白鷺家のお兄さん   作:面心立方格子

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次の花嫁、千聖さん来てくれないかなぁ.....流れ的に合同イベントだから次は花音さん千聖さんで来てくれたら嬉しい。


何も起きないはずが無く.....

「.......ほわぁぁぁぁ、寝てたのかな。」

 

気付かぬ内に空が少しだけオレンジ色になっていた。夕焼けの時間帯.....結構寝ちゃってたのかな?

 

「あれ?起きました?」

 

ん?.....誰?なんか隣にちょっと変わった雰囲気の人がいる。のほほんとしてる。

 

「君は?」

 

「ごきげんよ〜、広町七深です。Morfonicaでベースやってます。」

 

「僕は白鷺優希です。」

 

「ところでどうしてここにいるんですか〜?皆中にいるのに。」

 

「さぁ、校長先生曰く僕には入って欲しくないんだってさ。多分僕が庶民というかなんというかそっち側だからかな.....ところで広町さんはどうしてここに?」

 

「外の風を浴びたいなぁって思って。こういう夕暮れ時っていい感じの気温になるじゃないですか?」

 

「それはあるよね、夕暮れも綺麗だしなんか落ち着く。」

 

「あ、分かりますか〜?先生って意外と普通なんですね。」

 

「普通?どういうこと?」

 

「この学校に来てまだあんまり時間経ってないんですけど、会った先生の中で『肩の力を抜くのもいいよ』なんて言う先生、見た事なくて変わってるなぁって思って。それにとーこちゃんも面白いしちょっと変わってるって言ってたんですよ〜。」

 

「とーこちゃん?誰それ?」

 

とーこちゃんって誰だ.....僕が会って話した人は八潮さんとカリスマさんと白髪の女の子くらいだから.....その二択のどっちか。白い方に賭けよう。

 

「え?今日バイクに乗せてもらったって言ってましたよ〜。」

 

外した。そうか、あのカリスマさんとーこちゃんっていう名前だったのか。また今度苗字聞いておかないと....

 

「そういう広町さんも少し変わってるように見えるよ。今って確か自由時間だったでしょ?その時間で僕に会いに来るのは珍しいかな。」

 

「そうですか〜?バンドのメンバーが言ってた人が気になっただけですよ〜。」

 

「そういえばそうだったね。」

 

想像以上におっとりしている。見た目というか雰囲気が少し花音さんに似ていたけど話してみるとそうでもないみたい。

 

「.....お菓子食べる?辛いポテチみたいな感じなんだけど。」

 

「え、いいんですか?ありがとうございます〜。」

 

と言いつつ、広町さんは僕があげた辛いポテチを美味しそうに食べていた。お嬢様学校でもこういう庶民のお菓子はいいんだね.....こういうお嬢様決めつけ辞めるようにしないと。あ、晩御飯の前にお菓子あげちゃった.....後で怒られる。

 

「美味しかったです。」

 

「食べきったの?.....口の周りに付いてるよ。ちょっと待ってて。」

 

そう言って僕はウェットティッシュを持ってきて広町さんの口の周りを拭いた.....( ゚д゚)ハッ!千聖にやる感じでやってしまった.....この子中々の策士やな(ただのアホ)。

 

「ありがとうございます。」

 

「そろそろ時間だし戻った方がいいよ。」

 

「はい。じゃあ失礼しま.....あっ、先生。」

 

「ん?何?」

 

「今晩、テントにお邪魔していいですか〜?寝心地とか知ってみたいんです。」

 

「,...え?Why?」

 

え?どゆこと?泊まる?個室用意されてるのにわざわざこっちに来るの?

 

「1回こういうテントの中で寝てみたかったんです。それにここ一帯が私有地だから、星も綺麗に見えるかなぁって。駄目ですか?」

 

「いや、僕は別に大丈夫なんだけど、それ他の先生が許可する?」

 

これも1つのルールで、今はA組の先生が学年主任を務めているため、生徒の行動に制限する権限を持っている。だから本来すべきこと以外をする時は学年主任に申請することが義務になっているらしい。因みに僕はおそらく生徒より下の地位にいる。.....実習生の扱い雑すぎでしょ。

 

「取ってますよ〜。天体観測をしたいって言ったら許可が降りました〜。」

 

