色々な異世界飛ばされる俺が現世の知識と新しく得た力でその世界の俺に憑依して全てをHAPPY☆ENDするぜ!!!!(+After)憑依が抜けた後の俺もやらかします★   作:仏のマスター

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コロナという絶望の序曲に執筆意欲を失っておりました。

一つ、また一つと街から明かりが消えていく……明かりと共に命の灯火も一つ、また一つと……だけど、助けられる命があるならば私は助けたい。
偽善者と言われようが私は気にしない。私は最後まで足掻いてやる。一人でも多くの仲間と共に…………

とある方の言葉を頂き、今回前書きとさせて頂きました。今回の内容を書いてて良いなと思って。



挿章 とある科学の超電磁砲編 8〜10話
08話 とあるミサカの缶バッチ


 またどこかに飛ばされた。四回目ともなればもう慣れたものである。この学生服どこのだろう? この校章はどっかで見た覚えがあるんだけどなぁ……

 そんな事を思っていると、さっきまで静かだった場所が、いきなり紛争地帯に迷い込んだ様な銃声と破壊音が響き渡る場所へと変わった。

 

「なっ、なんだよ! なんだよ!」

 

 突然の事態に音のする方を見ると、白い煙が立ち昇っているのが見えた。しかも、徐々にだが音源がこっちに近づいてきているのは気のせいだろうか?

 

「これ、ヤバイやつだよね?」

 

 ここどこの世界? 俺、何ができるの? と元の有川大和の記憶を探り、何かないかと服のポケットに手を入れたところである物を掴み取る。

 

「……ソウルジェム」

 

 変身して戦えって事ですね! でもまどマギでこんな制服見た事無いんだが……と考えてふと気づく。

 

「あれっ、カシン? カシンさーん?」

 

 ついさっきまで側にあった存在が無くなっている事に気づき、呼びかけてみるが反応がない。

 

「俺だけ飛ばされたってことか……」

 

 そう確信して、近づく破壊音に危機感を覚え、取りあえず変身だけでもしておこうと思い、ソウルジェムを握り集中したところで、今までで一番大きな破壊音が鳴り響き、目の前に何かが飛んできて……

 

「ウヲップ!?」

 

 飛んできた何かに視界を奪われ、押し倒される形となった。視界を確保しようと顔の上にあるモノを持ち上げたところで目の前に血だらけの少女が現れた。

 

「ヒッ!?」

 

「…………あな……たは……?――!? 民間人が何故此処に!?」

 

 驚く少女の顔を見て、俺はやっとここが何処なのかを理解した。

 

 

 

 

「……ミサカ妹?」

 

「はい。ミサカはミサカですが――!!」

 

 ミサカ妹と確認できたところで、破壊音と共に一人の少年が姿を表す。

 

「み〜つけたぁ〜♪」

 

「ハッ!? アクセラレーター! いけません。民間人の侵入を確認。実験の……『聞こえねーなぁ!!』……中断……」

 

 アクセラレーターの能力によって飛ばされた鉄道車両が大和とミサカ妹の下に降ってくる。

 

 

 

 

「…………(せめてこの人だけでも)」

 

 既にボロボロの状態で、片足を無くした状態では回避は不可能と判断したミサカは、せめて目の前の民間人だけでも助かってほしいと思い彼を覆い被さる様に抱きしめた。

 

 

 

 

 血まみれのミサカ妹に鉄道車両って……ミサカ9982号かよ……ゲコ太バッチの子だよね。彼女が震えながらも俺を守ろうと自分の体を盾にしてくれている。

 アニメで見たけどこのシーンは衝撃だったからなぁ……まさかこの場面に飛ばされようとは。

 

「死なせない」

 

「エッ?」

 

 俺はギリギリ間に合った変身で手にした刀を抜き、腕だけの力で全力で振り抜き、刀と鉄道車両がぶつかり合った。

 

 

 




とある科学の超電磁砲編です。短編仕様で直ぐにまどか★マギカの世界に戻る予定です。まぁ戻ったところでもひと悶着ある予定ですが……(秘)

三作品同時に書いてて、ある程度考えてたストーリーのストックも無くなり、なかなか書き進まなくなったのもあって【真剣で布仏家長男に恋しなさい!】を打ち切り漫画の如く一気に最終話にもっていく事にしました。
この作品に関してはもう少し頑張ってみようと思います。

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