白鷺家のお兄さん   作:面心立方格子

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なんとなく過去のイベント見たんですけど、今年ってブライダルじゃなくてソイヤ系なのかな。

今回は頑張って甘々系な感じなのを作ってみました。初めてかもしれないので大分下手だと思います。


ちょっと現実逃避

「むぐぐ.....」

 

何が起きてるかさっぱり分からない皆の為に説明しよう。今僕は誰かに拘束されてどこかに連れていかれているみたいだ。

 

「ごめんなさい兄さん。少々手荒だけど。」

 

どうやら犯人は千聖のようだ。でも拉致って来たのって大人の男性3人だったような.....あれ?

 

 

 

 

 

「ぷはっ!.....ん?ここってスタジオ?」

 

「ええ。少し手荒な真似をしてごめんなさい。多分番組内容を知ったら兄さんが拒否をする可能性があったから。」

 

「番組?僕またテレビに出るの?」

 

以前は若宮さんの企画で出たことがあったけど今度はなんだろう?また音楽関係のやつかな.....

 

「で、実はね.....今回の企画は....これなのよ。」

 

やけに千聖が恥ずかしそうにしながら書類を渡してきた.....どれどれ

 

新婚生活if

 

「.......ん?何これ?」

 

中身を見るとどうやら僕が夫役を演じて色んなシチュエーションの新婚生活を収録するみたいだ。あ、これよく漫画で見る新婚さんなんとかってやつか。

 

「それで、相手は内緒にしておくっていうのと前もって心構えをされたら演じているのがバレてしまうからちょっと手荒だけどこうやって動いたの。だって兄さん、演技が下手じゃない。」

 

「そ、それは.....否定出来ません。」

 

「というわけでお願いね♪」

 

そういって千聖は足早に去っていった。.....無理やりなのはもう慣れてるから大した事ないんだけど問題はその奥さんの役の人だ。まぁ拉致られてるあたり僕の知り合いであるだろうというかあって欲しい。皆忘れてるかもしれないけど僕どっちかというとコミュ力ない方だからね。

 

スタッフ「少しいいですか?」

 

「はい、何でしょうか?」

 

「今回は少し強制して申し訳ありません。その、相手側からの要請だったので.....」

 

「あ、そうなんですか。」

 

「その、急ですみませんでした。」

 

「大丈夫ですよ。こういうのは慣れてますので。」

 

「な、慣れてる!?それって大丈夫なんですか?」

 

「まぁ....大丈夫じゃないですかね。」

 

「あはは...じゃあ、準備出来たのでお願いしまーす!!」

 

「アッハイ」

 

スタッフさんに何やらセットらしきものが整っているところに連れていかれた。一体誰なんだろう?

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1人目 シチュエーション 夕方 帰宅した時

 

「えっと.....鍵はかかってないのか。ただいま。」

 

「お、おかえりなしゃい、あなた!!うぅ.....噛んじゃった。」

 

「え?丸山さん?」

 

「むぅ.....丸山さんじゃないよ!!今は優希くんの奥さんだよ!」

 

「あ、そっか....ただいま、彩。」

 

「うん!おかえり!!」

 

どうやら1人目は丸山さんのようだ。なんかテレビなのに髪を結んでないのは結構新鮮味があるな。バイトでも基本はツインテールみたいだし。

 

「カバンとスーツ直しておいてあげるから手洗いうがいしてきてね!」

 

「うん、ありがとう。」

 

1番助かったのはこういう時のテンプレのご飯にする?お風呂にする?それとも.....というノリが無かった事である。さすがに丸山さんに喋らせたら色々クレームとか来そうだね。

 

数分後

 

「ふむふむ.....」

 

「ど、どうかな.....?」

 

「美味しいよ。ちゃんと味付けも出来てるし、何より彩が作ってくれたんだよ?不味いわけないじゃん。」

 

「あぅぅ.....そういうのは卑怯だよぉ.....」

 

「それに自信がないならまた作ればいいだけだよ。また休みのどこかで一緒に料理する?」

 

「う、うん!!お願いしてもいいかな?私、お菓子作りは出来るんだけどまだあんまりで.....」

 

「後はね.....」

 

「ひゃっ!!い、いきなり手を掴んでどうしたの!?」

 

「こんな切り傷見たら危なっかしくて不安だよ。綺麗な手なんだから大事にしないとね。」

 

って言ったは言ったんだけどそこまで不器用じゃないよね?まさかこれメイクみたいなのかな?まぁいいや。

 

「う、うん.....」

 

 

ハイカットーイイネイイネ!!

