色々な異世界飛ばされる俺が現世の知識と新しく得た力でその世界の俺に憑依して全てをHAPPY☆ENDするぜ!!!!(+After)憑依が抜けた後の俺もやらかします★ 作:仏のマスター
投稿してなかったのに暫くして気づく私…………
「すみません……落ち着きました」
目覚めたら泣いた初春さんとか勘弁してほしい……何とか落ち着いてくれたみたいだが、まだ話づらそうにこちらをチラチラと見てくる。けど、考えてみたら泣くほど心配してくれたなんて嬉しすぎる!
「いえ、こちらこそご心配お掛けしました。心配してくれてたんですよね……ありがとうございます」
「ホントですよ! あれから3日も寝込んだままだったんですよ!」
「……3日!?」
俺は相当ねぼすけさんしてしまっていたらしい……確かに、俺ももし初春さんが3日も寝込んだままとかだったら……泣くな……うん。間違いなく。
「俺が寝込んでる間にどうなったの?」
「色々と変わりましたよ」
話を聞くに、今回の一件で介旅初矢の自供と、持っていたレベルアッパーを回収できた事で政府が大々的にレベルアッパーの取締りを行う事が決定。またレベルアッパーは脳に大きな影響を与える事が判明して危険薬物扱いになったらしい。
理由としては一昨日、介旅初矢が急に意識不明の重体になって倒れて以降、同様の症状で運び込まれる患者が急増中らしく、その人達に共通するのがどうやらレベルアッパーを使用した為らしい。
そしてその患者全員が脳に異常をきたしている……って事は俺が寝込んでた間に話しが動き始めちゃってるってことか………。
「今のところ原因も治療法も分かっていないらしいです」
これはこんなとこでのんびり横になってるわけにもいかないよなと思い、ベットから出ようとしたところで再び激痛が身体にはしる。
「何してるんですか! 大和さんは今絶対安静の重体なんですよ! 骨にヒビも入ってるってお医者さんが言ってました!」
骨にヒビ……そりゃ痛いはずだ……先ずは自分を治療してからじゃないと動けないねこれは。俺は初春さんに服の袖を掴まれ、ベットに戻された。
「あれ? 佐天さんからの着信です」
このタイミングで? いや、佐天さんは能力開発したおかげでレベル1とはいえ能力者になったし、レベルアッパーの危険性については伝えてたから大丈夫なはずだ!
「えっ? 佐天さん、どうしたんですか!?」
そんなふうに思えたのは最初だけだった……どうしてこうなった? 今、目の前では俺が初春さん押しになったキッカケのあの場面が展開されている……なんでだよ。こうならない為にアレコレ歴史改変してきたのに……過去が変わった事で未来も変わったってことか?
「……リザレクション」
俺は次に起こる事を予測し、自身の身体を急速に治療した。
途中からスピーカーモードにしてもらった事で、話を聞いて分かったのは、原作では佐天さんがレベルアッパーを偶然見つけてしまったのを今回はあの三人衆の中のマコちゃんが見つけてしまい、政府からの発表を知る前に皆で使ってしまった事。
原作では最初に倒れたのはアケミちゃんだったが、今回はメンバーの中で一番能力の伸びが悪かったマコちゃんが最初に倒れてしまったらしい。恐らく他の三人より一人で長く聴いていたからだろう。
佐天さんは最初、俺の言った事を守って使わなかったらしいが、他の三人が急成長するのを見て我慢できず、一度だけ聴いてしまったらしい。
「佐天さん!? 佐天さん!!」
「落ち着いて、初春さん」
「これが落ち着いて――って! だから大和さんも動いちゃ――『俺は能力で治療したから大丈夫!』――ホントですか!? でも、今は佐天さんです! すみません。私、佐天さんのところに」
「俺も行く」
「えっ、でも……」
「緊急ってことでね。それに今ならまだ治療が間に合うかもしれないから」
「……分かりました。でも無理だと判断したら直ぐに救急を呼びますからね」
「いや、治療したのは本当だからね?」
病院を出て、俺は風の加護を初春さんと自分につけ、走るスピードを上げた。意外に佐天さんの家は近くらしく、走ることに。俺は佐天さんの家を知らないので、初春さんの後ろを走る形になっている。
「ここです! 佐天さん! 佐天さん! 入ります――鍵が!?」
「退いて」
初春さんがドアノブを回すと鍵が掛かっていたので、俺は介旅からラーニングした能力でドアノブを歪ませ、鍵を解錠させた。
扉は開き……そこには床に倒れ伏した佐天さんが居たのだった…………。
過去が変わって、未来も変わってしまった世界線。
この小さな歪みの一つ一つがこれからの彼らの日常を変えていく…………。