色々な異世界飛ばされる俺が現世の知識と新しく得た力でその世界の俺に憑依して全てをHAPPY☆ENDするぜ!!!!(+After)憑依が抜けた後の俺もやらかします★   作:仏のマスター

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 やっとミツヒデさんが…………
 


44話 ミツヒデ帰還 激怒乙女#

「フゥ……やっと城が見えてきたな」

 

 斉藤ムラサメをまいた後、そのまま小田原を離れ、私は帰って来た。昨日の内に鷹便を飛ばしていたので話はある程度進んでいることだろう。ただ……心配なのは皆が集まる=義昭様に群がる奴らがいる……ことだ。

 ヨシテル様や大和が上手く取りなしてくれていればいいのだが…………不安だ。

 

「……デ……ん」

 

「ん?」

 

「ミツ……さぁぁぁぁぁん!」

 

「えぇ!?」

 

「ミツヒデさぁぁぁぁぁん!!」

 

 物凄い速さで馬を走らせながらこちらへと近づく大和が、大きな声で叫びながらこちらへ向かってきます。

 

「トウ!」

 

「――ええぇぇぇぇ」

 

 手綱を離し、飛び上がって…………

 

「おかえりなさい! ミツヒデさん!」

 

 私の前に降り立って、満面の笑みで言う彼の後ろに、ブンブンと左右に振れる尻尾が見えるのは私の気のせいだろうか? 遅れてやってきた彼の馬が息を荒くして、まるで「勘弁してくれよ」と言わんばかりの表情で訴えかけているように見えるのも私の気のせいだろうか?

 

「あ、あぁ……ただいま」

 

「お疲れ様です! どこも怪我とかされてないですか?――やややっ、首にかすり傷ができてるじゃないですか!?」

 

「首?」

 

 言われて触ってみると、確かに薄くだが切り傷ができていることに気づく。恐らくムラサメからの不意打ちの時だろうか?

 

「ムラサメの不意打ちが当たっていたみたいだな」

 

「……おのれ、斉藤ムラサメ……ミツヒデさんに傷をつけるとは…………」

 

 心配してくれているのか? まぁ、今の今まで気づかなかったようなかすり傷なので、痕が残るようなことも無いだろうと思いながら大和の方を見て気づく。

 

「――ん? そういう大和の方があちこちに怪我をしているじゃないか!!」

 

 人にあれだけ無茶するなと言っていたくせに、自分は傷だらけじゃないか!? 一言文句を言ってやろうと、傷の確認をしようと大和に近づいたところで……

 

「え〜〜い! 近いわ!」

 

 突如として、大和と私の間にカシンが現れ、距離を取らされる。

 

「カシン、あなたどこから――って、あぁ〜そういえば今大和の影の中にいましたね――って、それよりも大和の怪我はどういうことですか!? あなたがついていながら」

 

「――うっ、これに関しては我は……」

 

「一昨日、運悪くオウガイに捕まってしまって一騎打ちをしたのと、その話を聞いたノブナガ様にも捕まってしまって……昨日…………」

 

 ノブナガ殿はともかく、オウガイと一騎打ちだと!? 大和の方が思いっ切り無茶してるじゃないか!! なぜそんなことになった? せめてカシンと二人で戦っていれば…………

 

「詳しく話を聞かせてもらおうか?…………#」

 

「「……はい」」

 




 ミツヒデさんお怒りモード

 や、大和君。早く姫のお怒りを鎮めるのじゃあ!!
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