色々な異世界飛ばされる俺が現世の知識と新しく得た力でその世界の俺に憑依して全てをHAPPY☆ENDするぜ!!!!(+After)憑依が抜けた後の俺もやらかします★   作:仏のマスター

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 とうとう……私の作品がリアル友人に知られる事となりました。
 実は今まで小説を書いているとは言っていたものの、誰にも詳細は教えていませんでした^_^;)まぁ、まだ見てない可能性もありますが……

 私は彼らに、「生きるのがつらく、死にたくなったらコレを読んで笑え!」とか「鬱で精神的に病んできたら、コレを俺が書いてる姿想像しながら爆笑して読んで、精神安定剤にでもしろ!」と言いました(笑;)
 これを読んで私の印象がガラッと変わるであろう彼らと次に会うのが少し不安な作者です……(_ _)


11話 乙女バトル勃発!? 尚、戦闘描写はございません

 突然に聞かされた真実。一昨日までの大和と今の大和の二人の大和……一昨日までの大和がいないと聞かされ、私の胸がきつく締めつけられる様に感じた。

 気づけば私は涙を流していた。しかし、今の大和はその時の事を覚えていた……ならば今の大和はどうなるのでしょうか?

 

「言わねばなりませんか?」

 

「言わなくても構いませんが、このままだと言葉巧みにヨシテル様を寝かしつけた大和殿が、ヨシテル様と寝所で一晩を共にしたという事実だけが噂として飛び交う事になるでしょう」

 

 大和とユウサイの会話が耳に入ってくる。そう……何も無かったとはいえ、大和と私は一晩を共に…………

 

「それ絶対悪い尾ひれが付いてくるやつですよね?」

 

「むしろ付けて差し上げましょうか? クククッ……」

 

「うわっ……その辺はカシン殿が抜けても変わらないんですね、ユウサイ様」

 

 年ごろの男女が一夜を共にした……それだけでどんな風に言われるか、分かったものではありませんね……

 

「分かりましたよ……そのかわり変な噂は流さないで下さいね」

 

「善処しましょう」

 

 大和が語り出す……そして私の記憶も思い出されていきます。

 

 

 

 

「眠れませんか?……松永殿を討った事を後悔されていますか?」

 

「大和……私は正しかったのでしょうか? 私の甘い考えでは泰平の世を向かえる事などできないのでしょうか」

 

「人の思いは十人十色。松永殿には松永殿の思いがあったように、ヨシテル様にはヨシテル様の譲れない思いがある……そしてその思いはヨシテル様が勝ったのです。ならばその思いを貫く事が松永殿への弔いであり、ヨシテル様が為すべき事なのです」

 

「分かっています……分かっていますが!」

 

 そう言ったところで私は温かい何かに包まれました。

 

「ですがそれはヨシテル様独りで悩み苦しみ、抱え込むものではありません」

 

「え、えぇ!?――大和、いきなり何……を……」

 

「良く頑張られましたね……きっと※義晴様もお喜びでしょう」

 

 大和は後ろから私を抱きしめて、誉めて頭を撫でてくれました。まるで子どもの頃の様に……そういえば、いつからだっただろう? 大和がこうして私を慰めてくれなくなったのは…………

 

「松永殿の事は私たち皆が抱え、先に進まねばならぬ事……私だけではありません。ミツヒデ殿も、ユウサイ様もあなたを側で支え、先に進もうとしています……だから、もっと私たちを頼って下さい。ヨシテル様は一人で何でもかんでも抱え込み過ぎなんです! そこは皆不満に思っている事なんですよ!!」

 

「そうでしたか……」

 

「そう・なん・です! もうむしろ『私の話しを聞けぇぇぇぇぇ!!!!』とばかりにぶっちゃけてくれた方がこちらとしても楽です!」

 

「ははっ……そうですか」

 

 笑顔で話してくる大和を背に感じて……今思い出しても、心の中がぽかぽかと温かくなる。大和は子どもの頃から、私が怪我して泣いた時も、お父様に叱られ沈んでいた時も、こうして私をそっと慰めてくれた。

