色々な異世界飛ばされる俺が現世の知識と新しく得た力でその世界の俺に憑依して全てをHAPPY☆ENDするぜ!!!!(+After)憑依が抜けた後の俺もやらかします★ 作:仏のマスター
仕事が休みになりました~~ → 書きました~~ 笑
……コ・ロ・ス・#……こやつを生かしておけば何を言われるか分かったものではない。その上、我の計画まで知っているとなれば、尚の事口を封じなければなるまい。
それに我が戦国乙女の一人として生きるなど、戯れ言を……今更そん……な?
「な、何をしておるのじゃ!? はな――離さんか!!」
「離しません」
怒りで攻撃が単調になり過ぎた為か、簡単に懐に入り込まれてしもうた。そして、だ――抱きしめられたじゃと!?
「カシン殿……やはり私はあなたに一人の戦国乙女として生きてほしい。すぐに皆の輪にとけ込むのは難しいでしょうが、私も助力しますし、リキュウ殿やイエヤス殿の説得にも付き添います」
「…………」
「先ほども言いましたが、それまでは私ができる限り側にいて、あなたを守りましょう……あぁ――そういえば温泉も好きでしたよね? 事が済んだら皆で温泉旅行なんてどうですか!? かぼす浮かべてかぼす湯とか気持ち良さそうですよね?」
「……主は一体、どこまで我の事を知り尽くしておるのじゃ本当に……しかし、この悪しき気が我を纏い続ける限り、いつ我が世界滅亡へ動くやも分からぬのであるぞ?」
そう……今はまだこうして意識があるが、鬼灯と紫苑に集めさせておる人間……いや、生きとし生けるものの邪悪な念が集まった暁には……我は…………
「……はい。なのでその悪しき気の半分を私に受け渡して下さい。私もまだまだ未熟ながらもあなたに師事する一端の呪術師でもあります」
「はっ? 主は馬鹿か!? 人間がこの気を纏えばどうなるか分からぬでもあるまい。現に目の前に良い実例があるじゃろうが!」
「ふふっ、心配してくれるのですか? やはり、素のカシン殿なら一人の戦国乙女としてやっていけると思います。今の発言でも確信できました……」
こやつはバカなのか? アホなのか? しかも抱きついたまま我を離さず……悪しき気が強まれば今のこやつなど一瞬で……む? 先ほどから悪しき気が我を纏っておらず……なんじゃ、この感覚は……
「はっ!?――既に悪しき気を我から奪っておるな!」
「……あはは、バレましたか……こうして受け持ってみると、カシン殿やユウサイ様の気持ちが少し分かった様な気がします」
我の中の悪しき気が少しずつ薄くなっていくのを感じる……そして温かい何かに包まれていく感じ……それを何か心地よく感じ、全てをゆだねてしまいそうになる。
「どうなっても知らぬぞ」
「あなたを守ると言った時から、覚悟の上です……」
我を抱きしめていた手が動き……頭を撫でられた……なにか悪い気分ではない…………
「……ふん、この馬鹿者めが」
そして、我はその温かさに身をゆだねてしまった…………
正直…………キツい!! ユウサイ様はこれを全てご自身の中に封印しようとされたのか? さすがは師匠と言いましょうか……私の実力では半分でも厳しいです。
ん? カシン殿に乗っ取られていたのであれば、私の師匠はユウサイ様? カシン殿?――って、余計な事考えてたら制御が…………
「グッ……ガ、アッ…………!」
「悪しき気の力が暴走しておる……やはり無理じゃ、我に気を戻すガ……グッ、なんじゃ……我が思念が……」
カシンの体(ユウサイ)が光に包まれ、カシンの思念体がユウサイの体から弾き出される。
「やれやれ、あなたの弟子はまだまだの様ですねカシン……あと、いつまで私を抱きしめているつもりですか、大和殿?」
「ウッ――って、フギャア!?」
おぉ……ぅ、復活早々魔力弾を腹にぶち込むとかひどいですユウサイ様…………
「――ってユウサイ様!?」
「はい……本当ならば復活した暁には【滅びの雷】をぶち落として差し上げるつもりでしたが、そうはいっていられない状況のようですね」
やめて下さい、マジ死にます。それにあなたの追撃で更にやばい状態ですよ……
「はぁ……半分私に受け渡しなさい。四分の一であれば、今の大和殿の実力でも制御できるでしょう」
「すみ……ません。お願いし……ます」
「…………」
正直、半分は私には無理だった様です……素直にユウサイ様に半分受け渡した事で、私自身もなんとか制御でき、封印する事ができた。
ユウサイ様も全てではない為か、あっさりと制御し、封印されてしまった。
「さて、これからの事ですが……おや? どうやら少し騒がしくし過ぎたようですね」
意識をユウサイ様の目線の方へ向けると、駆け寄ってくる気配が二人……ヨシテル様とミツヒデさんの気配か? その二人が扉を開き、室内に入り込んできた。
一難去ればまた一難。少しは考える時間が欲しいよ~~などと思いながら新しい試練へと挑む私がいた…………
ここはとある喫茶店……今日も迷える子羊たちが癒やしを求めやってくる…………
「ここ一番の馳走を用意せよ」
その方は入ってくるなりそれだけを言って、カウンターに座られました。私は来られるだろうと予測して作っておいた一品を仏ブレンドと共に差し出し、横目にチラチラと見つめる事にしました。
「…………!!……!?」
コーヒーを飲んだ後、私が出したかぼすゼリー(果肉入り+ハチミツ入りでちょっと甘め設定)を食べたカシンさんは笑みを浮かべ、満足そうにペロリと平らげられました。
「…………んっ」
空になった器をこちらに差し出し、催促するような目で私を見つめてきます。あっ、おかわりですか? 意図は理解したものの、あえて私は気づかないフリをする事にしました。
「なんでしょうか?」
「……言わねばわからぬのか?――ってかなんじゃ、その生暖かい視線を止めよ」
「おっと、これは失礼を」
私はカシンさんから空の器を受け取り、新しい器に入ったかぼすゼリーを差し出しました。
「…………♪」
どうやら気に入った様子で……さて、そろそろ……と思ったところで来られた様ですね。
「マスター、参りましたわよ」
「私もね~~」
「……ヨシモトに……ヒデヨシ?」
さあ、本日のゲスト二人が来られましたよカシンさん。存分にいじら……かわいがられて下さい。
「この人が例のカシンさん? カシンだから~~カッシーで良いかな!? 私はヒデヨシだよ~~☆」
「――カッ、カッシー!?」
「この方が私のイエヤスさんの敵…………だったカシンさんなのですねマスター?」
「はい」
事前に二人にはカシンさんの現状を伝えています。なので始め見定める様な視線だったヨシモト様も、今はまるで獲物を見つけた鷹の様な視線へと変わっています。
「なるほど確かに……この方はイエヤスさんにも匹敵する逸材ですわぁ~~★」
「…………!?!?」
訳が変わらないといったところでしょうか? 助けを求める視線を向けてくるカシンさんですが……あきらめて下さい。こうなったヨシモト様は止められません…………
「ささっ、早速お着替えさせたいですわぁ~~ヒデヨシさん、助手しっかり頼みますわね★」
「はいは~い♪さっ、カッシーいっくよ~~」
そうしてカシン……いやカッシーは奥の小部屋へと連れて行かれましたとさ。
「は~な~せ~~!!!!」