これはまずい....まずいですよ。僕は今しがた小テストの採点を終えた。はっきり言ったらこんなテストしたくはないのだが指導要領とやらでやらないといけない決まりになってるらしい。それで.....
「お二人共.....大丈夫?」
「うぅ.....」
そう、あろうことかカリスマさんと二葉さんがかなりやばい点を取っている。
「二葉さんに関しては.....解答欄ずれてるよ。綺麗に。」
「そ、それは間違えて後ろから解いたからだと思います!!」
「カリスマさんに関してはやばいよ.....1つしか合ってない。」
「あはは.....まぁそんなのミクロンミクロン!!!」
「部活止められちゃいますけど?」
『はい....』
そう、この学校も才女を育てるためか成績には結構厳しめなところがあり、特に現代文や政治・経済が悪いと補習になるらしい。まだ定期テストじゃないからいいんだけどね.....
「Morfonicaの成績事情ってどうなってるの?僕は知らないけど。」
「うーん.....シロは結構いい点取るし、ななみは平均点ジャストだし、ルイは満点だよ!!」
「わ、私は分からなかったわけじゃないよ!!」
「うん、それはいいんだけど.....うーん。」
「そう言えば優希くんのバンドの学力ってどうだったんですか?」
「ん?僕たち?そうだな.....紅蓮が一番頭良かったかな。次に僕で、その次に流星.....ビリはいつも豪と蒼生が競ってたかな。翔世は真ん中よりちょっと上くらい。」
「へー....ゆーくん結構頭良いんだね。」
「話が反れたから一度戻そうか.....さて、テストで赤点取るのもあれだし、勉強会.....やるか。」
「え!?いいんですか?」
「でもルイさんとか来てくれなさそう。」
「どうだろうね.....まぁ頼んでみてもいいかな。」
実際のところカリスマさんは本当にやばい。おそらく一般常識から考えているのは分かるが、円安と円高を逆に考えたらそりゃあやばいってなるよね?
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放課後 クラブ
「.....というわけでテスト勉強会を開きたいのですが、どうですか?」
「それは教科は問いませんか?」
「うん、別に自由だよ。」
「勉強会.....いいかも。初めてのテストで悪い点取りたくないし。」
「なんか学生っぽくていいよね〜。私は行こうかな。」
「私は遠慮しておくわ。わざわざそんなことをする理由がないもの。」
「八潮さん、今回というか協力して欲しいんだ。理由があってだね.....」
「何ですか?」
「クラブの4割の人間が現代文or政治・経済で赤点を取ったらクラブ停止するんだ。5人の4割って2人だろ.....そういうことだ。」
「成程.....それは確かに問題ですね。仕方ありません、協力はします。」
「え!?ルイ教えてくれるの!?ありがとう!!」
「ただし、ちゃんと飲み込んで下さいよ。バンドの指摘のように甘くはしないから。いいですね、先生。」
「うん、それで構わないよ。じゃ.....頑張ろ。」
こうしてMorfonicaの勉強会が開かれることになった。.....どこでやるか考えてなかった。あそこでいいか。
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3日後
「あの.....ここって。」
「こんなボロ屋で勉強会をするのですか?」
「うん。正確に言うとこの地下にある場所だけどね。」
皆私服で来てるけど、そんなに豪華ってわけじゃないんだ.....普通の人と変わらない私服。こっちの方がまだ緊張しないからいいかな。
「ようこそ.....僕たちの場所へ。」
以前にもあったが僕たちは練習や書類処理、だべったりとこの部屋で色んなことをしてきた。妹の写真のアルバムが山のようにあったがそれは隠しておいた。隠さないとやばいし.....
「わぁ!!すごい!!楽器も沢山ある!!」
「こんな所あったんだ....」
「なんか秘密基地って感じでいいよね〜。変わってるけど。」
「皆ちょっと寄ってて。テーブルと座布団持ってくるから。」
「なんでもあるんですね。」
「まぁここで生活してたようなもんだから。」
「じゃ、始めようか。.....ましろちゃん、隣に座るのはいいけど近すぎ。」
「ゆーお兄ちゃんが近くにいた方が頑張れるかなって.....」
「倉田さん、先生が困ってるから離れてあげなさい。」
「は、はい.....ごめんなさい。」
すごい.....このバンド八潮さんが仕切ってるの?リーダー別の人だよね?