どうやら先手は打たれていたらしい。カリスマさんとバイク乗ったりこの子がテントに来たり.....なんか何も無い事無くなってきた。

 

「じゃあいいや......最低限上着は持ってきた方がいいよ。外は少し冷えるから。」

 

「半袖の先生に言われても説得力無いですよ〜。」

 

「ま、まぁ僕は大丈夫だから、ね。」

 

じゃあ僕もMorfonicaとかいうバンドのこと色々聞こうかな.....成り行きだけど顧問になっちゃったから把握はしておかないとね.....ボーカルの白髪の子、ギターのカリスマさん、ベースの広町さん、ヴァイオリンの八潮さん、あと一人誰だろう.....おそらくドラムだろうけど。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「お邪魔します〜。」

 

「うん、いらっしゃい。ゆっくりしていって。」

 

「はい....先生、晩御飯まだだったんですか?」

 

「うん、普通にボーッとしてたら敷地の人に草むしり手伝ってって言われたから一緒に仕事しててね。さっき終わったから今一息ついてる感じ。」

 

「大変ですね〜、教師じゃないみたいで。」

 

「まぁ実習生だからね。色々経験するのも大事だし。」

 

それにしてもテントの中で寝るかとはいえ広町さん結構面白いパジャマ着てきたなぁ.....これは、コアラ?なのか。

 

「それにしても広町さんついてるね。今日は『月が綺麗』だし星も見えるし、環境的には本当に絶好の日だね。」

 

「......え?先生?」

 

「ん?どうしたの?」

 

「今月が綺麗って.....あの、私たちまだ会ったばっかりですし.....」

 

「月が綺麗.....あっ!!違う!!そう意味で言ったんじゃないよ!!」

 

しまった!!月が綺麗って男女2人の時に言ったら告白みたいな意味になるんだった....でも流れ的にそう思わなかったような.....

 

「それに正確に言うと月が綺麗ですね、で1つの筈だから。」

 

「そ、そうですよね〜.....ビックリしました。」

 

ちょっとだけ照れてるのか恥ずかしいのか広町さん、はにかみながら返答してきました....のほほんとしてるけど女の子みたいに恥ずかしがるところもあるんだ.....意外。

 

「それで1つ教えて欲しいんだけどさ.....Morfonicaってどういうバンドなの?」

 

「私たちのバンドですか?凄く個性的なバンドだと思いますよ〜。しろちゃんは頑張り屋さんだし、とーこちゃんはいつも盛り上げてくれてるし、つーちゃんはリーダーとしてバンドを纏めてくれてるし、ルイルイは毅然としててかっこいいんだ!!」

 

「へぇ.....ライブとかは何回かやったことあるの?」

 

「はい、3月16日から皆さんバンドランク上げで沢山ライブさせてくれましたよ〜。」

 

「あ、アプリの方の話じゃなくてこっちの世界でしたライブの回数ね。」

 

そっちの話になると何万回ってことになりそう.....

 

「こっちだとあんまりライブ自体はしてませんね。私たちの学校的にも中々時間が作りにくいですし。」

 

「大変そうだしね。」

 

「.....とーこちゃんに聞いたんですけど、先生ってEXTRAのメンバーなんですよね?」

 

「う、うん。それはそうだけど.....」

 

「じゃあ少しだけセッションしてもらってもいいですか〜?」

 

「オッケー。ジャムセッションでいい?」

 

「先生楽器あるんですか?」

 

「あるよ.....鈍るのもあれだしね。ギターだけどいい?」

 

「はい。じゃあやりましょう〜!!」

 

 

 

 

 

 

セッション後

 

「先生凄いですね〜。」

 

「広町さんもよく出来てると思うよ。.....と言いたいところだけど、何か抑えてる?」

 

「抑えてるって?」

 

「なんか....どう言えばいいか分からないけど普通くらいに寄せてるって感じかな?多分もう少しアドリブとか出来る技術があるように感じたんだけど.....気のせいかな?」

 

「.....気のせいですよ〜。先生とやるのにちゃんとやってなかったら失礼ですし。」

 

「思い過ごしかな.....変なこといってごめんね。」

 

「いいですよ.....ふゎぁ、少し眠く.....なりました.....」

 

「明日も早いし寝た方がいいよ。」

 