 

「うぅ.....緊張したー。」

 

「丸山さんもよく頑張ったね。」

 

「優希くん相手だから良かったよ。これが別の人だったら緊張で話せなかったかな。」

 

「そう?俳優さんの方が落ち着いた雰囲気出せたと思うよ。」

 

「そ、そうかな?」

 

 

 

楽屋

 

「あら彩ちゃん?顔が赤いわよ?」

 

「だ、だってあんなに雰囲気出して演じられたら誰だって照れるよ!!ゆ、優希くんも上手かったし.....」

 

(これは兄さんやらかしたわね。)

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2人目 起床から出勤まで

 

「これって普通流れが逆なような.....」

 

なんで夕方から撮って次が朝っていう設定なんだろう.....ガバガバ設計かな?

 

「起きてください、あなた。」

 

「ん、んん.....紗夜さん?」

 

あれ?なんで紗夜さん?おかしいな.....紗夜さんってテレビ出る人だっけ.....

 

(実は以前日菜や白鷺さんと遊びに行った時に私の写真が拡散されたらしくて.....日菜のお姉さんとして広まってしまったんです。しかも今日日菜は別の用事でいないんです。『おねーちゃんも楽しんでね!!』って言っていたんですけど.....)

 

(あぁ、そういう.....じゃあ、やり遂げましょう。)

 

「んー....紗夜.....」

 

「もう.....寝坊助さんなんですから.....」

 

ガバッ

 

「うっ.....わしゃ子供か。」

 

「こうしないと起きないところは少し子供っぽいですよ、ふふっ。」

 

してやったりみたいな顔で紗夜さんが少し微笑んでいる。意外とエプロンとか似合うな.....ポニーテールにしてる。

 

「早く支度して降りてきてくださいね.....あ、これはおはようの代わりです。」チュッ

 

紗夜さんは頬にキスをして1階に降りていった。あの人も案外演技が上手いんだな....

 

「キスは貰ったけど....なんか申し訳ないな....演技でやってもらうっていうのも。」

 

 

 

 

朝食後

 

「すみません、わざわざ皿洗いを手伝ってもらって。」

 

「気にしないで。紗夜とこうやって一緒に何かをやるのも楽しいしね。」

 

「もう....すぐそういう事を言うんですから。」

 

「嫌だったりする?」

 

「いいえ、私もあなたとこうやって時間を過ごせるのは幸せです。」

 

「それなら良かった。」

 

「はい.....ネクタイが少し曲がってますよ?直してあげますから少しじっとしていて下さいね。」

 

そして慣れた手つきでネクタイを直した。あれかな?風紀委員でこういうネクタイなりリボンなりの結びは何回もやったんだろうな。

 

「じゃあ行ってくるよ。」

 

「はい、いってらっしゃい、あなた。」

 

ハイカットーバクハツシロ!!

 

 

「お疲れ様、紗夜さん。」

 

「.....緊張しました。」

 

「紗夜さんもやっぱり緊張するんだね。」

 

(相手があなただから緊張したんですよ!!キスもアドリブだけど....別にいいわよね。)

 

「はい、ライブよりはマシでしたが。」

 

「でも日菜ちゃんの代わりとはいえ大変だね。」

 

「逆に日菜が新妻役をやるのが心配で.....」

 

「その気持ちはなんとなく分かるかも。」

 

 

 

 

楽屋

 

「ふぅっ.....」

 

「キスまでするなんて、紗夜ちゃんも隅に置けないわね。」

 

「し、白鷺さん!?あ、あれはそのアドリブと言いますかなんというか....」

 

「テンパる紗夜ちゃんも珍しいわね。」

 

「ふ、風紀委員としてとても恥ずかしいです.....」

 

「大丈夫よ、うちは女子高だもの。」

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3人目 夜 入浴後

 

「だからどう見たって時間設定間違えてるんだよなぁ.....」

 

というか入浴後って何?まさかバスタオル1枚とかそんなこと無いよな.....?

