色々な異世界飛ばされる俺が現世の知識と新しく得た力でその世界の俺に憑依して全てをHAPPY☆ENDするぜ!!!!(+After)憑依が抜けた後の俺もやらかします★ 作:仏のマスター
ヨシテル様からの怒濤のごときお言葉を頂き、どう答えようか悩んでいる大和です。
ヨシテル様が義昭様を溺愛レベルで大切に思っているのは家臣一同周知の事実なのだが(実は義昭様も知っている★)……このお方は口では「私も義昭を抱きしめて頭を撫でてあげたいのです!!」と言いながらも、周りの目を気にしてか真剣な雰囲気をつくってしまい義昭様が甘えづらい状況をつくってしまっているのは貴女ではないですか!
その上、周りを気にしなくて良い状況でも恥ずかしがって、行動に動けていないのは貴女ではないですか!!
「何も気にせずに、普通に仲の良い姉弟として接すれば良いではありませんか」
「しかし、私には将軍として周りに……『問題ありません!(皆分かってますから大丈夫なんです!)』……義昭には立派な姉としての私を……『問題ありません!!(義昭様はちゃんとヨシテル様の事を見ていらっしゃいます!!)』……随分と言い切りますね」
だって本当に問題ありませんから。
「立派な姉としての……」と言いますが、褒めたくて、けど恥ずかしくて、モジモジしてるヨシテル様を苦笑いで見つめる義昭様がいたのを私は知っているのですよ。逆にそのせいで義昭様が甘えるチャンスを潰していた事も!
「一度思い切って行動に移してみましょう。何も心配しているような事はございませんから。義昭様もお喜びになられますよ!」
「ほ……本当にそうでしょうか?」
「(はぁ~~もう)……もしそれでヨシテル様に不敬を働こう者がいたならば、私が斬って差し上げましょう。それに皆もそ・の・程・度・でヨシテル様への忠義を違えることもないでしょう。少なくとも私は最後まで貴女にお仕え致しますから」
深いため息を吐きながら、ヨシテル様へ優しく諭す様に伝える。それに言葉にはしませんが「立派な姉として……」と言うならば、今のまま義昭様に苦笑いされている方がそれは危ういのではないですか、ヨシテル様?
「『その程度……』と言いましたか!? 私は真剣に悩んでいたというのに……し、しかし、そうですか。大和は最後まで私の側にいてくれるのですね……そうですか、そうですか」
初め驚いたかと思えば、後半にやけ顔になり、最後は意を決した顔とコロコロ表情の変わるヨシテル様。
「何だかやる気が出てきました! 早速ですが義昭のところに行ってきます!」
そう言って、部屋を飛び出して行こうとするヨシテル様でしたが、扉を出たところで一度止まり、こちらを振り返り見つめてきました。
「大和の言葉……信じましたからね」
ヨシテル様が走り去っていく方を見つめながら……「信じましたからね」か……正直今の私は先程の言葉に嘘、偽りは無いつもりです。しかし、昨日までの私は…………
「さて、そろそろ出てこられてはどうですか?」
「…………」
「ヨシテル様は気づかれてなかったようですが、私は初めから居たの気づいてましたよ」
「……むぅ、やはり大和殿には気づかれてしまうのだな」
ヨシテル様が出て行かれたのとは逆方向からスッと人影が姿を現わす。私の背中側の影に潜み、こちらを伺っていたミツヒデさんである。
「別に混ざられても良かったのですが……」
「……私も大和殿には一言言いたかったので、混ざると言ったのだが、ヨシテル様に断られてしまってな。しかし、昼間とはいえ男女が部屋で二人きりなど……大和殿がヨシテル様に不埒なまねをしでかさぬか監視していたのだ」
「いや、しませんから!」
ミツヒデさんにそんな風に思われていたなんて心外だ! 確かに私も年頃の男としてそういった事に全く興味が無いわけではないですが、そんな不義理をするような事はしません!
「それを言ったら、今はミツヒデさんと私の二人きりですよ?……周りに誰の気配も無いようですし」
「……蜂の巣にされたいのか?」
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ミツヒデさん。マジの殺気を込めて苦無を大量に両手に掴み必殺の体制になるのやめて下さい。以前ミツヒデさんの必殺技【朱雀剛爆砕】見せて頂きましたが、私はあんな穴だらけになりたくありません。
こんな時は……
「ぅえっ!? よ、義昭様!?!?」
「んなっ!?」
ミツヒデさんの後方の扉を見つめ、驚いた表情をしながら叫ぶ。勿論その場しのぎの冗談なのだが、ミツヒデさんは見事に釣られ、殺気をしまって苦無を後ろ手に隠しながら慌てて後ろを振り返る…………勿論義昭様はいませんよ。
「落ち着いて下さいミツヒデさん。とりあえず武器を収め、話し合――のわっ!?」
「……フゥ~フゥ~~ッ#」
顔を真っ赤にしたミツヒデさんが……アレッ? 目前に大量の苦無が飛んでき……
「――って止め――ふ、防ぎきれな……フギャァァァァァ~~!!!!
その後、大和の姿を見た者は誰……「勝手に殺すなぁ!!」……一命を取り留めた様である。
ふぅ、危うくBad◆Endになってしまうところだったぜぃ……(-.-;)
作者はミツヒデさんを一緒にお酒呑みながら、からかって照れさせたい★
「……朱雀剛爆砕!!」
「!?――フギャァァァァァ!!!!」
「その後……作者様の姿を見た者は……『勝手に殺すなぁ!!』……ちっ、生きてましたか」
ふぅ、危うく未完作品になってしまうところだったぜぃ……(-.-;)
つ・づ・く・☆