白鷺家のお兄さん   作:面心立方格子

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Morfonicaって多分最初の方のイベントは各キャラの深堀りみたいな感じでしょうね.....楽しみです。透子さん5時起き、僕がゲームしてる時間帯に起きてるんですね.....


距離の詰め方ぁ!!

現状報告

 

今僕は今井さんとはまた別ベクトルの陽気な人に学校案内をしてもらっている。やっぱ人ってみかけによらないのかな。この人真面目だし。

 

「聞いてる〜?なんかぼーっとしてたけど。」

 

「うん。聞いてはいたよ。」

 

何が問題かってこの学校広すぎるんだよね。おかしいよ、これ普通にお金持ちの家くらいの広さあるじゃん。しかも何がすごいかって八潮さんといい、この.....えっと、カリスマさんも歩幅が大体一緒。

 

「ねぇ、ひとついいかな?歩く訓練とかしてるの?」

 

「ん?何の話?」

 

「あ、いや.....さっきから歩幅がずっと一緒だったのが気になって。八潮さんとずっと同じ速さで進んでるから。」

 

「え、歩幅とか分かんの?まじ凄いじゃん!!えっとねぇ....床見てみて。」

 

「....床?」

 

「そ。これみたら分かるけどあたし達ってそれ基準にして歩くように入学した時に言われたんだー。まぁ守ってなくてもあんまりなんともないけど。」

 

「歩幅規制って凄いね。」

 

「それでさ、さっき庭園の花、めっちゃ綺麗だったんだよね!!これみて.....ってあれ?私のスマホは?」

 

「知らないよ。一緒に探す?」

 

「なんか先生使うみたいでこめんだけどお願いできる?」

 

「うん、それくらいなら気にしなくていいよ。というか僕って年齢的には5歳も違わないくらいだよ。」

 

「え!?まじ!?そんな若いのに担任任されてるの!?」

 

「まぁ、理事長が推薦したらしいから.....とりあえずスマホ探そう。」

 

それからカリスマさんと色々話をしながらスマホを探した。呉服屋の娘って言ってたけどそんな雰囲気全くしないなぁ.....もうひとつ驚いたのがネイルを自慢していた時にボロくなっていたことかな。この子もやっぱり練習頑張ってるんだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

保健室前

 

「あった.....これじゃないかな?」

 

「あーそれ!!助かった!!」

 

「じゃあこの下の紙は?」

 

「!!あ!!それ見ないで!!」

 

「ごめん、外表で折られてるから嫌でも見えたよ.....勉強苦手なの?」

 

「あ、あはは.....実はそうなんだ。ま、まぁそこは頑張るから。」

 

「もし難しかったら一緒に勉強する?1人だとモチベーション中々続かなさそうだし。(それに教師らしい仕事しないとダメだし.....)」

 

「え!?教えてくれるの!?マジ助かる!!」

 

「そ、その代わり勉強する時は複数人誘って。一対一のコミュニケーションはあんまり得意じゃないんだ。」

 

「それで教師やってて大丈夫なの?」

 

おっと、カリスマさん。さらっと僕の心を槍で貫くような事は言わないでください.....仕方ないよ。EXTRAに入ってからはそれなりにマシにはなってるからあれなんだけど、家族以外と2人きりは僕は絶対にたえられない。

 

「う、うん.....そこはご了承を。」

 

「うーん....教えてくれるしあんまり文句言えないよね〜。じゃあさ今日色々話せたしさ、記念に写真撮らない!?」

 

「.....え?」

 

「ちょっと隣に失礼するね?」

 

.....え?この子距離の詰め方凄くないか.....?しかも腕組んじゃったよ....お嬢様校でこれ大丈夫なのか.....?

 

「?顔が硬いよ。スマイルスマイル!!」

 

「う、うん....」

 

「うん♪いい感じ。じゃあ撮るよ!!」パシャッ!

 

す、凄い。まさかこんなところで今井さんレベルのコミュニケーション能力を持つ人とであうとは.....

 

「あわわ.....透子ちゃんが男の人と.....」

 

「.....シロ!?それは誤解だよ!!」

 

そのままそのカリスマさんは、突然現れた白髪の....誰か分からないけど将来淑女になりそうな大人しい子が出てきた。この学校って個性すごい。(小並感)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

数分後

 

「透子ちゃんごめんね.....誤解しちゃった。」

 

「分かってくれたから気にしなくてもいいよ!!」

 

「う、うん.....この人がC組の先生?」

 

「そうらしいよ。」

 

「まさか....なんか噂とかでもたってるの?」

 

「そんなのはまだ聞いてないなぁ.....ただ若い男の先生が来てくれたっていうのは皆喜んでたかな。」

 

「そ、そうなんだ.....」

 

「あ、挨拶忘れてた...ごきげんよう、倉田ましろです。Morfonicaのボーカルと作曲を担当してます......!!」

 

「倉田さん、か。うん、よろしく。」

 

この人は大人しいから上手く打ち解けられるかもしれない.....僕も同じようなタイプだから合うかも。ごきげんようってよく聞くけどそういう作法なのかな.....

