色々な異世界飛ばされる俺が現世の知識と新しく得た力でその世界の俺に憑依して全てをHAPPY☆ENDするぜ!!!!(+After)憑依が抜けた後の俺もやらかします★ 作:仏のマスター
五百と百年あとも愛してる 主と再会したその日から 我の地獄に音楽は絶えない
主がくり返し大人になって 何度も何度も遠くへ飛んで 見守る我が涙する我が くしゃくしゃになったとしても 主の名を歌うために ♪
「……んっ……ここは……」
時空を飛ぶ感覚から解放され意識を戻すと、まどマギ世界の有川大和の部屋のベッドの上に戻ってきた大和。
「今回はあっという間だったな」
時間にして十分程度でしょうか? 大和が【とある科学の超電磁砲】の世界に転移していた時間は。やる事やったら直ぐに戻され、その後その世界の大和が大変な事になっているのを彼は知らない。
『……んんっ……やま……と?』
大和のベットの横に座り、上半身をベットに突っ伏せていたカシンが起き上がる。その目は赤く染まり、先程まで泣いていたかの様です。
「あっ、ごめん。起こしちゃったかな?」
『――!? 大和ぉ!!』
大和とカシンの目が合うと同時にカシンは大和に抱き着き再び泣き出してしまった。
「えっ!? ちょっ――カシンさん?」
カシンの行動が、何故泣いているのか分からなかった大和はとりあえずカシンが落ち着くのを待って話を聞く事にした。
「落ち着きましたか? それでこうなった事情を説明してもらえると助かるんだけど……」
『ぐずっ……事情も何も朝起きて大和を起こそうとしたら主は息もしておらぬし、魂が抜き取られただの抜け殻の様な状態になっておったのじゃぞ!』
カシンの話を聞いて、そりゃ驚くわなと思ったが、その後のカシンの話を聞いていく内に俺は一つ大きな感違いをしていた事に気づき後悔する事になる。
『また……また独りになるのかと思ったのじゃ……やっと主に会えたのに……』
「また一人? どういう事?」
カシンの話で大和は自分の考えがあまりに浅はかだった事に気づいた。大和にとっては輝元戦後に現代に戻り直ぐの再会、そしてこれまでほんの数日の出来事である。その為、気楽にカシンに対応していたのもあったのである。
しかし……カシンにとって大和に再開するまでの時間はそんな気楽なものでは無く、約六百年……何度人生を生まれ変われるでしょうか? 何代先の子孫になるでしょうか?
そして、カシンにとって唯一の生きる希望であったのが大和なのである。
『一人……また一人と共に戦った仲間達は死んでゆき、我自身を認識できる人物も減っていった。五百年後……やっと生まれ変わった大和に再開した頃には卑弥呼の力を受け継ぐ一族の一部と少数の力を持った人にしか認識される事はなく、その大和はいつまで経っても過去に飛ばす、我を見ることも念話で話す事もできぬ全くの無能力者であった』
大和の心にズシリと重い何かがのしかかる……俯いたまま語り続けるカシンに掛ける言葉も浮かばず、ただその言葉を受け止める事しかできない。
『そして我は独りになった…………』
五百年の時を過ぎたところで我は孤独と絶望を味わった。
それからしばらくした後、大和はマサムネに似た女性と結婚し、娘を授かる。暫く何かをするわけでもなく守護霊として漂っていたが、ある日ふと視線を感じ、その先を見ると、大和の娘が我の方をジッと見ている事に気づいた。
久し振りに感じた人との接触……我は娘に近づきその小さな頭を撫でてやると、娘はキャッキャと笑いながら喜んだ。この笑顔に我は救われたのじゃろう。
それから落ちていた思考回路は戻り、我は考える事ができた。まず第一に考えたのは大和は何処にいるのかだ。目の前で嫁と娘を眺める大和ではない。共に戦い、我の知る戦国乙女の世界に転移してきた大和である。
『こことは違う異世界という事か?』
かつて大和が話してくれた戦国乙女がパチンコ・スロットの二次元の創作物だという世界……その世界に行けば……それからの我は時空を操る魔術を修得すべく、あらゆる試験を繰り返し、更に百年……ようやっと時空を飛ぶ術を完成させる事ができた。
六百年……会いたいと思う気持ちだけであなたは待てますか?
タイトル+前書きですが、パチンコも出てる某有名アニメから……分からない方は「アクエリオン OP」で検索してみて下さい。