 そして、そのぬくもりの中で私はいつの間にか眠ってしまっていたのでしたね…………

 

 

 

 

「……みたいな事を話して、気づいたらヨシテル様が眠られていて、あとは先ほど話した通りです」

 

「「「「…………」」」」

 

「話したのですから、変な噂は流さないで下さいね、ユウサイ様」

 

「なるほど……ですね(これでヨシテル様は精神的におとされてしまったわけです)……分かりました」

 

「コホン……大和殿もたまには良い事を言うのですね」※ミツヒデさんの好感度メーターが+20%

 

「……大和よ、今宵は我の寝所へと参れ!」

 

「……はい?」

 

「今宵は我を抱きしめ、頭を撫でながら眠るが良い……なんなら夜這いを掛けてもかまわぬぞ?」

 

「「…………」」

 

「アラアラ、マアマア……(これはまた愉悦な展開に……)」

 

「カシン!――あな、あなたはなんて事を言っているのですか!?」

 

「ヨシテルばかりズルいのじゃ……我も大和と一夜を共にする」

 

 ナニ? コノシュラバテキテンカイ……開いた口が塞がらないミツヒデさん、ニヤニヤとこちらを見つめるユウサイ様、敵を威嚇する獣の如き様子でカシン殿を睨むヨシテル様、そして頬を赤く染め、こちらを見つめるカシン殿…………

 

「その様な事、認められません! そもそもこの屋敷にあなたの部屋はありませんから!」

 

「なんじゃ、客間の一つや二つ、空いておるじゃろう!?」

 

「そんな邪な考えを持った者を泊める部屋はない!」

 

「ぬぅ……ならば町の宿でも構わぬ……大和よ、案内するのじゃ!」

 

 そう言ったカシン殿が私の腕に自分の腕を絡め抱きついてくる。

 

「なぁ!? いけません、大和!……そ……それならば私を抱きしめ眠りなさい!!」

 

「はいぃ!?」

 

 今度は逆の腕にヨシテル様が同じ様に……あぁ~~引っ張られる度に腕が……腕に二人の……あぁぁぁぁぁ!?!?

 

「…………ハッ!? いけませんヨシテル様! その様な事!!」※ミツヒデさんの好感度メーターが-5%

 

「ほれ、ミツヒデもそう言うてる事じゃ――お主は素直に引かぬか!」

 

「絶・対・に、認めません!!」

 

 二人の乙女が私をかけて言い争っています……お二人の気持ちもすごく嬉しいのではありますが……私のメインヒロインはミツヒデさんなんです!! そんなミツヒデさんを見ると必死にヨシテル様を説得し、引き剥がそうとしています。ユウサイ様は……一人愉悦に浸ってやがります!?

 

「クククッ……まさに両手に花ですね」

 

 あぁ……私は選択を間違えたのでしょうか? 途中まで原作通り進め、白ヨシテル様と共にカシン殿(体はユウサイ様)を討つのが正解だったのか?――いや、こんな日常を皆で楽しめるハッピーエンドを作りたかったのだからこれが正解なのだろう…………だよね?

 

 こうして変わりゆく未来を感じながら私は今この状態をどう収めようか悩むのであった…………

 

 

 

 

【FIN】↓

 

 

 

 

 じゃないからね!? まだまだ続くからね!! 

 




 大和は二人の気持ちに気づいています。どこかの鈍感王とは違いますので(笑;)


※義晴

 足利義晴。室町幕府12代将軍で、ヨシテルと義昭の父。ヨシテルが13代将軍になった三年半ぐらい後に病没する




※ミツヒデさんの好感度メーター推移(詳細は04話に)

 現在……-25%→-20%

・ヨシテル様に気に入られている:+10%
・義昭様に気に入られている:+10%
・義昭様に甘えられている:-50%
・これまでの戦果、政務等:+35%
・これまでの日常的言動等:+5%→-5%→+10%→+5%
・私(ミツヒデ)への態度:-35%→-30%

……となっております。




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