色々な異世界飛ばされる俺が現世の知識と新しく得た力でその世界の俺に憑依して全てをHAPPY☆ENDするぜ!!!!(+After)憑依が抜けた後の俺もやらかします★ 作:仏のマスター
杏子にライバル出現!?
「ここが地区予選の会場かぁ」
今日は杏子と隣町の群馬県予選の会場に来ている。ダブルスの予選と、杏子の個人戦の予選の為にだ。
因みに俺は前回ベスト8以上に入っている為、シード選手扱いで本戦からの参加で、群馬県からは優勝者が本戦の東京関東地区会場※に参加出来る。
※全国通信対戦可能の為、一ヶ所に集まるわけではなく全国六ヶ所で本戦トーナメントは行われます。そして金、銀、銅の上位三名が表彰式の為、ゲーム制作会社の本社に招かれ、トロフィーと副賞を受け取ります。
ベスト8は入賞の書状と次回のシード権のみといった形式です。因みに各県ごとの人口数に応じて本戦出場者数も変わってきます。
「杏子なら予選突破できる! 見た感じ知ってる奴は居な――『あっ、アンタ! 有川大和じゃん』――んっ?」
振り返ると、黒髪を杏子と同じ様にポニーテールにした眼鏡の女の子が立っていた。
「んっ? 大和、知り合いか?」
「……あっ! 去年準々決勝を掛けてバトった……あっ、名前知らないや。群馬県だったんだ」
「そうだよ。あぁ〜アタイは【黒姫】こと黒田葵、年は15さ。アンタに負けてシード落ちしたせいでまた予選会からさ」
「シード……ってことは一昨年はベスト8だったから予選会に居なかったんだ(……年上か)」
「……居たわよ! 解説席に!」
「あっ、ごめんなさい」
まさかの強敵現るってやつですね、はい。しかしそうなると二人が予選突破一名の枠争いになりそうだ。彼女も更に実力を付けてきてるだろうしな。
「そんで、同じ群馬県民だし、LINE聞いてたまに練習相手してもらおうかと思ったのに、アンタ大会終わったら直ぐに居なくなるんだもん。相性良かったら今回からのダブルスにも誘うつもりだったのに…………(やっぱこの子顔可愛いなぁ♡)」
「あぁ〜その日家に妹一人だったから、直ぐに帰っちゃったんですよね」
ピクッ?
「……そいつが大和が女子最強って言ってた奴か?」
二人で話してると、杏子が不意に会話に混ざってくる……あれ? 何か怒ってる?
「だね」
「ん? そっちのは新顔だね?(誰?この女)」
「あぁ、この子は今回俺のダブルスのペアで、今はこの子の個人戦の応援に来てたわけです」
「ふ〜ん……強いの?(――大和君のペア!?)」
「【赤毛のアン】って言えば分かってくれます?」
「!? へぇ〜アンタが…………」
「…………(イライラ#イライラ#)」
黒田さんが杏子の全身を見た後、視線がぶつかった二人の間に熱い火花が飛び散っているように見えるのは気のせいかな? 実質この予選会決勝が最強女子を掛けた対決になるかもしれない……まぁ、まだ分からないけど。
「大和の相手はアタシで間に合ってるんで。あと女子最強の名は今日からアタシが貰ってくんで安心して引退してもらって良いですよ?」
「へぇ〜言うじゃない? ならアンタをブチ倒して明日からはアタイが大和君の練習相手する事にすっから」
「んなっ!? 勝手な事言ってんじゃねーよ!」
あれっ? 何かヤバい状況!? 杏子と黒田さんが取っ組み合いを始めようとしている。
「ストップ、ストーップ!!」
二人の間に入って、何とか距離を取らせた。本戦出場の前に別の争いが始まろうかとしている……無事にこの予選会を終える事ができるだろうか…………
新規登場人物紹介。
黒田葵 ゲーマー名【黒姫】 15歳の高校一年生。
黒髪ポニーテールの眼鏡。外見は昔の女番長みたいな感じで口調もそれに近いものがあるが、心根は姉御肌の優しい女の子で、実はカワイイもの(男の子も!?)が大好きな乙女でもある。
前回大会で群馬県代表として出てきた大和にビビビッと感じるモノがあり、本戦トーナメントで負けてから大和を視線で追うようになる。
大会終了後、LINEを聞こうと大和を探したが出会えず、実は大会後に何度か大和と杏子が本拠地にしているゲーセンに足を運んだが、こちらでも大和とはタイミングが合わず会えなかった。
それ以降は大和にリベンジを果たすべく練習にあけくれていたらしい。
因みに今回は個人戦のみで、ダブルスには出場していない。