色々な異世界飛ばされる俺が現世の知識と新しく得た力でその世界の俺に憑依して全てをHAPPY☆ENDするぜ!!!!(+After)憑依が抜けた後の俺もやらかします★   作:仏のマスター

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 未来の妻……婚約者……
 私のイイナズケは……



40話 イイナズケ

「アッキー見〜つけたっ!!」

 

 自身の部屋に入ろうとしたところで、突然誰かに飛びつかれてしまいました……アッキー? その呼び方で呼ぶのは……

 

「ヒデヨシ様ですか?」

 

「ひっさしぶり〜元気してる〜??」

 

 後ろから覆い被さるように乗られているせいで姿は見えませんが、相変わらず元気一杯なご様子です。

 

「おい、ヒデヨシ。それくらいにしとけよ……嫌がってるじゃねーか」

 

「そんなことないもん! アッキーと私はソウシソウアイ? なんだから」

 

「んな!?――って、お前ちゃんと意味分かって使ってるのかよ?」

 

 ソウシソウアイ=相思相愛……覚えていないのですが、ノブナガ様が言うには、僕がまだ物心つかない小さかった頃に、ヒデヨシ様と一緒におままごとをして遊んでいて、そういった会話があったらしいのです。

 

 

 

 

「あたしがしょうらい……よしあきくんのおよめさんになってあげるね!」

 

「じゃあぼくは……ひでよしおねえちゃんのおむこさんになる!」

 

 

 

 

 それを聞いたノブナガ様が乗り気になって「それなら義昭は儂の未来の義弟じゃな!」とかわいがってもらっています。姉上は「何が『未来の義弟』ですか!? 私は絶対に認めませんからね!!」と頑なになっていますが……アハハ。

 ノブナガ様の理論では「儂が拾ってかわいがってる妹分の婿となれば、儂の義弟と言っても間違いでは無かろう?」とのことです。なので、ヒデヨシ様は僕の許嫁(姉上が認めていないので一方的な)という立場になっているらしいです。

――も、もちろんヒデヨシ様のことが嫌いなわけではないのですが……まだ僕自身はそういった恋愛事に疎いのもあって、ちゃんと話せていないのがあります。

 

「あっ、紹介するね! 新しく仲間になったトッシーだよ〜」

 

「トッシーって、ちゃんと紹介しろよ!……コホン。ノブナガ様ことお館様が一の家臣! 前田トシイエとはオイラのことだい!!」

 

「――ちょっとトッシー!? 一の家臣はア・タ・シ! トッシーは次なんだからね!!」

 

「ドジってばっかのヒデヨシが一の家臣じゃお館様がかわいそうだろう?」

 

「うぅ〜〜そんなことないもん! ちゃんとやるときはやってるんだから!」

 

 …………お二人でぎゃあぎゃあと口論を始めてしまいました……ここは巻き込まれる前に戦略的撤退を……ガシッ!……自分の部屋の中へ逃げようとした僕を、お二人の手が僕の両手首を掴んで引き止められてしまいました。

 

「どこいくの? アッキー?」

「どこにいこうってんだい?」

 

「えぇ、えっとぉ……」

 

 両側から手首を抑えられていて振り返ることができず、額から流れる汗を感じながら、返答に困ってしまいます。

 

「お館様からアッキー連れてくるよう言われてるの」

「そういうわけだからいくぜ!」

 

 ガシッと両側から両腕を抑えられた僕は、そのまま引きずられるように再び客間へと連れ去られていったのだった…………

 

 

 

 

 そして場面はヨシテルや大和たちが客間にシンゲンとケンシンを連れてきたところに戻ります。

 

 

 




 許嫁と許婚の違い

 当の本人が認めている相手が許嫁で、親などの親権者同士の取り決めなどで決まっていた相手が許婚と使い分けるらしいですよ〜

 ヒデヨシ的には許嫁、義昭的には許婚な現状といったところでしょうか?
 しかし、そこに「ちょっと待った!」と混じってくるのが……

 乙女たちの戦いは大和だけではない!?
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