なんか大学生になったらこの無限ループな気がする。
ぎゅぅぅぅぅぅぅ
「うう....千聖離して....」
「嫌よ。スぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ......はァァァァァァァァ......何だか匂いが違うわ。いつもの匂いじゃない。」
「多分友希那さんにくっつかれまくったからね.....」
昼休み、これでもかと言うほど友希那さんと今井さんに抱きしめられた。今井さんの膝に乗せられて、友希那さんにあーんされる所を、不特定多数の人に見られた。どんな羞恥プレイなんだ.....
「へぇ、やっぱりそうなのね。.....その上、お持ち帰りしようだなんて、いつから友希那ちゃんはここまで図々しくなったのかしら。」
「少なくとも実兄に薬盛って、力で制圧して可愛がろうとしてる千聖が言える事では無いんだよな.......」
「それは妹の特権よ。こういうやり方はミケさんからみっちりレクチャーを受けたもの。兄さんの健康を損なわないまま実行する事くらい容易いことよ。」
あぁダメだ....言ってることは完全におかしいのに、何故か納得出来てしまう。我が妹、恐るべし。
「それはそうとして、明日は花咲川に行く許可は下りたらしいわよ。覚悟しておいてね、兄さん。」
「何の覚悟の準備でしょうか.....?」
とてつもなく物騒な事を口にする。別に今から色違いボル〇ニオンをゲットしに行く訳でも無いのに......
「何って大したものでは無いわよ。ちょ〜っと、特別な体験をするだけよ。」
「やだこの人怖い。たすけ....ふにゃ。」
「私から逃げられると思うのかしら?兄さんの弱いところ、全部知っているのよ。」
僕が逃げようとすると千聖は再び抱き寄せ、僕の体の弱い部分を触ってくる。やはり妹、長年僕を見ているだけあって触ってくるところに寸分の間違いが無い。しかも今は体が縮んでいるから、更に弱くなる。
「ちょ....やめ......」
「普段からやられてるお返しよ。少しくらい兄さんもやられないと不公平よ。」
「僕普段こんな事はしてないじゃん。」
「嘘よ、普段言動で私の心を何度も揺さぶっているもの。これを何もしてない、とは言えないでしょう?それに....今日は随分と、友希那ちゃん達と遊んできたみたいだし、実の妹をほっぽり出して他の女の子に現を抜かしていた兄さんを何もしないで許すほど、私は甘くないわ。」
その後、めちゃくちゃ可愛がられた。力づくで脱出しようとしても、千聖の力が存外強くてふりきれなかった。
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翌日 花咲川女子学園
燐子「よ、ようこそ花咲川女子学園へ......」
有咲「あー....マジで子どもになってんだ。最初聞いた時は嘘かと思ってたけど.....」
優希「嘘であってくれたらどれだけ良かったんだろうね。」
有咲「なんつーか....ご愁傷さま。」
彩「可愛い!!なんか面影とか全然変わってないね!!」
優希「それ普通久々に会った幼なじみとかに言う言葉でしょ.....」
千聖「写真で見るよりはるかにいいでしょ?」
優希「ちょっと待って何勝手に見せてるの!?」
千聖、あれだけ「外では大丈夫よ、バレてないわ」とか言ってたじゃん。思いっきり晒してるじゃん。もしかして自覚をお持ちでない?
たえ「大丈夫。しょーくんの写真も沢山見せてるから。」
花音「うん、お兄ちゃんの画像も沢山.....あるから!」
あいつらも被害者だった.....翔世、流星、強く生きろよ。見せ合ったら大丈夫でしょの法則ってあるのかな......?
