色々な異世界飛ばされる俺が現世の知識と新しく得た力でその世界の俺に憑依して全てをHAPPY☆ENDするぜ!!!!(+After)憑依が抜けた後の俺もやらかします★ 作:仏のマスター
大会二日目。今日は個人戦トーナメントだ。
「おい、大和。そろそろ起きねーと遅刻しちまうぞ♡」
重たい目蓋を開くと、そこには大好きな杏子が微笑みながらこちらを見ていた……さて、どうしてこんな状況になったのか。それは後ほど語ることにして、先に個人戦の結末を語る事にしよう。
流石に予選会を勝ち抜いてきた猛者達なだけあって、楽に勝てる試合は無かったけど、何とかベスト16まで勝ち上がってくることができた。
「さあさあ! 白熱した試合は続き、次はシード権を掛けた戦い。選手の皆も熱い闘志を漲らせております。ここで遂に昨年度メダリストの二人が激突だぁ!」
ここで俺の対戦相手は昨年度優勝者……参加以来一度もシード落ちしたことの無いこのゲームの第一人者と言ってもいい人だ。
そんな人を相手に俺は食らいついて、食らいついて…………
「負けんじゃねぇ! 大和ォォォォォ!!」
この大歓声の中、聞こえるはず無い大好きな人の声が聞こえた気がした。
「まさか俺がシード権落ちとかなぁ」
「ちゃんと敵は取ってやったんだから、来年は久しぶりの予選会から這い上がってこいよ」
「あぁ、そんで優勝してやるさ!」
そんな会話を残し、二人は俺達の前から去って行った……結果としては昨年度準優勝の彼と俺が決勝戦で戦い僅差で負けてしまった。つまりは準優勝の銀メダル。三位の銅メダルにはなんと【黒姫】さんが初のメダル獲得という結果となっていた。
「大和ク〜ン☆ やったよワタ――『大和っ♡』――キャン!?」
個人戦表彰式の後、【黒姫】さんがメダルを片手に泣きながら俺のところに――来てたと思ったら、それを押し退ける様に杏子が俺の胸に飛び込んできた。
「おめでとう! スゲーよ大和!」
「アハハ……俺としては優勝したとこを杏子に見せたかったんだけどな」
俺と杏子がお互いを抱きしめ合い、健闘を讃えていると、復活した【黒姫】さんが杏子の腕を掴み俺から引き剥がそうとしてくる。
「ちょっと! 今日くらいは私に大和君譲ってくれても良いじゃない?」
「はっ? 駄目に決まってんだろ! 大和はもう【アタシダケ】のもんだからな」
杏子は頬を赤く染めながら、後半少し小声になりながらも【黒姫】さんに答えている。
「なっ!? まっ、まさかっ!?」
「あぁー実は昨日のダブルスの後から俺達付き合い始めました」
驚愕の表情となる【黒姫】さんに、俺は真実を告げた。
「そんな……メダル取って、ワンチャンもう一回大和君にアタックしようと思ってたのに…………」
「まっ、そういう訳だから大和の事は諦めてくれ」
更にギュッと抱きついてきた杏子がトドメの言葉を告げる。そして【黒姫】さんは静かに去って行った。
しかし、俺と杏子はこの時気づいていなかった……この時の一件が裏で大変な事になっていた事に…………
オ・ア・ズ・ケ(*´∀`) わふわふ
次話でお終い予定です★