職員室
なんか今日は集会があるらしい。曰く、誰か有名人が公演に来るらしくて、色々と社会のこととかを話すらしい。でも勉強とは少し離れてるって情報も出ている。
「優希くんも知ってる人だから驚くよ!!」
「随分と自信ありげですね理事長.....誰だよ。」
理事長は随分とうきうきしている。もしかして蒼生が来るのか.....あいつある意味有名だからなぁ.....
「あ、でも蒼生じゃないよ。あいつに喋らせたらついて行きそうな生徒もいそうだし。」
「まぁあいつの人を惹き付けるところは凄いですからね。それにあいつ多分いきって特攻服で来る可能性ありますし。」
「さすがにないでしょー。姉の私の前でそんな事しないでしょ。」
ほんと.....この人口閉じてたらただの美人なんだけどなぁ.....まぁ分け隔てなく接してるからいっか。
「じゃ、行こ!!」
やけにテンション高いな....嫌な予感がする。
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体育館
「では、今日は公演をします。皆さんよく聞いておいてくださいね。」
こういう公演っていい時と悪い時の差って凄いよね。生徒の為とはいえ自分のことを言うだけ言っても時間の無駄と思われるし、ちゃんと所々説明しないと駄目だよね。
「じゃあ、来てもらいます.....」
ん?雰囲気が変わった.....え?
「うっそだろ!?」
「こら優希くん静かに.....」
そこに立っていたのは....
「こんにちは、Pastel*Palettesの白鷺千聖です。」
なんで千聖がここに来てるんだ!?え?あっ、そっか。千聖って有名人だった.....女優って分かってたけど身近すぎて一瞬忘れかけてた。久しぶりの生千聖.....可愛い。ちょっと背伸びしてスーツっぽいの着てるのもいい。やっぱり妹は最高や。写真とレベルが違う。
「優希くん.....なんで泣いてるの?」
「久しぶりの生妹ですから.....」
「あ、そっか。今居候だもんね。」
別に奥沢さんの家が嫌だというわけじゃない。よくしてもらってるし分け隔てなく接してくれてるからありがたい。
「私から話せることは多分ありませんから、これまでの.....といっても皆さんとほぼ同い年ですが、何か質問があれば基本的になんでもお答えしたいなと思います。」
なるほど....千聖、質問形式を取ったか。確かにこっちの方が短い時間で済むし。
「....はい。A組の倉田です.....」
「はい、どうぞ。」
倉田さんが挙手をしていた。こういうのはやらないと思ってたから意外。
「えっと.....私はMorfonicaっていうバンドのボーカルで.....その、個人的な質問なんですが、私たちのクラブの顧問のゆーおに.....白鷺先生とは血縁関係があったりするんですか?」
うっそだろ!?ここでそれ聞く?しかも何がまずいかってあだ名で言おうとしていたところだ。千聖はこういった所を聞き逃さないからあとが怖い.....
|*・ω・)チラッ
千聖がこっちを一瞥した。若干目が死んでたけど大丈夫だよね.....
「.....いえ、特にそういった関係はありません。たまたまですよ。」
ドサッ
千聖はそう答えた.....正解なんだけどさ。.....本人いるんだからオブラートにしてよ.....
「優希くん?なによつんヴァインになってるの?」
「いや.....心のダメージがでかかったので.....」
生憎ザワザワしていたため、ばれてはいない。倉田さんもそういうことはあとで聞いてよ.....
「他には何かありますか?」
「はいはい!!」
お次はカリスマさんが手を上げた。何かあるのかな....