 

「ふぅ.....気持ちよかったわ♪」

 

「あぁ、あがっ.....」

 

「ん?どうかしたの?あなた♪」

 

目の前にバスタオル1枚の千聖がいました。うん、天使は実在したんやな。家で何回も見たことはあるけどこう、ライトアップが雰囲気を出していて普段とは少し違った大人の雰囲気を感じる。

 

「ふふっ、何をそんなに緊張しているのかしら?」

 

そう言って千聖は服を着ないまま僕の隣に体を密着させて座った。

 

「ちょ、服を着なよ。」

 

「あなたのことを肌で感じたいの....ダメかしら?」

 

「うっ.....」

 

一体誰がこんな天使に涙目の上目遣いをされて断ることが出来ようか。しかも断れないの知ってて言うあたりやっぱり千聖だ。

 

「ダメって訳じゃないけどさ.....とりあえず髪は乾かさないとね。」

 

「それも後ででいいわ。それよりもあなた.....」

 

「ん?」

 

「私の心臓の鼓動、伝わってる?.....今、すごくドキドキしているの。」

 

「そ、そうなんだ.....にしても暑いな。1回離れた方が.....」

 

「ふふっ、そういう事を言う意地悪なお口は塞がないとね♪」ピトッ

 

「........」

 

「私を、感じて欲しいの。結婚式を上げたあの時の感動、今こうやってあなたの隣にいられているこの幸せとドキドキ.....伝わったかしら?」

 

「うん、充分すぎるくらいに.....」

 

「じゃあ。その証明をして欲しいなぁ。ね?」

 

「そ、それって.....」

 

「触れ合うのよ。」ガバッ

 

「むぐっ!?」

 

そして千聖に押し倒され、今はベッドの上で向かい合って寝転がっている。

 

「あなたの愛の証を、私に.....」

 

「う。うん。」

 

そして千聖と唇を重ねた。そろそろカットが入るかと思ったが入らない。しかも千聖も抱きついて僕を離そうとしない。

 

「ふふっ.....本当に可愛いんだから.....」

 

 

ハイカットー.....サイコーヤ

 

 

「ち、千聖?」

 

「ちょ、ちょっとこっちを見ないで!!!」(ここまでよく頑張ったわ、私。今まで生きている中で1番頑張った!!で、でもその恥ずかしさで顔が赤いし、兄さんの顔が直視出来ないわ....)

 

「に、にいさ.....気絶してる!?」

 

兄さんはまさかの気絶をしていた。.....兄さんも私で興奮してくれたのかしら?それなら....今回は頑張った甲斐があったわね。

 

 

 

 

 

楽屋裏

 

「ち、ちちちち千聖ちゃん!!!」

 

「あ、あれは破廉恥です!!」

 

「2人とも落ち着いて.....私が1番緊張したわ。それに子作りまで言わなかったから多分大丈夫よ。」

 

「そ、その度胸凄いね....」

 

(さすが白鷺さん.....負けられません。)

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スタッフ「お疲れ様でした!!見てるこっちがヒヤヒヤしましたよ!!」

 

「僕もやばかったですよ。ちなみにこれって僕も映るんですか?」

 

「はい、そのつもりですが.....」

 

「それって大丈夫なんですか?皆妻の方だけ見たいような.....」

 

「あ、そこはご安心ください!!初々しい雰囲気が大事なので!!」

 

「答えになってませんよ.......」




最近バンドリを数曲しただけでスマホが熱くなるんですけど結構負荷がかかるんですかね。

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