白鷺家のお兄さん   作:面心立方格子

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最近は勉強してるせいかあんまりゲームやってませんね.....もうなんかやる暇がないというか。


お兄ちゃん離れ

皆さんは子供や弟や妹がある程度成長したらあんまり親しく話したり遊ばなくなったという経験がありますか?子供も自分のコミュニティを構成していき、次第に親離れや兄姉離れとなっていく。それは少し寂しいようなもので、でも嬉しかったりする。しかし......

 

 

「どうにかなんないものかなぁ.....」

 

「うーん...白鷺さんのところとアタシのところだと確かに違いますよね。」

 

「えぇ.....それに私たちとも少し違いますし。」

 

 

宇田川さんと紗夜さんを近くのカフェに呼んで少し相談をしている。もちろん千聖の了解も取ってるよ。

 

「ですが優希さん、今の白鷺さんとの関係が好ましくないのですか?お互い満足しているようにも見えますが.....」

 

「うん、確かに千聖と色々話したり遊んだり出来るのはいいんだけどね.....千聖、今でもほんとたまに僕を行動の根拠にして色々断ったりしたことあるらしいからさ....何とかしないとって思ってね。」

 

そう、今でこそパスパレやガールズバンドの皆のおかげで千聖も年相応の顔をしたり、楽しんだりしている。だがしかし、未だに抜けきらない僕優先はなんとかして欲しい。いや、嬉しいんだけどね.....

 

「例えばの話だけど、宇田川さんの妹さんや日菜ちゃんが遊びの誘いとかを受けて自分たちを理由にしてたら少し複雑にならない?」

 

「いえ、日菜の場合は自由気ままですので、相手を困らせてないか別の意味で心配です.....」

 

「確かに.....言われてみれば、あこがアタシを理由に誘いを断った事とかは聞いたことありませんね。でもあこがそうしたら、アタシは怒りますね。」

 

「やっぱそれくらいの距離感が理想だよね....」

 

日菜ちゃんが自由奔放なのは知ってたけど、予め約束を立てておかない限りそういった言動をしているところは見たことがない。

 

「ちなみに白鷺さんの場合はどんな感じなんですか?」

 

「僕がまだ高校生.....って言っても数年前の話だけど、千聖って僕たちのバンドのアシスタントみたいなことを紅蓮と一緒にやってくれてたんだ。それで遊びというかクラスとかのお誘いを全部断ってたらしくてさ.....」

 

「それは中々ですね.....」

 

「僕としては千聖もそういうのに気兼ねなく行ってくれて構わないし、むしろ同級生と楽しく遊んでいるところを見た方が安心するんだよね.....でもかと言って千聖の好意を無下に出来ないしですごく困ってる状態なんだけど.....どうしたらいいんだろ。」

 

「それは優希さんが1番分かるような気もしますが.....」

 

「それに白鷺さんは女優ですし、アタシたちとは境遇も色々違いますから。」

 

「でもよくよく考えてみたら千聖が他人を無下にするような悪い子でもないからなぁ.....うーん....どうしたものか。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「と、いうことがあったんです。」

 

「なるほど....兄さんそんな事で悩んでいたのね。」

 

「これはお互いこの事を知っておいた方がいいかと思いまして.....」

 

巴ちゃんから「カフェ行きませんか?」というメッセージが来て何かと思ったら、この前兄さんと巴ちゃんと紗夜ちゃんで話してたことを伝えてくれた。.....心当たりが多すぎて少し気まづいわね。

 

「確かに兄さんが高校生だった時はそういう事が多かったわね。あの頃の私は今みたいに柔らかくなかった上に兄さんへの依存が凄かったから。」

 

(そ、それは今も同じじゃないんですか.....?)

 

「兄さん離れね.....一生出来ない自信があるわ。」

 

「でも羨ましいですよね。白鷺さん達兄妹見てると全然気兼ねなく本音言いあえてるところとか。」

 

「ふふっ、巴ちゃんも以前あこちゃんと色々あったものね。」

 

あんまり分からない人はシーズン1のイベントストーリー「Growing Up Sisters!」を見ようね。

 

「まぁあれはアタシの勝手な思い込みとかもありましたけど.....」

 

「兄さんも少し心配しすぎよ。私も皆のおかげで沢山な学ぶことは出来たし、兄さんが心配しているほど危なくないわよ。」

 

「妹の事が心配になる気持ちも分かるんですけどね.....」

 

今でこそマシにはなったが、確かに兄さんにいつまでも心配をかける訳にもいかないわね.....今度話そうかしら。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

翌日

 

「兄さん、少しだけ話があるんだけどいいかしら?」

 

「ん?いいけどどうしたの?」

 

「昨日巴ちゃんから色々聞いたわ。兄さん心配しすぎよ。」

 

「そ、そうかな.....?」

 

改まって千聖が言ってきた。もしかして前にしてた話の事かな?

 

「ええ、兄さんも分かると思うけど私、これでも数年前とは大きく変わったのよ。さすがにそれが分からないなんて事ないわよね?」

 

「いや、それはさすがにわかるけどさ.....じゃあ聞くけど、なんで僕の誕生日に決まって仕事が無いの.....?前日と翌日は分刻みとまではいかないけどめちゃめちゃ忙しそうじゃん。」

 

「え!?.....いや、それは、その.....」

 

千聖も少し気まづくなったのか人差し指で髪を弄りながら視線を反らした。もしかして気づいてなかったの.....?

 

「他にも僕の大学の学祭の時は学校とかサボって来てたでしょ?」

 

「え、えぇ.......そんな事もあったわね。」

 

「.......あんまり治ってなくない?」

 

正直その事が心配である。千聖と過ごせる時間が増えることは僕にとってはいい事なんだけど、その為に千聖が前日とかに苦労するのは少し違うかなぁと思ったりする。

 

「で、でも.....兄さんに会いたいんだもの.....」

 

千聖は涙目になりながら、少し頬を膨らませている。可愛い.....可愛いが、ここは心を鬼に

 

「会いたいのは分かるけど、千聖がその為に色々苦労したり体に無理してるかもってこっちが考えると心配でね.....実際今日仕事あったでしょ?朝からって聞いてたけど普通にいるし。」

 

「.....分かったわ。でもそれは兄さんも同じよ!」

 

「.......え?」

 

さっきまで不貞腐れてた千聖が急に攻勢に変わった。あれ?何か地雷踏んだ.....?しかも得意げな顔。

 

「兄さんも私との約束の為に多い大学の課題を徹夜して終わらせたり、大学の般教の時間割も全部私の予定に合わせているのは何の偶然かしらね.....?」

 

「い、いや僕の場合は別に無理はしてないし、これで事足りるからさ....」

 

「なら私も現状で無理はしてないし、大丈夫ね。ふふっ、自分の苦労は一切気にしないところは似てるのかしらね?」

 

上手いこと千聖に言いくるめられた.....

 

「じゃあお話も済んだ事だし、今からお茶しに行かない?」

 

「あの、千聖しg「行きましょう?ね?」は、はい......」

 

 

一生、千聖には逆らえない気がした。それにしてもさっきの拗ねてた千聖、可愛かったなぁ.....写真撮っとけば良かった。




パスパレの箱イベで千聖さんが来たということは.....クリスマスは彩ちゃんとイヴちゃんになるのか、それとも千聖さんがちゃんと来てくれるか......でも、限定千聖さんが来て欲しい。

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