色々な異世界飛ばされる俺が現世の知識と新しく得た力でその世界の俺に憑依して全てをHAPPY☆ENDするぜ!!!!(+After)憑依が抜けた後の俺もやらかします★   作:仏のマスター

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 初めまして? 勢いで書き始めてしまいましたm(_ _;)m。
 戦国乙女。パチスロ好きな方ならご存知の方も多いでしょう★☆10周年を超える作品で、一応アニメ化やゲーム化もされているようですが、私の原作知識は主にパチンコ・スロットからです。
 戦国乙女……果たして需要はあるでしょうか?△? 


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主人公イメージ 2020/09/26 up


本章 戦国乙女
01話☆ ここはどこ? 私はダ…… 


「…………ノ、…………殿、起き……さい、……和殿!」

 

 耳元で私を呼ぶ声が聞こえる。同時に体も揺さぶられているようだ。少しずつ覚醒する意識の中で、様々な記憶や知識が一斉に私の頭を埋め尽くしていく。

 

「ぐっ……はっ!? 何が起きた……?」

 

「『何が起きた』じゃありません。やっと都合がついたと、楽しみにしていたのですよ!」

 

 頬を膨らませた少年がこちらを見ている……ん? この子はつい最近見た覚えが――あっ! 戦国乙女の義昭君だ!――ってなんで私は義昭君と話しているんだ? 彼はゲームのキャラクターで、現実に居るはず…………ってここはどこ? 私はダ……大和か。

 

「何を不思議そうに自分の部屋の中を見ているのですか?」

 

「い、いえ、現状の理解に追いついて無かっただけで……」

 

 頭に??マークを浮かべ、首を傾げる義昭君。なるほど……確かにかわいいな……あの二人が溺愛するのも頷ける。

 そんな義昭君を慈愛の籠もった目で見ていると……「とにかく行きますよ!」と服の袖を引っ張られ、どこかへと連れて行かれるようだ。とりあえずは悪いようにはなるまいと、流されるままにゆく事にした。

 

 部屋を出て、義昭君に袖を引かれるまま屋敷内を歩いている。先を歩く彼の横顔を見ると先程までの膨れっ面が嘘の様にニコニコと笑顔だ。安心していると、ふと強い視線を感じ、そちらを見ると……

 

「大和殿ばかり、大和殿ばかり、大和殿ばかりぃぃぃぃぃ~」

 

……嫉妬に駆られた目でこちらをにらむミツヒデさんがいらっしゃいましたよ。

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イメージ画

 

「ほら、しっかりと歩いて下さい! まだ寝ぼけているのですか?」

 

 グイグイと袖を引っ張られ、先を急かす義昭君なのだが少し待ってほしい。これは確実にミツヒデさんに敵対認定されてますよね?

 ミツヒデさんは戦国乙女の中でもトップクラスに好きなキャラなのです! 是非ともお近づきになりたいのに第一接触がこれとか、厳しくないですか!?

 

 しかし、私の魂の叫びは義昭君に届く事なく、背中に痛い視線を感じながら、連れて行かれるのだった。

 

 しばらく歩いて、到着したのは道場だった。先程頭の中に溢れ出てきた記憶を辿ると……どうやら私は義昭君に時折だが、剣術の指南をしていて、その約束が今日の朝からだったらしい。

 さて、今更だがある程度の補足をしておこう。誰に?…………そんな事は聞かないでくれ。

 

 私の名前は有川大和。つい先程まで自宅のベットの上で、WEB小説を読んでいたはずなのだが、気づいたら戦国乙女の世界に居るみたいだ。

 私の身に何が起きたのだろう? 王道で言ったら神様転生とかなのだろうが、神様に会った記憶も無ければ、特典なんかを貰った記憶もない。急にこの世界の私に当たる人物? に魂だけ入り込んで、その時にこの世界の私が今までに体験した知識や経験を受け継いだ感じだろうか?

 普通なら慌てふためくところなのだろうが、昨日までこの世界でも普通に生活していた記憶がある為か、特に違和感はあまり無く過ごせている。

 

 この世界でも私の名前は有川大和で、服装以外は2019年の日本に生きているはずの私とほぼ同じだ。足利家に使える戦国武将の一人で、ヨシテル様の忠臣として共に泰平の世を目指している。戦国武将という立場の為か、本来の私よりかなり筋肉質な体になっている……凄いのは……腹筋が六つにキレイに割れてるよ!

 そんな事を考えながら、義昭君……義昭様の剣の相手を務め、指導している。これまでの知識と、後は体が覚えているというか、自然と体が動き、剣を振るえているので問題は無い。本来の私なら不可能な動きだよなと心の中で笑った。

 

 指導を終え、竹刀を片づけると……何か物欲しげに上目づかいにこちらを見てくる義昭く――様がいる。何だろうこの気持ちは……何だか凄く抱きしめて褒めてあげたくなる……今の私には分からない。助けて、昨日までの私の記憶!! 

 記憶を辿ると、いつも剣の上達具合の評価をして、褒めて、頭を撫でてあげているだと!? 改めて義昭――様を見ると……まるで褒めて褒めてとすり寄ってくる子犬の様ではないか。これがあのミツヒデさんが「義昭様……義昭様!……義昭サマァァァァァ!!」と叫ぶ彼の魅力なのだろう。今実体験してよ~く分かりましたさ。

 

「えっと……前回よりも太刀の鋭さが増していて、粗さが無くなってきましたね。素晴らしい上達ぶりです、義昭様」

 

 そう言って義昭様の頭を撫でると「エヘヘ……」と満面の笑みで目を細めながら喜んでいる義昭様が…………ハッ!? 殺気!!!!

 

「大和殿ばかりぃ……あぁ~~義昭様……義昭様……義昭サマァァァァァ~~」

「大和ばかり……大和ばかり……大和ばかりぃぃぃぃぃ~~って、義昭ばかり頭を撫でて……私だって……ゴニョゴニョ」

 

 一人増えていらっしゃいますよ…………始め殺気を飛ばしてきたかと思ったら、義昭様の笑顔にトロトロになるミツヒデさんと、同じく始め殺気を飛ばしてきたかと思ったら、何か嫉妬……でしょうか? そんな気を飛ばしてくるヨシテル様まで参戦してますよ。

 身の危険を感じた私は、とりあえず義昭様を連れて顔半分だけを出して、念の籠もった目でこちらを見る二人とは反対側の扉から道場をあとにして逃げる事にした。

 




 ここはとある喫茶店……今日も迷える子羊たちがやってくるようです……

「いらっしゃいませ。お好きなお席へどうぞ」

「は、はい」

 初めてご来店のお客様ですね。新しく作品がスタートし、何となく上手くいっているようですが、やはり不安は隠せないようです。

「あ、あの!」

「はい」

「私が主人公ってことで良いのでしょうか? あと、私は結局どうなったのですか?」

「それは私にも分かりません。ただ神様転生みたいな感じでは無いようですよ、大和さん」

 やはりそこは悩みどころですよね。

「ん~~元の世界には戻れるのでしょうか?」

「それは神……いえ、マスターのみぞ知るで御座います。まぁ私から言えるのは今この時を精一杯生きて、楽しんで下さいという事です」

「出だしから問題案件抱えそうなんですが……」

「ふふふ……頑張って下さい」




 原作をプレイされた方には大まかなシナリオの流れやエンドがタイトルから既にネタバレしている様な気がしないでもないですね(笑)


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