色々な異世界飛ばされる俺が現世の知識と新しく得た力でその世界の俺に憑依して全てをHAPPY☆ENDするぜ!!!!(+After)憑依が抜けた後の俺もやらかします★ 作:仏のマスター
「ん……んんっ?……」
目覚めると、知ってる天井だ。アパートの自分の部屋に居る事に気づく。そして…………
『目覚めたようじゃの』
俺の顔を覗き込むように上にカシンの顔が……えっ? 今の俺の状態ってカシンに膝枕されて、頭撫でられてる!? いつの間に――ってか俺何してたっけ? 確かまどマギ世界に飛ばされて…………
『ふふっ、何が何だか分からんといった状況みたいじゃの?』
「うん」
はい、全く分かりません。解説を求めようと起き上がろうとしたらカシンに頭を抑えられ、再びカシンの膝に戻される。
『別にこのままでも良かろう? 我はやっと大和と二人きりになれたこの時を楽しんでおるのじゃ』
「いや、何か恥ずかしいというか何というか……」
『今更何を恥ずかしがる? 我は大和が赤ん坊の頃からずっと見てきておるのじゃぞ。あぁ、まぁそれは500年後の大和の話か』
戦国乙女世界の俺……ドンマイ。まぁ、とりあえずは眠っていた間に何があったか確認しないとな。
「俺どれくらい意識失っていたの?」
『ざっと三時間くらいと思うぞ。こっちに戻ってからは二時間くらいか』
つまりは二時間程、俺はカシンに膝枕されてた訳ですね。
『やっと二人きりじゃの』
「向こうの世界で最後の一時間何があったか教えてもらえる?」
『もう死ぬまで大和を離さんからな』
「皆無事にハッピーエンドに成れたのかな?」
「『…………』」
俺の頭に手を置いたままプルプルと震えだすカシンさん……あっ、これはヤバイかな……と思ったところで……
『……大和!!』
まずい。カシンさんを怒らせてしまったようだ。
『我が折角ムードある雰囲気に持っていこうとしておるのに酷くないかのぅ!?』
「それは……ねっ、色々と気になるというか……はい」
『……分かった。やはり大和には一度我の恐ろしさを身体に分からせてやる必要があるようじゃの』
そこからカシンの行動は早かったんだよ……
ガガッ……
『伊達に何百年も生きて来た訳でない事を、その身を持って味わうが――ガガッ――』
「カシンさ――ンンッ!?」……ガガガ
『いただきま――Pーーーー』
Rー18規制が入りま……せんでした。
「止めてカシン! 私にはミツヒデという大切な人が!!」
『この期に及んでまだミツヒデか!』
あと一歩でR規制ものの小説になりかけたところで大和がミツヒデの名を呼んだ事で、大和のズボンのボタンに掛かっていたカシンの手がピタリと止まる。そして俯いたまま動かなくなったカシン。
大和が流石に心配になり下から覗き込むと…………
『600年……主を想い続けても、我の気持ちは未だ届かぬというのか?』
カシンは瞳に涙を貯めて泣いていた。
「カシン……」
『どうすれば大和は我に振り向いてくれるのじゃ? このままじゃ失意のあまりこの世界を滅亡させてしまいそうじゃ……』
「ちょっ、カシンさん!?」
ホントはそこまでは思っていないであろう……ですよね? カシンの爆弾発言に大和も遂に思いの丈を暴露してしまう。
「お、俺はカシンの事も大好きなの! だけどミツヒデの事も裏切れない! そう、だから……あぁ〜なんて言ったらいいのか!?」
『……ホントか?』
涙目のカシンが上目遣いに大和を見る。ズキューン♡
「そうだよ!」
『我の事が好き?』
「大好きだよ!」
『愛してる?』
「あっ……あい、愛して……る!」
遂に言ってしまった大和。現代日本では一夫一妻制であるが為、ミツヒデ中心で考えてしまい他を振ってしまった大和であったが、カシンの想いには遂に枷が外れたのか言ってしまったのだった。
『…………フッ、フハハハハッ! 遂に言質は取ったぞ★』
さっき迄泣いていたのが嘘のようにカシンはニヤリと笑い、大和へと抱き着く。
『これで安心して元の世界に戻る事ができるわい!』
「…………」
最早脳内で処理が追いつかない大和を置いて、カシンはその喜びを身体全体で表現していた。
『そうと決まれば……いや、流石にその格好ではマズイか。大和、着替えたら早速とぶぞ!』
先のカシンの襲撃で大和のシャツは破け、肌が露わになってしまっている。
「……展開早すぎ! 一息入れさせて…………」
『むぅ……そうじゃ。我は先に報告すべきとこがあるでな、そこに行ってくるから、その間に着替えて考えをまとめておくが良い!』
そしてカシンは大和の返事を聞くまでもなくゲートを開き、どこかへととんで行った。
カシンが向かった先……感の良い人は分かりますかな?