色々な異世界飛ばされる俺が現世の知識と新しく得た力でその世界の俺に憑依して全てをHAPPY☆ENDするぜ!!!!(+After)憑依が抜けた後の俺もやらかします★ 作:仏のマスター
「だ、大丈夫か? 大和……殿」
「あ、ありがとうございます、ミツヒデさん」
ミツヒデに肩を借りて大和が立ち上がると、三人が不思議そうに二人を眺めていた。その視線に気づいた二人であったが、こちらもわけが分からず不思議そうな顔をしている。お互いに、何故こんな雰囲気になったのか考えていると……唯一現状を理解したヨシテルが口を開く。
「ミツヒデ……あなたもしや……」
「……ヨシテル様?」
ヨシテルに鋭い視線を向けられたことで、何か間違えたのかと不安になるミツヒデであったが、本人もわけが分かっていないため困惑するしかない。
「……いえ、分かりました……ところで、いつまで二人はくっついているつもりですか?」
「――! そうじゃ大和から離れよ!」
二人に言われ、今だ大和に肩を貸したまま……密着したままの状態に気づいたミツヒデは大和を突き放し、慌てて平静を装おうとするが……突き放したことで再び床に倒れた大和に慌てて謝り、起こそうとしたりと普段のミツヒデには見られないあたふた振りである。
「…………(これはまたまた)」
一人そんな四人のやり取りを見ながら愉悦にひたるユウサイはお茶を片手に傍観である。
さっきのミツヒデの行動……いつもなら助けずに「また何かしでかしたのか?」とため息を吐いているぐらいのはずなのに、さり気なく心配そうに助けに入り、私とカシンがツッコんだ際の慌てよう……
ミツヒデは大和を意識している。
ユウサイはあのにやけ具合からうっすらと気づいているようですが、他の三人はまだ曖昧のようですね。ミツヒデで本人も自身の普段の行動との違いに気づいていないようですし……義昭との話で彼女の中での大和への意識に変化が表れているのでしょうか?
もし……それが恋心となったのなら……二人は両想い…………
どうしてこうなってしまったのでしょうか? 本当なら私と大和が両想いのはずだったのに……このやるせない気持ちを私はどこにぶつければいいのでしょうか?
大和も大和で嬉しそうな表情で……何故? どうして今のあなたはミツヒデが好きなの? 記憶も継承しているのならどうして私を好きになってくれなかったの?
…………
改めて二人を見ると、意外にお似合いな二人なのかもしれないとふと思ってしまった……私を側で支えてくれる大切な家臣の二人。もはや私の両腕と言っても間違いないでしょう。そんな二人が結ばれるのならば……私は祝福できるでしょうか? 二人ならば、身分的にも問題ないでしょうし……私は先代の父に仕えていた御隠居衆に大和では相応しくないと言われている……もちろん私は気にしてはいませんが、大和はそれを気にしていたようですし……
…………
いやいや! 今更諦めるなどできません! 一人の戦国乙女として戦も恋も負けるわけにはいかないのです!! ミツヒデ以上に改めて大和を私に振り向かせてみせる……そして……!!