色々な異世界飛ばされる俺が現世の知識と新しく得た力でその世界の俺に憑依して全てをHAPPY☆ENDするぜ!!!!(+After)憑依が抜けた後の俺もやらかします★ 作:仏のマスター
「フハハハハッ、力が……力がみなぎるぞ!」
「まさかそれだけの気を制御しきるとはな……術師としての資質はあったようじゃの」
正直、ただ暴れ回るだけの破壊の化身を相手にする方が楽かと思っておったのじゃが、仕方ないの。
【呪詛の勾玉】か……確かにかなりの気を宿しておったようで、感じる奴の力……我が来ておらねば全滅しておかしくなかったじゃろう。それに……大和の分も返してもらってなかったら、危うかったやもしれんな。
「ちょっと、あんた……カシンだっけ? ホントに大丈夫なの?」
「私達も援護を」
「消耗した今の主らではかえって足手まといじゃ。イエヤスが来るまでヨシテル同様、大和とドウセツとやらを守っておれ!」
完全体になったおかげで、気の総量も魔力も我が勝ってはいるものの、飲まれずに制御は出来るが、常に全力となるとまだ心もとない……我が滅してやりたがったが、イエヤスが来るまでに慣れるのには時間が足らぬだろうな。
「ふむ。人の身でありながら、それだけの存在になったことは褒めてやろう……じゃが、上には上がいる事を教えてやらんとな」
「? 何を言って……!?」
高笑う輝元であったが、そう言ったカシンが一時的に完全体のフルパワーを輝元に対してぶつける。
今ここで最強の完全体となった(と思った)自分を更に超える力を見せつけられ、輝元の顔は驚愕に染まる。
「何故だ、何故それだけの悪しき気に包まれて尚、平気でいられる? 完全体なのか? 何故世界を滅亡させようとしない? それにそもそもカシン! 何故我々を裏切った!」
「裏切った? フン。そもそも我を味方などと思うておらんかったじゃろうが……我にいいように世界を壊させて、その間に榛名を奪い、その力を制御した後、また我を封印し、世界を支配する予定であったのだろう? 主の正体も含め、殆ど大和から聞いているぞ」
叫ぶ輝元に対し、カシンは静かに語り、余裕を見せつける。
「何故、奴がその事を知っている? 何故だ……何故だ…………?」
頭を抱えたまま沈み込む輝元。つい先程まで強大な力を得た自身が世界を蹂躙していく未来を思い描いていたのに、今は負け戦の将と化した自分にどんな未来を見るのか……
「ハハハ……有川大和……またお前か……キサマだけは……キサマダケワァァァァア!!」
ヤケになった輝元はせめて大和だけでも道連れにと、その強大な力を惜しみなく大和に向けて撃ち放った。
「じゃから、させぬと言ったじゃろ!」
カシンが間に入り、もはや人外の力と力のぶつかり合いが始まる…………
一分…………ガクッ…………