色々な異世界飛ばされる俺が現世の知識と新しく得た力でその世界の俺に憑依して全てをHAPPY☆ENDするぜ!!!!(+After)憑依が抜けた後の俺もやらかします★   作:仏のマスター

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オマケ回なSSでした☆


とある佐天の能力強化

「てなわけで今日からお願いしまーす、師匠!」

「……師匠って」

「あっ、師匠より先生とかコーチとかの方が良かったですか?」

「……もう好きに呼んで」

「はーい、師匠♪」

 

 今日は佐天さんと一緒に近くの公園に来てます。デート? 断じて違います。佐天さんの能力強化をする為で、佐天さんがレベルアッパー事件のアレが起こらない様に、そして無能力者という重圧に潰されないようにする為です。

 全ては初春さんを悲しませない為に!!

 

「それで能力強化ってどうやるんですか?」

「先ずは自分の能力を実際に体験してみよう!」

「体験……ってどうやって?」

「お手を拝借しても?」

「はっ、はい。どうぞ!」

 

 俺は佐天さんの両手を取って、自身の気の道脈を佐天さんの道脈と繋げる。そして今は蓋がされたままの佐天さんの道脈をこじ開ける。

 

「――んっ!?」

「今の感覚覚えてて、これで、今佐天さんは能力が使える状態になってるんだ。無意識でも開く様になるまでは暫く開放させないといけないだろうから。

 そして次に今から佐天さんの能力を俺が代わりに発動させるから。このイメージを覚えて、後はこれを自分自身で起こせる様になれば、佐天さんはレベル1の能力者だよ」

「分かりました」

 

 佐天さんから感じた力をそのまま現実化させる。すると俺と佐天さんの間、丁度二人の腕の上辺りに風の渦が発生しているのが見えた。

 

 

「これが……私の能力?」

「うん。これが佐天さんが先ず最初に目指すところかな」

「私、能力者になれたの?」

「まだなったわけじゃない。その為のキッカケを作った。今はまだ俺が代わりに発動させてるにすぎないからね」

 

 そういって俺は能力を解除した。

 

「あっ、消えちゃった」

「それじゃあ忘れない内にやってみようか」

「はい!……ふっ……んんっ!…………できません師匠ぉ〜(涙)」

 

 それから何度か同じ様に試してみたが、俺の補助無しでは発動できず、今日は蓋の開け閉めだけを集中してやることにした。そのおかげか、終わり際にはそれだけは佐天さん一人でもできるようになった。

 それから何度目かの特訓日。今は開いた状態の維持と能力の発動を平行してやっている。たまに補助に入る感じでね。

 それで俺が飲み物を買いに少し離れた時、戻って来ると佐天さんが数人の女の子達に囲まれていた。

 

 

 

 

 今日も師匠に能力の特訓をつけてもらっている。初春に「今日も有川さんと特訓ですか…………」とジト目で見送られた時はちょっと恐かったなあ〜。

 実は私は二人の事を密かに応援してるんだけどなぁ〜だけど、この私があと少しで能力者になれそうだという実感が止められず……あと少しだから許してね初春。

 今師匠は飲み物を買いに行ってて自主トレ中である。師匠曰く能力の元となる気? を開放して維持する状態を今も保っている。あとはこれを人それぞれが持つ能力に具現化させて発動させるらしいのだけどそのイメージが中々上手くいかない。実際に見せて貰ってるから頭ではこうイメージしてるんだけどなぁ〜。

 そんな事を考えてたら、突然声を掛けられた。

 

「あれぇ〜涙子じゃん? こんなとこで一人で何してんのさ? 飾利ちゃんは一緒じゃないの?」

「あっ、アケミ、むーちゃん、マコちん」

 

 中学の友達だった。そういや遊びの誘い断って、こっち来たんだよなぁ〜。

 

「一人? 何なら今からでも合流しちゃう?」

「あっ、いや、一人では…………」

 

 マズイ……師匠が戻ってくる前に何とかしなくてはと思ったが、視界の隅にジュース飲みながらこちらに近づいてくる師匠が目に入ってしまった。

 

 

 

 

 状況は分からないけど、佐天さんが困っている様に見えたので、俺は小走りに戻る事にした。

 

「ちょっといいかな?」

「えっ?(うわっ、イケメンきたー!?)」

「あっ?(うわぁ〜長点上機学園の制服だぁ〜」

「うっ?(かっこいいお兄さん…………)」

「あっ、師匠」

「「「――師匠!?」」」

「その子、俺の知り合いなんだけど、どうかしたのかな?」

 

 ちょっと警戒する感じで声を掛けたんだけど、何か雰囲気的に悪い状況ではなさそうに感じた。

 

「あっ、この子達学校の私と初春の友達で、たまたま通りがかったみたいで」

「あぁ、そうなんだ」

 

 友達と聞いて一安心する。しかしその友達3人衆から見つめられる瞳は何故かキラキラと輝いている様に見える。

 

「もしかして涙子と初春が言ってた師匠さんですか!?」

「能力訓練してくれてるっていう」

「羨ましい」

 

 そういえば、特訓の事を秘密にしてとは言ってなかったなぁ……ってか、この子達佐天さんと一緒にレベルアッパー使ってたモブの子達じゃん。まさかこんな形で遭遇しようとは。

 

「あぁ……そういうわけだから、ゴメーン! みんな、また誘ってくれるとうれしいなぁ〜あはは!」

「「「…………」」」ヒソヒソヒソ。

 

 佐天さんが誘いを断ろうと声を掛けたが、ヒソヒソ話を始めた3人衆……何か嫌な予感がしてきたぞ…………

 

「あの! 私達も無能力者なんです!」

「一緒に特訓に混ぜてもらっては駄目ですかぁ〜」

「私達も自身がどんな能力者なのか知りたい……です」

 

 この日から弟子が更に3人増えたのだった。

 

 




アケミ)ふんぬぅぅぅぅぅ……えいやぁ!
むーちゃん)うわぁ〜私、今浮いてるよぉ〜
マコちん)すごい。

 一番最初に能力を一人で発動できるようになったのはアケミちゃんであった。

涙子)うぅ〜(私の方がもっと前から特訓してたのにぃ!!)
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