「ライブステージに立つ前とか、ライブ本番の時に何か緊張をほぐすやつとか心構えとかっていうのはありますか?」
至って普通の質問が飛んできた。でもカリスマさんって緊張しているようにはとても見えなかったけどなぁ....ピック無くて慌ててた時はあったけど。
「そうですね.....私は1人じゃないという心がけはいつもしています。女優としての私ではなく、パスパレの私としてステージに立ってお客さんに満足してもらう.....そう思いながら普段はやっていますね。どんな舞台であれ、MAXを出せるようにはいつもしているつもりです。」
すごい、まるで準備していたかのように綺麗な回答が返ってきた。まぁでもこういうのは聞かれそうだからね。事前準備とかはするタイプだし。
その後も社会がどうとか女優をしていてどうかとかおそらく予想していたであろう質問が繰り返され、千聖も真面目に答えていた。ただ、怖いのは合間合間にこっちを見てくることである。それが笑顔なのに目が死んでいる。
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理事長室
「千聖ちゃん、お疲れ様!!」
「はい、紫吹さん。今回はこういった機会をくれてありがとうございました。」
「うんうん、そう言って貰えたら何よりだよ!!.....ところで。」
「はい?どうにかしましたか?」
「いつまで優希くんを物理的な意味で尻に敷いてるの?」
そう、今がどういう状況かと言うと椅子の上に僕が伏していてその上を千聖が踏んでいる。絶対椅子に座った方がいいよ.....
「あの、どころで千聖?どういったご要件『あら、分からないはずがないでしょ?』.....はい。」
これまでにないくらい低いトーンで返ってきた。怖すぎやろ。
「情状酌量の余地はあげないとね.....隣に座って。」
「え、普通にのられてたよう『何かしら?』いえ、何も。」
これまでにない怖さだ。
「兄さんって.....ああいう子が趣味なの?」
「趣味じゃないよ.....」
「そう.....あの子、随分と兄さんに懐いている様子が見られたけれど。」
「いや、別に懐いてる訳じゃないんだけど....」
「でもあの.....倉田さんだっけ?優希くんのこと結構気に入ってると思うわよ。」
「そうみたいね。」ミシミシ
「いたいいたい.....つま先踏まないでくれよ。」
千聖ってなんでか笑顔で踏んでくるんだよなぁ....たまに笑顔から狂気が出る時もあるけど。
「全く兄さんはイケナイ子ね.....」
そう言いながら千聖は密着してきた。いつの間にこんな色気じみた動きが出来るようになったんだ.....
「2人とも、ここ学校だから外でやってね。」
「止めろよ!!」
いや、外でやっていいとかそういう問題じゃねぇだろ。まぁ自分の弟妹が同じような状態だから慣れてるのか.....こうなったら。
ギュッ
「え.....?」
「そうかそうか、寂しかったんだな。千聖、よしよし。」
僕は千聖を抱きしめて、頭をよしよしした。久々の千聖の感覚だ.....変態チックかもしれないがあれだ、実家に帰ってきた安心感みたいなものだ。
「ちょ、ちょっと兄さん!?」
そう、千聖は攻めが強くても受けが弱い。千聖が僕の弱点を知っているように僕も千聖の弱点を知っている。
(あぁ.....兄さんの匂い。暖かさ.....久しぶりね。)
「すぅ.....すぅ....」
「え!?寝た!?」
.....と思っていたら寝たよ。スイッチ切れたのかな.....
「まぁ、優希くん寝かせてあげな。千聖ちゃん、優希くんが居なくて寂しいって毎晩のように電話してきてたのよ。」
「僕にもかかってはきますけど仕事の話とかしか.....」
「優希くんに我儘言って迷惑かけたくないからじゃない?前からちょっと抱える性格だったでしょ?ほら、目元見てみて。」
僕は千聖の目元を指でなぞってみたら....隈が出てきた。
「また無理してたんだ.....」
「多分無理してるというより優希くんがいないから寂しくて寝られなかったのよ。」
「ふぅん.....そういうところ見せて欲しいんだけどね。ちょっと強がってるところも可愛いんだけどさ。」
僕は千聖の頭を膝にのせて髪を撫でながら話した。寂しいならそう言ってくれればいいのにね....
「まぁ、それでもそうやって僕のことを考えてくれてるところは本当に嬉しいですよ。」
「まぁ今日の講演会も千聖ちゃんの希望を聞いた形だし。」
「え?そうなんですか?」
「うん、優希くんに会いたいからって。これなら自分が出した条件を守ってるからって。いいよって言った時は弾けるくらいの笑顔になったわよ。」
「その写真はないんですか?」
「うーん.....ないかなぁ。」
「その現場にいたかったなぁ.....」
今回のイベの透子ちゃんの星4欲しい人多そう....それに千聖ちゃんとつくしちゃんのツーショットですよ。いいですねぇ
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