
「まぁあのふざけはファンからしたら懐かしいものね。」
「あ、千聖ちゃん達お疲れ!!すごくよかったよ!!」
「ええ、ありがとう。あの格好ってことは今日は暴れるみたいね。」
「そうね.....あの様子だとおそらく弾けるわよ。」
「お兄ちゃん.....だから順番は先の方がいいって言ったのに。」
「もしかしてレイ達が決めたの?順番。」
「ええ.....一応順番は私とお兄ちゃんで決めておいてって言われて、『俺ら後でいいわwww』とか言ってたからその通りにしたんだけど....」
「うわぁ、客の盛り上がり一瞬で冷めたなぁ。これからもっと盛り上げる予定だったのに。」
「戦隊モノの服装してても説得力ないぞ。」
「じゃあいつも通り.....くじ引きするぜ!!!」
ザワザワ.....
「く、くじ引き?」
「何をするつもり?」
「千聖ちゃん、あれ何してるの?」
「あれは選曲とパート決めよ。基本的に兄さんたちは大真面目にやる時以外は、くじ引きライブっていってなんの曲を演奏するか、誰が歌うのかとかを決めてるのよ。これも懐かしいわね。」
「型破りってこと?すごくるんっ♪てくるよ!!」
「確かに日菜ちゃんとは合いそうね。」
「おい.....俺が最初のボーカルかよ。」
「そうだよ。」
「くじ引きでそう出たんだから.....諦めなよ。」
「それもそっか。.....じゃあ行くぞ、『ファっとして桃源郷』!!」
ザワザワ.......
「え、普通に演奏してる.....」
「しかもあの女の子、ドラムやってるぞ!!」
「ええ....でもあの人らなんかすげぇ!!」
『ああー戦の鐘が鳴る〜 〇し合え!!』
「ふふっ、楽しそうね。」
「ねえねえ千聖ちゃん.....あの女装してるのって。」
「ええ、兄さんよ。」
「ええ!!?あれどう見ても女の子だよ!!しかも御丁寧に胸まで.....」
「兄さん、かなり体型がいいから足さえどうにかすれば完全に女の子よ。」
「へ、へぇ.....千聖ちゃん慣れてるの?」
「慣れてるというより今まででもああいうことは沢山あったから今更ね。」
「丸山さん、覚えておきなさい。人間は慣れてしまう生き物よ。」
「は、はい。」
「じゃあ次行くか。優希.....じゃなかった、優子ちゃん!!出番だぜ!!」
「お前本当に覚えとけよ.....」
「優希、ちゃんと裏声で歌えよ!!」
「翔世、後で妹さんに大学で女の子に絡まれてる写真、グループで出た写真見せるよ。」
「はっはっは、俺のたえを愛する気持ちがあればその程度のこと大丈夫だ!!」
「言ったね.....じゃあ、聞いてください『ブリキノダンス』!!」
やばい、喉潰れるかも.....裏声でこのスピードはきつい。しかもさっきのケチャップの味がまだ残ってるから気持ちわりぃ.....