千聖「それじゃ兄さん行くわよ。」
優希「うん。生徒会室ってどこ?」
千聖「何を言ってるのかしら?生徒会室になんて行かないわよ。」
優希「じゃあどこに.....」
紗夜「教室です。優希さんには私たちと同じように授業を受けてもらうことになりました。」
優希「......え?何言ってるの?」
授業を一緒に受ける?羽丘よりも更に上回った措置をお取りになられて.......ほんとになんで?(2回目)
燐子「その....先生方と協議した際に、生徒会室に置いておくと大事な書類を勝手に使ったり、孤独に耐えられず泣き出すんじゃないかって......」
有咲「白鷺先輩の写真を借りて話したんですよ。そしたら親しい人が近くにいた方がいいんじゃないかって結論になったんです。なんで今日は白鷺先輩の横で、座って授業を受ける形を取って欲しいとの事です。」
優希「うそぉ....」
千聖「良かったじゃない、兄さん。華の女子高生達と授業を受けられるのよ?嬉しいことよ?」
優希「僕が大学生ってご存知?はぁ......」
その後千聖の教室に行ったら、千聖の机の真横に、ふた周りくらい小さい机があった。しかも今日あるであろう授業の教科書の山とルーズリーフが置かれていて、パラっと中身を見ると、漢字に全て振り仮名が振られており、難しそうな言葉全てに注釈が書き加えられている。なんなんだこの用意周到さ、なんなんだこの学校.....
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3-A 授業中
(存外、皆集中してるな....)
もっと千聖が絡んでくるかと思ったけど、千聖は熱心にノート取ってるし、周りを見てみると紗夜さん、白金さん、花音さんと見知った顔もいた。紗夜さんと目が合うとペンで「前を向いてください」とクイクイと合図が送られ、白金さんと目が合うと「ふふっ....」と優しい笑みが返ってくる。それに他の生徒と目が合うとニヤニヤしながら、手を振られる。そしてそういう事があると千聖に顎を掴まれて、無理やり正面に顔を戻される。しかもその時僅かに見える千聖の顔が怖い。
先生「白鷺くーん、あんまりキョロキョロしたら、お姉ちゃん達が困っちゃうからダメですよー。」
そして先生から小学生低学年を諭すかのような言葉が飛んでくる。怒っているというより、先生も楽しんでる。
優希「はい、ごめんなさい。」
先生「うんうん、良い子ですね。白鷺さんも適宜気にしてあげてくださいね。」
千聖「はい、分かりました。」
素直に謝るとそのまま授業に戻る。ちゃんと真面目に受けないとそろそろ隣で修羅の如き殺気を放っている千聖に間違いなく消されてしまう......
千聖「兄さん、後でお話ね。」
優希「は、はい.....」
昼休み 生徒会室
千聖「あれは一体どういうつもりかしら?」
優希「いや、教育実習で月ノ森に行って女子校の雰囲気は分かってたつもりなんだけど、いざ一緒に受ける側になると周りが気になるというか.....」
紗夜「それに、周りをキョロキョロする事は周りの集中の邪魔にもなります。仮にも教育実習に赴いたんですから....そこら辺の最低限の配慮はしてください。精神まで子どもになったんですか?」
優希「誠に申し訳ない......」
千聖「そんな些末な事じゃないわ。......なんで私の顔を見ないの?」
優希・紗夜「え?」
千聖「兄さん、授業中キョロキョロしていたけれど、何故か一向に私とは目を合わせないようにしていたの。なんで?」
紗夜(そうだったのですか?)
優希(だって隣だからいつでも見れるし.....千聖は仕事の立場上、学校に来れる日数も、勉強にあてられる時間も少ないから.....見たら邪魔になるかなって。)
紗夜(それほかの方も同じかと思われますが.....)
優希(それは本当に申し訳ない....)
千聖「ヴヴん!!!いいかしら?」
コホンの域を超えた咳でこっちの会話を止めに入る千聖。どうやら怒りのボルテージが更に上がったみたいだ。
千聖「とりあえず今からは....色んな女に色目を使っていた兄さんを、独占させてもらうわ。ちゃんと見るべきが誰か、分からせてあげるわ。」
そう言って千聖は僕を持ち上げて膝の上に座らせて、目の前で弁当箱を展開する。二段弁当ではあるが、千聖が食べるには結構多かった。
優希「母さん、千聖の弁当の量間違えたのかな?」
千聖「これ、私と兄さんの2人分よ。今の兄さんは体が小さいから、これくらいだろうって.....ほら、口を開けて。」
優希「う、うん。」
口を開けると、お箸で掴まれてる具が口の中に入ってくる。うん...普通に美味しい。
千聖「ふふっ、美味しそうね。お母さんも料理が上手よね。」
優希「千聖も習ったらいいじゃん。僕も高校の時習ったし。」
千聖「忙しくて中々まとまった時間が取れないのよ。......あ、そうだ。」
優希「どうしたの?」
千聖「前に生物基礎で聞いた事、実践してもいいかしら。」
優希「生物基礎?食べ合わせみたいななのを習ったの?」
千聖「まぁ見ておいて。」
そして千聖は....僕の具を食べだした。え?ちょっと待って?まさかの昼ごはん奪われる展開?