「ねぇルイさん、ここ分からないんだけど.....いいかな?」
「どれ.....二葉さん、ひとつ条件が足りないわよ。f(x)が2つの異なる正の解を持つためには、判別式Dが0より大きい、x=0の時のyの値が正であること、あと軸の値が正でなければいけないの。軸を求めておかないと答えと合わなくなるわよ。」
「あっ、そうだったんだ!!ありがとうルイさん!!」
「これくらいお礼を言われることじゃないわ。先生.....は大変そうね。」
「ねーゆーくん、なんでお金増えてるのに円安になるの?」
「そこ混乱する人多いよね。円の価値と考えればすぐなんだけど.....いい感じのが思いつかないけど、例えば人気のメーカーのギターがあるとするでしょ、それが限定生産品だったらどう思う?」
「それはやっぱりレアだしいいよね!!ってなる。」
「そう、じゃあ逆にそれが大量生産されてたらどう思う?」
「うーん....限定よりかは安いと思うけど.....」
「その感覚でいいんだよ、円も同じ風に考えればね。つまり、そのものの価値が上がるか下がるかなんだよ。円の価値が高かったら高額じゃなくてもいいけど、円の価値が低かったら沢山ないと釣り合わないしね。」
「それじゃ、円高ってあんまいいことないの?」
「ううん、海外から物を輸入したりとか海外企業に投資したりとかメリットもあるんだよ。だから.....日本の感覚というよりかは別の通貨に対する円の価値って考えたらいいと思うよ。分からなかったらインフルエンザの時の消毒液の価値とか、花粉症の時のティッシュとかそんな身近なことから発想したら忘れないよ。」
「あ、ほんとだ!!ありがとゆーくん!!」
「ねぇゆーお兄ちゃん.....これ合ってる?」
「.....うん、合ってるよ。ましろちゃん普通に勉強出来るんだ。」
「えへへ.....褒めて、欲しいな。」
「え?褒める?」
「うん....頭、撫でて?」
この子は大丈夫なのだろうか.....教育実習の人に対して心開き過ぎでは.....
「あ、いいよ。」( * ॑꒳ ॑*)۶"ナデナデ
「えへへ.....ゆーお兄ちゃんの手、暖かいね。」
.....なんだこのラブコメ臭漂うやりとりは.....
「ゆーゆーも大変だね~。」
「そうね、教育実習とはいえ担任を任されてるわけだし。」
「るいるいは授業どう思ってるの?」
「私は.....特に何も無いわ。分かりにくくもないし、無駄な時間も少ない。定刻通り終えてくれているから文句を言うことはないわ。そういう広町さんは?」
「私は時々寝ちゃうかな。」
「授業中の居眠りはしない方がいいわよ。」
「それがさ....お日様が当たりやすい窓側の席なんだよね〜.....つい眠くなって。」
「......それは大変ね。」
(あれ?そんなことは関係ないって言わないんだ.....)
ピロピロピロ
「はい、白鷺です.....はい?そんな行事知りませんが.....え?.....」
ピッ
「どうしたんですか?ゆーお兄ちゃん.....?」
「定期舞踏会って知ってる?」
「はい!!中等部からあって御曹司とかが数多く通う高校と定期的な交流をすることがあるんです。それも100年近くやってるとか.....」
「いつの時代なんだよ.....」
「私もよくお声かけは貰います。全部断っていますが。」
「それで、その舞踏会がどうかしたの?ゆーゆー。」
「いやなんか.....僕も出ろって。」
「逆に舞踏会知らなかったんですか?」
「いや、僕が貰った予定表にはそんなこと何処にも書いてないんだよ.....」
「あらら、まぁ大丈夫っしょ!!ゆーくんが残ってたらあたしらの誰かを選べばいい訳だし!!」
「それでその舞踏会っていつあるの?」
「夏休みの前にあるんだよ。私前は子供扱いされて向こうの先生と踊ることになったんだ!!失礼だよね?」
「そうだね。でもそれで問題が.....」
「問題?」
「僕、家にジャージくらいしかなくて.....そんな服ない。」
「だったら今度の休みに皆で行こうよ!!」
「あ、それいいかも.....私もドレスとか無いし。とーこちゃんなら選ぶセンスあるし。」
「私はどっちでもいいわ。とりあえず今はテスト勉強しましょ。」
『は、はい.....』
この人リーダーでいいんじゃないか?
Morfonicaの水着ガチャとか来たらやばそう.....
僕は季節限定確定ガチャは、水着リサ姉でした。被りました(涙目)。チケットは水着千聖さんを狙うために同時期の夏限定の紗夜さんにしました。
不定期更新リクエスト
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優希くんと千聖ちゃん
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EXTRAと千聖ちゃん、友希那ちゃん
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他の妹との交流