色々な異世界飛ばされる俺が現世の知識と新しく得た力でその世界の俺に憑依して全てをHAPPY☆ENDするぜ!!!!(+After)憑依が抜けた後の俺もやらかします★   作:仏のマスター

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 書けました^_^;)次の52話が土曜までに書き上がるか微妙ですが、もしもの時は半分出来てるVol.3を上げます。勿論、間に合えばどっちも投稿しますけど★



51話 師弟対決……「弟子が師に敵うてか!」 「「弟子は師を超えていくものなのです!」」

「お、お師――『紫苑!!』――あぐっ!?」

 

 驚き、相手に気を取られてしまった紫苑に横なぎの一閃が入る……直ぐに援護に入った鬼灯の攻撃も躱し、再び距離を取る侵入者。

 

「忍たる者冷静であれと教えたはずじゃが、紫苑は相変わらず感情操作が苦手なようじゃの」

 

「お師匠様……何故」

 

 目の前に立つ侵入者……それは幼い頃から鬼灯たちを指導してきた師匠に当たる人物であった。

 

「任務に出たまま連絡が途絶え、調査に出た上忍まで殺害した抜け忍の裏切り者よ……最初見た時はまさかと思ったが……そんな二人を我が手で下せることを嬉しく思うぞ」

 

「待って下さい! 我々は任務中に洗脳されて、つい先日まで操られていたのです!」

 

 二人が予想した通り、抜け忍扱いで、裏切り者の烙印を押されていたことを知る……仕方がなかったとはいえ同族殺しは重罪である。

 

「洗脳……操られ……か。なるほど、じゃが戻るに戻れなくなり今に至ると?」

 

「そうなりますね」

 

「ならば里のものは儂が説得してやる。戻って来る気はあるか?」

 

「本当ですか!?」

 

 里に戻れる……その期待に紫苑は喜びの声をあげるが、師の次の言葉にそれは絶望へと変わる。

 

「だが、条件がある。感づいているとは思うが、儂が受けた今回の依頼は足利義昭の暗殺……里への忠義を誓うなら今ここでそやつを殺せ。さすればそやつの首と共に長を、里の者も説得してやる」

 

「義昭様を……殺……す?」

 

 激しく動揺する紫苑に対し、鬼灯はこうなることが分かっていたのか、一瞬考える素振りを見せた後、武器を取り構える。

 

「姉上?」

 

「たとえ里に戻れたとしても、罪を犯した私たちは以前と同じように過ごすことは無理でしょう……それに……今の私の主は義昭様です! 義昭様をお守りすることが我が使命! たとえ師であろうとここを通すわけにはいきません!!」

 

 姉の鬼灯に続き、紫苑も武器を構える。

 

「里への未練は捨てたつもりだったのに……確かに私はまだまだ未熟ですね……たが、義昭様を殺すなど認めない! この天使のようなお方を害するなどありえない! たとえ師であろうと撃退します!!」

 

「それがお前たちの答えか……ならば死ねぇぇぇぇぇ!!」

 

 師と弟子の攻防戦が始まる。二対一と数では有利であるものの、実力の差でそれを埋めてくる師の多彩な攻撃に、鬼灯と紫苑は押され気味になってしまう。

 

 

 

 

 侵入者に斬られた肩の痛みと恐怖で動けないでいる……これが実戦での痛みと恐怖……紫苑も同じように斬られ、血が出ているのに私を守るために戦ってくれている。

 剣術の腕もあがり、自信をつけていたけど、そんなのあっという間に崩れ去った……痛みと恐怖に動けないでいる自分を不甲斐なく思ってしまう。

 今の自分に出来ること……武器も無く、有っても足手まといにしかならない……なら僕に何が出来る?…………!!

 

「敵襲です!! であえ、であえー!!!!」

 

 今の僕が出せる最大の声で叫ぶ。今になって一番単純な行動を思い出す。何で助けを呼ばなかったのか? 斬られた恐怖で頭の中が真っ白になっていたのか……クソっ! 結局僕はまだ守られるだけなのか…………

 

 

 

 

「チィ、悠長にしている時間は無いようじゃの」

 

 二人を無視して、義昭に標的を変えた侵入者が襲いかかるが、鬼灯と紫苑が立ち塞がり、その攻撃を止める。

 

「…………潮時かのう。今回は引いてやる……じゃが、次は無いと思うことじゃな!」

 

「「何度来ようと、私達が義昭様を守ってみせる!!」」

 

 二人の表情を見て、侵入者である二人の師は軽く笑い、その場を後にした。

 

「…………フン。一端の顔ばしおって……良い主に出会えたようじゃの……」

 

 去り際の師の言葉は風に掻き消され、二人の下に届くことは無かった。

 

「義昭様! ご無事ですか!?」

 

 巡回兵を連れたコタロウが入ってくる。何とか敵を退けはできたものの、危なかった今回の一件であった。

 

「肩をやられましたが、何とか大丈夫です。鬼灯と紫苑をお願いします。彼女たちの方が重症です」

 

「三人を医務室へ! 残りの者は族に複数小隊で警戒、まだ近くにいる可能性もあるぞ!」

 

 各々が散らばり義昭たちは医務室に運ばれていく。

 

「義昭様……申し訳ございません……我々があと少し早く気づいていればその様なお怪我を…………」

 

「いいえ、城の中だからと気を緩めていた私も悪いのです。それにしてもさすがは二人のお師匠さんですね。城の警備を掻い潜り、単独あそこまで侵入してきたわけですから」

 

 運ばれる担架の上で沈み込む二人に努めて明るく話しかける義昭。そして二人の手を握って感謝の意を伝える。

 

「お二人の言葉、すごく嬉しかったです。まだまだ迷惑掛けちゃうかもですが、これからもよろしくお願いしますね! お二人の事が僕大好き(主従関係の意味で)になっちゃいました☆」

 

 言葉とともに笑顔で命の恩人である二人に語りかける。(以下察し)

 

「「ヨ――義昭サマァァァァァ!!――ブハッ!?」」

 

 盛大に鼻血を吹き出し、二人は昇天してしまいました……しかし二人の表情は幸福に満たされていたとやらやら。

 

「「…………(あぁ〜私は間違っていなかった……私はきっと義昭様にお仕えするために生まれてきたのだ…………)」」

 

 この時、鬼灯と紫苑の姉妹の心がシンクロしたように一つとなった。

 




 鬼灯と紫苑の最後のセリフ……何話で書いてましたか……?

 次は原作小田原征伐ラッシュに当たる部分にいきます(・∀・)上手く書ければ良いですが…………
 まぁ、まぁ、期待せずにお待ち下され(;´Д`)
 
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