「あの子、滑舌すげぇな。」
「凄いです.....あの人。」
「あれ女装じゃない?でも凄いよねー。」
「うん、男の子でもあんな声出せるんだ。」
ちょっと観客席からざわつきが出てくる。待って、僕女の子扱いされてない?僕おとこだよ?頼むから気づいて!!しかも撮影されてる!!やばい.....ガチで心が折れそう。
「あはは!!何あれ優希すごぉい!!」
「裏声で良くいけるわね.....」
「.....カラオケで鍛えたのかしら。しかも先輩、口元にケチャップ着いてるの気づいてないのかしら?」
「そこに気づかないのも幼いわね。兄さん、弟になってくれないかしら....」
「私もしょーくんは弟になって欲しいです。弟だったらもふもふし放題ですし。」
「おたえお前さらっとやべぇこと言ってねぇか?」
「そう、有咲だってお兄ちゃんを独占したいでしょ?」
「それは....まぁ分からなくもないけど。」
「チサトさん見てください!!あのベースで着物を着てる人!!」
「確かにイヴちゃんが好きそうね.....」
「ベースを持って自然な雰囲気.....まさにブシドーそのものです!!私ももっと磨かないと......」
「イヴちゃん?あれ参考にしたらアイドルじゃなくて俳優とかコスプレイヤーになるわよ。」
「のってきたぁ!!!次は皆ものってくれよ!!わからないやつはパンフレットを見てくれ!!行くぜ、『すーぱー☆あふぇくしょん』!!」
「じゃあ僕達も.....」
「いくとするか!!流星!!」
「うん.....あんまり騒ぎは起こさないでね、蒼生。」
「.....え!?ステージの人が降りてきた!?」
「あ、お兄ちゃん。」
「花音.....皆も盛り上がっていこー。」
「あのゆるい感じ、なんかしっくりくるわね。」
「ふふっ、だって私のお兄ちゃんだよ?」
「それもそうね、花音に似ておっとりしてるし。」
「お、お兄ちゃんはしっかりしてるよぅ....」
『引っ張ってっちゃう、るらんら遅れないでね!!』
「せぇの!!」
ウォウウォ!ウォウウォ! \(^ω^\Ξ/^ω^)/イェイ!イェイ! \(^ω^\Ξ/^ω^)/
うん、皆もだいぶ雰囲気に慣れてのってきてくれてる。女の子だから不安だったけど良かった。イェイイェイはのってくれやすいね。
「いいねいいねえ.....次、流星がボーカルだぞ。」
「僕.....やるよ。じゃあ聞いてね『Welcome トゥ 混沌』。」
「おっ、雰囲気が変わった。」
「すごい.....バンドっぽい。」
「あのギターの人、相当の練習量ね。」
「だねぇ、結構やってきた感じがするよ~。」
「やっぱり雰囲気を変えるのはあの人ならではだよね!!」
「うん、そうだね。明日香も全部のライブ見たの?」
「はい!!やっぱりあの落ち着いた声、雰囲気変えるの上手いなぁ.....」
「あはは.....香澄がああやってるの見てみたいな。」
「おお姉ちゃんは.....ずっと明るい方がいいですね。」
「それもそうだねぇ。でもYUさん、女装1人って珍しいよね。」
「そうですよね、大体グループ全員でやると思ってました。」
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「おっしゃ、次で最後の曲だ!!俺たち、明日はまじで全員震えさせてやるから覚悟しとけよ!!」
「ハードル勝手に上げないで.....」
「まぁいいじゃねぇか。こんくらいの勢いがねぇと俺らただの変人集団だからな!!」
一同(自覚はあったんだ....)
「じゃあ最後の曲、明日の予習みたないなもんだ!!行くぜぇ!!『STAND PROUD』」
「オラオラが聞こえそうね。」
「今回はくじ運が悪かったわね、始まりが客を引きつけるというよりは変人集団としか思えないわ。」
「そうだねぇ、でもカッコイイ曲出した後にいきなり崩れたらそれもそれでやばそうじゃない?」
「それもそうかしら。」
「.....はなちゃん?どうしたの?」
「いや、お兄ちゃんが着てたパジャマ欲しいなって。きっとお兄ちゃんの匂いが.....」
「はなちゃん?目が怖くなってるよ。」
「千聖ちゃん千聖ちゃん。」
「どうしたの、花音。」
「優希くんが着てる服って.....」
「私のじゃないわよ。さすがにサイズが違いすぎて兄さんには着れないわ。」
「そ、そうなんだ.....じゃあどこから持ってきたのかな?」
「私は特に何もしてないわよ。ただ、晩御飯の時とかにどんな服なら行けるかなとは聞かれたから少しだけアドバイスしただけよ。」
「それ、何かしてるよね.....」
「おし!!今日は終わり!!明日も来てくれよ!!」
パチパチパチ.....
