色々な異世界飛ばされる俺が現世の知識と新しく得た力でその世界の俺に憑依して全てをHAPPY☆ENDするぜ!!!!(+After)憑依が抜けた後の俺もやらかします★ 作:仏のマスター
「ーーあ! 姉上! た、助け――わぷっ……」
「にしても、義昭の抱き心地は最高じゃのぅ! この癒やし効果はたまらんのじゃ!」
「ちょっとノブナガさん!? 一人で独占は許しませんことよ!」
「……肯定……私にも抱かせて」
扉を開け視界に入ってきたのはノブナガ殿の膝の上に座った弟義昭と、座る信長殿から義昭を引き離そうとするモトナリ殿とヨシモト殿であった。
ブチン!
ブチン? 何の音……あっ(察し)
室内に突如巻き起こった暴風とともに、義昭を囲っていた三人が吹き飛ばされる。ここは……触らぬ神に祟りなしとしておきましょう。正直この時のヨシテル様(ブラコン狂化)は黒化した時よりも強いと思うんです……完全状態のカシンにも一人で渡り合えるんじゃないでしょうか?
「ーーッツ、痛いのぅ〜」
「うぅ〜いきなりは勘弁ですの」
「むぅ…………」
何が起こったかというと、義昭様が揉みくちゃにされている現場を見たヨシテル様がブチ切れて、三人を衝撃波で吹き飛ばし(なぜか義昭様にはノーダメージ)、義昭様を脇に抱えたヨシテル様がまるで子猫を守る母猫のごとく周りを威嚇しています。
「ヨシテルのやつ、相変わらずの過保護なんだな……」
「いや、これはなんというか〜ねぇ?」
隣にいた二人が突っ込まれていますが、これが見慣れた風景になっている私は、あえて突っ込みませんよ?
「フシャァァァァァ##」
仔猫の前に立ちふさがる親猫は強し……ヨシテル様を警戒して誰も義昭様に近づけなくなっています――やややっ、この熱い視線は義昭様!? 慌ててそちらを見ると、困った表情でこちらに助けを求めるような視線をこっちに送ってきているではないですか!
これはもう、無視できない状況になってしまいました……ため息一つ、諦めた私は気を鎮め、警戒されないように周りを威嚇するヨシテル様の前に立ち、手をヨシテル様の頭にポンポンと乗せ、声を掛ける。
「もう大丈夫ですから落ち着いて下さい、ヨシテル様」
「フッ!?――フシュル……フニャ〜ン」
ヨシテル様が落ちついたのを確認して手を離すと、正気に戻ったのか周りをキョロキョロと見回していらっしゃいます。
「あれ? 私は何をして?」
「さて、義昭様は自室の方へ戻りましょうか」
私はまた面倒な状況にならないように、義昭の手を引き、自室へ連れていくことにしました。
「料理が出来たぞ!」
部屋を出ようとしたところで、割烹着姿のマサムネ殿が料理の完成を知らせに現れる……うん。さすが女子力NO.1乙女……その姿が板についています。
「おぉ、大和殿も戻られていたか! そ、その……今回も美味く作れたと思うんだ。ぜひ、大和殿に味わってほしい」
ほんのりと照れた様子で、自慢の料理をアピールするマサムネ殿にトクンと少しトキメキながら感謝の意を述べる。
「早くから来て頂いての調理、ありがとうございました。マサムネ殿の料理はいつも美味しいのですごく楽しみです!」
「そうかそうか!……な、なんなら、大和殿が望むなら……毎日でも作って『『ピクッ!?』』…………♡」
「えっ? 今なんて……」
「はいはい! 大和は義昭を先に連れて行って下さい。他の方々は私が連れて行きますから!」
ヨシテル様に押し出されるように、部屋を出た私と義昭は料理が並べられているであろう大食堂となる広間へと向かうのだった。
「…………(伊達マサムネ……こやつも要警戒な相手のようじゃな)」
一人大和の影の中で警戒を強めるカシンがいたとか。
普段のキリッとした表情と、内に入った時の優しげな表情のギャップが破壊力抜群のマサムネさんです。男ならマサムネさんみたいなお嫁さんを欲しいと一度は思うのではないでしょうか?
そのかわり怒らせると両手に持ったお玉でしばかれそうですがね(笑)