千聖「はむ....あむ.....ん。」
そして咀嚼を終えると、僕の体を180度回転させて対面する状態にして、顔を掴んで上にあげ、口を力でこじ開ける。
優希「え、ちょっと待って、何するの....?」
千聖「ん。」
そして千聖は.....咀嚼し終え、形を留めていない食べ物を、舌を通して僕の口の中に入れてきた。半ばキスをする形にはなったけど.....
優希「!!ちょっと、何やってるの!?」
千聖「.....ふぅ。さすがにここまでは友希那ちゃんはやってなかったみたいね。」
優希「いやそうじゃなくて.....」
千聖「生物基礎なんて1年生の時にやったからほとんど忘れていたのだけれど...確か、ペンギンって子どもに餌を与える時はこうやって口の中に入れたものを、子どもに与えるって聞いたのよ。唾液は含まれてしまうかもしれないけれど....少しくらい、いいわよね。」
優希「覚えていても、これを実の兄で実践しようとする妹の度胸に僕は驚愕するよ.....」
千聖「大丈夫よ、兄さん以外にはしないから。それに....」
優希「それに?」
千聖「これくらいインパクトが無いと、つまらないでしょ?だって兄さん、昨日は女の子とイチャイチャしていい経験したもの。」
膨れて恨み節かのように千聖が言ってくる。周りを見てみると、皆信じられないものを見たかのような顔をしていた。そりゃそうだろう、いきなり口移しをこんな場所でやれば誰だってそう反応する。
紗夜「凄いですね白鷺さん......私も、出来るようになるでしょうか?」
千聖「やるだけなら簡単よ。ただしやる相手は選んだ方がいいわよ。」
優希「いや、やる前提で話進んでるのおかしくない?」
最近の女子高生はここまで大胆なのか.....僕らの代にここまで積極的な事をする女子なんて、多分ほとんどいなかったよ......
千聖「それに言ったでしょう?見るべきが誰か、教えるって。兄さん、案外私のこと、分別が出来ている子と見ているわよね?」
優希「それはそう....何年見てきたと思ってるの。」
千聖「でもね、分別が出来ているという事は、超えるべき一線がどこにあるかもちゃんと分かっているという事よ。つまり、踏み越える覚悟が出来てしまえば、いつだって追い込む事くらい可能なのよ。初心じゃないの。」
悪魔のような笑みを浮かべて、僕を上から見下ろす千聖。ちょうど顔が影っていて、少し光が灯っている目がこちらを射抜く。
燐子・有咲((私も蒼兄(兄貴)と.....!!))
一方で、白金さんと市ヶ谷さんは謎に燃えていた。そしてそちらを見ているのを察知し、再び千聖の方に顔を戻される。
千聖「どこを向いているのかしら?.....仕方ないわ。今日は....徹底的にやるわ。」
その後、水分も含めて全部口移しで入れられた。しかも抵抗しようとしたら両足で両手をホールドされた。僕、千聖の兄で良かった.....弟だったら、おそらくずっとこうなってたんだろうな......
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翌日 白鷺家
「やっと戻った......」
とんでもない2日間だった。まさか体格で負けた途端に、ここまで立場が変わるとは.....友希那さんも、千聖も、普段絶対に目にしないくらい獰猛な目をしていた。
「無事、戻ってよかったわ。」
「誰が小さくしたんだよ....」
「私よ?あと....」
そう言って千聖が後ろのダンボールを開ける。.....怪しそうな液体のストックが山ほど入っていた。
「1回で終わりだと思わない方がいいわよ?逃げられないから。」
「か、勘弁してください......」
皆も怠惰な生活は気をつけようね。数分で片付きそうな事を、やり始めるのに数日かかるという状態になっちゃうよ。
とりあえず、次回くらいからEXTRA編作っていこうかなと思ってます
不定期更新リクエスト
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優希くんと千聖ちゃん
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EXTRAと千聖ちゃん、友希那ちゃん
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他の妹との交流