「じゃあ、そうしますね〜。おやすみなさぁぃ.....」

 

よっぽど眠いのを我慢していたのか.....すぐ寝た。目の下に隈がある。もしかして楽しみだったのかな.....とりあえず毛布を被せておいてあげよう。

 

 

広町さんも含め、Morfonicaのメンバー(リーダー以外)と接して僕は違和感を感じた。どこかぎこちない.....あの白髪の子はまだとしても、カリスマさんとこの子は....何か隠してるのか分からないけど気丈に振舞ってる感じがする。バンド内の仲はまだ結成して間もないから仕方ないにしろ、個人的な何かがあるんだろうね.....僕が介入すべきではなさそうだけど。

 

 

ピリピリ

 

「はい、もしもし.....千聖!?どうしたの?」

 

「兄さんがどうしてるか聞いておきたくてね、夜中に電話して申し訳ないわね。」

 

「気にする必要ないよ。千聖の心遣いに涙出ちゃうよ。」

 

「そんなに大袈裟なのかしら.....まぁいいわ。初日、どうだった?」

 

「特に何もやること無かったよ。ただただ長閑な庭みたいなところで一日中ぼーっとしてたよ。途中雑草ぬきとかも手伝ったし。」

 

「それ先生じゃなくないかしら....?」

 

「まあまあ経験積めたと考えればいいだけだよ。」

 

「ふふっ、でも兄さんが大丈夫なら安心したわ。ねぇ兄さん」

 

「ん?どうしたの?千聖?」

 

「近くに女の子がいるような予感がするのだけれど.....気の所為かしら?」

 

「.....え?」

 

千聖、テレパシーでも使えるの?女の勘って凄いなぁ。

 

「うん、いるよ。テントで寝てる。」

 

「....は?」

 

「なんか天体観測してて、途中で眠くなったのか個室に戻れなかったのか分からないけど僕のテントの所に来て寝てるんだ。」

 

「そういう.....お嬢様学校でもそういう所あるのね。」

 

「僕も驚いたよ。でも会った人は皆明るく振舞ってくれてるからなんとかやっていけてるよ。」

 

「それは良かった.....じゃああんまり長引かすのもあれだし切るわね。今日撮った写真送っておくわ。」

 

「うん、ありがとう。」

 

そうして送られてきたのは.....練習に苦戦してる千聖の写真だった。近くのプロの人が色々教えてる.....そこ代わって(切望)。おのれプロフェッショナルめ......それにしても千聖は尊いなぁ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

午前3時

 

「.......」

 

私は早く起きた。というのもパジャマとか持ってきたけどアラームになる物を持ってくるのを忘れたため、早めに起きねばと思ってたら予想以上に早く起きちゃった。毛布の中にいたから、先生がおそらく掛けてくれた.....そして当の先生は左腕を掲げて人差し指をだけ指して寝ていた。どこかの団長さんもこんな感じだったって誰かから聞いたな.....これは.....倒れてるのかな?

 

「先生も風邪ひくよ〜.....?」

 

先生のペンダントだ.....意外と先生もこういう小物みたいなのを付けるんだ。

 

「ただ毛布を掛けても寒いかなぁ.....」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

アッサガクルマデェー

 

「止まれぇぇぇぇ!!!」

 

しまった.....朝のアラーム音変えるの忘れてた。LOVE TOGETHER知ってる人少ないだろ.....しかもこのあとの曲はダイナモ感覚がやってくる設定にしてたから早めに止めないと.....ってあれ?

 

「これ....どゆこと?」

 

状況を整理しよう、僕と広町さんが同じ毛布の中で体を寄せている.....広町さんに関しては寝相か知らないけど僕に抱きついてる。しかも気持ちよさそうに寝てる。

 

「優希くん、おは失礼しました。」

 

「ちょ、誤解だってば!?」

 

理事長!!なんでこのタイミングで来るんですか!!




七深ちゃんのご両親が蘭ちゃんみたいな親御さんやったらいいなぁ.....
お嬢様学校とかたいそうな設定作ったからイベントも豪華そう(小並感)

活動報告のところでリクエストとか募集してるので見てください。毎度誤字脱字修正ありがとうございます。気をつけないといけませんね.....

誤字脱字報告、感想、評価、ご指摘等お願いします!!

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