 

「あ、あのあなたは....?」

 

「僕も自己紹介してなかったか。ごめんね。僕は白鷺優希。えっと.....EXTRAのメインキーボードです。一応バンドの中だったらメンバーの制止役とかになるのかな?」

 

「EXTRA.....!!」

 

「ねぇシロ、それってこの前行った羽丘ライブで凄かった人達だよね?」

 

「うん....でもこんな人いなかったような.....」

 

「それがねいるんですよ。じゃあちよっと待ってて。」

 

 

 

 

 

数分後

 

「これで分かってくれる?」

 

「ほ、本物だ.....!!」

 

「え!?まじもんじゃん!!」パシャ

 

「恥ずかしいから撮らないで....」

 

「じゃあシロ、あのお願いしてみたら?」

 

「.......あの、お願いがあるんです!!」

 

「お願い?」

 

「はい.....その、軽音部というかバンド部というか.....そういうクラブを作って私たちを教えてください!!」

 

「教える?それは基礎技術をってこと?」

 

「はい.....それもありますし私たちのライブの様子も見て色々意見が欲しいんです.....。」

 

あぁ、なるほど。それは確かに第三者の協力が必要だね。それにこの学校お嬢様校だし、あんまりこういうことは言い出しにくいんだろうな。

 

「あたしからもお願いします!!」

 

「でも僕、一応3ヶ月の契約だから途中でいなくなるけどそうなってもいいの?」

 

「その、短い間でもいいから頼めませんか.....?」

 

あれ?急に涙目になった。ちょっと待って。僕は泣かせる気ゼロなんだけど.....それにカリスマさんもさっきから僕の手を握って離してくれない.....これってあれかな?少女漫画でそういう演出があるから無意識に真似してるのかな。

 

「うん.....僕で良ければ力になれる限り頑張るよ。理事長には僕から話しておくけど.....メンバーの人数とか設備は大丈夫?」

 

そう、こういう練習をするにしろ多少の防音対策はしておかないとダメなところはある。特にこういう気品を求められる高校なら尚更そういうことをしとかないと大変そう。

 

「そこら辺は大丈夫だと思います。引き受けてくれて、ありがとうございます!!」

 

ちょ!?いきなり抱きつかないで。この子凄いな。出会って数分の人とここまで打ち解けるのか.....

 

(透子ちゃんがそうしてるってことは.......こうやって抱きついて感謝を表すのが正しいのかな.....)

 

ダキッ「先生、ありがとうございます.....」

 

.....え?追加で来ちゃったよ。というか暑い!!しかも当たってる。何がとは言わないけど気をつけて!!お嬢様ってこういうところ案外鈍感だったりするっていう勝手なイメージあるけど.....大丈夫?

 

「2人とも?一旦離れてくれる?」

 

『あ、ごめんなさい.....』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

理事長室

 

「.....ていうことがあったんです。」

 

「へぇ、優希くんもモテモテだねぇ、千聖ちゃんが妬いちゃうよ。」

 

「冗談はよしてくださいよ、僕が千聖にそんなことさせるわけ....ない、と信じたい。」

 

「まぁいいや。この申請書、受け取りました。クラブの承認はしたからあとでこの娘達にも伝えといて。」

 

「はい、これって大丈夫なんですか?」

 

「ん?どゆこと?」

 

「いや、防音設備とかの事とか.....」

 

「ああ、そういう。そこら辺は気にしなくてもいいよ!!ただ.....PTAとかからの苦情とかそういう観念に囚われてる人は文句言いそうだから頑張んなよ。そこは君の出番だから。元々そういう目的で来てもらったわけだし。」

 

「まじすか.....本格的な教育実習ですね。」

 

「まぁまぁ濃い経験は活きるよ!!じゃ、.....あ、そうだ。優希くん。」

 

「はい、何でしょう?」

 

「来週宿泊研修あるから用意しといてね。」

 

「まじっすか?」




よくよく考えたら千聖さんって、ましろちゃんより身長低いですね。全然そんな感じがしません。

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