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夕方 ファミレス
「じ、じゃあ1日目、無事終えられたことを祝って....乾杯!!」
『乾杯!!』
「それにしてもお兄ちゃん凄かったね、あの衣装でよく雰囲気作れたね。」
「まぁレイたちの後だったから馬鹿だけど聞いていこうって思ったんじゃないか。」
「兄さん、あーん。」
「うん、あーん....今日これで2回目か。」
「そうね.....たまにはこんな日あってもいいと思うわ。」
「ねぇお兄ちゃん.....さっき聞こえたけど大学の女の子ってどういうこと.....?」
「あ?これだよこれ。普通に同じ学科の子が撮って欲しいっていうから撮ったんだけど.....ひっ!!」
「翔世どんまい。」
「ご愁傷さまでございます。」
あっ、やっちゃった。翔世の妹目から光無くなってるよ。これネタ画像とかで調べたら出てきそう。
「お兄ちゃん?私こんなの知らないよ?」
「い、いや別にやましくはないだろ!?普通に善意でだな!!」
「へぇ.....お兄ちゃん、教育して欲しいの?私は男の人と触れたりしないのに。」
「.....え、じゃあライブとかでファンが来た時どうしてるんだ?」
「そもそも私たちアイドルじゃないからそんなことしないよ。お兄ちゃん.....」
「は、はい.....」
「帰ったら補習だよ。分かるまで寝かさないからね。」
「は、はいぃ....」
まぁ....どんまい。僕はあんまり目立たないから大丈夫だけど、蒼生や翔世、肉食系に絡まれる流星は災難だな。僕はそんなことは一切.....ないわけではないな。最近多いわ。
「まぁまぁたえちゃん、兄さん達の魅力があるからある程度は認めないとやっていけないわよ。」
「そうですか?千聖先輩も同じ考えですよね?」
「まぁ私の場合は兄さんには交流とか持って欲しいけど接触したりするのは許せないわね。.......今日みたいに。」
あれ.....じゃああれ許してもらえてなかったの?
「.....先輩?顔が青ざめてるわよ。」
「い、いやなんでもない.....です。」
「?どうして固まって。」
「ねぇ兄さん。」
「は、はい.....」
「今日はリサちゃんと結構楽しんでいたわね。」
「そうね.....仕方ないとはいえリサとくっつきすぎよ。紗夜に見つかっていたら確実に制裁ね。」
.....え?そんなにやばかった、あれ。というかなんで紗夜さんの名前が出てくるんだ.....あの人関係ないような、そうかあの人風紀委員だった。確かに見られたら不純とか言われるかも。
「あ、あれは仕方がなかったので....とくにやましいことも何もしてないし。」
「大丈夫よ、制裁というのは私と友希那ちゃんのどっちにも抱き枕として隣で一夜を過ごすことよ。」
「.......はい?」
「そうね、私たちはそくらいしてもらわないとダメね。あれね、最恵国待遇ってやつね。」
「国じゃないよ.....分かりました。でも友希那さんの家に行くの?」
「そうね.....今度いらっしゃい。」
「その時は私も行くわよ。間違えても超えないようには、ね。」
「そう.....」
バチバチ.......
「白鷺さんも友希那さんも.....ここファミレスだから大人しく.....しないと。」
『ご、ごめんなさい。』
「燐子先輩すげぇ、さすが上級生。」
「こういうの、市ヶ谷さんが得意だと思ってた.....」
「そうですか?私めんどくさがりだからあんまり注意とかはしませんよ?」
「そ、そうなの.....いつも戸山さん達によくツッコミしてるところを.....見かけてるから。」
「それは香澄達が変なだけで.....」
「でも有咲も嬉しそうにやってるよね。」
「べ、別に嬉しくなんかねぇし!!」
ドリフェス長くないですか.....6日もやってましたっけ?大体4日くらいだったような.....気のせいですかね。RAS実装もこんな感じなのかな。(多分僕の場合は水着千聖ちゃんリベンジをする為にRASは諦める可能性がめちゃくちゃ高いです。)
今回書いた曲と歌い手、その使用作品
ファッとして桃源郷(三森すずこ、てーきゅう)
ブリキノダンス(ボカロ、日向電工、初音ミク)
すーぱー☆あふぇくしょん(栗林みな実、橋本みゆき、飛蘭、美郷あき、yozuca*、rino、carnival phantasm)
Welcome トゥ 混沌(カオス)、[(K)NoW_NAME、ドロヘドロ]
STAND PROUD(橋本仁、ジョジョの奇妙な冒険)
誤字脱字報告、評価、感想、上記で間違ったことが書かれていれば指摘お願いします!!
不定期更新リクエスト
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優希くんと千聖ちゃん
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EXTRAと千聖ちゃん、友希那ちゃん
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他の妹との交流